スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 映画「十六文からす堂 千人悲願」(1951年・新東宝)
2012年06月03日 (日) | 編集 |
今月(6月)には、時専で天知茂さん主演の「十六文からす堂」が放送されますよね
(・▽・)
その前哨戦というわけではないですが、
こちらの映画は、黒川弥太郎さん主演のものです。
更に敵役で大友柳太朗さんもご出演

恐らく、黒川弥太郎さんが純然たる主役でDVD化されたのはこれしかないので貴重です。
(主役の映画自体は何本もあるけれども、あまりにニッチな層向けだからか無いという哀しさ・・・・
せめて有料放送でいくつか作品を流していただけるとありがたいのですが^^;)

黒川さん主役といえば、東映のオンデマンドで、東映時代の唯一の主役作品である「次郎長血笑記」シリーズ(全4作品。当ブログでシリーズ全作品の感想記録ありますです)を見て、黒川さんの魅力に更にはまった熊猫屋。
こんなにスッキリとした男前で、しかも甘すぎない程良いクールさと涼やかさを持った落ち着きのある演技の役者さんなのに、何故に後年は脇ばっかりなのか?と、
ちと首をひねったのですが、当時の情勢からして無理からぬかな。
(特に昭和30年代)スターオーラきらっきらとしたものが求められてたので、ちょっと落ち着いた真面目オーラ(笑)をお持ちの黒川さんではダメだったのか?と。
「次郎長血笑記」シリーズ見ていた時、他の東映スターとは別なものを感じたのですが、
それ故に映画の役を演じているという素敵なとこを感じたのですけどねぇ。

・・・・という黒川さん贔屓の熊猫屋はつらつらと思ったのでした。
(1954年くらいまでは結構コンスタントに主役作品があったみたいなので、いつか見られる機会があったらいいなぁ)

--------------------------------------------
と閑話休題。

1時間ちょいの作品ながらも、楽しい場面あり黒川さんの格好良さあり、大友さんの黒っぽさあり(衣装の黒づくめイカ頭巾じゃないよ!・笑)で、なかなかコンパクトにまとまった娯楽作品でございました。


十六文からす堂 千人悲願 [DVD]
 
↑DVDパッケージ何で黒川さんが表じゃなくて敵役の大友さん前面なんだ(苦笑)
黒川さんのお姿は裏面に・・・・(;´Д⊂) あう‥


十六文からす堂とは、易者をやってるからす堂先生のこと(黒川さん)
薬研堀の安五郎の娘のお柳(春日あけみさん)を助けたことから事件が動き出します。
そのお柳さんが訳ありの様子だったので、小料理屋「たつみ」で話を聞くのですが、
ここのおかみさんのお紺(市川春代さん)はからす堂先生にベタ惚れだったので、
女と差向かいで話すのを見ると気が気ではありません。

その様子を「たつみ」の従業員役で出ている、おしも役の美ち奴さん、多吉役の小西潤さん、お民役の久保幸江さんという歌手の皆さんが唄って楽しませてくれます。
久保さんは<トンコ節>、美ち奴さんは<あゝそれなのに>という曲で(映画のクレジットにのってないんで、調べましたわ('A`))小西さんも美ち奴さんにのっかってます。
既存の曲なのに場面にあつらえたかのように合ってる!(笑)
(個人的に、ちょいと投げやり気味に歌い台所作業をする美ち奴さんが面白い)

津軽藩に恩義があるお柳の父は、津軽藩の家中と共にある時旅立って以降殺された。
お柳とその子分のちょび髭辰(横山エンタツさん)と七百の松(桂春團治さん)←愉快なコメディリリーフ
はその犯人を探しているようだ。


からす堂先生、津軽藩と南部藩が国境の山で両藩がいざこざを起こしているのを知っており、
南部藩の大切なものが盗まれたことを知っている(何でも易でお見通しwでもこれにはカラクリあり)
お柳の父はその件に関わりがあるんでないかと推測
(お柳、父のことをそない言われてちょっとだけ怒ってます)

たつみに三つ目御前(大友柳太朗さん)がやってくる。
(通ってる常連さんのようですよー)
深草少将となぞらえるなんて、三つ目御前はお紺さんに惚れてんですか?^^;
投げられた見料を見ると、十六文全部裏返っていて死相が出ているとからす堂先生は言う。

この場面はなかなかの緊迫感でござるが、
大友さんこの映画で殆どしゃべらないんですよね^^;ははははは


一方南部藩、ご朱印状を出せと公儀に申しつけられて大ピンチ中
15日以内に出せと言われて窮地に。

どうやら三つ目御前と津軽藩はつるんでるらしくて、
安五郎は後ろで糸を引いていたこの三つ目御前に命じられてしかも殺られたようで。
で、三つ目御前側はこの津軽藩に南部藩のご朱印状を売り渡そうとする算段だが、
金をふっかけて少々揉め中。
(三つ目御前がしゃべらない代わりに、お旦那半次(澤村國太郎さん)が御前の意向をくみ取ってしゃべってる感じ。これがなかなかのワルな雰囲気)


なんだぁからす堂先生もお紺さんのことが♪
しかし、ある目的達成までは色恋沙汰にうつつをぬかすわけにはいかんらしい。
お紺さん、待つからせめてご飯だけでも一緒に食べましょうよと。
これにはからす堂先生も根負け(^ω^*)

なのに、易学上二人の相性は大凶とか・・・先生っ!!^^;
お紺さんがネコのようにじゃれても、からす堂先生真面目なんだからぁ

女房奪還の件でからす堂に助けられた七五郎(小林重四郎さん)はすっかりシンパになってるようで、
密偵になってます。

三つ目御前が安五郎の仇だと知ったお柳。
からす堂を訪ねますが留守。
すると三つ目御前とすれ違った!
で、やりあってると危ないので七百の松が助けを求めにからす堂の元へ。


うひゃー!黒川さんと大友さんのガチ対決かっ!!

