映画「 復讐侠艶録」(1956年・東映)
2013年12月02日 (月) | 編集 |
やっときました!東映chでこの作品が。
待った・・・待ったよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。うれし泣き

橋蔵さんが女装っていう言い方も変だけど、そういうのは
「雪之丞変化」とこの作品だけです@映画
デビューして日が浅い時期なので(10本目だけど、デビューが前年の12月なので)
初々しい雰囲気がまだあるかしらぁ?(´▽`*)

(あらすじ)※東映chより
大友柳太朗、大川橋蔵が競演する痛快娯楽時代劇。
徳川十代、老中田沼の悪政に反抗する若き群像を描く一篇。徳川十代家治の世。老中・田沼意次は水戸家失脚を企み、勤皇の先覚者・山県大弐を捕らえ、水戸家の家臣が連名する“入門控”を奪う。
江戸では、主君水戸中納言の危急を救うため“入門控”を奪おうとする浪人・越坂玄次郎、表向は柳橋の口入屋女将で実は女義賊であるお才と、女装をしその名も錦と変えた大弐の息子・大八が田沼を狙っていた。


(感想等)
キャストのトップクレジットが大友柳太朗さん(越坂玄次郎役)なので、
カテゴリー大友さんにすべきかなぁとも思ったのですが、
とりあえず橋蔵さんカテにつっこんでおきます。
大友さんとの共演は本作が二本目(デビュー作の「笛吹若武者」が最初)。

十代将軍・家治の治世、勤皇の山県大弐が捕えられます。
老中・田沼意次(進藤英太郎さん)は山県に遺児がいることが知るも、
やせ浪人に何ができると放っておき、入手した山県に追随する者たちの入門控がありつつも、
しばらく様子見で泳がすことにします。
(山県の遺児・大八は幕府に追われまする)


大八(橋蔵さん)は、「錦(にしき)」という名前で女に化けていた。

田沼の不正蓄財すごすw大判小判ザクザク、お宝満載、それをおさめた金色堂まで寄贈品( ̄Д ̄;)


大八は黒装束で仲間達と田沼邸に押し入るも、
気配を感じた田沼によりその時は失敗。

一方、田沼に賄賂を贈ってないのは水戸藩のみとなるが、
当主は絶対屈服しないと心に決めており、
家臣の越坂(大友さん)は妹を田沼邸に密かに派遣して様子を見させていた。

三日月お才(日高澄子さん)のところに、凌雲院(寺)から寺小姓斡旋の依頼がきて、
田沼ともつながりのある凌雲院となると、田沼に近付くチャンス!ということで、
錦(大八)にお才は話をもちかける。

真昼間からへべれけな侍たちに絡まれた錦とお才。
それを助けたのは越坂だった。
(大友さんの殺陣~♪)

寺小姓(この映画での設定は、寺小姓は女が化けてやるものとされてる)として凌雲院に入ることに成功した錦。
(橋蔵さんすげぇ・・・さすが歌舞伎女形出身だわ。歩き方、手の遣い方、声の出し方、物腰といい、
この映画は「雪之丞変化」より難しい、文字通り女に化けるのを見事やっておりますぇ)

田沼邸に押し入った時、女中で忍んでる越坂の妹を助けていて、
勘付かれそうになるも、そこは回避する錦。
エロ田沼に気に入られて、錦は田沼の屋敷に召抱えられることに
(!!ここで┌(┌ ^o^)┐←を連想してはなりませぬ!・笑)

山県への入門控を探している越坂の妹。
再び田沼邸にて黒装束で忍んでいた大八と彼女が遭遇し、
越坂の思惑を大八は知るも、自分のことは彼女には明かさなかった。

田沼邸で宴が催されている中、大八の仲間お才らは田沼の金色堂の不正蓄財を盗み出すことに成功、
邸外で越坂に遭遇してしまうも、越坂はそのまま見送る。

宴では、艶やか~♪な着物を着た錦が田沼をご接待。
錦にデレデレの田沼ですが、田沼は錦を「女」と思っているので、
決してBLぢゃなくてよ!(笑)
錦に愛を示すために、宴に呼ばれて芸を披露した美女を斬らせようとする田沼(ひでぇ)。
危機一髪のところ、美女を助けたのは越坂!そしてお才!

