書籍「幕末下級武士の絵日記」(大岡敏昭/相模書房)
2010年02月09日 (火) | 編集 |
歴史の本とかで、よく興味を持つのが戦とか政治とかおっきいこともそうなんですけど、
ずるずる引き寄せられるのが社会風俗。
当時の人々が、どういう身分の人がどういう生活をしていたかなんて、ワクワクするネタです(笑)。

武士の生々しい私生活を垣間見ることができる本なんてそうそうあるもんじゃないと思ったのですが、
ありました。しかもこの本、とっても面白いです。
特に「下級武士」っていうのがいい。

江戸からちょっと離れた松平氏所領の忍(おし)藩の下級武士、尾崎石城という人の、
文字通り「絵日記」です。
まっつぐな性格なのか、思ったことを口に出してしまって格下げされたりと、
正真正銘(笑)の下級武士。
妹夫婦と同居している、独り者の青年の日記です。

お仕事のことよりも、今日は誰と何をしたとか(宴会多しw)、
誰と語ったとか、何食べたとか、
時代劇で色々見るけれども、実際のところどうなのよ?と思っている私としては、
非常にそそられる内容です。
下級武士が、中級武士や市井の一般人とか僧侶とかとふつーに宴会しているのも面白い。
武士が庶人と気軽に交わるなんてあんまり想像してなかっただけに、
「へぇ~ほぉ~」っと読み進めました。
ま、それもこれも石城氏が「趣味人」でもあったせいもあるんでしょうけど^^

この本を著した大岡氏は住宅をご専門とされているせいか、
「中下級武士の住まい」も取り上げておりました。
(図もあるし、なかなか詳しい)

日記の絵がなんかささっと描いたんでしょうが、
様子が伝わってくるような味のある絵でして、
絵と文でワンセットの石城氏の日記なのですが、
眺めているだけでもほんとに楽しいです。

江戸の生の社会風俗を伝えてくれる貴重な本として、
本書はとっても良かったです^^





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