映画「神変麝香猫」(1958年・東映)
2013年12月28日 (土) | 編集 |
東映chにて初放送らしい大友さん主演映画です。

(あらすじ)※東映chより

幕府転覆を狙う女・麝香猫のお林と、隠密・夢想小天治の対決を多彩な登場人物で描く痛快時代劇。
将軍指南役の叔父・柳生飛騨守と父・兵庫という家系に生まれた柳生道之助は、家を飛び出し奔放に暮らしていたが、実は名を夢想小天治と変え、九州の天草一味の残党の動向を探るという密命を帯びていた。
折しも切支丹の騒乱で寝返った三好玄蕃と、天草の首を取った陣佐左衛門が無残に殺された事件が起きる。
犯人は天草残党とみた小天治だったが…。原作は吉川英治。


(キャスト)

夢想小天治   大友柳太朗
お林      千原しのぶ
お歌      浦里はるみ
由美      大川恵子
丸橋忠弥    山形勲
矢大臣の双兵ヱ 加賀邦男
むささび小僧  植木基晴
牧野伝蔵    東野英治郎
由比正雪    佐々木孝丸
来栖風軒    阿部九洲男
三好玄蕃    永田靖
柳生兵庫    香川良介
松平伊豆守   大河内傅次郎
画猫道人    薄田研二
 
ほか

(感想等)

いきなり三好玄蕃が殺害される場面から始まるのですが、
何故か玄蕃が庭を見ると暗がりに猫の目が多数ギラーン、
また部屋を振り返ると女らしき影と、部屋中に猫様が(笑)
現場の残り香は麝香猫(じゃこうねこ)の香り・・・・


陣佐左ヱ門(富田仲次郎さん)をおびき寄せて、仇打ちと覆面をとる女は、
佐左ヱ門が湯屋にいた時に相手をした、お林という女(千原しのぶさん)。
しかして彼女は許嫁を佐左ヱ門に殺されたらしい。
(すげ~歴戦の勲章の傷のある佐左ヱ門を一刀で!
それにしてもこの段階であのご老人は薄田さんよねぇ)

一党が去ろうとすると、小舟で釣りをするひとあり。
夢想小天治、ここにあり。
(大友さん、珍しく白っぽいお着物で素敵(´▽`*))
刀を抜かずにかかってくる一党を素手で成敗していると、
目明しの笛の音で一党退散、お林は小天治に簪を投げてよこして去った
(あ、この時点でフラグがww)

夢想小天治は柳生の子息なんですけど、市井でお気楽に暮らしている様子。
しかし、許嫁に由美(大川恵子さん)がいるのに・・・・である。
母上は嘆いているらしいぞ。

丸橋忠弥役に山形さんっ!
忠弥といえば「槍」ですが、槍で皿を回して小銭稼ぎを(笑)
夢想小天治とは仲がよいようで、
山形さん今回は明るい役ですのぅ。
その忠弥の隣にあの時の画猫道人とむささび小僧が商いをしていたのですが、
あえて無視をきめこんで忠弥と話をした小天治。
その真意は?

由美の元に久しぶりにはせ参じた小天治だったけど、
由美についてる側使いの女たちが小天治をあんな不実な男のことなんか考えないでとか、
本人が近くまできたのにタイミング悪く由美にwww
女たち真っ青、由美歓喜!(^▽^)/
ここの小天治と由美のやりとりが可愛いっ♪

牧野伝蔵(東野英治郎さん)とも久方ぶりのご対面。
由美のおやじ様に、例の簪の鑑定を頼むとは大胆な!
(簪といえば当然女もんだ)
なんと、簪のトップはカパッと開き、中には十字架が。
女の氏素性を知りたい小天治。
高山右近太夫の息女・毬姫だと伝蔵(あの簪一本で何でそこまで即分かりなんだよ^^;)。
姫は、あの天草四郎時貞の許嫁であったらしい。
(え・・・・つーことは、何年も時がたってなけりゃ姫は十代???)
そこへ、小天治の父の柳生兵庫がやってきた。
父に見つからぬように退散する小天治。
伝蔵は柳生兵庫に、伊豆守に智恵をさずけにいかんか?とにやりとお誘い♪