更に、金色堂が荒されていることにやっと気づき、
田沼は町奉行を出動させる。

お才と美女=おかんは、越坂の仮宅にかくまわれたが、
美女の方が身売りされた身なので帰るところがない。
そこで、身の振り方が確定するまで越坂の元にいることになった。
・・・・で、お才は越坂に惚れた様子wその後足しげく通う。
けど、おかんが越坂が好きだということを知ったお才は・・・・

越坂が食べ物に窮していた男の子を助けたが、彼はおかんの弟であった
(越坂と男の子が飯屋にいたとき、後ろに町方が・・・・で、バレた!!)

文江=越坂の妹が盗み聞きしていたのが田沼にバレ、
更に錦が男であることも以前からバレていた!ピンチっ!!


が、将軍嫡子の家基への田沼のご接待の席で踊る腰元の中に文江を見染めた家基は、
文江を連れ帰ってしまった(田沼は渋々というところ。なんで牢に入れておかなかった?)
錦も自力で天井裏から脱出成功した。

ここでやっと越坂と大八(=錦)の正式なご対面、正体あかしですよ。
二人とも、打倒田沼の志は同じだったのだ。

家基に手篭めにされそうになった文江を越坂らが助けたけど、
あらあら、こんな場所で、しかも兄上の目の前で大八と文江・・・・いちゃついてんぢゃないよっ!(笑)

捕方が包囲網を張り巡らしていたので家には帰れず、
築地の甲比丹(カピタン)屋敷へと船を出す。
治外法権で公儀も入れない場所なので、身をかくまってもらうには絶好の場所だからだ。

「いままで大切に持っていたんです、御守りだと思ってね」
こう大八に言われて以前落とした簪を見て、頬をそめる文江。
・・・・本日の乙女向けほんわかタイム(笑)

水戸当主に田沼の密貿易の陰謀を明かす越坂。
時が・・・・来た!!

田沼邸に越坂と大八が押し入り、やっと懸案の入門控を取り戻す。
(大八・・・・その仕掛け棚の仕組みいつ知った???)
本日最大の二人による大殺陣大会~♪


オランダ甲比丹が長崎よりやってきた。
二日目は田沼邸で接待の宴。
入門控はもうないが、これからの密貿易でガッポガッポぢゃ!ともう既に首を別方向に向けている様子
(おいおいおい)


狐の嫁入りと称して、面をかぶった一堂による花嫁行列が宴の席に。
見事な舞の後、花嫁ご寮が駕篭から出てきた。
てっきり、あの京人形=おかんかと思えば、その白無垢は大八だった!!
白無垢を脱ぎ、侍姿で田沼の目の前に出る大八!!
(甲比丹屋敷の主も一堂に加担してくれてたのねぇ)
大立ち回りをするも大八危機一髪!!のところに「上意」の声が。

それは越坂だった。
公儀大目付の身分でもってやってきたのだ。
私服を肥やし、国禁を犯した罪で田沼に切腹を申しつけたのだ。
田沼は越坂に斬りつけようとするも、大八が田沼を斬り付けた!!!
悪は滅びるのぢゃ~

越坂「大八どの、これからは拙者のこと兄上と呼んでもらわねばなりませぬな」
・・・・兄公認・・・・!!!キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!


