芸能花舞台 伝説の至芸・大川橋蔵(2001年)
2010年02月14日 (日) | 編集 |
今回のエントリーは、エミ様から番組映像を拝見させていただきましたものを基に感想を書かせていただきます。
エミ様、改めてこのたびはありがとうございました。
(こんな拙い感想文でございますが^^;尚、感想文を書くことにつきましては、ご提供下さったエミ様のご了解をいただいております)。

放送日はNHKアーカイブスの検索で調べましたところ、2001年6月23日に放送されたもののようですね。
橋蔵さんの踊りを堪能できて、熊猫屋大コーフン。
あの繊細な指先の動きとか、じっくり堪能。目を皿のようにしておりましたw

演目は義太夫の「海女」と「蝶の道行」でした。
「海女」はいつ踊られたものか分かりませんでしたが、「蝶の道行」昭和51年の12月歌舞伎座のですかね?昭和50年の芸能生活40周年記念公演の大阪新歌舞伎座時のとどっちかな?と思ったのですが、葛西アナが51年とおっしゃったので歌舞伎座のかな?と。

「海女」を観ていて思ったのですが、橋蔵さんの踊りって可憐ですよね。
可愛いんだこれがっ(笑)。
映像では一人で踊られてましたが、熊猫屋は橋蔵さんが踊っておられるときの手の仕草や動きが好きなんですよね。
指先まで行き届いていて、柔軟性のある動きが。
小道具の紐の扱いから、ちょっと屈む仕草なり、早着替えの細かいとことかも。

「蝶の道行」は藤間紫さんと踊られていて、橋蔵さんのお役は助国。
紫さんとの踊りは安心して観ることができますよね^^
まさにお題目とおりに蝶のように舞うお二人を堪能。

ゲストが藤間紫さんだったのですが、その言葉にいちいち
「うん、うん」と頷く熊猫屋。
「たまに会うと踊りの話ばっかりしましてね。役者と舞踊家を両立させたかったようですよ。」とか、お稽古をきちっとしていらしたとか、
「女役やるとサラッとしているのですけど、男役をやると凄く色っぽいんですよ」とか。
男役で凄い色っぽいっていうのは・・・・「蝶の道行」を観ていて感じたのですが、橋蔵さんの動きって雄々しい感じではなくて、繊細で柔らかいですよね。
手首の返しから、時代劇でも流麗だなーって思うことがよくあるけど、踊りだと尚のこと顕著に見えるのですよね。
そのせいもあるのかなぁ?(素人の私見ですけど(笑))

その他藤間紫さんのお言葉を聞いていると、ほんっとーに踊りがお好きだったんだなぁ~と改めて(T_T)
「歌舞伎俳優という誇りがありましたから、それは最後まで押し通したかったらしいですね。だから舞踊も歌舞伎でやるような舞踊。苦しくてもそれを挑戦するという」
「一番一年のうちに舞台をするのがあの方の生きがいだった」
続いて更に藤間紫さん、
「(橋蔵さんの)足がね、すごくきれいなんですよ。背が(女形として)あのくらい高いと、下半身が何となく締まんなくなるものなのですけど、橋蔵さんはそれが無いし、藤娘やっても何しても、本当に綺麗ですよ身体の線が」
足がきれ~なのは、銭形平次フリーク諸氏も御存じですよねっ!(笑)。晩年の平次観ても足が引き締まってスッとしてましたもん!あれで50代?マジですか?と。

舞踊二曲の他に、短~~い断片ですが色々な演目の「女形」がっっ(うひょ~♪)
「京鹿子娘道成寺」の白拍子花子(年代は推測だけど昭和44年?)、
「傾城音羽獅子」の傾城(艶っぽ~いっ!昭和49年?)、
「藤娘」と「手習子」は娘さんらしくて可愛い~♪
そして「鏡獅子」!!(昭和50年のかしら?獅子の精。キリッとしてかっこええっ!)

