新諸国物語「笛吹童子」第一部・どくろの旗(1954年東映)
2010年04月04日 (日) | 編集 |
「新諸国物語」のDVDBOXをかなぁ~り以前に定価の半値以下で入手したはいいが、放置してました^^;

なかなか(色々な意味で)オモシロ映画だなぁ~と「七つの誓い」を観た時思ったので、
「笛吹童子」からちゃんと順番に製作時系列で観ていこうかなと。

しかし、あの「ひゃらぁ~りひゃらり~こ~♪」の歌は耳に残りますね(笑)。
当時の子供たちがラジオ等から夢中になった日本のファンタジー作品なのだなぁ~と、
私自身もその中に浸ってみようじゃないかと、挑みました(ふふふ)。
錦之助さんや千代之介さんが出た「新諸国物語」は「笛吹童子」「紅孔雀」「七つの誓い」と三つありますが、それぞれの繋がりは無いのですね。
別個のお話で、それこそタイトル通り、色々な国が出てきたりなんかしているようです。


(あらすじ)注意※思いっきりネタバレあり
今回は「笛吹童子」で、時代設定は「応仁の乱」の後の荒廃した日本
その隙をついて<満月城>に攻めてきた野武士の赤柿玄蕃(月形龍之介さん)。
城主は自害し、城は玄蕃の一党に占領されてしまう。
中国大陸の明に留学していた城主の遺児の萩丸(東千代之介さん)と菊丸(中村錦之助さん)は、それぞれ萩丸は武術を、菊丸は劉風來(水野浩さん)のもとで面を作るのを学んでましたが、ある日髑髏の面と、菊丸の作っていた白鳥の面が争い(!)、二つの面から血が流れ、髑髏の面に負けた白鳥の面が真っ二つに。不吉なことと劉風來は日本に帰ることをすすめ、
萩丸と菊丸は日本に帰ることに。

帰る船から、幽霊島から明かりが見えたので救助を待つ人だろうと嵐の中救助に向かう二人
菊丸が笛を吹くと海が割れてすんなり通れた( ̄□ ̄;)!まさにファンタジ~(笑))。
そこには、二人を迎えに行こうとして遭難した、家臣の上月右門が。
右門は二人に<満月城>の城主の証である「白鳥の玉」を二人に渡し、共に帰国。
しかして、荒廃した都に愕然とした菊丸は、武士であることに嫌気がさし、他に自分にはできることがあるはずだ、(劉風來にも言われていた)白鳥の面が髑髏の面を打ち負かす時に道が開けるのを信じて、面を作ることにすると言う。
萩丸は了解し白鳥の玉を菊丸に預け、髑髏の面と白鳥の面は萩丸に託され、二人は別行動に。
萩丸は右門と共に<満月城>にいる玄蕃を倒そうとするが、逆に捕えられてしまう。
城主の証の白鳥の玉を渡さないことから、玄蕃は萩丸を牢に入れ、髑髏の面をかぶせて誰かわからなくしてしまう(面がとれないぃ~!)
離れ離れになった右門はひとまず自分の家に逃げ込むが、すぐ追手が。
しかし、その追手の隼人の機転により命拾いをするが、しかして隼人は玄蕃を裏切ったことで、彼もまた牢に入れられてしまう。
そのことを知った右門の娘の桔梗(田代百合子さん)は、隼人の除名嘆願に玄蕃の元に行くが、結局二人は磔(はりつけ)にされてします。
二人の命もこれまでか?と思われた時、突如嵐がやってきて、桔梗を龍がつかむ。
そこに高笑いで現れたのは霧の小次郎(大友柳太朗)だった。

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子供向けなので、せいぜい1回1時間前後です。
なかなかB級映画好きが好きそーなチープ感も漂いつつも、結構丁寧に作ってあるという感じです。
何せ「新諸国物語」は和製ファンタジーですから~♪
千代之介さんも錦之助さんもまだ映画スターとして駆け出しの時期なので、初々しいったらありゃしない。
演技はまだまだカタイのですけれど、そのかたさが子供向け映画の真っすぐな心根の若者っていう雰囲気が初々しさも重なって、良いのですよ(ふふふ)。
特に錦之助さんがかわゆい。
千代之介さんは錦之助さんより6歳年上でいらっしゃいますから、もう既にして「大人」っていう雰囲気ですよね(この方は見た目もクールなんで余計そう見えるのでしょうが)。

今回の第一部はまだまだこの二人が活躍っ!ってほどでもなく、
熊猫屋の見た印象は
「玄蕃つえぇぇ~!月形さんの悪役ってやっぱりええなぁ~(´▽`*)」
というとこと、
ラストで高笑いだけだったのに、場面かっさらう大友さん(爆・美味しすぎる)。
あの月形さんの前では錦之助さんも千代之介さんも
「まだまだひよっこよのぅ~(余裕綽々)」と手のひらで転がされている感じ。
月形さんて、悪役やっている時の声の張り出しも素敵ですが、ちょっとした目の配りも印象的です(そして何よりオーラがはんぱねぇ!)。
千代之介さんの剣さばきはまだ後年よりはひょろひょろって感じですけど、
この頃から落ち着いた雰囲気を出していますよね。
錦之助さんは今回は殺陣はありません。
役回りがも~可愛いって感じなので、次回以降どうなるか楽しみだわ。

中国史もちっとかじっている熊猫屋は、
「その時代にその衣装て・・・・(笑)」と吹き出しそうになりましたが、
ここはファンタジーだからそこにつっこむのは無粋でした、すまん(笑)。
大体、香港の昔の武侠(ある意味中華のファンタジー)ドラマでもおおよその時代が特定されてても衣装が変だったので、ましてや日本ならつっこみは無粋もいいとこっす。
外景が思いっきり「日本」でしたね。建物といい木の種類といい(あはは)。
時代は応仁の乱直後のようですから、明の皇帝は9代目憲宗の時くらいでしょうか。
(・・・・と、ここで時代考証をしてもしょうがないんですが^^;)

最後、桔梗が龍につかまったとき、龍の爪と気づくのにちと見返してしまいました。
次回は大友さんで燃えられるのかしら~♪
次回二部が楽しみです。
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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