映画「紅顔の密使」(1959年・東映)
2013年11月10日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

千葉省三原作の「陸奥の嵐」を、加藤泰監督が大川橋蔵を主演に迎えて映画化。
時は平安、陸奥一角に蜂起した悪路王率いる反乱軍が都に迫ろうとしていた。
平和国家建設を始めた大和朝廷はこれを鎮圧するため、小田の武磨を密使として派遣する。
指名を受けた武麿は旅の浪人に変装して敵陣に潜行し、秘策をめぐらして反乱軍を殲滅する。
広野で展開する合戦シーンは、外国の戦争スペクタクルを思わせるほどのダイナミックさで見ごたえ十分。

(感想等)

久しぶりの感想記録なんで、リハビリかねてさらっと。
橋蔵さんの1959年主演作品で、監督は加藤泰さんです。
平安時代設定ですが、何となく無国籍風もほんのり漂った作りですよね。
安定の吉田義男さんがまたそれに拍車をw(今回も敵役ですが、あのスキンヘッドに耳に大ぶりの輪っかの耳飾りしているもんで、どこの時代の方かと!)

本作はそれほど捻りがあるとか、特筆するような部分が無い、
正直言ってオーソドックスな作りなのですが、
序盤近くの田崎潤さん(敵役の赤鷲)と橋蔵さん(小田の武麿)との鎌を使って投げるゲームシーンとか、
ラストの投石や火計、弓などなどなどの合戦シーンが見どころですかね。
当時の時代劇映画産業の羽振りの良さをここでも見よ!っていうか、
あいかわらずのこういう場面の東映の人海戦術のドーン!と投入のとこは見ていて気持ちが良いです。

それにしても小田の武麿さま、序盤段階で関所を通れず難儀していた狭霧(一條由美さん)を、
自分は(密使として)通行手形を持っているんで一緒に通りますけれど、
密使としての役割があるのなら尚のこと、
彼女を危険な目に合わせるやもしれず(実際の後でそうなってますがw)
ましてや素性も最初は分からなかった女性を情で自分の権限使ってまで通していいんか!と
かな~りモヤっとしましたが(笑)、
物語進行上必要だし、ラブ要素もいるからのぅ・・・・。

敵方に夜叉姫(故里やよいさん)という女がいて、
彼女は真っ先に武麿が密使だと気づいた勘の良い人ですが、
物語中盤で谷底に落ちそうになったところを武麿に助けてもらってからというもの、
なんとなくキャラがヤンデレ化したような(笑)
よくあるやつで、助けてもらって心に灯が灯り、最後は死の間際で心情が相手にちっと伝わるような。

ラストの戦闘シーンですが、油を掘り出すことができれば敵に逆転勝ちできるぞーということで、
武麿さま中心で立てこもったお城の敷地で油掘りをして、
間一髪で成功!油だワッショイ!ということで、
どうやって利用すんのかなーと思ったら、袋に油つめて敵方の櫓に向けて袋割って油を撒き、
火をつけるという火計でしたの。
(ハッ・・・・これめっちゃ最近の中華映画で似たようなのがあったわw1959年日本映画でこのようなのに遭遇するとは)

吉田義男さんの死に様が素晴らしい(射かけられた時といい、その後といい)。

田崎さんの男臭さは熊猫屋結構好きなんですけど、
赤鷲と武麿の一騎打ちシーン、あっさりかと思いきや、結構ガチ対決っぽい演出だったんで満足っ!
(刀だけじゃなく、も~身をもってなんでもありなとことか)

ふっ・・・・橋蔵さんはやっぱしお貴族様衣装が似合うの。
ラストシーンの束帯姿が雅やか~♪一條さんの十二単も可愛い^^

リハビリにゆるゆるっと見るにはよい作品でございました(1時間半だし)。
さて・・・・次のリハビリは何見ようっかな。
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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
紅顔の密使
昨日、東京京橋のフイルムセンター加藤泰監督特集で見ました。対決シーンのダイナミックでその灰汁の強さにヒッチコック監督作品やアルドリッチ監督作品を連想しました…。確かに最近の中国の時代娯楽劇映画等を先取りしていたようでもー。
2016/08/03(Wed) 07:57 | URL  | PineWood #mdX0xzVk[ 編集]
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