映画「怪談 三味線堀」(1962年・東映)
2010年08月19日 (木) | 編集 |
納涼?特集三本目いきま~す。
昨日観たのが思いっきり消化不良だったせいもちょっとあるのか?
今日のは・・・・怖い(T▽T)
「怪談 お岩の亡霊」の、岩役の藤代佳子さんが凄かったけど、
本作の東映ではおなじみのあの美しいお姐様の千原しのぶさんが、
文字通り「化けて」おられます。
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(あらすじ)※東映チャンネルより
やくざ者に殺された踊りの女師匠が怨霊となり復讐鬼となって男たちを悩ます怪談時代劇。
江戸で人気の踊り師匠おせんは妖艶さと男嫌いが売りものだった。
ある日、おせんの弟直吉の財布をスッた宗次郎は、直吉を刺し大川へ突き落してしまう。
追われる宗次郎はおせんの家に逃げ込む。
それ以来、宗次郎はおせんの肉体を貪る一方、おせんのスポンサーである越後屋の娘お吉も狙う。
恋に燃え上がるおせんに越後屋は嫉妬し、おせんの顔をつぶすよう悪党に頼む。

(キャスト)

宗次郎:品川隆二
おせん:千原しのぶ
直吉:伏見扇太郎
お吉:北沢典子
越後屋和兵衛:原健策
坂東三津弥:三浦充子
仁蔵:加賀邦男
若旦郡:星十郎
弥平:大邦一公
お牧:三原有美子
お時:赤木春恵
お喜和:八汐路佳子
休庵:水野浩 ほか
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(感想等)
踊りがうまくて美人のおせん。
艶やかに踊りを披露されてる千原しのぶさんですが、
たしか以前観た東千代之介さん主演の「剣法奥儀 飛剣鷹の羽」も踊られてまして、
その踊りも美しかったので、踊りの素地でもおありになるのでしょうか?

そのおせんに越後屋が目をつけ(エロオヤジ)たけれども、
おせんには鼻にもかけられず。
一方、おせんの弟の直吉は久しぶりに姉に会う前に姉の踊りを舞台遠くから眺めていたおり、
宗次郎に財布をすられて、ひと悶着の果てに宗次郎に刺されて大川にドボン( ̄□ ̄;)
捕方の役人達から逃げた宗次郎は咄嗟におせん宅に逃げ込むが、
その折越後屋が用意した座敷を反故にしたなとおせん宅にどなりこんできたが、
宗次郎を見て嫉妬する(宗次郎はこの時点ではおせんとは赤の他人なんだが、越後屋が思い込み)

宗次郎はそのまま下働きとして住み込み、
おせんが水浴びをしていた時に青大将が出たのを宗次郎が退治。
そのどさくさで宗次郎がおせんに襲いかかり、
おせんは宗次郎に夢中になっていく。

越後屋はおせんの家元を使ってなんとかものにしようとするが、
おせんは波紋されてでも拒否。
越後屋は怒り狂い、宗次郎が直吉を大川に落とした時に居合わせて宗次郎が直吉から奪った財布に入っていた珊瑚を宗次郎から取り上げて越後屋に売りつけに来た仁蔵に、五十両でおせん襲撃を依頼する。

一方宗次郎は二股をかけて本命は越後屋の娘お吉をくどく。

おせんは突然自宅に押し入ってきた仁蔵に熱湯をかけられて、大やけど。
顔と手がただれてしまう。

なかなか治らないおせんの傷。
宗次郎はお吉に言いよるが、おせんの怪我のこともあり少し微妙な雰囲気。
宗次郎はおせんのことは既に頭にないどころか、煙たい存在。
そんな折、おせんを訪ねてきた女が、宗次郎が大川に突き落とした男が、おせんの弟と知る。
(直吉は、大怪我を負ったが無事だった)
宗次郎はヤバいと思い、おせん宅に戻って荷物を持ってずらかろうとするが、
強く引きとめようとするおせん。
そのおせんを突き飛ばしたことで、打ちどころが悪くおせんがこと切れてしまう。

宗次郎はお吉を連れ出して逃げようとするが、
越後屋に見つかって失敗。
仁蔵が越後屋を脅して金をせしめ、宗次郎はお吉を認めさせて一石二鳥の策を持ちかけるが、

それからおせんの亡霊による恐ろしいことが次々と巻き起こる
以下略










残り15分くらいが亡霊による復讐劇になるわけですが、
基本は「お岩の亡霊」と同じく、
相手の顔がおせんに見えて、後ろ暗いところがある人々が次々と刃物などを振り回して自滅していきます。

お互いに責任をなすりつけ合うけれども、
越後屋も宗次郎も仁蔵もみーんなおせんを不幸にした悪党。

直吉がおせんにあげるつもりだった珊瑚の石から煙がもわわわ~んと出て、
おせんの亡霊が出るわ、仁蔵が越後屋の金庫に手をつっこんだら、ただれた手がぬっと出てつかみかかるわ、怖い(T▽T)
亡霊に向かってお互い責任をなすりつけ合う二人の言葉を直吉が聞いていて事が露見。
仇討劇へと発展。
(しかし、亡霊によって越後屋の顔がおせんに見せた仁蔵が越後屋を刺して、まず越後屋終了)


お吉を連れ去ろうとした宗次郎の元へもおせんが化けて出て、
逃げてきた仁蔵がこれまたおせんに見えた宗次郎とすったもんだの挙句に相打ち。

直吉は手を下さずして、おせんの亡霊がすべてを解決したのでした
(おせん、恐るべし)。

あの千原しのぶさんが、捨て身の演技で美しいおせんが悲惨な状況になり、
恨みの亡霊となって陥れた男達を次々と罠にはめるのが凄い。
おせんが亡くなってからの亡霊メイクが怖いです。

(三白眼気味の目も^^;)

品川さん演じた宗次郎は、おせんに拾われてから殊勝になったかと思えば、
外道はしょせん外道だったのか・・・・残念な展開
(ほんとサイテー野郎)
自分が良ければそれでいいのは仁蔵と大して変わらない。

赤城春恵さんは、この頃というか東映時代劇でも既に老け役が定番でいらしたのですね。
(おせんのお世話役のお時)


越後屋和兵衛を演じた原健策さんはエロジジイ全開で狡猾な悪党っぷりがこんちくしょうです(笑)。
↑しかし、所詮は肝っ玉は小物

怖いながらも、哀切さと欲深さのこわさを感じる点では「怪談 お岩の亡霊」と通ずるものがあります。

これもなかなかモノクロゆえのこわさと共に、面白い作品でした!
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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