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 映画「大江戸五人男」(1951年・松竹)
2012年06月09日 (土) | 編集 |


大江戸五人男 [DVD]


(あらすじ)※chNECOより

阪東妻三郎を主演に、歌舞伎、松竹歌劇団(SKD)から役者を総動員して描く松竹三十周年記念作品のオールスター映画。
時代劇の大御所・伊藤大輔監督が、滅びゆく旗本階級の挽歌と、暴虐武家に対する江戸町民のレジスタンス精神を、壮大なスケールで描く。
当時製作費1億円とも言われた、280坪にわたる大セットや、京都・妙心寺のエキストラ300名を要した大ロケなど、大仕掛けの撮影も見所。
白柄組率いる水野十郎左衛門は、皿一枚が因で寵愛していた腰元・おきぬを斬り捨てた。
それに憤慨した幡随院一家の権八が、それを芝居に組ませたことから、長兵衛は殺される覚悟で水野邸に赴く…。

キャスト:
阪東妻三郎(幡随院長兵衛) 高峰三枝子(腰元おきぬ) 山田五十鈴(長兵衛の女房お兼) 市川右太衛門(水野十郎左衛門) 月形龍之介(魚屋宗五郎) ほか

監督:伊藤大輔

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(感想等)

チャンネルNECOで放送中の幡髄院長兵衛祭りの中の1本「大江戸五人男」を観ました。
幡髄院長兵衛もので「悪玉」としてよく出てくる旗本奴集団・白柄組の横暴から始まります。
その白柄組の中心人物の水野十郎左衛門に右太衛門御大
( ̄□ ̄;)!!え御大が悪役!?

芝居小屋の場面であやめ太夫相手に白柄組が嫌がらせ行動を起こしてますが、
あやめ太夫役の(四世)河原崎権三郎丈(後の三世河原崎権十郎丈)は本職の歌舞伎役者さん
この映画は昭和26年。
この頃は菊五郎劇団に所属で、大川橋蔵さん繋がりで入手してる「梨園」(昭和30年)という雑誌には若手の歌舞伎で橋蔵さんと共演してる写真が何枚もあるのですが、ほんとに美男(権三郎丈)&美女(橋蔵さん)w
すっきりとした優男系男前です。
この雑誌に「大江戸五人男」の場面写真も1枚だけ載ってましたが、
映画初出演だったらしいです。
「阪妻さん右太衛門さんに助けられてどうやら勤め終へました」とのコメントが(笑)。
本職だけあって所作が綺麗。

話しはズレましたが、この場面で阪妻さん演じる長兵衛が、十郎左衛門に啖呵を切るところがかっこいいっ!
(≧▽≦)
白柄組はその場は引きさがります。

十郎左衛門のところの腰元のおきぬ(高峰さん)は、
十郎左衛門のことを好きでしょうがないが、身分低い町人の娘故に妻になることはできない。
わかっていても、いざ十郎左衛門に縁談の話が出ると、
心震えるおきぬ。

おきぬの兄・魚屋宗五郎に月形さん
(月形さんがふ・・・・・普通の魚屋のあんちゃんっ!?・笑)
宿下がりしたおきぬを温かく迎えますが、
おきぬの侍女が急に泣きだす。

・・・・十郎左衛門がお見合いの日だったようですよ。
(相手のお姫様、十郎左衛門の家の家宝の南蛮絵皿を見て奇妙な絵柄とかなんとかw空気の読めない方のようです^^;)

戻ってその様子を見てしまったおきぬ。
涙ながらに奥方様をお迎えあそばしても、このきぬをお側にと訴えます
(十郎左衛門は何かうっとおしそうな雰囲気^^;)

白柄組でも札付きのワルっぽそうなのが近藤登之助(三島雅夫さん)。
おきぬが泣いてるとこに十郎左衛門に声かけて吉原に誘います。
(で、十郎左衛門もおきぬを置いて去り・・・・ひでぇ^^;)

ところ変わって吉原。
花魁の小紫(花柳小菊さん)に会いたいと、身分を偽ってやってきた白井権八(高橋貞二さん)でしたが、
そのことを自ら白状します(しかも金も無いw)
小紫は呆れつつも、その真正直さに彼を放免したのでした。
(姐さん、粋だねぇ)
なのに、権八ったら自分に花魁は気があるって・・・・懲りないなぁ^^;


で、嫌な白柄組の宴席に小紫は向かいますが、
近藤登之助が花魁にモーションかけてますが、小紫はつんとしたまま。
十郎左衛門が深く言い交わしたやつがいるならともかく・・・・と小紫を追いつめます

(えー近藤の性格が嫌にきまってんぢゃん!選択肢が殆ど無い状況にするなんて意地悪だなぁ)
そこで小紫は、帰ろうとしていた権八を引きとめ、
彼が自分が命をかけて言い交わした男(ひと)と紹介したからさぁ大変!!
権八が、自分は幡髄院一家の身内と言ったものだから、
先の芝居小屋の件で煮え湯を飲まされた白柄組は更にヒートアップ!
( ̄□ ̄;)やばい

一触即発になりかけたが、十郎左衛門が女を巡って悶着あってはまずいとここは納める。
・・・が、市中で権八を白柄組が・・・・!!!!

