映画「人斬伊太郎」(1930年・マキノ御室撮影所)
2013年06月16日 (日) | 編集 |
おひさしぶりでございます。
暑い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

衛星劇場で放送された「人斬伊太郎」を見ましたよ。
無声映画です。

(あらすじ)※衛星劇場より

名草の伊太郎は上州人。『人斬り』と異名をとるほどの悪人である。
赤城山麓の大間々で一人の武士を切り捨てた伊太郎は、その息子一太郎に敵として狙われる。
伊太郎は、一時その身を弥太五郎源七の家へあずけたのだが・・・。
「所謂悪人、とされているものの中にも、往々にして、善人以上の善人がいる」と述べるのは、原作者長谷川伸であるが、残念ながら喪失・逸失・滅失により現在残されている僅かなフィルムから、伊太郎という人物を理解するのは甚だ困難であると言えよう―。
とは言え、阪妻とよく似た主演の谷崎十郎の繰り広げる凄絶な乱闘場面が残っている貴重な作品。

(キャスト)
谷崎十郎 大林梅子 阪東三右衛門 松浦築枝 東條猛 マキノ潔 金子新

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(感想等)
まず、谷崎十郎さんてどなた?と判らなかったのでそこから^^;
ほほーアメリカ生まれの帰国子女(6歳の時に日本へ)ですか。
戦前のスターさんなのね。
へ?蜷川実花が曾孫?マジか・・・・

1925年に役者をはじめ、1933年に引退しているので、後半の活動期の作品なのね。

中身がかなーり散逸している作品なので、
見ても経過が分からない作品なのですが、
(11分しかない・・・・)
ちと色々あって侍を斬ってしまった伊太郎(谷崎さん)。
それで恨みをかって追われているようにも見えます。
(衛星劇場のあらすじにもあるけど、ほんと阪妻さんみたいに目に力がある役者さんだなぁ)


吉弥という女が男と心中しようとしていた時に、
伊太郎が女をくどくて・・・・どういうシチュエーション?(わからないのがツライ・・・)
結局吉弥はそのまま心中してしまうのですが・・・・

酌婦の秋は伊太郎に惚れているのかしら。
彼女のいる所と、伊太郎のところに捕方が。
捕方は伊太郎のことを彼女から聞きだそうとしたのか分からないけれども、
彼女を捕まえようと厳しく追いたてます。

が!、秋も手に持った三味線をぶんっ!と振ったりしながら逃げます。
(何故か短筒がっ!!なぜww秋姐さんかっけー!)
伊太郎が捕方や侍に追われたのは、やはり序盤の侍を斬ってしまった件のようです。
捕方が伊太郎に投げつけてる白煙が上がってるのは乾いた砂かなんかかしら?

捕らわれそうになり、秋は伊太郎に短筒を投げ渡します。
刀を持って応戦しつつも満身創痍の伊太郎。
しかし、短筒を持って周囲を威嚇します。
道をあけろという伊太郎に、役人たちはお秋を人質に。

秋は言います。自分はどうなってもいいから、早く逃げて。
ただお秋と言う女が命をかけて惚れぬいたということを・・・と、
伊太郎を救いたいその心だけで彼女は身を呈したのです。

直後秋は斬られてしまいます。
それを見て憤怒の伊太郎。
ひとしきり刀を振り回し、お秋にかけより詫びます。
惚れなおしたとも・・・・
その言葉をきいて嬉しく思った秋ですが、絶命。


何の罪もない秋を何故斬った!と怒りの伊太郎。
そして、役人どもの手にかかるのを是(ぜ)とせず、
惚れた女と手をつないで逝くことを伊太郎は選びました。
最期まで威勢の良い啖呵を切って対峙した伊太郎。
役人も、悪いやつだがこのまま逝かせてやろうということに。
そして、自ら命を絶ち、秋を抱きしめ果てた伊太郎でした。

話の筋は分かりにくいというか、経過がさっぱりわからん!なのですが、
伊太郎の立ち回りはなかなか見ごたえあります。
綺麗な立ち回りではなく、切羽詰まってなりふり構わず刀振り回し、
相手を威嚇したりなんで格好良いというわけではないのですが、
ひきつけられますよ。

残っていた最後の数分が一番の見どころかなぁ。
戦前スターさんの目力は(目張りもガッツリですがw)それはそれは素晴らしい。
谷崎さんの目も、ギンっ!とにらみのきいた漢な目でございました。
伊太郎は悪いヤツという設定のようですが、
谷崎さんから出る雰囲気は、ワルなんだけど、一種偽悪的にも見える伊太郎でした。
そんな自らワル街道で見せつけなくても良いのに・・・本当はそこまで悪いヤツではないのでしょ?と見える男でした。
それゆえに最期が哀しくも見えたのは思いこみすぎかしら?^^;


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コメント
この記事へのコメント
観られてよかったですね
題名だけで残っていない映画も多いと聞きます

2013/06/17(Mon) 00:29 | URL  | 夢見 #lWC87vgE[ 編集]
夢見さま
ブログ更新していなかったので、お返事遅くなりまして申し訳ございませんでした。
むか~しの映画って、今と全然雰囲気が違うので、
やはり見ていると面白いなぁって思います。
今回のようにストーリーぶち切れは残念なのですが、
残っているだけでも恩の字と思わねば・・・・
ほんとに観られて良かったです^^
2013/06/24(Mon) 21:07 | URL  | 熊猫屋 #-[ 編集]
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