映画「バラケツ勝負」(1965年・東映)
2014年08月02日 (土) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

大正初期、港神戸を背景に、腕がたって、女にもてて、人情にもろいバラケツ一味が結束し、敢然と歓楽街に巣食う悪徳ボスとの対決を、豪華キャストで描いたアクション巨篇。大川橋蔵主演の現代劇。神戸の歓楽街・福原を舞台に、殺人事件とその裏にうごめく陰謀を、橋蔵演じるバラケツ兄貴が度胸と根性で大解決する。

(キャスト)
武村久雄 (大川橋蔵 )
武村久五郎 ( 志村喬 )
相良主任 ( 大木実 )
妙子 ( 藤純子 )
おかつ ( 久保菜穂子 )
花奴 (桜町弘子 )
佐和勘吉 ( 山城新伍 )
秋月京太郎 ( 内田良平 )
栗本隆吉 ( 内田朝雄 )
阪内兵助 ( 天津敏 ) 他

監督:松田定次

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(感想等)
この映画は任侠系なのですけれども、橋蔵さん映画なので別枠で。
東映も時代劇映画が斜陽化し、任侠ものメインに移っていく頃の映画・・・・
橋蔵さん唯一の任侠映画です。

・・・・なのですが、
正直時代劇鬘なしのスッピン橋蔵さん、しかも任侠ものということで、
東映ch今月放送なのですが、その前からオンデマンドにはあがっていたのにも関わらず、
「み・・・・見ていいのかしらこれ・・・・」と、
妙な気持ちでぐるぐると躊躇していたことを告白します^^;スマヌ
橋蔵さん好きゆえに、かえってドキドキしちゃったんだよ色んな意味で。

バラケツってどんな意味?・・・・不良とか愚連隊のことか。

橋蔵さん演じる武村久雄ら仲間達は「バラケツ」とか言われている。
久雄は刑事である武村久五郎 (志村さん)から勘当された身で、
仲間と細々したことで食いつなぎながら生活している(バクチ禁止っ!・笑)

カフェの女給の妙子(藤さん)は久雄に恋心を寄せているらしい。

武村刑事が手柄をたてて新聞に載ったことを、
久雄の仲間や久雄の住んでいる家の大家は喜んでくれたが、
久雄は勘当された身ゆえに、表面には出さない(むしろ話題を避けている)。
この吉事を口実に、仲間たちが質屋の女将から(下手くそな音楽をかきならして)ご祝儀をもらい(久雄宛だけどね)
飲み明かす
(この場面の妙子=藤さんがいいなぁ♪ちょいと口説き文句言う久雄に
「おだったかてアカン。うちは刺身のツマなんかにされん女や。
そんな殺し文句は丹波屋の後家はんか福原の花奴にいいなはれ」ってとこかっこいいっ!)

その福原で、武村刑事を囲んでの祝いをしている警察一堂。
芸者の花奴は久雄となじみらしく、武村に息子さんからだと思ってと出された杯に、
倅などいないとカッとなり、直後花奴に声を荒立てたことにしゅんとなる(お父ちゃん・・・・TωT)

一方久雄は、木下組の若衆とやらに呼び出される。
直後、家に集団に殴り込みが入り、大家も含めて仲間達がボコにされる。
・・・・しかし、久雄を頼ってやってきたという男が一人で木下組をボコにし返す(木下組は地上げ屋か?)

一人で久雄も囲まれたが、こちらも倒して組の頭のもとに案内させる。
頭の木下鹿造(曽我廼家明蝶さん)に会った久雄は、
「任侠道とは」と問いかけ、第一にかたぎに迷惑をかけんこと、第二に弱い者イジメをせんことという木下に、
それじゃあんたたちが今夜やったことはなんや?と、
どうやら木下が誤解していたことを説き、一時一触即発となるが、
久雄の目を見て木下は感心する。
また、久雄の本名を知りかつて武村刑事に恩がある木下。
その息子に弓をひけるかと、手を引くのだった。
(この場面の、日本刀を突きつける木下と久雄の場面の緊迫感がピリッとしていいです。)

・・・っと、ちょっと隙があったと思ったら、
久雄と妙子がいつの間にっ!
しかも一夜を(橋蔵さんの映画なんで、肝心なとこすっとばしてそういうのはめっちゃヌルめです・笑)
あ~んなカッコイイ雰囲気さえ醸し出す妙子さんなのに、
好いた男には純情可憐です(´▽`*)

久雄の住んでいる家にやってきて、木下組を追っ払ったあの男は
秋月京太郎 (内田さん) であった。
福原のおちゃらとかいう芸者を足抜けさせてしまって、彼女を伴っていたんだけど、
秋月はおちゃらから久雄のことを聞いたそーで、久雄とは面識なかったようで。

あーあー、大月屋は木下組と江藤組を天秤にかけてたんか。
こりゃ面倒なことに・・・・
木下は、久雄が面倒に巻き込まれかねないと、短刀を託す。
(木下の親分、ええお人なんだね)