その喧嘩のさなか、無関係の一般庶民の蕎麦屋の男が屋台の車輪の下敷きになって死亡
(その妹は半狂乱で兄の名を呼ぶ)

捕方によって騒動はおさまったが
喧嘩を仕掛けた白柄組は御咎めなし(旗本ゆえか)、一方幡髄院一家の者たちは多数捕えられた。
満身創痍の権八を長兵衛は怒ったまま襖を閉めて会おうとしなかったが、
お兼(山田五十鈴さん)に紹介状を渡され(長兵衛が)隠れ先を紹介してくれたことに涙を流す権八。
(でも、長兵衛の子の伊太郎が道端で権八を呼ぶと、「おーい!」と手を振ってピンピンしている権八がっ!
お前っ!!!( ゚д゚)ポカーン …



松平伊豆守(市川小太夫さん)が、町奉行立合いの元、
天下のご意見番で旗本の大久保彦左衛門(山本礼三郎さん)を呼び出した。

旗本の若い者をおだてるのもいい加減にしてもらいたいという伊豆守に、
彦左衛門は徳川の礎を築いたのは旗本ぢゃ!と不満をぶつけまくる彦左。
それには伊豆守もぷちっ。
こたびの白柄組の騒動が政道を乱すものと、厳しく旗本を束ねる彦左に申し渡すのだった。
(ここでは彦左は老害か^^;)
この場面で町奉行の石谷役は大友柳太朗さん。ちょい出のもったいない遣い方^^;


伊豆守に思い切り怒られた彦左は、
白柄組の頭の十郎左衛門に、白柄組を抜けてくれないか?と。
おまえが抜ければ自然と瓦解すると。
が、「手前に死ねと申すか」と十郎左衛門は断固拒絶したのだった
(だからあんたたち白柄組がヤンキーな所業を起こすから問題になってるんでしょうが^^;)


で、更に長兵衛のとこにも行った彦左だけれども、
長兵衛に今回の事を喧嘩両成敗にさせられてこちらばかり捕えられた上に、今後一切泣き寝入りたぁ虫が良いとばかりに、長兵衛は何気に上から目線の彦左に不満気。
自分は町民から頼りにされてると思っていた長兵衛だったが・・・・

先日の喧嘩で例の死んだ蕎麦屋の母親が乗り込んでくる。
そこには一家より見舞金が出されていたが、
金ではなく、息子を返してと泣き叫ぶ。
何かといえば喧嘩三昧、何が町人の味方だ!!と叫ぶ蕎麦屋の母の言葉に
グサっとくる長兵衛。


旗本が集まる席で、旗本連中が解散なんぞまかりならんと、
各旗本奴が結束を固めているようですが、
近藤が今後の接待で皆を吉原にとなると相当の費用が・・・とか
老中どもを抑えつけて、町奴を蹴散らすには金だ!!と、クズすぎる^^;
しかも盟主たる十左衛門全額負担かよ。

あ~あ、とはいえ十郎左衛門も相当アレで、家宝の南蛮絵皿を売ろうとしてたようで。
でも、そんな見栄や意地のことで売るべきではないと、おきぬは売りませんでした。
しかも将軍家から拝領した品を売ったとなると、道具屋などから漏れたらお家がただではすみますまいと(おきぬが正論)

なのに、十郎左衛門ときたら武士の意地がかかっていると、町人ふぜいがと逆ギレ(サイテー)
意地のために(好きでもない)女を娶って、お前だけだと思ってるのに、
その上何が不足か?とか、
分かって無いのはおまいさんだよヽ(´A`)ノ

しかも、十郎左衛門が激情の揚句に太刀に手をかけておきぬに迫ろうとした時、
恐ろしさでおきぬがのけぞって、その拍子におきぬの足が絵皿の箱を倒したわけですが、
それを十郎左衛門と近藤立合いで検分させるたぁ酷い・・・・
10枚目の皿が割れていて・・・・・