ラストは大団円でござりました

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一瞬邪な路線に行くかハラハラしましたが(おいおいおい)、
そうはならじでよかった!!(笑)
娯楽要素たっぷりの作品ですが、こりゃ女性向けかなと思いましたよ。
橋蔵さんの女っぷり、最初はあまり化粧を際立たせないメイクなので、
見えるかな?と思ったのですが、
これがも~仕草がたおやかなのよ!
柔らかい手先や裾捌き、腰の落とし方といい、すげぇ・・・・と魅入ってしまいました。
身体全体で女を表現してるのですよ。
さすが、歌舞伎時代も若手の人気女形の一人だったこたぁあるわ。
仕草が麗しいったらない!
「雪之丞変化」は女形を演じる作品でしたが、これは女に化ける作品でもあったので、
より橋蔵さんの女仕草の巧さを堪能できますですよ。

大友さんとの絶妙なコンビネーションも堪能できるし、
大友さんの豪快殺陣もこの作品でも愛でることができるわ、
ラブ要素もありーの、最後の狐の嫁入り行列の壮観さといい、
なかなか面白い娯楽時代劇でございました。
色々な意味でうっとりもんですよ♪




テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「紅顔の密使」(1959年・東映)
2013年11月10日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

千葉省三原作の「陸奥の嵐」を、加藤泰監督が大川橋蔵を主演に迎えて映画化。
時は平安、陸奥一角に蜂起した悪路王率いる反乱軍が都に迫ろうとしていた。
平和国家建設を始めた大和朝廷はこれを鎮圧するため、小田の武磨を密使として派遣する。
指名を受けた武麿は旅の浪人に変装して敵陣に潜行し、秘策をめぐらして反乱軍を殲滅する。
広野で展開する合戦シーンは、外国の戦争スペクタクルを思わせるほどのダイナミックさで見ごたえ十分。

(感想等)

久しぶりの感想記録なんで、リハビリかねてさらっと。
橋蔵さんの1959年主演作品で、監督は加藤泰さんです。
平安時代設定ですが、何となく無国籍風もほんのり漂った作りですよね。
安定の吉田義男さんがまたそれに拍車をw(今回も敵役ですが、あのスキンヘッドに耳に大ぶりの輪っかの耳飾りしているもんで、どこの時代の方かと!)

本作はそれほど捻りがあるとか、特筆するような部分が無い、
正直言ってオーソドックスな作りなのですが、
序盤近くの田崎潤さん(敵役の赤鷲)と橋蔵さん(小田の武麿)との鎌を使って投げるゲームシーンとか、
ラストの投石や火計、弓などなどなどの合戦シーンが見どころですかね。
当時の時代劇映画産業の羽振りの良さをここでも見よ!っていうか、
あいかわらずのこういう場面の東映の人海戦術のドーン!と投入のとこは見ていて気持ちが良いです。

それにしても小田の武麿さま、序盤段階で関所を通れず難儀していた狭霧(一條由美さん)を、
自分は(密使として)通行手形を持っているんで一緒に通りますけれど、
密使としての役割があるのなら尚のこと、
彼女を危険な目に合わせるやもしれず(実際の後でそうなってますがw)
ましてや素性も最初は分からなかった女性を情で自分の権限使ってまで通していいんか!と
かな~りモヤっとしましたが(笑)、
物語進行上必要だし、ラブ要素もいるからのぅ・・・・。

敵方に夜叉姫(故里やよいさん)という女がいて、
彼女は真っ先に武麿が密使だと気づいた勘の良い人ですが、
物語中盤で谷底に落ちそうになったところを武麿に助けてもらってからというもの、
なんとなくキャラがヤンデレ化したような(笑)
よくあるやつで、助けてもらって心に灯が灯り、最後は死の間際で心情が相手にちっと伝わるような。

ラストの戦闘シーンですが、油を掘り出すことができれば敵に逆転勝ちできるぞーということで、
武麿さま中心で立てこもったお城の敷地で油掘りをして、
間一髪で成功!油だワッショイ!ということで、
どうやって利用すんのかなーと思ったら、袋に油つめて敵方の櫓に向けて袋割って油を撒き、
火をつけるという火計でしたの。
(ハッ・・・・これめっちゃ最近の中華映画で似たようなのがあったわw1959年日本映画でこのようなのに遭遇するとは)

吉田義男さんの死に様が素晴らしい(射かけられた時といい、その後といい)。

田崎さんの男臭さは熊猫屋結構好きなんですけど、
赤鷲と武麿の一騎打ちシーン、あっさりかと思いきや、結構ガチ対決っぽい演出だったんで満足っ!
(刀だけじゃなく、も~身をもってなんでもありなとことか)

