映画「江戸遊民傳」(1959年・松竹)
2011年10月08日 (土) | 編集 |
(あらすじ)chNECOより

山中貞雄監督の名作『河内山宗俊』を、山中の助監督だった萩原遼が近衛十四郎主演でリメイク。
賭場でイカサマ将棋に引っかかっていた宗俊は、直侍に助けられすっかり親しくなる。直侍は、用心棒・市之丞が惚れている甘酒屋の娘・お浪の弟だった。
直侍はある事件をきっかけに借金を背負ってしまうが、それをネタにお浪も脅迫を受け…。

(キャスト)

近衛十四郎 (河内山宗俊)
宇野重吉 (金子市之丞)
松本錦四郎 (直侍)
澤村國太郎 (森田屋清蔵)
永田光男 (丑松)
山茶花究 (北村大膳)
小笠原省吾 (松江侯)
松鶴家光晴 (大木茂十郎兵衛)
浮世亭夢若 (小田藤八右衛門)
垂水悟郎 (健太)
青山京子 (お浪)
瑳峨三智子 (三千歳)
藤間紫     (お静)
雲井三郎 (川人足藤次)
中田耕二 (遊び人六助)
大友富右衛門 (松江藩家老)ほか

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(感想等)

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・直さんのバカ。


おめさんが馬鹿やったせいで(しかも一度ならず二度までも)みんなが不幸に(泣)。

その1:北村大膳から小柄を盗んだ件
その2:後先考えずに三千歳と逃げた件。

特に後者の件で、直さんの姉のお浪さんは女郎屋に売られ、
売られたお浪のために奔走した宗俊は大芝居をうつわ、最後は囲まれるわ、
同様に市之丞とお静は・・・ううっ・・・・なことになるわ、
おめぇさんが阿呆なことさえしなければ、こんなことにはなやらかったんぢゃ!
馬鹿やった後にゃ「すんません」だの泣き落としだの、うじうじうじうじ、

自分の不始末を自分で片付ける根性も無いくせに、
イザとなったら他力本願だわ、
それなら最初からやるな、ドアホ! ヽ(*`Д´)ノ



と、直に対して蹴り入れたい衝動にかられた熊猫屋です(笑)


お話そのものが、直さんの尻拭いなんですもの。

というものでしたが、
近衛十四郎さんや宇野重吉さんを始め、キャストは良かったです^^V
直近で見た「おしどり道中」ではあまり感情移入できんヒロインだった青山京子さんのお浪、
幸が薄そうな直の姉役を好演。
「あのバカ(直さん)のせいで可哀そうに」と、
姉不幸の弟に対して更なる蹴りを入れたい衝ど・・・・・(以下自粛)

嵯峨さんはあっちゅーまの出番でしたね。
直が惚れた花魁の三千歳(みちとせ)の役だったのですけども、
この頃もまだ20代前半にして匂い立つような色香がっ。
それに、同年代のお姫様女優(いや、男優と比べてもそうかも)と違って、妙に落ち着いた演技といい、
本日もまた感嘆した熊猫屋です。

お静役の藤間紫さんは、河内山宗俊に惚れている故に、
勘違いで嫉妬したりしますが、基本的に気は強いけれども可愛い女ですね。
ほんと好きで好きでたまらないというのが伝わってきます。
それだけに、最後が可哀そうでTωT

市之丞役の宇野重吉さんは、
飄々とした中に地に足がついた安定感のある演技がさすがだなぁと。
市之丞の最期の場面の表情演技にはぐっときました。
どこまでいい奴なんだ、市之丞(涙)

さっきから散々言っている^^;直侍ですが、
演者の松本錦四郎さん・・・・どういう方だったのかは存じませんが、
東映で言うと伏見扇太郎さん系に見えたのは私だけでしょうかね?
ちっと華奢な感じといい、しかしてあまり個性が強くない感じといい。


近衛十四郎さんはもちろん主役の河内山ですが、
剣劇シーンもあり、見どころは満載です。
どっちかというと胡散臭い臭いを漂わすのは大僧正に化けてやるとこだけで、
あとは人のために一肌脱ぐ好漢!って感じです♪
ドッシリと構えて、動じないとことか。
それにしても大僧正のツルツル頭や格好も似合ってましたw
「とんだところに北村大膳」(ダジャレww)とか、
「黄色いお茶が欲しい」(小判)だの、
笑いもしっかり!(爆)

最後に河内山が直を逃がそうとするところ、
河内山が対峙する中で、直がためらいつつも走り去っていくシーンのアングルが好きだな
(上からとってるとこ)

お話は「直さんの尻拭い記録」ですが(おいおい)、
画面の絵づらもいいし、キャストは良いわで、
なんのかんのいいつつ楽しませていただきました^^
この感想は近衛十四郎さんカテゴリに入れておきますね
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ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
嵯峨さん、ホントあっちゅーまでしたね(涙)
ま、彼女はいつも現代劇のほうが良いので。
昔見た記憶では、もっと駄作だったような気がしたけど
意外に面白かったですね。近衛さん、器用だし、本当に上手かった。
(当たり前だけど)河内山は悪役得意で、凄みもある方じゃないと
物足りませんな。
今まで見た中では映画だかTVだったか、左團次さんの宗俊がニヒル(笑)で色気があって最高でした。やっぱり本家がやると凄いですね。

レス頂いた次郎長9部作ですが、レンタルは望み薄みたいです(怒)
マキノ監督なので例によって出来栄えにムラがあるのですが(笑)
確かに9作めは、尻切れトンボでメチャ腹立つ出来でした。
1,2作が面白いので惰性で見てると、東映オールスター等でお馴染みのエピソード満載なので
(この作品がヒットして、後年各社で繰り返し作られたエピな訳ですが)
結局は9作まで全部見てしまう、という状態です。
東宝さんに、レンタル出すようにメールしときます!

