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 映画「あばれ纏千両肌」(1955年・東映)
2014年06月23日 (月) | 編集 |
私的東映時代劇プチ祭り開催中^^;

次は錦之助さんの映画です^^
活きの良い錦之助さんの映画見たいなぁ~♪ということで、
これなんてどうだろ?とまたもや東映ch録画しっぱなし山からチョイス。

(あらすじ)※東映chより

暴れん坊の野狐三次が度胸を見込まれ町火消しになり、一人前になるまでを描く痛快篇。孤児の野狐三次は暴れん坊だったが、神田祭で無法を働く加賀鳶取締り・古市弥十郎を手玉にとったのを見込まれ、町火消し「ろ」組の仁右衛門に引き取られた。
敵対する加賀鳶滝五郎一家に「ろ」組の纏を奪われ、三次は纏を奪回するために滝五郎のもとへ赴く。
そこで仲裁に入った加賀藩重役・伊集院帯刀こそ三次の実の父だった…。

中村錦之助(野狐三次)
高千穂ひづる(お駒)
月形龍之介(伊集院帯刀)
原健策(滝五郎)
片岡栄二郎(片岡直次郎)
市川小太夫(仁右ヱ門)
清川荘司(永山半兵ヱ)
堺俊二(紋太)
香川良介(河内山宗俊)
星十郎(丑松)
澤田清(伊之助)
天津京之介(藤吉)
山茶花究(古市弥十郎)
・・・・他



(感想等)
講談や浪曲に出てくる野狐三次の物語です。
錦之助さん出演作としては「新諸国物語 紅孔雀」から2本くらい後の作品なんで、
まだめっちゃ駆け出しの時期ですよね!
そりゃまだ初々しい時期だから楽しみだわ~♪と拝見しました。

本作の萩原遼監督は・・・え~と、娯楽作品がとても多い監督さんですね。
戦前からの監督作品もあるようですが、圧倒的に東映黄金期。
(東映の前身の一つの東横映画も含む)
あと、東映は1950年代に作品集中してますよね。
初期は千恵蔵御大や傳次郎さん多め?だけど、そののちは
その後の世代、錦之助さんや橋蔵さんや千代之介さんのが多い気がする。
「新諸国物語」の笛吹童子や紅孔雀を監督してて、
錦之助さんだと「源義経」「あばれ振袖」「獅子丸一平シリーズ」
橋蔵さんあたりだと「江戸三国志シリーズ」や「緋ぼたん肌」「修羅時鳥」「ふり袖太鼓」あたりかな。
個人的には近衛十四郎さんの「柳生旅日記」の2本とか「江戸遊民伝」の松竹作品も捨てがたし。
割とのほほんと軽めに見られる作品が多い気がするけど、
そうやって気軽に見られるのが良いのだよ^^

錦之助さん、まだ22歳くらいの時かぁ~。
侍に手篭めにされそうになった呉服問屋の娘を助けた時に登場するのだけど、
啖呵切っててても可愛いねぇ^^

錦之助さん演じる、身よりの無い三次に惚れこんで身内にする火消し「ろ組」の頭の仁右ヱ門を演じるのが(二代目)市川小太夫さん。
初代猿之助の子で屋号は澤瀉屋。
戦後は歌舞伎以外の映画などでの活動が多かったそうですが、晩年には歌舞伎に戻られたよう。
この方の上のお兄様(次男)が映画の「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」やテレビ時代劇の「大忠臣蔵」で、
熊猫屋的Best of吉良の一人の八代目市川中車さん(月形さんとこの方の吉良が一番好き!。そして中車といえば今でも私はこの八代目しか浮かばないくらい中車さんの吉良好き)。
「大忠臣蔵」で中車さんが急逝され、小太夫さんが後を引き継いで代役をしたのは有名な話。

本作での仁右ヱ門、男前♪

侍から話を聞いた加賀鳶の滝五郎と仁右ヱ門の率いるろ組が喧嘩しそうな事態になったが、
河内山の仲裁によってひとまずはおさまった模様。

侍こと古市弥十郎(山茶花さん)は、見苦しいにも程がある!と伊集院帯刀(月形さん)から叱責をW

現場で三次は大切な印篭を無くすが、金目のものと拾ったやつなんか?賭場で金に変えてもらい、
印篭が河内山の手に。

三次は大工修行をしていたが、正式にろ組へ。
一方、呉服問屋のところに滝五郎が古市の使いで来て、お嬢様を嫁にしたいと申し入れてきた(ええー!)

やっぱり笑わせポイントには堺俊二さんはかかせないな(笑)
今回もうだつの上がらなそうな下っ端鳶役で、新入りの三次に上から目線でご指導(すべってるけどw)

腐れ茶坊主の河内山。
あの印篭が伊集院帯刀に関係のあるもので、茶屋の小せんという女との間に生まれた子に与えられたものという情報を直次郎が仕入れてきた。
で、直次郎がその行き別れの子に扮して帯刀に面会(ひでぇ)。
仕官するので100両欲しいと河内山が言うが、しかし、息子がニセモノとすぐ喝破する帯刀。
年齢もつりあわないし、伊集院帯刀が言う手に目印の痣もないからだ。
印篭代?として100両はもらえたが、完全に河内山の負けであった。

