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 映画「浮草」(1959年・大映)
2010年11月03日 (水) | 編集 |
今日は夜に出かける前に自宅でまったり小津監督の「浮草」です。
調べたら、え?大映?松竹じゃないの?と思ったら、とある事情で1本限定で大映で撮った作品だそうですね
(・▽・)
どうりで、原節子なんなり出てもっとほのぼの淡々としている小津作品の中で、
何かちょっと違うなー少し動きが激しい?@小津監督通常の作品比
と、面白く観ましたよ^^
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(キャスト)

中村鴈治郎(二世):嵐駒十郎
京マチ子 :すみ子
杉村春子 :本間お芳
若尾文子 :加代
川口浩 :本間清 
浦辺粂子 :しげ
三井弘次 :吉之助
潮万太郎 :仙太郎
伊達正 :扇升
島津雅彦 :正夫
田中春男 :矢太蔵
中田勉 :亀之助
花布辰男 :六三郎
藤村善秋 :長太郎
丸井太郎 :庄吉
入江洋佑 :杉山
星ひかる :木村  ほか
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(感想等)
京マチ子さんやら、若尾文子さんの色っぽさ・・・・いつもの小津監督作品の女性にはあまり見られない雰囲気ですね。

京マチ子さんの演じたすみ子なんて、中村鴈治郎さん演じる駒十郎が旅公演で行きついた島(今回の舞台)に女(杉村春子さん演じるお芳)がいて、しかも成人して郵便局員をやっている清(川口浩さん)なんつー息子がいることを知って大激怒、駒十郎に詰め寄るのだけれども、
逆に切れられて、邪険にされたものだから、今度は一座の加代(若尾文子さん)を使って清をたぶらかすようにしかけ、それが駒十郎にバレてどこへでも行け!と本当は自分の元に戻ってきて欲しかっただけなのに、逆効果を生んでしまう。
すみ子と駒十郎のやりとりの激しさは、いつも淡白な小津監督ものからすれば生々しい。
(女がいることをかぎつけて嫉妬するすみ子の生の人間の女らしい感情と行動といい。そして駒十郎の逆ギレにしか見えないんだけど、自分を保とうとしてギリギリな言動といい。)

生々しいといえば若尾文子さん。
まだ可愛い可愛い娘さんの頃ですか?なのに、すみ子に清を誘い出すことを依頼されて清をたぶらかす所で既にして小悪魔の色気(笑)。
だまってても小娘にして悪女っぽい色気が出てますよ!文たん!(笑・やっぱり天性の色香なのねー)。
きっかけは不純だったが惚れあってしまう清と加代だけど、清と自分を不相応と感じた加代は清に別れようと何度か言う。しかし加代にベタ惚れの清はそれでも別れたくないもんだから加代をひしっと抱きしめる。
その抱きしめた時に、別れると言ったのに手を清の背に回す加代の仕草がねぇ・・・・しかも一度ならず二度までも・・・・やっぱし普通の年頃の清純派娘と何か違う雰囲気が(笑・原節子ならこんな風ではないだろうとか)。

杉村春子様も、京マチ子さん相手に私はこの人(駒十郎)を握ってんのよ的余裕を感じさせるほのかな色香を漂わせ、女優陣の競演にくらっときます(ふふふ)。

そんな女優陣を振り回しているのか、振りまわされているのか(おそらく後者)、渦中の男・駒十郎こと中村鴈治郎さんの演技も見ごたえあります。
最初は威勢よく女たちに上から押さえつけるように話したりしますが、駒十郎が清に言うまいとしていた、清が自分の子であることが最悪のタイミングでバレ、清に拒絶されてやっとハッと我に返ります。
その後の展開と、結局帰る場所は本来一つだったこと・・・・・そこの余韻が演技で伝わってきます。

小津監督作品で、あまりに淡々とした展開が苦手な人でも、この映画なら観ることができるのではないでしょうかね?
(私は小津監督作品が好きなので、いつもとちょっと変わってるなーと面白く観ました^^)
唯一難があるとすれば、この映画が小津監督作品の中ではたぶん動的作品な分、小津監督作品独特の一見棒読みっぽい台詞まわしが浮いて見えなくもないと思ったのは私だけでしょうか?。
あの台詞回し、画面だけでなく台詞まわしも含めて動的なものを排除して観る者に委ねているようにいつも思っていたので、画面が動的で台詞まわしはいつもの小津節(いつもよりは動きありましたが)だと少うし浮いてるように見えなくもなかったんですよね。
受け手によると思いますが。