が、数手やりあったところで場面がかわり、
お柳に手当してもらっているからす堂の場面に(御前はどうなった?)

御前が安五郎を斬った犯人だと知らせてくれた御仁は、
何でそんな大事なことを今になって?と疑問に思う。
その事をお柳さんに話して聞き出そうとすると・・・・・

お紺さんがやってきた(イヤな予感・笑)
案の定、私はからす堂先生の女房と決まった人なの風全快で、
表で新助さんが待ってますよとお柳さんを追いだしたい気まんまん

からす堂先生も、ちゃんとお柳さんから話を聞いてからにすればいいのに、
お紺さんの矢継ぎ早の攻勢にあまり何も言わないもんだから、
あ~あ、お柳さん泣きだして出て行っちゃった(´・ω・`)ちょっとかわいそす


南部藩、ご家老!見通したたないと日記に書いてる場合じゃないですぞ!(笑)
と、そこは文が投げ込まれ金五千両で取引しないか?という文面が。
ご朱印状の写しまで書かれているのでまんざらウソとも思えず、
背に腹は代えられない雰囲気の南部藩。

南部藩が金を船にのせているのをこれまた別の船上から覗き見る御前一行
(やっぱりおまいらか)
お旦那半次が、あれは小判の重さじゃないと運び込んでる千両箱を見て指摘、
御前の命令で短筒を半次がぶっぱなすと、
・・・・中身は石ころだった(!!)

やはり・・・と去る御前一行。
あれ?追ってるのはからす堂せんせい?←小舟の船頭
その小舟の船頭、撃たれて川に転落!( ̄□ ̄;)!!

なんと、御前は・・・・・公儀隠密なのか!?
南部藩おとりつぶしを待っているのは公儀だった!!
しかも伊豆守ぃ!?

(公儀=悪の設定のようです)

お紺さんが何日も探してもからす堂の行方しれず(やっぱりか・・・)
心配で心が千路に乱れまする。
御前は「たつみ」に来て、もうすぐ大金が入ると半次が息まいているが、
お紺はそんな金では自分は売らないと言い切る。

すると・・・・

からす堂先生キター!!(・▽・)


津軽藩も手玉にとられてるようで、金を用意するようだ。
で、津軽藩に捕らわれた七五郎、脱出成功!
妻のお吉とお柳に合流!!
お吉はからす堂に走り、七五郎はお柳と千両箱を追う。

また美ち奴さんの歌唱タイム!洗い物をしながら唄ってくれちゃいます♪

新助さん、お柳さんに惚れてたんかぁ・・・・そのお柳さんはからす堂先生のことを・・・
でも・・・・(切ない)

すると「たつみ」に御前一派の妨害が!!
お吉が知らせに来るも、ああ~お紺さんが人質に浚われた!!!

そんな中、お柳さんに見張りを頼んで、七五郎がご朱印状は三つ目が!と知らせにきた!
御前一派を蹴散らしながら、現場に急ぐからす堂!!

津軽藩と金の取引を始める御前。
御前と半次と津軽藩と、人質のお紺さんと・・・・ああ~お柳さんも!!
半次が(お柳さんのことを)どうします?と聞くと、
御前は手で斬る仕草を
(まだしゃべんないんかいw大友さん、ここまで台詞なし


すると、やはりからす堂先生がっ!!


舞台は馬上へとかわり、行く御前!追うからす堂!!
そして馬から降り、もみ合いに!!
ついにご朱印状を取り返したからす堂!!

御前は公儀のお庭番で、公儀によるお取りつぶしの方棒をかついでいた人物であった。


御前「ふっははははは!さすがはからす堂、しかし貴様らごときの手ににかかるわしではない!よっく見ろ!」
(は・・・・初めてしゃべった!・笑)
そして崖下に飛び込んだのだった。



--------------------------------------------
ラストはからす堂先生とお紺さんがいちゃついて、
お柳さん恋破れるな展開エンドなんですけどね、

つまるとこと、からす堂先生は南部藩の藩士だったのでした。
それで色々探ってたのですから、他の人が知らんことも知っていたということで、
これが易者のからくりか(笑・人生相談もやってましたけどね)

冒頭、黒川さんのキラッキラな目にお柳さんがズキューンとうち抜かれたような表情には
「恋話もからむ話だな?」と思ったとおりの展開に。
・・・・というかこれが楽しかった(笑)
歌が明るく場面を彩り、重い部分との調和がよくとれていたと思います。

やはし黒川さんの演技は真面目だなぁ(´▽`*)
艶がないと思われる向きもあるかもしれませぬが、
その真面目なとこが好きな熊猫屋です。

大友さん、ラスト以外ずーっと無口で半次が腹話術かwってくらい
半次が代弁しているような御前でしたが、
それだけに不気味さ倍増で、なかなかの存在感でございました。








スポンサーサイト
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。