テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#13(完)
2014年10月28日 (火) | 編集 |
放送分完遂できるか分からなかったんで単独カテゴリーつくるか迷ってたのですが、
できたので、後日単独カテつくります。
(その代わり中途半端作品のカテゴリーは記事はまんま残すけど昭和時代劇カテに統合するかも)

毎回丸山明宏さんの口上から始まるこの作品も最終回です。
連続時代劇で回数がある分、オリジナル展開てんこ盛りのようでしたが、いよいよ終了。
最終回にも関わらず、新キャラが

水城:江守徹
お妙:高橋あや子


旅の女が橋の下の河原で倒れている浪路を発見。
浪路に託されて芝居小屋に行き、
女がどういう素性の者か分からないため、闇太郎が代わりに旅の女と行き浪路を救出。
闇太郎が女の名を聞くと榊原妙と言った。

お妙は福知山からはるばるやってきて、長屋に住む水城という浪人を訪ねる。
なんとお妙の父は門倉に斬られ、水城はお妙と夫婦になる予定だったと?
世間は狭い・・・・最終回でも新たな仇展開の模様。

土部は浮島にいつまでも浪路が大奥に戻らぬのでせっつかれ、
三日の後に戻らぬなら私も身を守らねばならぬので敵にまわりますぞと引導を渡される。

闇太郎の家で目を覚ました浪路。
既に雪之丞が土部殺害を狙っていることを知っていた彼女は、
(父がやられるところを)この目で見なくてよかったと病床の中言う。
そして自分の命が長くないことも悟っており、雪之丞をひたすらに想う中逝ける自分は幸せだとも。

お久しぶりの夏八木さん・・・・もとい服部様登場。
いきなり襲われてるな。
退けることはできたが、土部も結構焦り気味の模様。

浪路が落として行った櫛を雪之丞に届けにきたお妙。
妙の父は福知山藩の側役をしていて、二年前に一人の浪人を藩の剣術指南に推挙する話があり、
妙の父の意見でそれが取りやめになった。
そのことを恨んだ浪人に殺されたというのだ。
その男の名「門倉平馬」と聞いてギョっとする雪之丞。

闇太郎がきて、浪路の命の灯が消えかかっていることを知る。
かけつけると浪路が気がついたが、
父に近付くためにこの浪路を・・・・?という問いかけに、
「始めは・・・・でも今は・・・・今は・・・・・」浪路をじっと見つめる雪之丞。
その言葉に安堵したのか、浪路はこと切れた。
(亡くなり方が急にガクッて感じでビックリした^^;)

土部屋敷に大きな葛篭?を持ってやってきた闇太郎。
「可哀想に。浪路様はてめぇの欲に殺されたようなもんだ!」
箱の中には浪路が。
闇太郎の言葉もむなしく、雪之丞のせいだと怒りの炎の土部。
浪路も病死として葬儀をあげることにするとは・・・・・・

浪路の葬儀の日、門倉を水城が襲う。
しかし、少石のために命を落とすかと門倉言われ、更に土部の元なら出世も望みのままと逆勧誘(え)。
そして衣装を変えて出直してこいと小判をバラまいて門倉が去る。
長屋に帰った水城は、門倉のことを積極的に聞いてくるお妙を制し、
2年も待ったから今事を焦って気取られてはマズい、しばらくは俺が様子を探ると水城。
内職の傘張りを見て、あなた程の腕の方が云々・・・・と言ったお妙に、
内にうずまいている迷いがある水城は刀を抜き、傘をめった斬りにする。
その時落ちた小判についてお妙が尋ねると、問屋からの支払いだとウソをつき、水城は出て行った。

服部が雪之丞を呼び出し、目的が同じことから協力を願い出る。
さて・・・・どうする?

門倉の元に水城が。
門倉は水城に雪之丞殺害を切り出し、また雪之丞が松浦屋の遺児で土部を狙っていることも話す。
水城に対して、側役の娘じゃなくてもお妙を愛してたかみたいなことをたたみかけるなんて門倉、
さすがドス黒い。
あーあーあー、水城は門倉の口車にのっちゃったか。
雪之丞を襲おうとしてかわされ、更に闇太郎出現。
闇太郎の説得も斬ろうとする水城をかわして闇太郎は消えるが・・・・
「土部は落ち目か」←水城よ、そこか?落ち目だからやめるとかそういう理由か?

