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 映画「あばれ駕篭」(1960年・東映)
2013年01月06日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

東千代之助がひとり二役を演じる痛快時代劇。
町方の追跡から逃れようと義賊・稲葉小僧新助は紀州江戸屋敷に逃げ込むが、邸内巡視の藩士たちの厳しい詮議で観念しかけたその時、中臈・梶尾の機転で救われる。
新助を匿った事が判ると梶尾はその責任を問われ、お梶と名前を変えて、侍女お八重の実家である蝋燭店に身をおく。そこで、お梶は江戸一番の人気役者中村仲蔵と顔を合わせ、新助と瓜二つであることに驚く。稲葉小僧と中村仲蔵は実の兄弟であった。

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(感想等)

東千代之介さん主演の映画です。
お初お目見え(・▽・)
東映chで鑑賞しました。

千代之介さんは、義賊の稲葉小僧新助と役者の中村仲蔵の二役です。

中村仲蔵といえば、橋蔵さんが「朱鞘罷り通る」(1956年・東映)でも演じていた実在の役者さんで、
不遇だったのが、定九郎を工夫して演じて大当たりを出したという人ですね^^

浪人の此村大吉役で若山富三郎さんもご出演。

本作で市川團十郎を演じているのが坂東蓑助さんとなってますが、
これは・・・・後の八世坂東三津五郎丈かしら?(当代三津五郎丈の祖父)。
この作品の2年後に三津五郎を襲名されているようです。

監督は松村昌治さん。
大友さんの「鴬城の花嫁」「快傑黒頭巾シリーズ」を三本ほどや、
近衛十四郎さんの「柳生武芸帳」シリーズのうち二本ほどなどを監督された方のようですわ。


紀州の江戸屋敷のお中臈の梶尾(福田公子さん)は、飛び込んできた稲葉小僧をかくまったことが露見し、
侍女のお弥重(円山栄子さん)の実家に<お梶>として身を置くことに
↑東映chのあらすじはお弥重字が間違ってるようで^^;

与力の生田慶五郎(本郷秀雄さん)、稲葉小僧のことをお梶から聞きだそうにも、
お梶は知らないとつっぱねる。
(生田、なんかヨコシマな気持ちもあり?( ̄ω ̄;))


芝居小屋では、中村仲蔵(千代之介さん)が楽屋で準備中だが、
売りだし中のせいか、かなり態度がデカイ^^;
そこへお弥重と共にお梶が芝居見物で楽屋までやってきたのだが、
お梶は仲蔵が稲葉小僧そっくりなことに息をのむ。
(弥重の父が仲蔵の御贔屓で、弥重とは幼馴染らしい)

お梶はその晩眠れずにいると、稲葉小僧が礼とわびに来た。
泣くお梶に稲葉小僧はわびるが、お梶はその心が嬉しいと。

そこへ、目明しらに見つかって、屋根づたいに逃げる稲葉小僧だが、
とっさにある部屋に忍び込み、そこで呑んでいた男の向かいに座って酔いつぶれたふりをする。
目明しが入ってくると、呑んでいた男はあの中村仲蔵。
仲蔵は、酔ったふりをして目明しからかくまってくれた。

仲蔵は稲葉小僧に、さっき入ってきて自分の目の前に座ったふりをもう一度見せてくれという。
仲蔵には、彼が稲葉小僧ととっくにお見通しだった。
(千代之介さんのメイクが若干違うんで、別の人に見えますね(・▽・))


劇中劇の芝居小屋シーンだぁ♪
(千代之介さん、結構映画で芝居小屋劇中劇シーンやってますよね)
劇中の舞踊は何かなぁ?と思ったら、劇中舞台の右側に「狂乱雲井袖」とありました。
実在の中村仲蔵が初演したものだそうですね。
(劇中劇ながらも、結構こういうの踏襲してるんだなぁ)

仲蔵は、芝居小屋の他の役者からやっかみを受けているよう。

一緒に来たお弥重と離れて、お梶は芝居小屋でバッタリ出くわした稲葉小僧と外で会っていた
(目明しらの目もあろうに無防備な^^;)
相思相愛フラグ??
そこで出た身の上話で、稲葉小僧には弟がいることが判明。
しかし、父が死んだ時に離れ離れになってしまったそうだ。

仲蔵は、親方の團十郎の怒りをかい、もう芝居小屋に来なくていいと言われた
(仲蔵は嫉妬と思っているようだが、團十郎の真意は違うようだ)

お梶は与力の生田の計略にひっかかり、
新助に呼ばれたと思ってきた座敷に生田がいた。
新助と通じていることをバラされたくなくば自分の言う事をきけと・・・・
隣の部屋には布団が( ̄□ ̄;)!!!!このエロおやじっ!!!


