映画「右京之介巡察記」(1963年・東映)
2010年08月15日 (日) | 編集 |
東映チャンネルで放送してました、大川橋蔵さん主演の作品です。
しかし・・・・橋蔵さんの作品て1962~3年頃から暗いというか重い作品が増えてませんか?
この年前後から東映時代劇の末期に入っていくというか、
抗争時代劇が増え、リアルが求められていったと思いますけれども、
橋蔵さんの初すっぴん?作品の「天草四郎時貞」が1962年でしたっけ。
それでも1962年は熊猫屋も大好きな「恋や恋なすな恋」「花の折鶴笠」がありましたし、
「美男の顔役」もこの年でしたっけ。
1963年に入ると熊猫屋的にだんだんツボに入る作品が減っていくんですよね。
その中でも「いれずみ半太郎」は大好きですし、「この首一万石」はまだ未見なので分かりませんが、
新吾のシリーズは十番勝負の頃が一番面白かったですし(63年に二十番勝負の「完結篇」をやっている)、
全般的に橋蔵さんの持つ華の部分を活かせる作品が減ったような気が。
時代の流れがそうなっちゃったのだと思いますが、
もうちょっと明るく楽しい時代劇を観たかったなぁ♪という気もするのであります。

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・・・・と↑に書いたのも、この作品も結構重いんですよね。
橋蔵さん「二役」で、右京之介と自害した父・瀬名伝右衛門を演じておりますが、
伝右衛門の時はすっぴんでございます。
半分は伝右衛門パートでの構成。そこでの伏線が後につながっていきますです。

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(あらすじ)※東映チャンネルより
南条範夫が「週刊新潮」に連載して好評を得た同名小説を映画化。
将軍名代の巡察使に任じられ、不正を追究したために殺された父・瀬名伝右衛門の仇を探す紫右京之介。
瀕死のところを秩父山奥の忍者の首領に救われ育てられた彼は、神変無想流逆一文字の秘剣を身につけるが、首領が父の仇の一人である事を知り、愛憎に悩みながらも斬ってしまう。
しかし首領が死の間際に“本当の仇”のことを話したことから、右京之介は江戸へと旅立つのだった。
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(感想等)
「右京之介」は9月に東映チャンネルで続編の「紫右京之介 逆一文字斬り」をやりますですよ
(・▽・)v
瀬名伝右衛門は、将軍名代の巡察使として諸国に派遣されるも、清廉潔白な人柄故に賂(まいない)も拒否、そこことは他の巡察使にとってはちょっと煙たい存在^^;
諏訪城下の隠し田の存在を示す図を手に入れた伝右衛門ですが、同輩らの陰謀でお役御免となり、図は秩父忍者の次郎丸に奪われてしまいます。
伝右衛門はそのことで自害。
息子の市太郎は伍平に連れられて旅に出ますが、そこで行き倒れた所で拾われて成長していきます。
しかし・・・・そこは秩父忍者・佐々良道鬼(東野英治郎さん)が頭領の忍者の里。
双方知らずにここまできて、市太郎のことを道鬼は後継ぎにと思っていたのですが、
戻ってきた次郎丸にそのことを告げられて道鬼は愕然。
市太郎の仇だったのです。
道鬼は「仇と思え」と市太郎と剣を交え、咄嗟に市太郎から出た技が父譲りの「逆一文字」。
道鬼は自分が仇とは知らせずに忍者をおさめていく者の名「紫右京之介」と今後名乗るよう市太郎に言い、
市太郎は父の仇を探るために江戸へ向います。
しかし・・・
(以下略)


それにしても道鬼も喰えない奴ですね。
あくまでも市太郎を娘の紅と一緒にして後継ぎにさせようとするために、
伝右衛門を殺害した次郎丸を知る伍平殺害を次郎丸に指示、
更に次郎丸を一党の者どもに殺害を指示・・・・・( ̄□ ̄;)うわぁ。
んで、バレちったら今度は右京之介=市太郎と対決ですよ。
しかし、そこは市太郎を育て見込んでくれた師匠。
真の敵は別にいること、そして自分の刀を右京之介に託してこと切れるあたり、
自分本位な人でもなかったのですね。
悪役でもあるのだけれど、悪って言いきれる人物ではない。
東野英治郎さん・・・・後の「水戸黄門」テレビシリーズの初代黄門様の、押さえた演技が光ります。

橋蔵さんは伝右衛門と右京之介の二役ですが、
伝右衛門の時は地味実直な中年巡察使の演技に徹しております。
ほんとに別人28号っ( ̄□ ̄;)!
いや、見た目だけじゃなく演技も。
後半の右京之介がいつものきちんとメイクの橋蔵さんなので、
中の人は同じなのだけれども、
二人の人間が演じているみたいで、そこが結構面白かったりします。
そこんとこちゃんと見ないといかんと思いましたですよ。







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