十郎左衛門、おきぬを斬る
おきぬは苦しんで、井戸に転落
(あーーーーー)

事の顛末をきぬの侍女から聞いた宗五郎は、おきぬの位牌を胸におさめて十郎左衛門の元へ。
宗五郎「水野ーーーー!!出てこいっっ!!!」
悲しみで酒でも煽っていたのか、ふらふらの体で叫び続けるが、追いだされる。
(こういう泣きの演技の月形さん、珍しい)

一方権八は小紫の所で身支度を整えてたけど、あれ?双方本気節???
権八は市中で倒れている宗五郎を見つけて長兵衛の元に連れて行くが、
長兵衛は宗五郎の話には乗れないという。
納得いいかない権八はすごむが、
長兵衛・・・・蕎麦屋の母のあの言葉を気にしてる?
何が幡髄院長兵衛だ!と権八は宗五郎を連れて出て行く
(しかし、権八・・・・おまいさんも元凶なのによく言えたもんだなぁ^^;)

芝居小屋を見てハタと思いついた権八。
あやめ太夫のいるあの一座に、おきぬの顛末を話す。
一座はあやめ太夫が命を張ってでも芝居にかけたいとの願いもあって、

あやめ太夫「ねぇ、どうぞやらしておくんなさい。おきぬさんの役になって、おきぬさんの恨みつらみを舞台で一緒に泣いてみたい」
(太夫、漢だな)

ちょ!!また権八口からでまかせに長兵衛の名前出してっ!!
(おまいさん疫病神^^;)



かくして、おきぬさんの悲劇の顛末は「播皿屋敷」として芝居にかけられた。
(「番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)」を用意に想像できるように「播皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)」とは、おもしろ。しかも芝居の主人公は<おきく>、悪玉の男の方は名こそ違うが姓の方は<青山>で「番町皿屋敷」を意識してますなw)


やべぇ・・・・水野十郎左衛門が芝居を観にきた!Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
しかもガン見!(コワイ・・・・)

芝居場面のおきくは序盤に書いたあやめ太夫役の河原崎権三郎丈で、
青山は二世の河原崎権十郎丈かな?(権三郎丈のお父上。どうやら晩年でのご出演だったようで)。

(あああ~十郎左衛門が身を乗り出してますよ!!)

無事終演して、ホッと一息かと思いや、
あやめ太夫の楽屋に十郎左衛門がっっっ!!!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル



問い詰める十郎左衛門。
(やっぱし右太衛門御大が演じようが、この役は心根がちっさい男仕様なんですな^^;)
座元が幡髄院から持ちだされた事と言ってしまいますたよ。
あ~太夫らがひっとらえられる
(さぁーどうなる)

小紫に呼び出された長兵衛は事の発端を知るが、
小紫が権八を責めないで欲しいという言葉に、
惚れてなさるねと見抜く。
長兵衛「あのキザな、おっちょこちょいの、向う見ずのバカ野郎が!?」
(身も蓋もない・笑)
小紫「あい」


あやめ太夫らが捕えられた。
権八は自分が仕組んだことを白状、こうでもしないと長兵衛親分は出てこないと
(勝ってだなぁ^^;)
権兵衛(新藤英太郎さん・善人役!)は長兵衛に知らせはやるものの、
みすみす親分を殺しの現場にやりたくないようす。

あーあ、せっかくのお祭りだっていうのに喧嘩になりそう。
長兵衛は十郎左衛門宛の書状を使いのものにやり、
自分は単身向かおうとする。
権兵衛は一家総出で行く準備をしていて、長兵衛を一人で行かせたくない。
喧嘩によって、町の人々を泣かせることは長兵衛はしたくない。

この場面の阪妻さん、泣かせるっ!。 ゚(゚´Д`゚)゚うゎぁん 行かないでー!
(死地へ赴くと分かっている女房のお兼も切ない・涙)

何があっても、騒ぎはおこすなと一家の一堂に厳命して、
羽織袴で出立する長兵衛
(一家一堂むせび泣き、幼い息子に話しかける長兵衛を見て熊猫屋も涙(TωT))


一方、旗本連中も血の気多くいきり立っていた。
旗本連中の行動に難色を示していた伊豆守や町奉行も後ろにいることを知っているようだが、
そんなのおかまいなしの勢いである。

長兵衛が十郎左衛門の前に来た。
約束通りあやめ太夫は解放された・・・が、
自分の顔に泥を塗ったと十郎左衛門はただぢゃあおかない
(あの憎たらしい近藤もそばにいるぞ^^;)
必死にあの芝居のことは長兵衛親分は知らなかったのだと、あやめ太夫が言うが、
そこを長兵衛は制して、あの芝居は誰が作ったものではなく町の人の心が作り上げたことを言う。
でなくば、あんなに町人の心をとらえるはずがないと。
旗本の殿さまへの日ごろの恨みつらみや憎しみが積もり積もったものであると
一寸の虫(町人)にも五分の魂と
(長兵衛!よくぞ言ったわっ!!)

