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 映画「斬る」(1962年・大映)
2011年10月23日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※時専より
小諸藩士・高倉信右衛門(浅野進治郎)を養父に持つ高倉信吾(市川雷蔵)は、剣術修行を終えて3年ぶりに藩へ戻ってきた。
だが間もなく、隣家の池辺親子が私怨で信右衛門と義妹の芳尾(渚まゆみ)を惨殺してしまう。
信右衛門は、息絶える直前、信吾に出生の秘密を明かした。
信吾は池辺親子を斬ってその恨みを晴らすと、森の古寺に住む実の父・多田草司(天知茂)を訪ねて、亡き実母の墓を詣でた。そして父と別れた信吾は江戸へ流れ着き、千葉道場で剣の腕を認められ、幕府大目付・松平大炊頭(柳永二郎)の元へ仕官することとなった。時あたかも尊皇攘夷の嵐で世が大きく揺れ動く、文久元年のことであった。

(キャスト)市川雷蔵/藤村志保/渚まゆみ/万里昌代/成田純一郎/丹羽又三郎/友田輝 ほか

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(感想等)
大映の音楽ってかなり大袈裟なんですね^^;
雷蔵さん作品3本目なのですが、緊迫して場面で音楽がジャーンとくると音楽に煽られちゃう(笑)

最初に出てきた人は、雷蔵さん演じる信吾の生みの母の顛末だったのですね(・▽・)

この映画は1時間ちょいの短めの作品で、
最初の方で妹を演じている渚まゆみさんの演技が・・・・orzで、
この作品大丈夫なんだろうか?と心配してしまいました(スマン、スマン!)
(時代劇を演じている風ぢゃなかったんですもの・・・・現代っぽくなっちゃう女優ってこの時代にもいたんか・・・・と呆然としちゃいましたが、まだデビューして間もなかったのですね。
それにしても演技が棒気味だし下手すぎる^^;)

でも、義父と妹が殺害された後からが良かったです。
ぼーっとのどかに「なんとなく^^」と信吾は旅してたかと思ったら、
変わった剣を会得しておりました。

信吾のいる宿に追われてやってきた田所姉弟の姉の佐代(万里昌代さん)の、鬼気迫る覚悟の形相が凄い。
信吾が止めるのも聞かず、さっと着物を脱いで胸を開いて短刀を持ち、敵陣に斬り込むたぁ漢すぎる。
姉が死するまでは一瞬でしたが、鮮烈な印象を信吾と視聴者に残したのであります。
弟の方が逃げ隠れはせんと言いながらも、姉の逃げて!にあっさり逃げちゃったけどなぁ^^;


大目付・松平大炊頭(柳永二郎さん)の所に仕官してから後の場面が「静」をうまく使っていて好き。

松平大炊頭「わしにもそちのような子がいたのだ、生きていればだが」
信吾「わたくしにも殿のような父が、生きていればですが」
松平大炊頭「そうか、そうであったか」

↑このお茶席での場面、主従関係ながらも父子のような温かな雰囲気が一瞬流れたような気がしました^^
それでも、松平大炊頭が自分の娘を娶らぬかと言われた時、信吾は茶碗を見ていてごまかしましたがw

最後、松平大炊頭が罠にかかって殺されるに至る部分の、鶯の鳴く声以外の不気味なまでの静寂が、
緊迫感を引き立たせます。
松平大炊頭が殺害直後、信吾の前に現れたるは、あの田所姉妹の弟の方。
いや、信吾が言うまでもなく、おめさん@田所弟は信吾を責められる立場ではないんだけどな(あの時逃げたし!)
その時、刀を持っていなかった信吾は、桜の枝を持って田所弟と対峙します。
(田所弟は果てる)

松平大炊頭を探して「殿ー!」っと叫びながら主人を探す信吾の場面、
広い屋敷の襖を次々と開けていきますが、
信吾からかなり引いたところから映したり、俯瞰で映したりと、アングルがいいなぁ。
その間も、信吾が走る音と鶯の鳴き声だけという静寂がコワイ。

信吾は、亡き実母や養父と妹、田所姉のすべてを背にしょいこんで、
自分の死に場所でも求めていたのでしょうか?
松平大炊頭の死に責任を感じて切腹しただけとは思えない結末でした。

それにしても、雷蔵さんは絵的にはまるお人ですね^^
絵づらがいいというか、映画という額縁に美しくはまるお人だなぁ~と思う熊猫屋です。
そこんとこが、他の時代劇役者とちょっと違う部分かな?と思い始めてます。
これがたぶん、他の映画会社に所属していたらこの雷蔵さんの色は出なかったと思いますし。
(特に東映。東映大好きの私だけど、これは言える・笑)
雷蔵さんに合った映画会社だったんでしょうね@大映

時専では映画の直後に10分番組「雷蔵を待ちながら~オール・ユー・ニード・イズ・ライゾウ」というオリジナル番組を放送してますが、
当時のスタッフさんなどの貴重なお話をうかがえるなんていい番組ですのぅ。
今日も、一部の方が雷蔵さんからいただいた浴衣を着てご出演でしたが、
愛されてたんだなぁ・・・人柄と映画への熱意でいい作品が集まったのねと、
ほのぼのとした気分になりましたですよ^^
(来週は雷蔵さんご出演の大作映画を取り上げるようですが・・・・「秦・始皇帝」、DVD持ってるんだけどインド映画並みの長尺なんで、見る機会がなかなかとれなくて困っております^^;
とんでも映画っぽそうで楽しみなんですけど♪)



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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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