映画「浪人街」(1957年・松竹・近衛十四郎版)
2014年06月15日 (日) | 編集 |
DVDをずっと放置しっぱなしだったのですが^^;
本日鑑賞。

この映画、ほんとにも~どうにもこうにも阿呆な男どもがこうも出るのかと、
見ながら途中までは苦笑しっぱなしでした(笑)。

近衛十四郎さん演じる荒牧源内なんざ、きんちゃっきりのお新(水原真知子さん)のヒモ状態で、
お金が無くなったら帰ってくる。
で、普段は湯女の小芳(高峰三枝子さん)のところでだれ~んとしていて、
お新がちょっと小声でカタギになりたいなんて言おうものなら、
それで俺を養っていけるのか?とぬかしやがる源内。
おいおいおいそっちの心配かよ!!!と、
ほんとにね、ど~しようもないやつなんですよ。
途中まではお新さん可哀想(T▽T)と泣けてくる。

河津清三郎さん演じる赤牛弥五右門は、金の臭いのするところ、酒の呑める臭いのするところ、
かまわず出没。
そのためならば、普段は目の敵にもしている旗本にも尻尾を振る始末。
こちらもど~しようもない男。

また北上弥太朗さん演じる土居孫八郎は仕官先が決まったはいいが、
殿さまから拝領した太刀を質に入れちゃっていたもんだから、
あれが無いとヤバい。
それで自暴自棄になるんだが、その意味でこいつもど~しようもない男。
逆に妹のおぶん(山鳩くるみさん)が心配して行動するのだけど、それで彼女が危ない目に(・・・・)。


旗本連中については最初から最後までど~しようもない雑魚ばっかなので割愛(笑)

格好良い男なんざこの映画で殆どでないよ!!(爆)
唯一まともそうなのは、お新とは昔・・・好きあっていたのかな?
ちょっと硬派な藤田進さん演じる母衣権兵衛くらいだわ。

でも、そこがいい。

そんなど~しようもない連中・・・・
特に荒牧と赤牛なんだが、結局女(お新)の為に立ちあがるんだよね。
阿呆なんだけど、憎みきれない連中なんだ(TωT)

荒牧なんて、お新さんが旗本連中に捕まって車裂きにさせられそうになっていることをおぶんから聞いた当初は、
自分が旗本の最終目標だって知ったもんだから、
一度は行かないような行動をとっちゃうくらい阿呆なんだけど、
やっぱりお新のことはあんなヒモ状態でも想ってる荒牧。
めっちゃ沢山の敵相手に一人でつっこんでいくのですな
近衛十四郎さんの立ち回りたっぷり見ることができて幸せ~♪

反則技くらいに泣かせてくれるのが赤牛。
旗本側について、けしかけていたのですが、最終的には荒牧側について、
荒牧とお新・そして母衣を行かせて一人で立ち向かうのですよ!!!
そんな場面になっても、荒牧たちに一升の酒な!!!と指たてて笑って約束させて、
刀を抜くの。
ずっと陽性キャラクターだった赤牛が、旗本を斬りつけることに成功するのだけれども、
同時に彼も・・・・・・
その時の表情にほんと泣かされる。

母衣は、亡き赤牛を・・・・彼が大好きだった酒を捧げて弔い、
そして、お世話になった居酒屋のおやじに礼を言い、
一人捕方につっこんでいく・・・・・(荒牧とお新は既に逃がしてると思われ)

荒牧と母衣と赤牛は、ただ一人の女の為に立ちあがったのね。

お新さん、ほんと途中まで可哀想すぎる!!荒牧ひでぇ!とまで見てたのですが、
こんなに惚れられてるてお新さん凄い。

近衛十四郎さん・・・・今まで東映時代劇等ではどっちかというと色気よりも、
温かみのあるキャラでええなぁ^^って感じだったのですが、
この映画ではも・・・・そこはかとない男の色気が素敵ですぅ♪(//▽//)惚れ
何気ない目線とか、くぅかっちょええ!浮名を流すのも説得力ありますぞ(笑)。

最終的に美味しいとこかっさらったのは、
河津さんと藤田さんだと思うのですが(近衛十四郎さんの荒牧は終盤フェードアウトしてますんで)
人間的かっちょ良さの無い男達の、きっかけは女だがその生きざまを描いた、
とっても素敵な映画だと熊猫屋は感じました。
ラストにかけての見ごたえはたっぷり!!
(女性陣の華としての役割もたっぷりですが、高峰さんの粋な雰囲気が特に素敵)
DVD廉価版で出ているので、オススメでござりまするよ。


あの頃映画 浪人街 [DVD]
スポンサーサイト
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可