水城、門倉の処世術に感化されてお妙を裏切って栄達を求めて長屋を出る(ひでぇ)。
が、その直後水城は門倉に斬られ果てた。
(お妙さん・・・・・そんな男でも泣けるんか;;;)

雪之丞、ついに決戦か。
もしもの時もあろうかと菊之丞に二十年の恩を返せぬかもという雪之丞に、
本懐をとげて帰ってくることを信じているぞと菊之丞。

雪之丞が、浪路が贔屓にしてくれたお礼にと土部を訪ねてきた。
土部は蔵屋敷に通す。
松浦屋の一子・雪太郎と名乗り刃物を出すも、後ろから門倉の切っ先が。

服部は闇太郎にだまさされて一室に閉じ込められる。
二十年の仇を雪之丞に思う存分やって欲しいためだ。

長崎事件のことを知るものは全員消したいと思ってる土部。
全員・・・・?
門倉も事件のことは当然知っているため眉をひそめ、
雪之丞はあなたも当然その一人と門倉に。


「あたしの秘密は既に公儀の知るところ。あたしが乗り込んだのは何のためだと思うてか。
明日にも公儀の手に渡るお前をあたしが手にかけるため。
もはや秘密など、どこにもないわ!ふっははははは!はははははははは!」
(雪之丞さん、コワい)。


愕然とする土部は、蔵の財宝を公儀の手に渡る前に隠すのだ!!と門倉に言う。
が、門倉は冷たくそれを見、
「俺は荷づくり人夫ではない!!御前!!何故闘わん!
雪之丞の苦し紛れの言葉を信じて疑わないとは、そんな御前など見たくもない!!」

平馬、落ち着けとこの期に及んでワインを取り出す土部w
土部の野心と勇気にかけていた門倉は、それがガラガラと崩れて見苦しい姿の土部に怒る。
そして、門倉が土部から差し出されたワインを吹っ飛ばした先の金魚鉢で金魚が死んでいる姿を見、

門倉「俺を殺すつもりだったのか・・・・・」
怒りの門倉が土部を斬った。
財宝を抱き果てる土部(雪之丞、自ら手を下さず仇完遂)。

門倉「雪・・・・やっと貴様と勝負ができる」
なんと、ラストが雪之丞と門倉の一騎打ち?
雨の中の勝者は・・・・

門倉「雪・・・・俺の負けだ」

お妙さんが仇打ちに来た時は一足遅く、門倉は果てていた。
お妙「わたくしが討つべきでした!」
雪之丞「いいえ・・・・これでよいのです。あたしのこの姿、よく見るのです。
あたしに何が残りました?復讐の果てのむなしさだけ。
血潮では何も贖えませぬ。
あなたを見ていると生きようとし生きれず、花の盛りを散らした人を思い出す。
幸せを使ったその人に代わり、どうぞ新しい道を・・・・新しい道を生きて下さい。」

言葉なく見おくるお妙、刀を放り投げ雪之丞は雨の中放心して歩いていった。

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なんか最後の最後までドロドロしたまんま終わっちゃいましたね^^;
映画版でも自ら手を下さずして仇討ち完遂なんてありましたが、
本作は門倉がやったんですね。
仇討ちの虚しさを説くのは本作ならではというか、このテレビ時代劇が作られた時代ならではなのか、
そこは他と違ってました。
各種映画版にある米蔵解放に闇太郎がいて欲しかったとか、
芝居小屋場面というか、舞台場面がこんだけ長いならもちっと欲しかったとか、
後半になるにつれて仇討ち対象が毎度出るのはいいけど若干パターン化してきたなぁとか、
もうちょっとスカッとした要素が欲しいとか、色々思うところはあったんですが、
このドロッと重たいのが本作の作風なんだろうな。
(美輪さんで仇討ちを派手にかましてスカッと爽やかも似合わないしw)

二役は結構生きてましたよね。
演じ分けもきっちりできていて、そこはすごいと思いました。
出番はちょこちょこあるけど派手さはない菊之丞が、熱くたぎってしまった時のクールダウンというか
冷静な目を持っていて演技的にもホッとする存在でしたし、
金田さんの土部は巨悪ってよりも若干御しやすいタイプの悪役というか、
ラストのお宝に目が血走ってしまうあたりの小物臭が他版と違ってあれはあれで面白かったですw
お初姐さん、もちっと暴走しても良かったんだけど(おい)、
映画のに比べると可愛らしい感じでしたね。

映画版ほど個人的には心に残るものではなかったのですが、
連続時代劇ならではの伏線のはり方と回収(大体2話単位くらいで展開と回収がされてましたね)にワクワクしたりもしましたし、楽しかったです。
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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