映画「座頭市御用旅」(1972年)
2010年11月25日 (木) | 編集 |
別の座頭市を観ようと思って間違ってこれ観ちゃったのですが(笑・ほんとは文たん目当ての「座頭市と用心棒」のはずだったのにw)、
やはし座頭市って全般的に完成度高いんですかね。
これも、中盤まではいつもの展開?と思っていたのですが・・・・・


関係ない私信:各種コメント返し、メールの返信は週末まで待って下さいませ^^;(申し訳ないです)
いつも返す時に書くのに時間かけちゃう方なもんで^^;

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(あらすじ等)※時専より

旅の女がやくざ者に大金を奪われて斬られる。かけつけた市(勝新太郎)だったが、すでに犯人の影はなく、身重の女は瀕死だったが、赤ん坊を産みかかっていた。
市は、赤ん坊を取り上げるが、女は「野州・塩原の佐太郎に……」とだけ言い残して、こときれる。
市は塩原の宿に行くが、佐太郎はおらず、老十手持ちの藤兵衛(森繁久彌)に、佐太郎の妹・お八重(大谷直子)の居場所を聞く。
市はお八重に赤ん坊を渡し、旅に出ている佐太郎の帰りを待つことにした。
宿場に、やくざの親分・鳴神の鉄五郎(三國連太郎)一家がやってくる。藤兵衛の十手持ちの身分を狙う鉄五郎は、宿を女郎屋にしてしまい、さらに旅芸人たちの祭りのあがりを巻き上げようとするが、市は居合いの妙技で、それを防いだ。
鉄五郎は市を片づけるため、居合の達人・相良伝十郎(高橋悦史)ら大勢の浪人を雇う。20両の借金を返せないと鉄五郎の女郎屋に売られてしまうお八重だったが、帰ってきた佐太郎は、20両は先に帰した女房に持たせた、と言う。
佐太郎は市が女房を殺して金を奪ったと疑う。市は、鉄五郎の賭場で金を作るが、鉄五郎一家に襲われ、捕えられる。
相良伝十郎に助けられた市は、藤兵衛に、賞金首の自分を捕まえ、その賞金でお八重を助けるよう頼む。
市に心打たれた藤兵衛は自分の有り金の20両を市に渡し、逃がした。
そこに、鉄五郎一家がやってきて藤兵衛を惨殺する。佐太郎も殺され、怒りに燃える市は、鉄五郎一家を皆殺しにし、旅立つ。だがそこに相良伝十郎が待っていた……。

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(感想等)
中盤まではですね、「子供押しつけられパターン」とか(今回はついに産まれたての赤子!)
「恩を仇で返されそうになるパターン」(←助けてやったのに犯人扱い)で、
「この以前もあった展開でそのままいっちゃうのかなぁ?」と思っていたのですが、
お母ちゃんを市殺されたと思い込んでる健太に「人殺し!」と石つぶてを投げられて、
その声にそのままヤクザ者たちに取り囲まれるままひきずられて拷問を受ける場面から、
色々展開していきましたね。
(↑の時の市は、健太に人を斬る所を見せたくなかったんだろうな・・・)


十手持ちとしての信念を貫いた藤兵衛。市がお八重を助けるために金が必要だから自分を捕まえて欲しいと己の人相描きを藤兵衛に差し出したことに心意気を感じ、ポンと己の懐の20両を出した場面とか、
(この藤兵衛がなんとも味のある人物で、己の思う信念に対するブレの無さは立派な御仁でした・・・・最期があんなんで非情すぎる・・・TωT)←森繁さんの朴訥とした演技も○

三国さんは今は人格者的なお役も多いように思うんですけど・・・・思いっきり悪役!しかも小物っ!(笑)。
弱いものには強気、市など強いものにはからっきし度胸も意気地もない典型^^;
そこんところの狭量な部分もうまかったです。

藤兵衛や佐太郎が殺された中、しっかりと彼らの仇を討ち、遺族にお金までさりげなく残す市。
藤兵衛のドラ息子も、あまりに情けない人物でしたが、最後に市を逃すシーンでは、
しっかりと父の想っていたところを胸に抱いていたと分かるのが、じん・・・・ときます。

お八重達と別れるところで終わるかと思えば!
うわ・・・最後のあのシーン・・・相良伝十郎との無言の一騎打ちがかっちょ良すぎ!というか、
そのシーンの意図的な短さと唐突に始まり、唐突に終わる画(え)の入れ方が鮮烈で、
目に思い切り焼き付けられます。

終わってみると、やっぱり座頭市シリーズって構成が良いなぁ~と、
今回も惚れてしまった熊猫屋でした。
観るのを重ねるたびに市に惚れるんだが・・・・・(笑)。
良い人すぎるよねぇ・・・・だから巻き込まれるんだよ^^;
良い人な市なのだけど甘い部分より苦い部分の描写が多い分、胸にグッと迫ってくる座頭市シリーズです。

さて・・・週末こそ文たん(若尾文子)が出てる座頭市観なくちゃ!(笑)
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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2010/11/27(Sat) 11:02 |   |  #[ 編集]
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