いやだも~本作の山形勲さん@忠弥かわいいんですけどっ!
友人@小天治が来るってんで、長屋の自宅でいそいそ準備。
遅いなぁ~と待ってたらやってきてめっちゃ嬉しそうw
忠弥の家の壁穴から猫が。
なにやら隣の家で猫10匹いるらしい(ブキミに黒猫ばかり)。
え・・・・商売してるときに隣にいた老人て・・・画猫道人じゃん!!( ̄Д ̄;)ひ~
すると、隣から女が老人はどこにと忠弥に話しかけ・・・・お林だ( ̄Д ̄;)ドキドキ
小天治が簪を投げつけるもしらばっくれるお林。

伝蔵留守中に北町奉行と名乗るものが屋敷に押し入る。
小天治は湯屋に行くも、お林は留守だという。
伝蔵宅に目明しが通りがかり、門番が倒れているのを発見。
しかし、時すでに遅く画猫道人らが由美を拉致していた。

目明しと本物の奉行が伊豆守宅に事を告げに行く(伝蔵と伊豆守はお話し中でした)
すると投げ文が。
人質助けたくば伊豆が持ってる江戸城の図面寄越せとのこと。

目明し連中が小天治を探し出すと、
そこにお林とむささび小僧が。
由美の元に案内すると言う。

案内されたお堂に入ると、一党が待ちかまえていた。
え~小天治を招き寄せたって、ブツ入手を小天治にやらせるっつーのかよ!
が、小天治もただでは起きない!
スキを見て刀を抜き、本日の乱闘場面その2でございます。
また伊豆が手配した北町連中がお堂に迫る!
二階で乱闘をしているところ、一党は一階階段に藁を投げ込み火を付けた!(ひでぇ)
(すげぇお堂の燃えっぷり!東映どこまでやるんだ・笑)


「徳川の天下を揺るがす者、我らのみにあらず」
・・・・・ロン毛野郎で、こ・・・これは由比正雪(佐々木孝丸さん)!!

やっぱりあの業火で小天治も由美も無事脱出完了してたw
しかも、親父殿が知らぬ間に小天治は伊豆守直下の幕府隠密をしているらしく、
伊豆に報告を。


北町が正雪の駕篭を検めようとすると、覚悟の上かと脅し。
(しかし、長ったらしくネチネチと正雪さん^^;)
やっぱしそこまでネチっこいってことは・・・・お林隠してたのね。
で、そこは正雪の本拠地で・・・・お前様もやはしいたか忠弥よ
(忠弥と小天治の間柄というか、忠弥の本心がここでは測りかねまする)


小天治の元に目明し。
昨日の正雪と北町の一件が報告され、その際麝香の香りがしたという。
眉をひそめる小天治


あ~やっぱり・・・正雪一派とお林たち一派、幕府転覆狙いか?
と思いきや、正雪たちは浪人救済、お林たちはキリシタン迫害を苦々しく思っていることから、
目的が違うので手を結ぶことはできないとお林と道人。
が、助けてもらったのでお手伝いできることがあれば・・・とお林が提案すると、
・・・・・やっぱ(江戸城の)図面か。
あ~・・・・・忠弥、小天治との友情はウソなの?(T▽T)


将軍家潜入のためにお林はお能の稽古をすることに。
正雪邸の前で忠弥と小天治が出くわすが、ここはお互い?しらばっくれる。
角を小天治が曲がるとお能の楽の音が。


伊豆と伝蔵と兵庫が会談中のところを、隣の間で女が盗み聞き。
図面のありか聞かれたー!


江戸城にて能が披露されているころ、
先に潜入していたさっきの盗み聞き女・楓とお林が落ち合う。
そして盗み出し、図面はむささび小僧が外へ。
本来演ずるはずの能楽師を気絶させて、お林が面をつけてすり替わる。

傅次郎さん!つーか伊豆!大丈夫なの???
と思ったら、伊豆は能楽師がニセモノと気がついた!問い詰めると・・・・お林!!
お林は家光(将軍)を殺さんと御簾を引き落とすが・・・・

そこにいたのは小天治!!!