ふっ・・・・橋蔵さんはやっぱしお貴族様衣装が似合うの。
ラストシーンの束帯姿が雅やか~♪一條さんの十二単も可愛い^^

リハビリにゆるゆるっと見るにはよい作品でございました(1時間半だし)。
さて・・・・次のリハビリは何見ようっかな。
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「ふり袖捕物帖 若衆変化」(1956年 東映)
2013年04月17日 (水) | 編集 |
先日は私が橋蔵さん映画で一番苦手なの出しちゃったんで、
罪滅ぼし?に^^;

(あらすじ)※東映chより
ひばり得意の八変化、一方の橋蔵はヘッピリ侍を演じてハラハラドキドキさせる、夢のふり袖コンビの青春捕物時代劇。
平和な江戸の町に、突然女さらいの怪事件が続出する。八丁堀の目明し総動員にも、全く正体が掴めない。
おてんば娘お七は、川島源次郎に犯人追求を頼むがヘッポコ侍で全然役に立たない。
そこでお七自ら、馴染のとんま目明し、早耳の五郎八と乗り出すことになる。
その矢先、今度は裸の女の死体が…。原作は瀬戸口寅雄。

(感想等)

hurisode.jpg

最近、シャープペンシルと色鉛筆でもう一つのブログにもラクガキしてますが、こっちでも。
シャープはステッドラーのがお気に入り、色鉛筆はフェリシモで出してる500色の色鉛筆の初代版の三菱鉛筆製(今は中国製らしいですが)。
色鉛筆、結構使ってるはずなのにな・・・・500色もあるとあんまり減らない(笑)
↑それ以前に私が使いこなせているか?という問題が
並べてるだけでも色の洪水で癒されるんで買って後悔は全くしてないですが。
(この膨大な色鉛筆の収納は、無印良品の引き出しタイプのアクリルケース使ってますが、埃が入らないし中見えるんで良いですよ)
お絵かきソフトをPCにつっこんでるのに、相変わらずアナログチープ画材な熊猫屋です。


はてさて、この映画はトミー(橋蔵さん)&マミー(ひばりさん)コンビの作品です。
もちろんひばりさんは歌ばっちり!
更に娘さんらしい町娘姿から、目明し、最後にゃ潜入捜査?で縦ロール髪のドレス衣装で変化を楽しめます(笑)。
ひばりさん演じるお七のお師匠さんが浚われたので、
お師匠さんを探すためにも自ら動くのですが、橋蔵さん演じる源次郎は自分は踊りは好きだが・・・・の、
いわゆる草食系?で役立たず。
勇ましくもお七は目明しに扮しますが、彼女が悪党に囲まれて大ピンチ!!な時に、
謎の白頭巾が登場して助けてくれます。

白頭巾・・・・言わなくてもだれか分かるよな(笑)
最初っから誰か丸わかりなのですが、そこが問題ではない。
それを観る側が分かった上で、お七がいつ気づくかなぁ~♪とにんまりとゆるく楽しむのがこの映画ですよ。
橋蔵さんとひばりさんのコンビ作品はスカッと明るめの作品も多めで(例外もありますが)
ゆるゆる時代劇を楽しむにはうってつけ。
バランス的にはこのコンビの場合はひばりさんは男装もして二役でパキッとしていた方がいいかも。
(今回もそれに当たりますが)
あくまで橋蔵さんはスマートに優雅に振る舞い、
ひばりさんはパキッと時には勇ましく、
振る舞いとしては男女逆な感じなんですけど、それがかえって互いを引き立てるような気がする。

それにしてもラストのひばりさんの縦ロールで立ち回りも楽しいな(わはは)
あ・・・・ラクガキそっちも描けばよかったかしら?
橋蔵さんの白頭巾は美麗でかっちょよすぎる(ほれぼれ)
エンタメものとしてとても楽しめる映画、それがトミー&マミーコンビの映画だと思う熊猫屋です。
 映画「天草四郎時貞」(1962年・東映)
2013年04月07日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

