映画「風の武士」(1964年・東映)
2014年08月11日 (月) | 編集 |
(キャスト)
名張信蔵 大川橋蔵
ちの 桜町弘子
お勢以 久保菜穂子
お弓 中原早苗
名張与六 北村和夫
律 野際陽子
平間退耕斉 宮口精二
紀州屋徳兵衛 進藤英太郎
水野和泉守 西村晃
猫 南原宏治
高力伝次郎 大木実

(監督)加藤泰

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(感想等)
またもや録画しっぱなし山の中から橋蔵さん映画です。
この映画は東映からDVD化されているので、買えますよ^^

猫は猫でも可愛くない猫であった(笑)

橋蔵さん演じる名張信蔵は、伊賀忍の流れのものなんですけど、
名張家の次男坊なんで、これっつー定職にはついてないご様子。
(序盤は、女好きな雰囲気もあるてれんことした坊ちゃん若侍風ですw)

それが幻の里「安羅井」をめぐる陰謀沙汰に巻き込まれることにより、
波乱の物語となっていきます。

そのカギを握る「安羅井の里」のお姫様・ちのを演じるのは桜町さん。
信蔵の家の割と近いところの道場の娘に身をやつしてたんだけど、
実は「安羅井の里」の人々は平家の落武者の末裔で、
どうやら異国との抜け荷貿易でもってもうけた莫大な資産を貯め込んでいるらしいとの噂で、
公儀と紀州藩が目をつけて争いになっていきます。
(ちなみに里は秘境で、そこにたどり着くためには「ちの」らが持ってる巻物が必要)

信蔵は公儀の水野和泉守(西村さん)に命ぜられて、
「安羅井の里」・・・・そして紀州藩を探ることになるのだけど・・・・
神出鬼没の公儀側の忍者「猫」の存在がなかなか不気味かつ強い。
(南原さんのインパクトめっちゃ強かったなー)
ちのに対して好きな気持ちがある信蔵に対して、見張る様に・・・時として上から目線で任務を命じてくるのだな。

ちののいる道場の道場主・平間退耕斉(宮口さん)も里の人間なのだが・・・・
ここの師範の高力伝次郎(大木さん)がクセモノで、
紀州側に加担して、退耕斉を殺害(この段階ではちのは退耕斉を殺害したのは高力とは知らず)。
口八丁手八町でちのに味方しているフリをして誘い出し、紀州と秘境に向かうのだな。
しかもこの高力、ちのを好いてるらしく色々信蔵との三角関係含め面倒なことに・・・・(笑)

大阪の豪商・紀州屋徳兵衛(進藤さん)は紀州側に加担する人間でしたが、
彼は商人。
公儀に睨まれてまでリスキーなことはしょいたくない。
で、どっちに転んでも大丈夫なようにあえて信蔵にちのを渡して逃がし、
一方で巻物の複製を作ってそちらを自分が持つのですが・・・・・・・・
どうやら紀州云々・・・・よりも高力の目的は「ちの一本!!!」だったようで、
哀れ紀州屋は激昂した高力に・・・・(南無~^^;)

しっかし、短い時間の中とはいえ次から次へと女に惚れられる信蔵^^;
個人的には前半出てきたお勢以(久保さん)が好きだったなぁ。
信蔵が好きなんだけど、一緒にいられないことを知った後、
支度金として信蔵に渡された500両(!)の小判を最後の二人の遊びと称して信蔵と小判の封を切ってまき散らす場面なんざ、ちょっと切なかったです
(この場面と、お勢以が去っていく信蔵を見送るシーンがこの映画で一番泣けた)。

後半に出てくる、猫と行動を共にしているお弓(中原早苗)は、
猫に7歳の時に拾われて忍として仕込まれた女性なのだけど、
彼女もまた信蔵に惚れてしまうのですな。
(しかし、お弓が信蔵に惚れたと知って怒ってお弓に貪りつく猫って・・・・^^;
7歳の彼女を拾ってきて仕込んだ子に?とちとロリコンぽく見えてしまったのだが^^;;;)

律役の野際さんはこれが初映画?!
ちょい出で、名張家の御長男(兄)の奥さんで義姉なのかしら?でご出演でした
(セリフもあんまなかったような)。

ラスト、高力との対決を経て姫を射止めて一緒に里でハッピーエンドかと思ったら、
まさかの悲恋物語!
ちのが信蔵と一夜を共にしたのは、それこそ一夜限りの中で想いのたけをぶつけたのですなぁ。
彼女は「秘境の里の姫」
長(おさ)だった父などを失った今、長はほかならぬちのなのです。
そして、里の存在は知られてはならない
信蔵が駆け付けたときには文と懐剣がそえられており、それは別れの文でした。
文を見て呆然自失の信蔵で物語は終わるのですが、
やはしメインはロマンスなのか!?(笑)。

あんまし信蔵が伊賀忍って雰囲気あんましなかったというか、
序盤がてれんこしていたんで、
その後とのギャップにビックリよ(笑)。

南原さんとか大木さんとか宮口さんとか西村さんとか、
ひとクセありそなのが似合う皆さんそろい踏みだったので、
そちらの皆さんの芸達者ぶりににやにやもしていた熊猫屋でしたが、
中盤や後半は殺陣がからみつつのはやい展開ながら
結果ラブに帰結するあたりが、ある種いつものことよと、
ゆるぅ~りと楽しんだのでした。

正直、突出した部分がない映画ではありますが、
役者の皆さんの演技を楽しむのはありかなと思いました^^
(特に前述のひとクセありそな皆さん'S)


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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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