命をかけて切々と説く長兵衛。
この場面、スカッ!としますわ。
十郎左衛門や近藤は相変わらず怒鳴ったり上から目線でしょーのない。

長兵衛は、自分の命はこの場で差し上げる代わりに、
町民を人並みに扱って欲しいと真剣に訴える

(あー!こんな場面で馬鹿にしたような近藤のニヤけヅラが腹立つっ!^^;)

必死の目の長兵衛と、その目をじーっと見る十郎左衛門
(この間10秒?)


十郎左衛門「負けた、負けたぞ!は・・・はっはっは!殺せぬ、殺すには惜しい男と胸にこたえた!」
(いつもの右太衛門御大の明るい高笑いだけれども、今回は悪役でこの場面なので、
その高笑いが(^ω^#)ピキピキふざけんなな気分になる)

共に酒でも呑みたいものだがとまで言うけれども・・・もしもし??

当然、近藤以下他の旗本連中は納得するわけがない
(元々無礼な連中ですし)
十郎左衛門に見切りをつけて、自分達で長兵衛を始末しようと動き出したので、さぁ大変。

ここで十郎左衛門は今度は槍を持って走りだします

長兵衛許せ!と、近藤らの手にかかるならばワシがいっそと、十郎左衛門は長兵衛に向かって槍を!!!!
( ̄□ ̄;)ええーーーー!!


うっひょ~♪阪妻さんVS右太衛門御大の大スター対決!(・▽・)V in風呂場(爆)


そして・・・・
長兵衛のむくろが一家によって運び出されました。・゚・(ノД`)・゚・。
入れ替わるように、十郎左衛門以下こたびの騒ぎの一堂に「上意」のお達しが。
領地没収・家名断絶・切腹という最大級の厳しい処分だった。

長兵衛の妻・お兼がもう喧嘩は無いことを告げ、町人に祭りをあけて下さいと言う。
その後ろを一家一堂と長兵衛の棺・・・・

泣きだす権八(そもそもおまいさんのせいで・・・・)

町に、祭りの提灯の明かりが灯っていった

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あの・・・・申し訳ない、
この映画のタイトルの「大江戸五人男」の五人て誰?!
(どなたか詳しい方いらっさいましたら教えて下さい^^;;)

泣かせる演技はほんと阪妻さんってうまいですよねぇ。
切々として見る側に訴えるものがあります。
今回も文字通り身を持って訴えた長兵衛の男気!!
後半の台詞の数々にはぐっときました。


右太衛門御大、いくらラスト近くでちょいと見せ場とドンデン返しがあるとはいえ、
よくこのお役をお引き受けなすったなぁと思いました。
最終場面で長兵衛に足して負けを認めたとしても、
これまでの所業が酷過ぎて帳消しにはならないもんですから^^;
白柄組や他の旗本をちゃんと押さえずに、結局どんなにええかっこしぃでも同調してましたからねぇ。
こんな悪役局面でも右太衛門御大はいつもの御大(笑)。
東映から出張扱いでのご出演だったようですが、
高笑いを見た時にゃピキピキときましたけど(爆)、いつもの御大だなぁと(わはは)

近藤を演じた三島さんのワルっぷりに、憎らしいけどしびれましたわ。
あそこまで憎らしさが前面に出てくると、
いっそアッパレ!ですよ演技としては。
インパクトも強かったですし、あのいやらしさは印象に残ります。

山田五十鈴さん・高峰三枝子さん・花柳小菊さんと大女優が出てるというのに、
結構添え物的に近い、
男と男の対決って感じでしたね。

キャストクレジット見た限りでは大友さんや月形さんはまだ東映所属という状態ではなかったのかな。

その月形さん、月形さんがやるには宗五郎という役は普通すぎるお役でしたね^^;
こういう月形さんも新鮮ちゃ新鮮なのですが、
やっぱり月形さんには悪玉だろうが善玉だろうが相手をギリギリさせるような役をやって欲しいw

スターいっぱいの作品でしたが、
一に阪妻さん、二に右太衛門御大を見るような作品でしたね。
阪妻さんが素晴らしい。
それを見ることができただけでも、とてもよかったです。



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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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