徳川家光の治世下、1637年に天草と島原のキリスト教徒が起こした叛乱・島原の乱。キリシタンを弾圧し、残酷な政治を布く権力に対し農民を率いて敢然と立った若きリーダー天草四郎時貞の人間像を暗く重いトーンの中に描く。
大島渚監督が松竹を退社後、東映で作った初の時代劇で、その演出は、'60年安保闘争敗北後の民衆の心境を反映したものだと言われている。

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(感想等)

注意※橋蔵さんファンの私ですが、ちょっと今回は否定的部分があるので、
以下閲覧注意下さいませ(特に橋蔵さんファンの皆さま・・・・ごめんなさいぃぃ~!しかも久々更新で申し訳ないです・・・・)


お久しぶりの更新でございます
決算期で繁忙だったものですからお許しを(テレビのスポーツ観戦にうつつを抜かしていたともいうが^^;)

えーと、今月東映chで放送の本作ですが、
まず言ってしまいます。
私、橋蔵さんの数ある映画の中でもこの映画「非常~~~に苦手です!」
(あー言ってしもた)

というか大島渚映画自体が苦手なんだけどね^^;

東映chのあらすじにある安保を反映させたものがほんとだとすると、余計に苦手だったのが分かる様な(苦笑)。
一応DVD持ってるし(東映から出たやつ)、1回見てるんだけど、
も~こんなに入り込めない映画も滅多にないってくらい苦手です。


それにしても天草四郎って10代だったんですよね。
それでちょっとスッピン橋蔵さんだと無理があるような気がしますです^^;
別に白皙の美少年にしなくていいけども(笑)、
それにしても「この風貌で天草四郎と言われてもちとどうかしら?」とも(いつもの白塗りと比べても年重ねて見えるという点とかにおいて)
あと、ノーメイクだと非常に普通すぎる顔なので、天草四郎の一種備えていたであろうカリスマ性とか感じなくなっちゃうと思うんですね。
いっそのこといつもの白塗りの方が良かったと思うだけど、
そうすると周囲とのバランスが崩れかねないし・・・・う~ん・・・・役がニンではないというより、
大島カラーとは根本的に合わない気がする。

というか、この映画そのものが東映向きじゃないんでないか?(あ、また言っちゃった・笑)


ずっと鬱展開だし・・・・・
(しょっぱなから大きく引いた暗~~~~~い映像も何か好かない)
見ていて救いは(ミリも)ないは、見る側の気持ちの逃げ場はないわ、
天草四郎側がいつまでたっても動かないわで、
あ~~~~ストレス溜まるわぁぁぁぁあ
「しのごのグダグダ言わんでさっさと蜂起しなさいよっっ!」って画面に向かって吐く熊猫屋(毒)


いつもの東映時代劇(もちろん監督は別)だったら(以下熊猫屋妄想劇場)

・橋蔵さんはいつもの白塗りで「新吾十番勝負」のような鬘でもって華やかな美少年風を完成
(これでカリスマ性もつくぞ!・笑)
・相棒の新兵衛役の大友さんは、橋蔵四郎と力を合わせてキリシタンを秘密裏にどんどこ集める
・しのごの議論をえんえんと繰り広げるなんざ東映らしくないわ!ということで、
苦難にも合うが、一斉蜂起っ!!橋蔵四郎と大友さん新兵衛で斬りまくるっ!!(笑)←ここ一番重要
↑場合によっては飛び道具を出しても可
・もちろんキリシタンの仲間も四郎崇拝の元、主人公を立てまくる(カリスマ性絶好調!)
犠牲が出まくりだろうが、四郎の名の元に皆果敢に立ち向かうっ!
・やはり娯楽の東映としてはラブの要素もなくてはなということで、桜役の丘さとみたんあたりとほんのりラブ展開(微笑ましい程度)
・島原の乱までいくが、あくまで主人公の死の場面は見せないのが鉄則。
代官側と派手な闘いを繰り広げながらも、そこをピークに持って行ってフェードアウト。
後で誰かが回想するとすればラブ展開をした娘役の方にお願いしたい(笑)