また「竜馬がゆく」ネタでしつこいですが、思い出しました。
だいぶ前、CSでぼーっと見ていたら黒川さんが出てたんですよ。
調べたら’82年作だから、70歳は過ぎてたんですね。
大友さんよりお兄さんなのに、あの麗しさは、どうだ!
気品があって颯爽として。その頃、現代劇の老け役専門だった大友さんとは
違う世界でした。
12、3話のドラマを1時間編集なので、黒川さん出てくればいいですが・・・。
2011/10/08(Sat) 20:30 | URL  | 通りすが郎太 #GAkJEmLM[ 編集]
通りすが郎太さんへ
NECOのもう一本の「江戸の顔役」の方は、胡散臭さが満ちてましたね(笑)
(そっちのレビューは明日)
河内山の悪っぽさでは、歌舞伎の方が凄かったなぁと@私が見た数少ない中では。
近衛十四郎さんだとそのあたりよりもずばり「好漢!!」が全面なので、
見方によっちゃちともの足りない部分もあるかなぁ~と感じました。
(脚本が尻拭い物語なので^^;、しょうがないのですけどね)
嵯峨さんは「江戸の顔役」の方が出ていたので、嬉しかった♪


次郎長の9作目は、やっぱりダメダメ作なんですか。
鶴田さんの次郎長は見てないのですが、
黒川さんの次郎長4部作が結構良かったので、
この次郎長はどんなんだろなぁ~♪と、見たいですけれども、
レンタル無理ですか^^;
ん~オンデマンドで有料で流してくれてもいいんだけどなぁ(笑)

錦之介さんの「竜馬がゆく」って割と近年・・・2009年に放送されてましたよね@時専
黒川さん、出てらしたんだぁ・・・・・録画しとけばよかったかしら
(それに飛び飛びでしか見てなかったんですよね)
ラストの暗殺シーンが凄まじかったのだけは覚えてます。

2011/10/09(Sun) 21:35 | URL  | 熊猫屋 #-[ 編集]
こんばんは。
>「江戸の顔役」の方は、胡散臭さが
同感です!(笑)そこはソレ、脚本よりも何よりも、役者の臭い(?)
感想楽しみ!です。

ところで、やや耳寄りなお話を。
日本映画専ch (ナゼだ?!)で「次郎長」DVD発売記念全話放映だそう。
この次郎長だけが今もってナゾ、コレっきり鳴かず飛ばずも当然な程ツマラナイ役者さんでした。鶴田さんがまだマシです。黒川さんにはとーてー及びません。

「竜馬」4~5年前に見たんですが、そんなに頻繁にやってたんですねー。
大河のお陰ですかね。黒川さんは、ワンカット、ほんの数分だったんですよ。
田村亮さんと若林さんの名演をよく覚えてます。それに、仰せのとおりラストですよね。

もひとつ、12月に時専で無我さんの「鞍馬天狗」 が!
熊猫屋さん、ご覧になったことはありますか?
主演の天狗はど~でもいい描かれ方で、むしろ新撰組がメインなとこが新鮮でした!
土方歳三=成田三樹夫  近藤勇=若林豪  沖田=古谷一行という
ありえぬぜいたくキャストで、無我さんは当然かすむ(笑)。
近藤@豪が正義の人になっていて、やや甘っチョロイのですが、
その分、土方@三樹夫、エグさグロさを一手に引き受け、もう堪らない!

数年前、csで「江戸を斬る」「網笠十兵衛」とコレがほぼ同時期にやってて
狂喜乱舞でした。
東映実録路線といい、あんな端正な顔してやってくれますよね。
決して幅は広くないけど、相当な芸達者だと思います。

今回こそは高画質保存を目指します。徳川三国志も、もうすぐ始まるし(伊吹総太郎vs辰巳柳太郎が見れる!)
お気に入りな若林さんも続くので、しばらく時専と日専になりそうな小生です。
なのでnecoの情報は・・・やっぱりこちらに頼ることにします。
2011/10/10(Mon) 21:15 | URL  | 通りすが郎太 #GAkJEmLM[ 編集]
なんですとー!
なんという素敵情報を!
(ノ≧∀≦)ノヤッホーイ♪
同じ会社なのに時専でないのですか(笑)
・・・・というか、NECOあたりがやるならやりそうと思ったのですが(東宝なんで)
めっちゃ楽しみ~♪いつ放送するんだろ?
ええ、その時は必ず契約しますよ。
次郎長役の方は、東宝→大映→東映って感じでしょうかね?(東映はあんまりなさげですが)
履歴を拝見したら、あまり主役も多くないようですが、
鞍馬天狗(この方主演)で不名誉な伝説がおありのようで^^;
↑原作者の大佛さんが、アラカンさんの鞍馬天狗は違うっ!と反発して作ったやつが不発
(そういう意味では可哀想な気も)


無我さんの「鞍馬天狗」はまだ見てないですね。
土方=ミッキーさん、近藤=若林さんなんてどんだけよ~!(笑)
アクが強そうですね。
ちょっと頭ん中入れておきます。
ミッキーさんて、結構な割合で場面かっさらうからなぁ(爆)




2011/10/11(Tue) 20:26 | URL  | 熊猫屋 #-[ 編集]
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