早世されたことについて藤間紫さんのお言葉に泣けた(T_T)
「私たちからは、急に消えてしまったような気がするんです。
だから少しでも橋蔵さんをみなさんに忘れていただきたくないし、橋蔵さんを今まで知らない人は、橋蔵さんはこういう人だってわかって欲しいと思いますので、私はこういう橋蔵さんを何か偲んでみたり、語ったりするようなチャンスが欲しいと思ったりするのですよね」


まさにそうなんですよね。
特にリアルタイムに映画を観ていらっしゃった世代の方々は御高齢になられてきてますし、
銭形平次リアルタイム世代も下の年齢でも中年の域になろうとし、
頼みの綱はテレビの再放送という現状。
上記のようにおっしゃって下さった紫さんも昨年鬼籍に入られましたが、
知る者、あるいは好きな人は(私達のような一般のファンも)ちょっとずつでも橋蔵さんのことを話題に出すのが後につながるのかな・・・・と思ったりもします(なるべく大勢の方が)。

こんな橋蔵さんファンのド素人で若造の私でも、ちょっとでも魅力が伝われば良いと思ってはおりますが・・・・何分、一介のド素人なので砂の中の一粒なんですけどね。文章下手でいつもいつも申し訳ないのですが。
^^;

本当に、今回は踊りといい、藤間紫さんのお言葉といい、
良いものを拝見させていただきました。
何か、ちょっと今回また熱いものがたぎってきましたわ。
エミ様、改めてありがとうございました!

 久しぶりに「歌舞伎on the web」進化していた(笑)
2010年01月26日 (火) | 編集 |
以前、橋蔵さんの歌舞伎俳優だったという証(あかし)がきちっと載ってますよ!と
感涙で御紹介した
歌舞伎 on the web」ですが、久々に見ると更に整ってました。

橋蔵さんなんて前より更に非常~っに探しやすいです。
何せ、「歌舞伎俳優名鑑 想い出の名優篇」の「姓から探す」で「大川」をクリックするだけでダイレクト
(笑・「戦後」が対象なので、一発でヒットします)
プロフィール写真も三枚のうち二枚は映画俳優転向後の舞台写真ですよね^^


出演舞台の検索では、1982年12月の歌舞伎座まで掲載されてるようですね
(「戦後」対象なので、最初は1945年の銀座復興の帝国劇場から)
映像に転向後の舞台は「歌舞伎座」だけ網羅されてるみたい。
(御園座や明治座、新歌舞伎座も入れていただけたらなぁ~♪)


あ、ちなみに萬屋錦之介さんも「萬屋」の方で探せば橋蔵さんと同じく
楽~に探せます(萬屋はお一人ですから!)
中村錦之助の方だと、現在二世の方がおられますので、萬屋の方が検索が楽。
ただし、出演公演を検索する場合は錦之介さんは
「 別の芸名を名乗っていた時点の公演を含める 」に必ずクリック入れてみてくださいね^^

ちなみに熊猫屋が検索してみたところ、公演数は
橋蔵さん250件、錦之介さん171件、
余談で市川雷蔵さん90件、長谷川一夫さん30件など。
東映の御大名ではヒットせずでした。
気になる歌舞伎出身俳優さんがいるときは、是非おためしあれ♪
 「歌舞伎 on the web」(橋蔵さんファンも必見です)。
2009年07月06日 (月) | 編集 |
社団法人日本俳優協会と社団法人伝統歌舞伎保存会が共同で、
歌舞伎の公式HPを作ったようですよ。

「歌舞伎 on the web」→これ
というサイトで、現在β版ということは本開通はまだということなんでしょうが、
なかなか使えますですよ。
これからの充実に期待。

で、このサイトなのですが、橋蔵さんの名前もちゃんとありますですよ。
戦後、歌舞伎の舞台に立っていた方なら入ってそうです。
橋蔵さんの名前検索ですが、

その1:トップページの「歌舞伎俳優名鑑 想い出の名優篇」をクリック→「姓」から探す欄で橋蔵さんにダイレクトにいきます(笑)。プロフィールを見ることができますよ
(なかなか良い紹介文です。舞台写真も3枚あります^^)