・・・・・入り込めないあまりに妄想劇場までやっちまうとは・・・くっ( ̄Д ̄;)
↑ええ、腐ってますよ熊猫屋


逆に、キャストを見ると三國連太郎、河原崎長一郎、平幹二朗、佐藤慶、千秋実、戸浦六宏、芦田鉄雄(敬称略)などが入っていることから、
↑の妄想劇場の逆バージョンというか、橋蔵さんと大友さんを抜くと別の血なまぐさいバージョンを作るのも可かも(笑)


なんか机上の論理ばっかで動かないっていう印象の映画だったなぁ。
台詞ばっかで回してるというか・・・・・
なんかこ~血が沸き立つ感じを大なり小なり感じないんですよねぇ・・・・
私にゃダメすぎてもうこれ以上言うべき言葉が浮かばないです。
四郎が橋蔵さんである必要性も全く感じられんし・・・・
ラスト付近で安保闘争みたいな雰囲気の場面が出てきましたけども、そういうのもなんだかなぁ・・・・だし、
何より、当時の東映だったらほんとの娯楽満開時代劇のような華やかさか、
あるいはその後年の集団抗争時代劇のようなやってやるぜ!ドドドドー!!って感じのリアル系迫力のどっちでもないわ、
なんかダラダラダラダラしていてつまらないのですよえねぇ。
当時あっちゅーまに公開が終わったそうですが、
さもありなんかと。

一般庶民の私にはその高尚さはちと図りかねますわ。
(久しぶりに毒吐き感想ですまんっ!でも嘘はつけん・・・・)

数ある橋蔵さん作品の中でも、これだけは今も見るのがツライです・・・・(泣)
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「まぼろし天狗」(1962年・東映)
2012年11月11日 (日) | 編集 |
何気にゴージャスキャストな本作。
橋蔵さんは二役だわ、与力の橋蔵さん付の目明しに何と高田浩吉さんだわ(驚)、



キャスト

浅川喬之助・守屋周馬:大川橋蔵
明神の清吉:高田浩吉
玉虫のお艶:桜町弘子
志乃:三田佳子
お澄:志村妙子
お美代:北原しげみ
おみね:筑波久子
源次:河原崎長一郎
人見勘太夫:堺駿二
大熊陣左衛門:千秋実
六兵衛:澤村宗之助
松水大記:月形龍之介
黒崎大蔵:楠本健二
氏家主水:尾上鯉之助
辻堂平介:小田部通麿
三浦作兵衛:片岡栄二郎
きすぐれの仙吉:菅貫太郎
毘沙門の弥十:多々良純
田沼意次:山形勲
吉川左京:坂東好太郎
安西河内介:阿部九洲男

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(感想等)
山形さん演じる田沼意次が権勢を振るう世。
女の騎馬戦のような趣向^^;で楽しんでいた中、一人の女が薬切れで苦しみ出した。
古井戸に投げ込まれて殺されそうになった女が悲鳴をあげると、
八丁堀の与力・守屋周馬(橋蔵さん)と目明しの清吉(高田浩吉さん)が通りかかる。
女は斬られ、周馬がかけつけた時には女は「闇の御前」という言葉を残して事切れた。

一方五重塔に老人と女が見守る中、きすぐれの仙吉(スガカンさん♪)が忍び込んで出てくる。
そこを呼びとめた周馬。
五重塔は闇の組織のアジトとして使われていた。
そこを周馬はかぎつけたのだが、逆に玉虫のお艶(桜町さん)に片腕を撃たれ、
一味に囲まれる。
イカ頭巾の大勢の一味に追われる周馬。

一味はとある小料理屋に入り込んだと見て乗り込むが、
そこにいた旗本・浅川喬之助(橋蔵さん=二役)は勝手に入ってきやがってと怪訝顔。
天井から血がポタリと落ちてきているのに気付いた喬之助は機転をきかせ、
一味は退散する。