火事場(何と呉服屋んとこだわ)の現場でろ組と加賀鳶が争っていると、纏をかかげた藤吉が危ない!
足場が悪いから降りれ!と仁右ヱ門が言うが聞かない。
三次が助けに行くが、藤吉は重症、加賀鳶が一番纏を勝ち取ってしまった。
後に藤吉は死亡。
おまけに加賀鳶に纏をぶんどられて晒されてしまい、恥をかかされてしまう。

ろ組が纏を取り返そうといきりたつが、三次が元はと言えば自分が侍とやりあったせいと、
自分一人で行くと申し出る。
加賀鳶に行くと、お前の命と引き換えに返してやると、相変わらず下衆な古市。
そこへ帯刀が現れ、もろ肌脱ぎの三次の腕を見ると・・・・痣が(息子っっ!!)
三次の野狐の刺青は、捨てられた時の産着の模様。
親にあうことがあったら、恨み節の一つも言ってやろうと思っていたのだ。

帯刀は父の名乗りを上げずに印篭と纏を三次に返してあげた。
帯刀に礼を言って去る三次。
無事に帰ったが、今度は頭が倒れた。

頭の代理で帯刀から呼び出されたお駒。
三次が自分の息子であることを告白し、後継ぎがいない帯刀は三次を返してもらえぬだろうかと言う。
しかし、頭も倒れ三次を頼っている部分があるため(そしてお駒自身が三次を・・・)お駒は断る。
何といつのまにやら三次の耳にも入っていて今更ろ組を捨てては行けないと、三次から断られ済みであった。
それを承知で、帰ってきたとき継母がいてはと独身を貫いてきた帯刀は、
お駒に一年、ひと月でもよいから、父親として一緒に暮らしてみたいと願う帯刀の願いを、
お駒は断ることができなかった。

以来、お駒が三次に厳しく当たる。
それは芝居であった。
帯刀のところに三次をやるために・・・・お駒に拒まれ、三次は帯刀の元に行った。

お世話役の半兵ヱの下で侍としての所作や教養などを教え込まれる三次だったが、
どうにも慣れない。
半鐘が鳴り、火事だとたまらず飛び出した半次。
そこにろ組の姿はなく(負けた・泣)、加賀鳶がいたがろ組からの離反者がいて三次と喧嘩になる。
しかも加賀鳶(庶民)相手に刀を抜いてしまい、半兵ヱに牢につっこまれる。

一方、呉服問屋のお嬢さんは、あんな人(古市)と結ばれるくらいなら死んだ方がマシとでもいわんばかりの勢い。
しかも、今や侍の三次・・・・古市とは敵対勢力の男に恋している。
そのことを知った古市。
三次を亡きものにしようと画策する。

半兵ヱが、殿(帯刀)から迎えの駕篭がきましたよと牢を開けるが、
俺は一生ここからでねぇぞとダダをこねる(子供っぽくてかわえぇ♪)
何とか言い含めて三次を駕篭にのせるが・・・・・

その駕篭はニセの駕篭。
仁右ヱ門が三次に会いたいという願いを叶えるために伊集院邸に行った紋太は、
これはヤバいとろ組に立ち返る。
古市の手下に囲まれた三次。しかも持たされた刀は竹光だ(ひぃぃぃ~!)
万事休す!なところ、お駒と紋太が駆け付け本物の刀を!!
(囲まれているの話しこむ(笑))

ここからは錦之助さんの殺陣の見せ場ですよー!!
あ・・・・古市が。

加賀鳶から弔い合戦だ!と果し状がろ組に。
それを知った三次はろ組の人間として加勢!

喧嘩きたー!(・▽・)

と思ったら、半鐘が鳴ってる!!!!火事だ!!!



今度は火事場で勝負だ!!

一番纏をかけて三次と滝五郎が纏を回す(絵面見るに、最初の火事場現場と同じセットじゃね?)
今度は滝五郎の足場が崩れた!
すると三次がかけよって助ける。
そして、三次はろ組と加賀鳶の両方の纏をかかげた!!

素直に負けを認める滝五郎。
滝五郎はどうやら古市の悪行をちゃんと知らされてなかったようで、
帯刀から聞いて事実を知ったのだ(なんだ、根っからの悪い人じゃなかったんか!)


帯刀「お前にはほとほと手を焼いた。本日より勘当を言い渡す」
(いよっ!お父ちゃん!)


晴れて三次はろ組に、そしてお駒と結ばれたのでした。

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単純明快で、とても気持ちよくスカッ!とするお話でした。
何より、キャストが適材適所でみんな良いです。
はずれキャストがいないんだよこの映画。

錦之助さんならではの気風の良い三次はもちろんのこと、
快活ながらも可愛らしいお駒のひづるさんも素敵だし、
堺俊二さんの、厳しい局面でもホッとするボケっぷりも愛しいし、
月形さんの威厳と優しさを兼ね備えた帯刀も貫録たっぷり、
ただの心の狭い奴ではなかった滝五郎も原さんなら納得、
香川さんの河内山も胡散臭さたっぷり(笑)、
山茶花さんの古市はほんとに心の狭い男でござった。

こういうゆる~く見つつも、スッキリする楽しい映画っていいよねぇ(´▽`*)
結末も既定路線だけど、幸せエンドでほんっと安心して見られるし、
今夜はいい夢みられそうです(笑)。
錦之助さんの駆け出しの頃のらぶり~♪さと活きの良さを堪能できる、
楽しい時代劇としてオススメの一本です^^
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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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