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 映画「華岡清洲の妻」(1967年・大映)
2014年10月13日 (月) | 編集 |
(あらすじ)※時専より
医学を学ぶ華岡雲平(市川雷蔵)と結婚した加恵(若尾文子)は、夫不在の華岡家で3年間を過ごした。
そして修業を終えた雲平が戻ったが、姑の於継(高峰秀子)は雲平の世話を焼き、加恵には冷たく当たるようになった。
雲平は名を青洲と改め、麻酔薬の開発に没頭するようになり、動物実験を繰り返すようになる。
やがて於継は自らの体を実験に使うように言い、加恵もまた同じことを青洲に言うが……。

(感想等)
時代劇専門chの雷蔵さん枠で放送されたものを見ました。
好きな増村保造監督と聞いてっっ!
(増村監督といえば文たんですし)。

高峰秀子さんと若尾文子さんの間が実際は9歳しか離れてないのに、
姑と嫁の関係を演じてまする^^;

放浪医者の於継の夫は、加恵の祖父にちょくちょく会いにきては与太話をする仲でした。
その祖父が亡くなって3年後、於継がやってきて加恵を嫁に欲しいと言いだします。

「大きな家に嫁いで事なき生涯を送るか、貧しき家を興して城を築くか、
そのいずれを選ばれるか考えていただかしてと、私が申してたとお伝えなして」
(加恵の家の方が身分上なのに結構大胆な於継さん)

子供の頃から、加恵にとってできた女性に見えていた於継に近付きたいと思っていたところ、
願っても無いことで、父の反対もあったが嫁ぐことに。
(冒頭からの場面で、於継の夫を見た時のポカン顔とか、於継が祖父の葬儀にきた時のポカン顔といい、
加恵が於継に興味が深かったとこを台詞無しで印象付ける描写が。
最初は加恵の乳母がどんなに於継が素晴らしい女性かってーのをインプットしたせいにも見えるけどw)

夫となる雲平が修行中で婚儀に出られないからって、嫁の隣に本草綱目て!!

加恵はこの頃は雲平と結婚したというより、於継に憧れているという雰囲気が強く出ていて、
彼女に物事を尋ねたり、教えを請うたりしてるし、
於継もまた、良い嫁に来てもらったと思っているようす。

雲平@雷蔵さんが帰ってきました。
(うほ~雷蔵さん、白塗りメイクん時と全く違うんで誰かと思いましたわ。)
しかし、医学の話に夢中で加恵は紹介されたけど距離が・・・・・
華佗(後漢末の医者)のように麻酔使って~♪とか熱心に話す雲平に
父「何せあの国の文章は大げさやさかい」(確かにw「三国志」華佗伝などに記述ある)。

しかし、加恵も雲平のために織物織っていたのに、
まるでいないかのように話す於継が怖い。何があった。
しかも、帰ってきたというのに雲平と加恵を別々に一人で寝るようにさせるし。
かと思えば翌日は雲平の元に行くようにとか。
↑この時点で私、実は夫と加恵がうまくいくように於継がワザとしたんじゃないかと思ったんだけど。
あと医者の嫁として強くなるようにとか・・・・・
どうかな?

あ~
あ~
猫好きにはちとツライ描写ありで注意(麻酔実験かしらT_T)。

子を産むため、於継によって実家に帰らされた加恵。
この場面の加恵・・・・というか文たん鬼気迫るなぁ。
雲平がいないときに結婚したのは機織りをさせるため、
家に返したのは食いぶちを減らすためとか於継に対して辛辣。
子を産むのもなんか於継に対する対抗意識みたいで・・・・・・。
(生まれた子は女の子でした)。

乳がんになった於継の娘(ということは雲平の兄弟か)。
まだ麻酔は研究途上、使う薬もなく手立てがなくて於継も雲平も苦慮するなか亡くなってしまう。
だからって、近所がお勝が死んだのは猫を沢山殺した祟りだという噂に、
於継「加恵さんをすり抜けてお勝を祟るという方はないやろ!」
というのは無いわ~無いわ~
ええ!?ほんとに鬼姑なのっ!?

