映画「天狗飛脚」(1949年・大映)
2012年05月04日 (金) | 編集 |
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久しぶりに絵描き。
(昨日は別棟で現代もの映画で描いてました^^;)
下手っぴなのはいつものことなんで、生温かくお願い致します(笑)
カラーボールペンと筆ペンという、毎度ながらアナログかつチープ画材。

まだ戦後4年という時期に作られた映画。
GHQの統制でチャンバラもの解禁までは確かあと数年先だったはずなのですが、
この作品はチャンバラものではないので大丈夫だったのかな。

飛脚問屋の「天狗屋」と「かめ屋」の対立軸と、
怪盗をつきとめる軸と二つから成り立ってます。

右太衛門御大演じる長太は、尋常じゃなく足が速い男。
ライバル飛脚問屋のかめ屋の妨害で引き抜きにあったりして苦労している天狗屋に見こまれて、
一旦は盛り返して繁盛し、長太の評判がかけめぐる天狗屋なのですが、
その俊足がかえって災いして化け物扱いされたり、
あるいは最近世間を賑わしている俊足の怪盗ではないか?とあらぬうわさをたてられてしまいます。
(まぁ出どこはかめ屋とか、その背後にいる誰かさんの仕業なんですけども)

天狗屋の主人や娘のおしゅんらは長太を信じておりましたが、
目明しの源七が長太を怪盗だとして連行しようとします。
身に覚えのない長太は振り切って逃げ、桝屋九内にも自分は潔白だから犯人を見つけてみせると宣言します。

再び天狗屋は苦境に立ち、おしゅんは店のためにもとかねてから話のあった大阪の縁談を受けることにして旅立ちます。

そんな折、子供たちに病が流行。
蘭方医の溝呂木仁斎(小杉勇さん)は、大黒屋(香川良介さん)の子供をいつぞやか長太がとってきてくれた薬で治すことができたが、
病の子供が沢山いてその子供たちを直したいが、薬が足りない。
その薬は大阪にて求めることができるらしい。
仁斎は大黒屋に助力を頼み、大黒屋も快く受けて金三千両の手形を出した。
仁斎は天狗屋に再び依頼して、長太がいないので「へちまの辰」が行くことにする。
が、これを狙ってかめ屋が動き出し、何故か目明しの源七も動き出した。

怪盗が誰かを突きとめた長太が辰を追って走り出す。
さて、長太は間に合うのか?犯人は誰なのか?
そして縁談に向かうおしゅんにも追いつくことができるのか?

・・・・・という話でございます。

主役の右太衛門御大の明朗快活なところとか、
ヒロインの相馬千恵子さん、あるいはお役人の志村さんの魅力は当然ながら、
何気に天狗屋の「鈍足三人組」(笑)、六助(原健策さん)・太平(加東大介さん)・辰(羅門光三郎さん)がいい味出してまして、
随所に和みタイムを提供してくれてます。
飛脚なのにドジでのろまな亀・・・じゃなくてのろまな天狗。
三人共にとっても気の良い人たちなのだけど、そろって気も弱くて、かめ屋の挑発にも真正面から立ち向かえないというありさま。
ダメな人達なんだけど憎めなくて可愛い、そんな飛脚を演じています。
(三人共楽しい^^)

右太衛門御大は、最後は大きく笑えるような明るい作品がほんと似合うお方。
この作品も、最後にはほっこりとさせてもらいました(´▽`*)
それにしても、東映以前の右太衛門御大って雰囲気が東映時代と若干違って、
ドーンとしたところが無くて、むっちゃかっこええんですけど毎度ながら(笑)。

この映画は市販ソフトで出てますが、
恐ろしく安い廉価版なので気軽に楽しめますですよ。



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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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