映画「お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷」(1959年・東映)
2014年02月15日 (土) | 編集 |
(あらすじなど)※東映chより
文七に扮する錦之助に加え、梨園の名門・播磨屋一家が総出演する豪華な捕物帖。
原作は横溝正史。深夜の江戸、その静寂を破って一人の女が逃げてくる。
後を追ってくるのは、奇怪な覆面をした武士の一団。事件に巻き込まれた江戸っ子文七は、やくざな着流し姿であるものの、実はいまをときめく名題役者播磨屋歌六の息子である。
大名屋敷を襲う土蜘蛛の怨霊、戦慄の怪事件に颯爽と飛び込む文七の活躍やいかに。
片岡千恵蔵が大岡越前守に扮し特別出演。

(感想等)
錦之助さん主演の映画です。
錦之助さんのご家族が沢山ご出演。
お父上の(三代目)時蔵、兄上の(二代目)歌昇<※当時>、(六代目)芝雀<※当時>あと、
嘉葎雄さんも出ているのですよ。

嘉葎雄さんは、池田大助役、
兄上の歌昇さんは勝田駿河守役、
芝雀さんは、お父上の時蔵さん演じる歌舞伎役者の中村歌六の息子の中村しうか役でございます。
(ちなみに、文七はちょっと勘当されてるけど、歌六の息子です)

錦之助さんが萬屋錦之介になり、歌舞伎界で<萬屋>の屋号ができたのが1971年。
この映画はまだその前なので、まだ播磨屋から離脱する前ですよね。
(現在の播磨屋は中村吉右衛門さん、中村歌六さん、中村又五郎さんなど。歌六さんや又五郎さんは一時「萬屋」に在籍していて、平成22年に「播磨屋」に復されました。)

この映画の見どころの一つに歌舞伎場面があり、
「女暫」が演じられます。
主人公の巴御前を劇中歌六@時蔵さんが演じるのですが、
あの巨大座布団(笑)のような袂には普通は演じる役者さんの「定紋」が染めぬかれておりますが、
この映画の場合は時蔵さん演じる歌六もまた播磨屋なので、
袂に播磨屋の<揚羽蝶>の定紋があります。
(播磨屋さんの定紋、個人的に蝶の触角の部分がくるりとなっていてラブリーで好き)

時蔵さんが女暫を演じる場面がしっかり見られる、素敵映像v
しかも、芝雀さんが中村しうか役でご出演、女暫の中では女鯰の若菜を演じているので、
巴御前との楽しい掛け合いも見ることができるという美味しい場面もあります♪

ある日、腰元風の女が大勢の黒覆面の男達に襲われていたのに偶然出くわしてしまった文七。
彼はケガを負いつつもその場は助かりますが、
そのことがきっかけで父が千秋楽の日襲われて負傷、
兄のしうかは嵌められて輝姫(雪代敬子さん)殺害の疑いをかけられてしまいます。
兄を救うため、「役者」にもどる文七ですが、
その役者って、変装して潜入捜査かw



悪役系俳優さんが大物クラスから中堅クラスまで結構出てるわぁ~
ただ、山形勲さんや沢村宗之助さんあたりは善人の模様。


歌舞伎でも演目である「土蜘蛛」のような格好をして神出鬼没な悪事をはたらく
藤川市之丞に徳大寺伸さん。
市之丞は歌六から破門されて、落ちて悪に加担してるようだ。
が、ラスボスは德大寺さんじゃない。
薄田さん演じる内藤監物のようだ。

大岡越前役で千恵蔵御大がどーんとかまえていて、文七の心意気に意気を感じ、
バックアップもしてくれます。
女性陣も桜町弘子・花園ひろみ・雪代敬子などなどなどなど何気に豪華で、
役者さん見てるだけでもオタ的に見どころ満載(笑)。
ラストはスッキリ解決する映画でしたが、
事件とその背景が分かるまでの過程が若干分かりづらかったかな?

錦之助さんの啖呵も相変わらずシャキッとした、娯楽時代劇でございました^^
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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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