何か質屋のおかみさんにも久雄惚れられとるんか?
しかも「養子になって」というあたり歳離れてる?^^;;
更に、妙子が乗り込んできて、すわ女の戦い!?(@Д@)と思ったら、
久雄さんが今のバラケツ生活から抜け出してくれるならワテなんでもすると、
この勝負・・・・妙子の若さと真っ直ぐさの勝利か。
しかし「この質草(久雄)はあんたに確かに渡しますよ。離したらあきまへんで!」
というおかみさんもいい。

・・・・・が、二人の女の前に久雄おいてけぼり(爆笑)。

花奴が近々身請けされるらしい。
彼女に呼び出された久雄は福原へ。
花奴と酒を酌み交わす。

妙子のお母さん役のミヤコ蝶々さん、本作のコメディーリリーフかw
娘への男の扱い方講座が笑える(^▽^)

本編3分の2がたというとかいう時間になって、
こっからジェットコースターや!
久雄が目を覚ますと、手に木下からもらったドス・・・・血まみれの。
そして目の前に倒れている花奴が血を流して死んでいた。
(本作の、桜町さんのこの扱いって・・・・・^^;)
更に廊下には仲井の死体。
久雄は驚いて、慌てて外に飛び出していった。
(しかし、男気を振りまいていた久雄のこの行動にはちとツッコミたい気が^^;)

通りかかった武村刑事とぶつかりかける久雄だったが、
そのまま駆け抜けていった。
不信に思った武村が入っていくと・・・・・二人の死体を発見。
帰ってきた女将が仰天していると、武村はこともあろうに久雄がやったと思い、
息子をかばって罪をかぶった。
(息子を勘当した父が、いくら息子とはいえ代わりに罪をかぶるのはどうなのかなぁ?とちと疑問)

俺は天下の親不幸もんやと秋月の前で泣く久雄。
そして兵庫警察に自首したが、
息子がやったと思って断食しているらしい武村。
そんな父の心がわからんのかと相良主任(大木実さん)にビンタされ、
武村の家に連れていかれる久雄。
久雄を勘当して後、後妻と別れて武村は一人息子の更生を願って、
仏壇に亡き前妻(久雄の母)の写真を置いていたのだった。

しかし、警察でも難儀している事件、
久雄に名刑事の二代目なら解決してみろとはこれいかに^^;
それにしても、進んでいくにつれ久雄が情けなく見えてくるんだが。
虚勢はってても、やってることが案外子供っぽいというか・・・・・。

江藤組との抗争で木下の親分がぁぁぁぁあ!(TДT)

しかし、事件解決への過程で何であんたら(久雄たち側)そこ気づく?(兵隊の甲種の件とか、ドス二本の件とか)
というとこがいくつかあって、
すぽっと抜け気味??(花奴殺害事件から詰まり気味で進んでいるような)
秋月は途中から食客になったけど、頭脳派のようで。

おいおいおいおい、
カタギになるのを願っているお父ちゃんがいるのに、
仇とはいえ江藤組と喧嘩(でいり)かよ^^;

元兵事部長の栗本(ああ!武村刑事の福原祝いの宴場面で、別室にいたヤツか!)と
元軍医の坂内兵助と結託して、
組の若い衆(ほとんど江藤組)が兵役の甲種合格のところを丙種にしてやって暴利をむさぼっていたということだ。

しゃべろうとした大月を銃殺する栗本・・・・ラスボスか。

大乱闘の末に事件は解決し、武村刑事は釈放され、ハッピエンド・・・・ではあるのですが・・・・

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結果的に、あれほどお父ちゃんが願ったカタギにはならんのね久雄。
更に久雄の腕には彫り物が。
妙子がそれを見ておそろにww

やはし、橋蔵さんは思ったよりは違和感はなかったけれど、
顔がどっちかというと坊ちゃん系なんで、
任侠系はニンではないよねぇ(任侠系の男優は男臭さやカゲのある男の悲哀とか別種のフェロモンが必要だと思うの)。
生涯1本だけだったというのも分かる気が。
1965年は5本映画撮ってる橋蔵さんですが、次年度から本格的にテレビに移行@銭形平次。
1966年は「旗本やくざ」(これはめっちゃ楽しかった!^^)1本のみ、
1967年は「銭形平次」の劇場版1本で、橋蔵さんの映画スターとしての時代が終了し、
テレビと舞台時代に移っていきます。

この頃の東映は任侠路線が花ひらき、
本作ではヒロインの藤さんも1968年から始まった「緋牡丹博徒シリーズ」のお竜さんで大ブレイクです。

本作は中盤以降がなんとのぅ駆け足気味で、
事件解決の過程がちょっとすっ飛ばし気味で丁寧さに欠けるんで、
前半(というか事件発生前まで)との時間配分が逆だったらよかったのかなぁ?
予想よりは見れたけれども、それほどいい感じではなかったかな、個人的には。
部分部分で、藤さんが可愛いだの(笑)、木下親分がかっちょいいだの(おい)、
おとうちゃ~ん!!(涙)な部分があって、良かった部分もあったのですけどね。










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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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