映画「おしどり囃子」(1956年・東映)
2012年05月16日 (水) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

原作・村上元三の仇討立志物語『花見獅子』を、美空ひばりと大川橋蔵の豪華コンビによって、歌と踊りとロマンスあふれる情緒時代劇として映画化。
おきゃんな小町娘おたねと、旗本・能見三之丞の子でありながら訳ありで宮神楽の弟子をしている菊治は人目を忍ぶ恋仲。
あるとき菊次は三之丞を旗本組頭大庭中務によって持ちかけられた難儀から救うが、そのことによって宮神楽を破門になり、股旅へと身を落としてしまう。


キャスト:美空ひばり/大川橋蔵/加賀邦夫/吉野登洋子/江原眞二郎/阿部九州男/明石潮/楠本健二 他

佐々木康監督


(感想等)
今月東映chで放送している作品です。
この作品まだ感想記書いてなかったんですね(うっかり)。
↑似た題名の「おしどり道中」は書いてたが(笑)
橋蔵さんとひばりさんの「トミー&マミー」コンビ作品です。
DVDで市販されております。

この作品、のっけから橋蔵さんの神楽が見られるから美味しいんだよなぁ
(相変わらず舞が美しい^^)
ひばりさん演じるおたねとの丁丁発止のツンデレ成分入りの掛け合いも楽しい作品です。
橋蔵さんはまだデビューして1年いってるかいってないかですよね(実質)
台詞回しもまだ初々しさが。

阿部九州男さん演じる大庭中務が、橋蔵さん演じる菊治の実の父・能見三之丞を他の旗本衆といびるいじめっぷりがネチネチしていやらしい(ふふ)。

能見三之丞がお祝を置いて行った時には、自分には親はねぇとすねていたのに、
父のピンチを知るといてもたってもいられず、破門覚悟で宴席で獅子舞を舞った菊治。

・・・・そして破門。・゚・(ノД`)・゚・。
(師匠も苦渋の決断)

「喧嘩相手の無い旅は寂しかろう」と、おたねに残して寂しく笑って去った菊治。

一人泣くおたねの元に、先の宴席に来ていた侍の一人がやってきておたねに話すことには、
なんと大庭中務に能見三之丞が腹を切らされたとなっ!( ̄□ ̄;)なんという急展開
自分の使いこんだ金をごまかすために、大庭中務は能見三之丞に罪を着せたというのだ。


おたねは両親の反対を押し切って、菊治を探しに旅に出ます。
・・・が、旅の途中ならず者の男らに目をつけられて金品を奪われます。


・・・・とくると、あれだ、ひばりさんの場合は
やっぱり歌うだろ(笑)
ということで、お三味線(どこで調達した!?)を持って歌って稼ぎます。
(ま、お約束です・笑)

この作品、橋蔵さんは方々で舞いますが、
ひばりさんは歌います
(そこがファンが喜ぶ見どころポイントですな♪)

(橋蔵さんファンの熊猫屋としては、メリハリがあってしなやかな手足のさばきの橋蔵さんの踊りは眼福でございます)

立ち回りも刀こそありませんが、イカサマ賭場を見破った菊治が胴元らと乱闘場面あり(笑)

ほうぼうのていで現場を去った菊治だが、怪我をして思うように動けない。
そこを助けたのが流れ者の女・お巻(吉野登洋子さん)。
賭場で菊治を見て惚れたようで、損得抜きに献身的にみてくれるが、
菊治が振り向いてくれないことが切ない。

おたねは菊治に近づいたのだが、時間差や僅差ですれ違って以来逆に菊治から遠のいてしまう。

それにしても、おたねは水車、菊治は風車を見ると互いを思い出すのかw


しかし、おたねにこっそり大庭の件を教えたことといいおっかしいなぁ~と思ったら、
小竹小十郎(加賀邦男さん)、おたねに気があったとみえ、
宿場で宿がなくて難儀していたおたねに親切にするふりをして手篭めにしようと( ̄□ ̄;)!!


逃げたおたねが道に出ると、丁度お巻が(勝手に)同行して旅をしてる菊治と遭遇
(ま、ここのご都合はお約束ってことで・笑)
おたねを助けた菊治だが、お巻がそばにいたので何となく不都合な気持ちで逃げようとするけれど、
おたねが菊治の父の死を知らせて状況は一変、
話を盗み聞きしていたお巻はそっと去り、
菊治とおたねは大庭を追って京へ行く。

なんと、京では師匠が待っていた(スーパーマンだな・笑)
三之丞の冤罪を大目付が取り上げて下さったという
だが、大庭の証拠がなかなかつかめないらしい。
早まって先走りそうな菊治を止めるためにも師匠は来たらしい(さすがぢゃ!)

そこで、おたねが自分に色目を使っていた小竹を呼び出し、
半ば強引に(半分脅しw)で証人になるように迫るが、
更に隣の間で聴いていたお巻がおたねに助太刀する(姐さんかっこいいっ!)

大庭中務の前で獅子舞が供される。
すると、座敷まで上がってきた獅子舞の中には・・・・
「やい大庭、おいらの顔をよっく見ろ!」と菊治っ(=゚ω゚)ノ ぃょぅ!
更におたねっ!( ・∀・)ノ

小竹(根っからの悪人ではなくて小物だったようだ・爆)の登場もあって、啖呵を切って戦闘開始はいいが、
庶民が侍の刀を奪って斬りまくっていいのかは聞いてはいかん(笑)

そして、所司代登場で進退極まった大庭。
突然立ち上がってダッシュしようとしたところを菊治に斬られ果てる。


・・・・で、ハッピーエンドで終わったわけだが
(お巻姐さんは一人去っていきました。姐さんにも幸あれ!)


一つ疑問が
所司代は三之丞の冤罪が晴れると能見家の家督相続が許されるとか言ってたけど、
その家督を相続するのは妾腹の菊治じゃなくて、正妻の兄弟か?(舎弟とか言ってなかったけ?)
でないと、菊治とおたねは結ばれることができないし(菊治が侍になっちゃやばい)
それはハッピーエンドにはならないですものね。

橋蔵さんはまだ駆け出しなんで、殺陣はまだちょっと流れ気味だけど、
啖呵を切るとこはかっこええし、
歌舞伎時代から定評のある踊りは見ごたえあるし、
何より勧善懲悪、簡潔明瞭なお話なので見ていて楽しいですがな(´▽`*)
ひばりさんも、不自然に力が強くて無双な設定ではないので(作品によっちゃたまにある・笑)、
とても可愛らしい。

久しぶりに見ても楽しい時代劇でした。

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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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