それから7年・・・・・やっと猫による麻酔の成功を見るも、未だ人間には・・・・。
そしたら於継が自分を(実験に)使ってくれと言う始末(しかも加恵をチラッチラッと見ながら)。
すると加恵もいえ私はかねてより・・・とこれまた対抗意識を。
それにしてもここの嫁姑の応酬場面がすごい^^;

雲平「ワシの薬を飲んだら死ぬとでも思っているのか!ワシは人殺しの薬を作ってるのやないっ!」(あ・・・切れた)

でも、母つえぇな!それだけの自信があるなら何をためらうことがあるのよし!私を使うよしっ!と
目ぇひんむいて言うんだもんな。
思わず首を垂れた嫁とは年期が違う。

そしてついに・・・・
於継が先に麻酔薬を試すことに。
すご・・・・一気に飲んでしもた。
そして遺言じみたことを言う於継。
世継ぎがいないのは心苦しいから帰ってくる雲平のずっと下の弟になるのかな?
養子にするようにと。
快諾する雲平。

ところが、実際は雲平はマンダラゲの花を焼酎にちょいと薄めて入れただけで、
実験にはしてなかったのか^^;
それを於継は成功したと思いこみ、
誰にも言わないのを破って実験が成功したと振れ回ってしまっている。
話しをききつけて患者がきたらまずい。雲平危うし。

すると加恵が、今度こそ自分を・・・・と雲平に願い出る。
「やってくれるか」(ええっ!今度は本気!?)

入念に・・・・暴れても大丈夫なように自分の足を縛る加恵。
薬を飲むと・・・・於継の時と違ってすぐ反応がきた。
こんこんと眠り続ける加恵。内股をひねっても起きない。
三日も・・・
わざわざ出向いてまでもろてきた嫁、もしものことがあったら・・・・という於継の本音?
しかし、加恵が目をさまし雲平に(三日三晩飲まず食わずなんで)二人分の粥をと言われて粥を作りだそうとする於継が、
嗚咽をこぼすのは・・・・・何かやっぱり含むところありそうだなぁ。
その直後の場面で弟子たちが奥様も若奥様も医者の嫁の鏡と褒めそやす場面見ると、対比でつい。

半月たってもまだ身体だるい加恵を見て、今度こそ私でと迫る於継。
で・・・・やるんだけど、また薄いのでやったんかな?すぐ目ぇ覚ます。

そんな中、雲平と加恵の娘が風邪で死亡。
お勝を亡くした時のことを於継も思い出し、加恵と二人で泣く(思いがけずこれで距離縮まった?)
加恵のたっての願いで再び実験。
目を覚ますも目が・・・・・・・
於継はここで自分への薬はただの眠り薬であったことを知らされ愕然とする。

於継の死に際。
加恵がつわりで思わず於継の手を話してしまったことに
「私のことがよっぽど憎かったんかの」と・・・・。

1年後、無事男の子誕生。
おりくさんの声がおかしいことに加恵は気づく。
できものができていた。

おりく「そう思うのは姉さんが勝ったからやわ」
(うわ~怖いっっっ!!おりくは長年於継と加恵のことを見てきた人間)
おりくがグイグイと真理をついてくるのが怖いぃぃぃぃ(T▽T)

ついに、患者たっての願いで乳がんの手術が行われ、成功。
そして加恵も三度目の出産が無事に終わった。
加恵に報告した雲平。ねぎらうと

加恵「皆死なれたお義母はんのおかげございますよし。
お義母はんがいなさらなんだら、今の私はありませんよって」

新しく大きな診療所ができた。
しかし、加恵は巷で夫を助けて盲目になった妻という美談を嫌い、
ますます表に出てこなくなった。
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最初はね、於継が加恵に冷たくするのはある意味優しさだと思ったんだけど、
それもちっとはあったかもしれないけど、それだけじゃないよなぁ・・・・と於継の仕打ちを見るにつけ思ってたら、
おりくが真理を突いてきてグサグサきましたわ。

また、雲平もズルイよねぇ。
二人のこと気づいていて利用したとしか思えん^^;;

「清作の妻」の時もモノクロゆえに研ぎ澄まされたような増村監督の愛憎劇の映しようにゾクゾクしましたが、
本作も姑と嫁の間にピーンと張った緊迫感にうちふるえましたわ。
高峰さんも文たんも雷蔵さんも素晴らしかった。
高峰さんなんて当時まだ30代前半なのに、お義母さんになりきってたし(母でもあり女でもある雰囲気が出てた)
文たんも、ちょっとおぼこい時代のお嬢さんから、医者の嫁として(主に於継に・・・かな)もまれていくうちに、
気づくと於継のような女に達観していった様がじわじわ出てきてたし、
雷蔵さんも、一見飄々としているようで二人の女を見ていてしかも見てないようなそぶりをして二人を利用する様がなんとも。
役者さん皆が印象に残るような作品でした。

ただ、猫好きはキツい場面があるので、要注意です^^;
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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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2014/10/13(Mon) 21:12 |   |  #[ 編集]
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