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 映画「ひばりの三役競艶雪之丞変化(前篇)」(1957年・新東宝)
2012年08月13日 (月) | 編集 |
確か以前にもどっかで見た記憶があるんですが、
日本映画専門chでやっていたので、改めて見ましたよ(・▽・)

(あらすじ)日本映画専門chより

舞台では華やかに歌舞伎を舞い、舞台裏では仇討ちに燃える一人の美女の姿を描く。雪之丞(美空ひばり)一座が江戸初舞台で中村座にやってきた。
好調子で花道を舞う雪之丞は、両親を自殺に追い詰めた土部三斎(阿部九洲男)はじめ、その配下を客席の中に目撃してしまう。
雪之丞は、すました顔で無事に舞台を終わらせるが・・・。三上於菟吉原作による「雪之丞変化」の映画化前篇。

(感想等)

私は今まで時代劇映画で色々「雪之丞変化」ものを見る機会を得ることができましたが、
すっごい見たい長谷川一夫さんの昭和10年版は未だ見られず^^;
(VHSでゲットしようかなぁ・・・・ビデオデッキが動くかが問題ですが・笑)

さて本作、いきなりひばりさんの口上から始まるは、
歌はもちろんひばりさんだわ、
ひばりさん出ずっぱりだわで
「ひばりさんによる、ひばりさんのための映画」っていうのがデフォのようです。

主要キャストは
ひばりさんがタイトル通り三役で雪之丞・闇太郎・お園
お初が宇治みさ子さん、浪路が北沢典子さん、土部三斎に阿部九洲男さん、
松浦屋に沼田曜一さん、中村菊之丞に市川門三郎さん、一松斎に中村彰さん、
長崎屋に岬洋二さん、廣海屋に芝田新さん、門倉に丹波哲郎さん、
むく犬の吉に坊屋三郎さん、大目付に高田稔さん、松ヶ枝に花岡菊子さん などなど

「市川少女歌舞伎劇団」が劇中劇で出てくるのですが、
成田屋さんのHPによると、戦後すぐに出てきた明治大正と人気を博した女性による歌舞伎の一座の最後だったそうです(後に消滅)。

菊之丞を演じた市川門三郎さんは本職の歌舞伎役者さんで、
後の(三世)市川白蔵。歌舞伎on the webにもプロフィールがありました→こちら
劇中劇でも映えるわけだ^^

ひばりさんの劇中劇は歌舞伎のそれとは所作とか全然違う感じなのだけど、
そこは本職ではないので御愛嬌で^^;(ちっと違和感はあったけど)
他の人の版だと、艶やかな舞踊とか多いのですが、
ひばりさんのはいきなし弁天小僧(あはは)。

ひばりさんが演じるということで、設定上の改編で重要なところは、
雪之丞はお雪という「女性」が女形としての雪之丞に身をやつしているという点。
中身は女だが男を演じているというとこです。

三役のうちのお園は、雪之丞の母親です
(一般の男性が演じる「雪之丞変化」だと、確か大川橋蔵さんあたりが雪之丞の父親を演じておりました)。

剣の師匠の同門で、奥義書よこせとストーカーする門倉平馬に丹波哲郎さん。
白紙の奥義書こそ本物なのに、その心分からず
別に奥義書があると思っているお馬鹿さんが平馬なのですが、
(東千代之介さん版の平馬もしつこかったですよねー・笑)
丹波さんの平馬も血の気が多いです^^;
(直後初登場の闇太郎=ひばりさんに軽くあしらわれますが)

大目付・淡路守に土部が幕府を毒するものと、雪之丞だけならず上からも目をつけられている様子がこの版では少し描かれております。

阿部九洲男さんの土部は、目の奥に潜む悪辣さという感じではなく、
比較的分かり易い悪役です。

それにしても、お初のポジションて現代でいえば舞台俳優のいちファンなのに、
好きだからつきあってよ~ん♪とつきまとう痛い女だな^^;
この版のお初もかなりネチネチ
それにしても浪路といい、役者に本気節になるなんて、
雪之丞変化に出てくる女たちってメンヘラちゃんなのかしら^^;


俺も長崎の出身でこんな歌が流行っていたと、闇太郎が雪之丞に歌い出すとこは、
やはし歌がデフォなひばりさん映画(笑)

我儘言って雪之丞に会ったはいいが、思わず雪之丞を突きとばした時にお初は雪之丞が女としる
・・・・というのもこの版ならでは。

浪路が家出をしちゃったことで、雪之丞に恨み満タン(雪之丞がそそのかしたわけでもなく、関係ないのに)の土部一味に命を狙われたことで、
あやうし!となりますが、
相手が女と知ったらごねる必要のない(笑)お初姐さんが闇太郎に知らせて助太刀!
雪之丞は芝居小屋に急行するところで前篇が終了します。

やぱり、男性が女形をやることでの妖しさとか艶やかさ、
それによるお初や浪路が「雪之丞様(はぁと)」になる心情に至る面でこそ光るので、
この版はちとそこんところの引きが見る側としても弱いなぁと、
正直思うのですが、娯楽性には富んでおります。
さて、後半戦はどうなるでしょうかね?



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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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