お互いの顔がそっくりなのに驚く喬之助と周馬、そして小料理屋の女将。
傷の手当てをしてもらった周馬に、喬之助は何があったか話しちゃくれないかと持ちかける。

喬之助の屋敷はごろつき共の遊侠の場かww
賭けごとに興じる連中の中、喬之助帰宅の知らせ。
しかし、それは喬之助と入れ替わった周馬
喬之助はまだ小料理屋にいて、女将に冗談めかしながら俺の兄弟かもしれないなという。

五重塔の一味の手回しで、周馬がお役御免になってしまった
(町奉行所も腐ってるらしい)
おまけに周馬は行方不明。清吉は怒り心頭でやりきれない気持ちだ。
そこへ清吉の家に訪ねてきたのは喬之助!
(清吉の口ぶりからして、周馬は生まれてすぐ外に出されたということは本当の兄弟?)
喬之助が人肌脱ぐらしい。

一方、喬之助の屋敷では、殿さまが撃たれたらしーぞ!と、
ごろつき連中が大騒ぎ
(でも、連中めっちゃいい奴等のようで、殿さまのためなら!!という心意気はあるらしい)
喬之助の妹・志乃(三田さん)は、戻ろうとする周馬を留めようとする。
そこへ連中がっww
一党の源次(河原崎長一郎さん)はそのあと入れ替わっている殿@喬之助を見て目をパチクリさせるし、
翻弄される(笑)


五重塔に忍び込むは・・・怪我してないから喬之助?(黒頭巾)
闇の御前の一味の一人に不意打ちを食らうが、
背中に一撃を食らわし、塔から敵は転落する。

目明しの毘沙門の弥十(多々良純さん)は、闇の御前が後ろ盾にいるんだと、
気が大きくなっていたが、
そこに喬之介参上!
清吉らと弥十をつかまえて、喬之介の屋敷の蔵に閉じ込める
(弥十ってあののたうちようってヤク中?^^;)


ヤク中で薬切れの弥十をわざと泳がせる。
源次があとをつけるが、
弥十は闇の御前の一味に殺され、翌日土座衛門であがる。

お艶の桜町たんににエロ熱視線を出すスガカン仙吉、袖にさせるw
周馬(中身は喬之介)を見かけて、嬉しさと安堵のお艶(敵だけど惚れとるのよね~)
ここまで落ちたからには地獄までと、周馬(中身喬之介)は、お艶に仲間に入るという。
(ここで疑わないお艶たんもどうかと思うが?^^;)
立ち聞きしていた仙吉に見つかって喬之介は一旦は去るが、
仲間を呼び寄せた仙吉に囲まれる。

なんだよー単なるお艶をめぐってのヤキモチかよ仙吉!(笑)。
喬之介に仲間もろともボコにされ、
川に落ちた仙吉はしばらくそこで頭冷やしてろと喬之介に笑われる。

それにしても喬之介の仲間はお気楽だなぁ(笑)←千秋実さんの大熊とか

闇の御前が黄金の阿弥陀如来を田沼意次に献上(闇の御前はこの場にいないけど)
勘定奉行の吉川らを通じて、また悪事が動き出しそう。
それは喬之介らも感づいている。


喬之介はまたもや御前の一党の一人に橋の上で狙われるも、
一刀で斬り捨てる。

山形勲さん@田沼のキ印度もアレですなぁ^^;
寝所に控えていた妙という女に刀をつきつけて、
俺が怖いか!もっと震えろ!ははははとか^^;

しかし、その寝所の屏風にかくれていたのは何をかくそう喬之介!(気づいておったか田沼)
天狗の面をとり、
闇の御前なんかの口車なんかにのって今後も悪事を重ねると今に思い知る時が来るぜ!と言い残し、
その場は去る。

黒頭巾の周馬(実は喬之介)は翌日お艶に闇の御前の元に案内させる。
(喬之介の着物、黒頭巾は同じなのに着物は白黒だー(笑))

覚悟を持って喬之介が闇の御前に行く頃、
それを志乃から知らされた周馬は、何故教えてくれなかったと言うが、
周馬と喬之介がそれぞれ持っていた印篭が同じものであることを志乃に見せられ、
実の兄弟であることを知る。
驚き、気もそぞろになる周馬。

