映画「清水港の名物男 遠州森の石松」(1958年・東映)
2011年10月15日 (土) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより
清水港の名物男、ご存知森の石松に中村錦之助を配し、石松の恋の旅路を名匠マキノ雅弘監督がユーモアとペーソスで描く痛快道中日記。
清水の次郎長親分に命じられ、刀を讃岐の金毘羅まで奉納に行った森の石松は、讃岐の色街で出会った夕顔という遊女に一目ぼれする。
夕顔が石松に託した手紙を読んで、近江の身受山の鎌太郎親分は石松と添い遂げさせてやろうとするが、石松は道中一年前に斬った保下田の九六の舎弟に囲まれる。

(キャスト)
中村錦之助/東千代之介/中村賀津雄/長谷川裕見子/中原ひとみ/丘さとみ/加賀邦男
ほか

マキノ雅弘監督

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(感想等)

なんというか、今まで見てきた次郎長もんとはちょっと違う雰囲気でした。

・・・・・一言で言うと恋バナ中心ww

石松の代参の工程を恋の話にしてしまった映画です。

色々と、見ているうちに笑えてきて(ツッコミどこもありながらも)実は楽しかった・・・・です
( ̄▽ ̄*)
こんなことやっちゃうのもある種東映なんですよね(愛のあるツッコミです♪)

錦之助さんの演じる石松は、とにかく可愛い純情坊やという雰囲気で、
恋についてウブな石松を仲間はからかったりしていたのですが、
代参の道程で夕顔(丘さとみさん)という遊女と相思相愛になるんですよ。

この夕顔がめっちゃ可愛い~♪丘さとみさん可愛いすぎるぅ~(^ω^*)萌え萌え
語尾で「~じょ」ってつける話し方も可愛いは、
丘さとみさんの、ちょっとぽってり気味の顔はあどけなさすらあるのに、
後ろや横から見た首の線が色っぽいは、
少女と女の間にあるような雰囲気がたまらんです(´Д`*)
石松の背中を流しにためらわずにさっさと風呂場に入ってきた夕顔に、
慌てまくって恥ずかしがる石松がおかしいです(笑)。
↑女の子を失望させるんぢゃねぇ!(爆)

「恋を知らないまんま女になっちゃったのか」という石松の台詞がまさに夕顔を一言で言ってますね。


それにしても、夕顔と出会う前の道程で石松は小政(東千代之介さん)という男に出会いますが、
千代之介さんの出番って、

錦之助さん石松に恋のレクチャーをするためだけの役かいっ!!!(爆笑)

↑千代之介さん、前半のほんのちょいで出番終了ですぜ(後半も申し訳程度に出ますが)
大人(小政)に恋って!惚れるって!どういうことなのねぇねぇ!と聞く少年(石松)の図@川原での入浴


この映画では、普段東映時代劇では悪役も多い皆さまが次郎長一家になっていたりして、
ちょっと嬉しいです^^
加賀邦男さんの次郎長・・・・姿はかっこえぇ二枚目だぁ♪雰囲気も素敵だ。加賀さんで次郎長見たい。
田中春男さんの法印の大五郎・・・ユーモアもたっぷりでにまにましてしまう
原健策さんの大政・・・・強面だけど頼りがいありそう
田崎潤さんの桶屋の鬼吉・・・・東宝の次郎長見るのを楽しみにしてますが、東映の次郎長ラインにも出ていらっさいましたか!石松をちゃかしたりするけれども明るくて優しい兄貴

志村喬さんの身受山の親分がとってもいい味出しておられまして、
石松がバカやっちゃった(普段着で来た親分を、普通のおっさんと勘違いしたことや、5両の香典にケチをつけた)ことも受け流すし、度量がめっちゃデカイ親分で惚れる。
別れ際に夕顔が石松に渡した文の内容を聞いても、その恋に鈍感すぎる石松をどついて分からせる親分の姿も、
人のことなのに真剣で、いい親分だなぁ。



話はもどして、石松と夕顔の別れのシーン、丸髷結ってきた夕顔。
「夕顔は宵には咲けど、朝(あした)にはしほれる花ぞ 恋忘草」のうたをバッグに夕顔の涙と共に背を向けて去っていく石松の場面が切ない。
(結構笑ってばっかりだったけど、ここはちょっとしんみり)



都鳥の吉兵衛役の山形勲さん、いつになく小物っぷりが・・・・w


石松の最期の大立ち回りの場面、これすっごい結末をボカしてありますが(実際は死んでますよね?これ)
夕顔をおんぶしている石松の想像場面といい、
最後の最後まで実はメロドラマ風味な話なんですよね、これ。
他の映画のこの場面の石松って、どれも凄まじいもんですけれども、
この映画の錦之助さんは、ぶっ倒れてギリギリのところで息があがった状態でなりふり構わず刀振るって感じではないんですよね。
あくまでメロドラマの範囲内での立ち回りというか、泥で汚れるわけでもなし、
1対沢山の追いつめられての戦闘という感じより様式美重点という雰囲気です。
(バッグのお歌もメロですわぁ♪)

石松の代参をメロで昇華した物語と、この映画は言えるのではないでしょうか?


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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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