画面の色彩はいつもながら私好みの色。
ふぅ~落ちつくなぁ。
はっ、うちにあるDVD-BOXも全部観ないとー(笑)。

私信:ふぢをさん、面白いものをありがとうございました^^
やっぱり我らが文たんは小津作品でも文たんでした(わはは)。

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テーマ:邦画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
文たん月間の始まり~
女優のエロさ(良い意味で)はやはり大映がダントツですなぁ♪

『浮草』お楽しみ頂けて良うございやした♪
個人的には鴈治郎VSマチ子嬢の雨ん中での軒下バトルシーンがお気に入りでやんす。
ラストも大好き。マチ子嬢の表情が良い良い良い最高です☆

もちろん、我らが文たん(笑)も忘れちゃいませんぜ♪
郵便局での誘惑シーン!あんなもんイチコロやがな!
上目遣いでペン先をペロッて舐めた時の愛らしい上品なエロさったらもう、エロスの宝石箱でんがな!(爆)

>唯一難があるとすれば、この映画が小津監督作品の中ではたぶん動的作品な分、小津監督作品独特の一見棒読みっぽい台詞まわしが浮いて見えなくもないと思ったのは私だけでしょうか?

気になるほどではありませんが、おっしゃる事はとってもよく分かります。
マチ子嬢はネイティブたこやき民の筈なのに、何故かイントネーションがおかしく聞こえるし。
わざとそういう演出なのかな?と思いつつ観賞しておりました。

それにしても鴈治郎はんのとぼけた存在感、大好きですわ。杉村春子様の空気感も素晴らしい。
大映作品には欠かせぬ両御大でやんす。

あ~、やっぱりスクリーンで文たん観たい!京都行くか・・・4回(笑)

歌舞伎(南座)は・・・熊猫屋さんがそんなに言うなら、行ってもよろしくてよ( ̄∀ ̄*)←ハナから行く気マンマンのくせに。
本当は来年の年明け辺りでの公演を探していたのですが、まさかこんな直近であないに豪華キャストで公演があるなんて!しかも関西。こりゃ行くしかないでしょう☆

熊猫屋さんは久々の歌舞伎、堪能されましたでしょうか♪
イヤホンガイド・・・あれね、実は無料だと思ってたもので、有料(しかも保証金前払い制度)と知った時は驚きました~(^_^;)

歌舞伎レポ、楽しみにしてやんす♪
ワテは日曜に鳥肌、火曜&木曜に文たん舞台という素敵ウィークが控えており、ややウカレポンチ状態であります(´∀`)♪




2010/11/06(Sat) 01:11 | URL  | ふぢを #-[ 編集]
軒下バトル
あの微妙な距離の中で、ののしり合う二人が言い方はなんだけど心の距離もあらわしているようで、
よかったですね^^
京マチコさん、あの役めっちゃ似合ってました。
可愛いじゃないですか、複雑な女心(´▽`*)

文たんの郵便局シーン最高でしたね!
電報を書いて、その相手が・・・・くぅ~エロ可愛いぜ!
あんな真面目青年でもおちるってーの、文たんなら・・・・・わかります。
他の小津作品の女優さんにはできない至芸です(笑)

台詞まわしは、私自身も小津作品は好きなんでめっさひっかかるというわけでもなかったのですけど、
動きがいつもより3割増しな中で、あのしゃべり方はすこ~ぅし浮く感じはあったんですよね。
いつもの静かな中で淡々としゃべる分には何てことないんだけど。
動きに対してのあの台詞まわしなんで目立っちゃったというのが正しいかしら。
ああいう演出の監督さんだろうから、別にいいんですけどね(笑)


やはし遠征ガシガシ行きますか!
それでこそふぢをさんですわ(たきつけてどーする!・笑)
「華々しき一族」、私も行こうかなと思っているクチなので、先行ご感想お待ちしてます!
ナマ文たんかぁ~やっぱ萌えるなぁ(´▽`*)テレ

歌舞伎レポは後で書きますぅ~。
イヤホンガイド、そうなんですよー紛失予防のために保証金ありで(笑)
地方公演でもあのガイドは大活躍です。今回助かりました^^
橋蔵さんがテレビで銭形平次を演じていらっしゃる頃の歌舞伎座のイヤホンガイドは、
現在は600円ですけど、400円の時代もあったようですね。
(物価からするとあんまり変わってないですね。ガイドの内容の充実度からすると筋書のお値段より価格としては私はオッケーなんですけど(笑))

明日は鳥肌なんですね・・・・・そっちのご感想をこっそーりメールで聞きたいなぁ(笑)

2010/11/06(Sat) 19:41 | URL  | 熊猫屋 #-[ 編集]
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