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 読書記録
2010年01月02日 (土) | 編集 |


 「大正ロマン手帖」(石川桂子・編/河出書房出版)
レトロものを見るのも好きなんです。
この本は、竹久夢二や高畠華宵などの絵師から、大正当時の少女雑誌、ファッション、化粧品、ヘアスタイルに流行や世相、チラシや広告の類まで取り上げ、豊富な写真で彩られた本です。
カラーが3分の1くらいでしょうかねぇ?
私が大好きな昔の広告類(橋蔵さん関連で昔の雑誌を入手した時も、別途それに載ってる広告を面白がってました)ももちろん色々掲載されているのですが、
今回興味もったのは化粧品かなぁ。
今もあるのかしら?と調べてみたら、あるわあるわ、80年以上の歴史がある化粧品たちがっ!(笑)。
ヘチマコロンは学生の時使ってたことあったなぁ~安かったんで(ふふ)。
「クラブ美身クリーム」とか、「明色美顔水」とか初めてきいたけど、現在でもあるんですね!
(実際、後日ドラックストアで「明色美顔水」発見!「ロゼット洗顔パスタ」とかっ)
しかし、昔の化粧品の入れ物って可愛いですよね(´ω`*)
今なんてプラスチックが主流だけど、可愛い形にガラス瓶、字体まで味がある。
資生堂の「オイデルミン」なんて、今のクールな形よりも発売当初の瓶のなんと可憐で可愛いことか♪
大正から昭和初期のデザインって独特ですよね。


明色 美顔水
ロゼット 洗顔パスタ
ヘチマコロンの化粧水
クラブ 美身クリーム
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「日本の商業デザイン―大正・昭和のエポック」(青幻舎)
発売当初に確か買ったと思うのですが、広告デザインをえんえんと収録した文庫です
(ちょっと文庫の割に高いけど、オールカラーなんで許してやってください(笑))
巻末に収録作品のデータがあり、あとは巻頭の文のみで、ほんっとず----っと広告!
こういうのが好きな人はたまりませんなぁ♪な一冊です。
独特のデザイン、1~3色のシンプルな配色なのにインパクトがある画、文字までとても個性的で、
ほんとに見ているだけでも、ちょっと幸せになります(笑)
マッチの箱のデザインなんて、よくもまぁこんなにあるもんだと感心します。
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「墜落遺体」「墜落現場」
(共に飯塚 訓・著/講談社プラスα文庫)

お年始早々、これ読んでしまった私って・・・・・(しかも寝る前)。
届いちゃったんで、一気読みしてしまって、今読んでしまったことにちょっと後悔のような、
年の始めだからこそ身がひきしまるというか・・・・。

この二冊は、あの1985年の日航ジャンボ機墜落事故の遺体の身元確認の責任者として当時担当した、警察官(当時)によるノン・フィクションです。
読むならば是非二冊一緒に読んでいただきたいのですが、
「墜落遺体」の方は、写真はなくとも凄惨な現場がもの凄く生々しく語られているので、
心臓の弱い方や、その手の描写が苦手な方にはお勧め致しません。
しかし、興味本位で読むべからずというか、多少なりともそういうのが全くないとは言い切れませんが(自分も含め)、
読み終わった後に、何ともいいようのない感情がぐわっとこみあげ、
読んでいる途中はただただ何度も涙してしまうのですが、
読み終わると己の人生のあるべき方向とか、考えてしまいました。
衝撃的なのですが、己の襟を正されるような思いです。
事故現場に携わった方のご本はほんとに無くて、事故原因とかの本ばかりが出ておりましたが、
(私は「墜落現場」を読んだかぎりでは、一部で言われている陰謀説とかは信じられないです。
日本人はよく官庁とか悪者にしたがる傾向がありますけど、真面目に頑張っている方が大部分で、私たちと同じっていうのを忘れていると思う。その辺は公平に見たいとこではあります。)
当時直接現場に関わった方が書かれたこの二冊は、警察、自衛隊、自治体の方や住民ボランティア、医師や看護師など、事故に携わった方に、被害者遺族の方々の人間模様を色濃くうつしてます。
それぞれの人が懸命に向き合う姿。
良い話ばかりではなく、中にはそうではないものもありますが、
(とにかく、マスコミのプライバシー無視のクズっぷりが一番酷い。今も「マスゴミ」と揶揄されるだけのことはあるというか・・・・いくら仕事でも相手のことを考えない無法地帯で凄く悲しい)
特に遺体確認のために全力投球した人々の「ご家族の元に帰してあげたい」という執念には、読み手のこちら側も圧倒されるように伝わってきます。


この事故に関しては、最近「クライマーズ・ハイ」や「沈まぬ太陽」などの小説で取り上げられたりしましたが、
私は近い年代の実際あった事件・事故については、あまり小説では読みたくない方です。
(特に山崎豊子さんのご著書は、フィクションとノン・フィクションの境があいまいすぎてあまり好きではないです。
「大地の子」とか読んだことありますけど。女史の本を読んで、たま~にまるまる信じちゃってるような人もいらっしゃったりしますし…。好きではない理由は他にもありますが。
フィクション、小説ならばそれときっちり分けてる体裁のを読みたいですし、そうじゃないならば実録とか手記とかのノン・フィクションで読みたいんです。)
実際体験した人しか分からない分、こういうのを知るならばノン・フィクションで読みたいと思っている一人です。

しかし・・・・これ読んでしまって一つの後悔が、
「私飛行機苦手なのに、これ読んでしまって大丈夫だろうか?」と。
ん~…元々飛行機が苦手な方も、ちょっと読む前に考えた方が良いかもしれません。
でも、それをおしてもあまりある、考えさせられる良書でした。

人の弱さや、強さ、そして深い深い優しさも感じる本ですよ。
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テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌
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