その2:トップページの「戦後の歌舞伎公演データベース」をクリック→「出演俳優名で検索する」をクリック→「姓」と「名」だけ入力して検索(「代」は入れなくても初世は三世菊五郎丈なので、ダイレクトで橋蔵さんしか出ませんです。「姓」だけ入力でも実は橋蔵さんしか出てきません(笑))。
ここで感涙なのが、時代劇に転向後の歌舞伎座などの舞台も反映されてるのですよ(一部欠けてますけど)。
・・・・確かに歌舞伎役者だったという証もこのサイトできちんと出てるようで、嬉しいです
(T_T)るる~

「戦後舞台」の反映なので、橋蔵さんの記録は、かの「銀座復興」と称された昭和20年11月の帝国劇場、六代目の「鏡獅子」ですよ、やはり♪
(配役もデータ化されていて、役者名にはリンクがついているので調べ物に便利だなぁ^^)
橋蔵さんは現・七世中村芝翫丈(当時は七世福助)と胡蝶を務めていらっしゃることがこのデータでもはっきり見ることができます。

ファンの方は是非一度見てみてくださいね^^V



テーマ:伝統芸能
ジャンル:学問・文化・芸術
 保名って。
2009年06月14日 (日) | 編集 |
20090614223211
写真は、昭和24年に改造社から出た六代目の写真集を元に、33回忌追善記念で、歌舞伎座編集部が特に舞踊を抜粋して縮刷した非売品冊子です(昭和56年)
元の改造社の写真集はとんでも古書価格で今や手も出ませんが、これはそんなわけで確か文庫本買うくらいの……(笑)

鮮明な写真ではないのですが、結構な数の写真と解説つきで、眼福でした
何か「橋蔵さんを辿るには背景の六代目を辿れ」て感じまして、こうして鋭意脱線中です(笑)

六代目の写真て、むちゃくちゃ凛々しい立役から、たおやかな女形まで雰囲気がこれでもか!と役によって違いますね
なんだかわからないけど凄い!(笑・えぇ所詮知識ゼロの若葉マークですから)と思いました

「保名」の今の形は六代目によって確立されたものだったのですね、初めて知りました
物狂う男を表現かぁ……

映画「恋や恋なすな恋」の橋蔵さんの保名、
狂うてましたよね
その目の先には何を見ていたのでしょうか……?
 徹子の部屋classic@橋蔵さん
2009年04月26日 (日) | 編集 |
テレ朝チャンネルにて今日放送された
橋蔵さん出演の
「徹子の部屋classic」を見ましたよ
1977年だそうで
普段の話口調を拝んだのは「ちゃんばらグラフィティー斬る」以来……だが、素顔で話すのを観たのは初かな?

映像がちと荒いのはご愛嬌か(時専の平次はニュープリントにしてあるから、映像が綺麗なんだね)
徹子さん、歌舞伎役者時代の橋蔵さんを何度も観ているなんてうらやましいっっ!(笑)
やはし六代目のことや、連続カツ丼の話(笑)、芸名の由来などおなじみの話がご本人の口から出ましたね
東映が、映画スターの橋蔵さんを、なかなかテレビに出演させなかったことも出ました(一回フジの平次の話を東映が断っていたとは)

話の内容はファンが知るところのものですが、
素顔の橋蔵さん、やっぱり素は割に普通の顔立ちながらも鼻筋のとおりが非常に良いですね~
というか、顔の下半分のパーツがいいんで、目や眉のポイントメイクであんな超絶男前になるんだなーと改めて確信致しました(笑)

それに、やっぱり声いいですよね
「ひく」を「しく」となるなど、根っこから江戸っ子でいらっしゃいますね
平次を演じる時の所作や言葉遣いがはまっているのも、一つに素から江戸っ子だからなのねぇ~としみじみ

橋蔵さんの人格形成は複雑な生い立ちと、厳しい歌舞伎修行(しかも六代目のもと)の土台にたぶんに影響されているのだなぁ………と
再確認の徹子の部屋classicでした

(ほんとマメな方ですよね橋蔵さんて(笑))