御殿山の荒れ屋敷に喬之介が行ったことを知った清吉は、
お上のお許しがないと入れないところなんだが・・・・と首をひねる。
喬之介には待ってろと言われているので、待機の清吉。

喬之介のあとをつけてやってきてる喬之介の仲間達、
天狗面で闇の御前一党をおどかしたり、楽しそうだなw



闇の御前キター!!
金の力で何もかも意のままにできると信じている闇の御前。
お艶は御前が周馬に会うことをお許しになったぞと知らされて周馬のところへ
(仙吉、とことんきらわれてますのぅお艶に)

荒れ屋敷の中の御前を障子ごしに呼んだお艶が中に入るも、お艶の悲鳴が!
驚いた喬之介が中に入ると、そこのは御前がっ!!!
(月形さんだったかー!!( ̄◇ ̄;)!!)

鉄砲で撃たれたはずなのに、一分の隙もないことを御前は指摘する。
「お前は鉄砲で撃たれなかった方の守屋周馬だな!!」←別人と気づいておったか
御前がその瞬間、杖でパーン!!と床をたたくと、
喬之介の真下の床が抜けて落ちたっっ!(ひぃぃい!)

喬之介の元に迎かう直前の清吉&おみね夫妻がかっちょいいというか、清々しいわぁ。


落ちた穴には喬之介のほかにお艶も。
彼女は、最初から御前をさぐりにきていたことを知っていたのだった。
あのーこの非常時に、抱いて下さいとかお艶さん^^;(非常時の切羽詰まった心からか?)
そこで、腕に傷が無いことから、やっと周馬でないことに気づくお艶
(遅いわーいくらなんでも好きなら気づくだろー(笑))
乙女心を裏切られた気持ちになったお艶は怒りで短筒を向けるが、
そこにタイミング良く床の蓋があいて
「この死にぞ来ないが」とわざわざ笑いにきた?(笑)一党めがけてお艶の銃を奪って撃つ喬之介。
床上への脱出をはかり、襲ってくる一党を斬りまくる。
(ここちょっと御都合展開^^;)

清吉らは、荒れ屋敷から戻る田沼ら一向を待ちかまえる。

周馬を志乃は呼びに行くが、彼は喬之介の元に飛び出していた。

橋蔵さんの、周馬と喬之介の二役の立ち回りのお楽しみタイムですよー(笑)
(周馬をみつけたお艶たんも大喜び♪)

ラスト、御前の元にたどりついた喬之介に銃口を向ける御前=松水大記
その喬之介をかばおうと周馬が喬之介の身をどつき、
そして、周馬を愛するお艶が周馬の前に出たところで銃撃がっ!!( ̄□ ̄;)!!お艶っ!!

喬之介は、すかさず御前を斬る!!!
(あ~月形さん、あっけない~^^;)

お艶は、周馬の腕の中で静かに息絶えた。
(お艶たん・・・・)

老中が変わり、喬之介は出仕することに(月代剃ってますが、今度こそお殿様な旗本・喬之介ですよー)
そして弟の周馬は若くして奉行になるようだ。
日本晴れ、祭りで沸くお江戸であった

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キャストは豪華なのですが、
お話は単純なのでそれほどワクテカするような展開ではありません。
ピンポイントで高田浩吉さんが脇で出ているのですが、やっぱりかっこえぇわぁ♪とか、
千秋実さんのコメディ・リリーフっぷりに笑い、
実は主演女優賞もんの役周りな桜町さんにほれぼれし(最後の夢見るように息絶える姿に泣けた・・・)
二役の橋蔵さんを愛でるという映画です。
橋蔵さんは、江戸っ子の気風のよい口調な(旗本だけどw)喬之介と、
どこか品の良い、こっちがおぼっちゃんぽい与力の周馬を演じ分けてましたねぇ^^
月形さんの無駄遣いには苦笑しましたが、
それなりには楽しめます。





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