その場はお梶は何とか大丈夫だったが、
原貝重四郎(戸上城太郎さん)が芝居小屋でお梶に一目ぼれ、
生田に筆頭与力の地位をやるからとりもてときた
(エロオヤジ2号)

稲葉小僧新助が、生田の目の前に自ら現れた!!
お梶に近づくなと刀の切っ先を向けて言う。
ビクつく生田をしり目に華麗に新助は去った。

仲蔵は、松代屋清右衛門から金を工面してもらうが、
松代屋はもっと骨のある男だと思っていたが見損なった、
以後当家には出入りしないで欲しいと言い渡される。

お弥重は、仲蔵はお梶様が好きだから仲蔵さんに一度だけ会って欲しいと嘆願する
(え?芸と恋は別だが、何しろと????)
祭りの中、お弥重はお梶を連れ出して、仲蔵さんをここに連れてくるから待っててと一人お梶を残して行くが、
直後そのお梶に近付いたひょっとこ面・・・・新助だ。

お梶さーん!!!新助にふらふらそのままついていって、
仲蔵のことはー!?^^;;

新助はお梶への想いを告げつつも、江戸を離れるという。
自分と一緒になってくれないかと(・▽・)きたわぁ♪
お梶もすっかりその気に。


一方、生田は三日以内にお梶を連れてこいと原貝に・・・・

仲蔵はすっかり落ちぶれて喧嘩までしちまいますが、
そこに現れたるは浪人の此村大吉(若山さん登場っ!

大吉は、俺は芝居好きで仲蔵びいきだが、
今のお前はどうだ、性根を叩きなおしてやる!!!と、腹に一撃を食らわし、
これにこりて博打はやめろという。
そして「おめぇはいい役者だ」と言い残して去る。
(いい人ぢゃ!)


生田は目付けにクギをさされ・・・結構八方ふさがり?


仲蔵、新助のところに転がり込むは、新助の心知らずでお梶に惚れたというわ^^;
新助はお梶を知らぬふりで話を聞く。
が、芝居の話となると仲蔵はよしてくれといい、舞台に立てなくなったことを話す。
仲蔵は大阪に都落ちを考えていた。
そこで、身の上話になり・・・・・

^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・兄弟だと判明!!!
が、何故か新助は気づいているはずなのに、名乗りをあげない


松代屋で火事が!!!
その中、お梶が炎の中に取り残された(ピンチっ!)
煙の中、目明しどもがお梶を連れ出そうとする(まさかこいつらが付け火を!?)
が、そこへ新助が!
目明しを退けてお梶をかかえて脱出しようとする新助の耳元に、
階下から仲蔵がお梶を呼ぶ声が聞こえた。


仲蔵が酔って(またこいつは^^;)家に戻ってくると、
そこにお梶が(新助・・・・お前ってやつはよぅ。・゚・(つД`)・゚・。 )
すると、新助との待ち合わせの時刻の音が・・・

そんな時に自分の告白する仲蔵(自分のことばっかだな^^;)
芸を捨ててでも、お梶さんに側にいて欲しいと。

ま、そんな男を惚れるはずもなく、
お梶にふられ~^^;


松代屋の火つけの件がバレそうになって生田さらにピンチ!(ざまぁ)


新助は、何故か芝居小屋に突撃。
團十郎に会う。
(役者冥利につきると通す團十郎)
新助は、仲蔵を舞台に立たせてやってほしいと團十郎に願い出る。
真摯な新助の訴えに、團十郎も心の内を話す。
やはり、仲蔵を想ってのこれまでの措置だったのだ。
(素直に團十郎に謝って精進すればそれでよかったのだな・・・・ほんとバカだぜ仲蔵さんは)


原貝にお梶を連れてくると屋形船にさそって生田は・・・・
酒に毒を忍ばせて原貝殺害!!
(なんですとー!仮にも相手は旗本ですぜ!!八方ふさがりでヤケに走ったかぁ!?)