お林は逃げるも短筒で撃たれ、楓は捕えられる、
そして、黒覆面がきた仲間はお林をかかえて追手から逃げる!
更に盗まれた図面は・・・贋物だった。

すべてお見通しとはさすが知恵伊豆様っ!(笑)


追手とお林の仲間が応戦する中で、
小天治は瀕死のお林を見つけて連れ帰った。
(おいおい、いくら不憫だとて上様に刃を向けようとした女ですぜ。
介抱までしてあげちゃっていいんですか?)
案の定、道人に見つかっちゃうし( ̄Д ̄;)


このまま人質となれるなら・・・・と焦るお林に由美は
キリシタン宗徒の迫害をやめるように小天治は老中に申し入れしてくれていると話す。
許し合うことこそが天主様の御心にかなうのではとか由美さん、
相手のツボつくのがうまいww

小天治様、お父上に対するその態度はどうかと^^;

小天治よりキリシタンへの追及は不問となることがお林に告げられるも、
(将軍暗殺未遂)罪を犯したお林たち一党の罪は免れないだろうとも。
お林に小天治が正雪との関わりが問われる。
そして・・・・


正雪の陰謀を阻止するため、伊豆から命令が下った北町が動く!


キター!(・▽・)
北町VS槍の忠弥!!


そしてお林奪還のために牧野邸に侵入した道人らお林配下一党VS伝蔵&兵庫!!
(おっさん達がんばって~♪・笑)

嗚呼・・・・敵方なのに忠弥@山形さんかっちょえぇ~!!

(連続時代劇といい、忠弥ってやっぱり美味しいですよね♪)
山形勲さんの堂々たる殺陣がこの作品で堪能できようとは!!!
そして、そんな忠弥にトドメをさすのはやはり・・・・小天治ですよね。
と思ったら
忠弥「貴様には勝てんよ、さぁ縛れ!」
え!!!あっけなく降伏!!(爆笑)
しかし、ちょっと泣き顔の小天治を見るに二人はやはり友人だったのだろうな。

乱闘を起す仲間を止めたいお林だが、満身創痍の身体ではどうにもできない。

小天治さん、かけつけたのはいいんですけど、
お林に話したように詳細をキリシタン一党に言ってあげた方がよかったんでは?^^;
その曖昧さだと(はははは)。
お林の目の前で一党と斬り合いの小天治様(あいや~)


やはし主役だけあって、小天治さんの殺陣の見せ場は長いっす。
で、安定の小悪党な九州男さんが斬られ・・・・(小笑)
ラストは薄田さんか@道人。
と思ったら、お林に止められてさぁ斬れとばかりに正座(お林はむささび小僧も)
しかし、小天治は斬らない。道をたてるためという。

「汝の敵を愛せよ」と天主様の言葉をとりあげて彼らの心を掌握な小天治様。
しかし、既に助命嘆願しているならば何もあんなに一党を斬らんでも(´・ω・`)
時代劇での雑魚の運命は儚い(^^;)


結局三人は国外追放かぁ(それしかないもんね)。
で、簪をお林に返す小天治。
三人ののせた小舟が遠くへと行った。
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終わってみて、お林達にとって納得の結末だったのだろうか?と一考。
一党は多くやられるわ、国外追放でキリシタンは結局国内では生きていけないし。

あと、正雪のことは本編で結末は描かれてないんですが、
正雪は物語の一部に必要なだけであって、
本筋としてはどうでもいいらしい(笑)
忠弥の山形勲さんが、ちょびっと美味しい。

女性陣は千原しのぶさんがメインで、大川恵子さんは添え物的。
でも、由美の清純っぷりがお林の過酷な運命と対比されますのぅ。
お能の練習場面なんだが、千原しのぶさんやはり踊りがうまい。


香川良介さん演じる小天治の父上・柳生兵庫が結構息子にぞんさいに扱われていて不憫(笑)
牧野伝蔵役の東野英治郎さんはひとくせありそな雰囲気に見えて、
もうちょっと活躍あってもよかったかも。
傅次郎さんの伊豆はなかなかの風格でした。



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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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