仲蔵は、役が決まったことを告げられる。
それは「忠臣蔵」五段目の<定九郎>だ。
(おおっ、ここからあの大当たりの役につながっていくんだこの作品は)
えーせっかく解いて役くれたっつーのに、
しがない役だからとつっぱねるなんて、どこまで阿呆なの?この兄さんは^^;

そんな阿呆は、親方が折れたんぢゃねぇ、
稲葉小僧が親方に頼みこんでくれたからだと言われる。
呆然とする仲蔵。
そこへ、話を聞いたお梶がその話受けて下さいと仲蔵に言う。
(姐さん、いつの間に)
何故工夫してお客様の足をとめようとしないと叱責するお梶。


生田は、仲蔵と新助が似た顔だとここで初めて気づく。


仲蔵は、なかなか定九郎をどう工夫して魅せようか未だ思案中。
大吉にも励まされる
(若山さんのお役はちょい役っぽそうだけど、いい男だわぁ)

雨の中、走り去る大吉の背中をみて、
(・▽・)ピコーン!ひらめいたっ!@仲蔵



しかし、芝居小屋に向かう仲蔵を、稲葉小僧だと生田が捕えようとする
(大ピンチ!!ええー!そっちに行くのかよ!)
「中村仲蔵を稲葉小僧に仕立て上げようとするたぁ、おめぇらしい思案だぜ」
と現れたるは、本物!!!

何故自分を助けようとしてくれるんだと言う仲蔵に、
駕篭に乗せて逃がしてやる新助。
仲蔵をお梶を振ったあと、新助に会いに行って会えずに書状だけ渡されてたけど、
それって、仲蔵が新助と兄弟であることを書いたものだったのか!
芝居小屋で、そのことを話すお梶
(何故か姐さん神出鬼没・笑)

立派な役者になってもらうことだけが兄の願いだと


兄の元に行こうとする仲蔵を、團十郎は気持ちはわかるが、
日本一の定九郎をやることが今のお前のつとめだと言う。

やっと性根がすわった仲蔵。
兄と視線を合わせながらも、芝居の方へ・・・・

兄は目明しらと格闘していたが、
幕が開いたことを見届け、自ら手を役人に差し出した・・・・

仲蔵が演じる中、
連行されていく新助(物陰から見送るお梶)。
「旦那、江戸の空がこんなに広ぇもんだとはあっしは今の今まで気が付きませんでしたよ」

仲蔵は定九郎を演じ、客の喝さいをあびていた。

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え~と1点だけツッコミどこを

あんだけ悪事をはたらいた生田の処遇はぁ!?
悪者は成敗されねぇのかよ!ヽ(`Д´)ノ
尺が足りなくなったのかえ?




それ以外をのぞけば、特に稲葉小僧新助が良かったですねぇ。
最後のセリフといい、余韻を残す役。
仲蔵のために、自分の心は内に封印するわ、
芝居に復帰させてやってと團十郎に直訴するわ、
自分の唯一の幸せ=恋まで閉じ込めるわ


・・・・・あんた、どこまでいい人なのよ。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

ずっと阿呆のすっとこどっこいの仲蔵も、最後は自分を取り戻して役者として真の意味で花ひらきます。

その間逆の二役を、東千代之介さんうまかった!!
最後の定九郎場面は、もちっと腰が入って欲しかった気もするけど、
新助と仲蔵をきっちり演じ分け、
新助の心根が良い、パキッとして優しい兄としての役と、
少々気が大きくて情けないけど、芯から悪い奴ではないちょっとひょろっとした仲蔵が
しっかり別の人に見えました。
最後にゃ、どっちも魅力的な人物にちゃんと魅せてましたもの。

若山さんがほんとちょっとの出番でしたが、
印象に残る登場と退場。
定九郎を演じるヒントを仲蔵に与えます。

結末はちょっと苦く切ないけれど、
ほろりと余韻を残す、兄弟の物語でした。
中村仲蔵の芝居もうまくからめてたんじゃないかと思います。

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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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