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 単発時代劇「築山殿始末」(1964年)
2012年04月06日 (金) | 編集 |
いやはや、かなりお久しぶりでございます。
(ヽ´ω`)今日は静かだが、あと一歩で犬嫌いになるとこまできてる熊猫屋でした、こんばんは。
無駄吠えくらいちゃんとしつけやがれ、わんこには罪は無いがペットバカな飼い主は嫌いです。
こっちは寝不足ぢゃ!

・・・・と、ちっとストレス溜まり気味だったので更新ストップしてました。
申し訳ない。
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久々の更新は「築山殿始末」です。
時専で放送されたので拝見
(時専さ~ん!こういう1960年代以前のモノクロ時代劇、どこぞで借りることができたら放送して欲しいなぁ♪
現存しているか分からないけれども、見たい作品結構あるのよ^^)


(あらすじ)※時専より

甲州武田勢に押され、不利な戦況にあった徳川家康(尾上松緑)は、嫡男・信康(市川新之助=現・團十郎)の奮闘ぶりに喜びながらも、その血気盛んな性格を案じていた。
一方、家康の正妻で信康の母である築山殿(山田五十鈴)は、今川義元の姪であったため、桶狭間で義元を討った織田信長と結んだ家康を恨み、信康の行く末を案じていた。父母の不仲、母と妻・徳姫(長内美那子)の不仲に苦悩する信康は、偶然出会った娘・小笹(香山美子)に惹かれる。
それを築山殿に知らされた徳姫は、武田方と手を結ぼうと画策する築山殿の企みを父・信長に書状で知らせてしまう。
信長を裏切れない家康は築山殿の命を絶ち、信康を謹慎させるが、それだけでは事は収まらなかった……。


市川新之助(現・團十郎)/山田五十鈴/香山美子/長内美那子/北村和夫/中谷一郎/尾上松緑


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(感想等)
現・市川團十郎丈が1969年に海老蔵になる前の新之助の頃の作品のようです。
家康を演じた尾上松緑丈は、私もちと好きな二世の松緑丈です(´ω`*)

時専のキャスト表では出てませんが、
減敬役(←築山殿に仕える医師)で進藤英太郎さんが、平岩親吉役で八世の市川中車丈が、
大久保忠世役で六世菊五郎丈の実子の(二世)尾上九朗右衛門丈がご出演。
松竹テレビ室もフジテレビと共に関わってるようなので、
それで歌舞伎の方が多いんかーと。
(私にとっちゃ「中車」といえば香川照之さん(九世中車)のことではなく、八世中車丈です)
小侍従役で市川翠扇さんという方の名がありますが、成田屋さんに縁がある名跡のようなんだけど、女性で新派の方だったようです。

あ、そういえば「歌舞伎 on the web」でこの作品を調べたら、
1953年の歌舞伎座で、この時代劇で信康を演じている現・團十郎丈のお父上の
九世海老蔵丈(後の十一世團十郎)丈が信康を演じていて、
松緑丈は同じく家康を演じてます。
どうやら菊五郎劇団での公演かしら?、中老の望月役で大川橋蔵さんの名もっ
(喜・思いがけず橋蔵さんの名前を見つけて熊猫屋歓喜)


と、ちと脱線しましたが本題へ。

・・・・合戦の「わー!」っという群衆の音は聞こえるのだけど、合戦シーンは無し(笑)。
セットも外景が作りもののようで、ちょいとちゃちなところがあるのですが、
1960年代で単発時代劇ともなるといたしかたないのかな?と思うところあり。
はぅ・・・やっぱり二世松緑丈(家康役)、熊猫屋のめっちゃ好み(爆)
今までも映画でちょいと拝見したり、昔の歌舞伎雑誌を見たりして、
恰幅の良い体躯とええお声で「かっこいいわぁ~♪」と見ておりましましたが、
壮年になられても変わらず。声の張り出しがいい。

対して、一応主役の新之助丈。今と変わらず滑舌が・・・・・(以下省略^^;)

お家が背景とはいえ姑(築山殿)と嫁(徳姫)の確執といい、
家康に対して舌うちして減敬に声も憚らずグチる築山殿・・・・こわいわぁ^^;
気性が激しい築山殿。

信康が小笹と初対面のシーン、船こいでるけれどあれ水入ってたのかしら?
全てがセットに見えてしまう(後で船の下に水あったけれども、イコールなのか分からない)
それにしても、出会ってすぐ
「そちは俺の子を産め」だの「そちのような純粋な女に・・・云々」だの、
信康も嫁さんディスってるのが^^;あはははは
言動を見ていると、築山殿の血をガッツリ受け継いでるようです。

香山美子さん、可愛いなぁ~初々しいっ♪
(嗚呼・・・久しぶりに「銭形平次」のお静さん見たくなってきた。香山さんがお静さんを演じ始めるのは1970年からなので、この時代劇は数年前ですね)

姫つきの小侍従にバッチリ現場を見られ、
やっぱり姫に耳打ち。
小侍従は築山殿と減敬の話も立ち聞きしていたので、築山殿の謀反の心も当然・・・(怖)
武田と手を結ぼうと考えている築山殿の裏をかいて信長にこの事を伝えようと決心する、
怒りの炎の姫・・・・嫁も負けてはおりませぬ。

嫁と姑の舌戦が凄まじい( ̄□ ̄;)

しかし・・・・事の展開を見ていると信康も信康よのぅ・・・・。
酷くプライドを傷つけられた姫に対して、
ブチ切れてトドメの一発(言葉)。
更に、小侍従をもひと刺し( ̄□ ̄;)
祭りで踊る人々も蹴散らして(特に太鼓を叩いてた人可哀想)
気性の荒さも母親譲りか^^;

なんか冒頭で家康がちょっと心配していたこと(気性の荒さ)が現実になってきて・・・・

信長配下の家康としては、信長を怒らせると現段階ではまずいので、
信康を謹慎させて時を待つ。
築山殿は、この期に及んでも家康を腰抜けと罵る。
散々駄々をこねた揚句、家康家臣の野中重政に斬られ果てる
(築山殿を斬った野中重政役は七世市川門之助丈)
↑この場面の山田五十鈴さんの形相が凄い・・・・


板ばさみ状態の家康。
その心情もあってか、言い伝えにもある爪を噛む癖の場面もあったり(ふふ)。

服部半蔵(中谷一郎さん)や天方山城守(北村和夫さん)が家康からの切腹の命を携えて信康の元へ。
信康と苦楽を共にしてきた二人は、信康に生きて欲しいと願うが、
父・家康の心痛を思い、信康は腹を切ることを決意し、介錯を頼むが、二人とも泣いて首を横に振るばかり。

一方で家康も爪を噛み噛み・・・・心はかなり複雑なようだ。

え・・・自分のやったことが信康まで類が及ぶと思ってなかったんか?姫( ̄ω ̄;)
(姫おつきの望月をやっている方・・・・一人だけ女形をやってらっさいます。新派唯一の女形の初世英太郎さん)

家康の元へ行く姫だが、家康は明朝話す世間が納まった頃に父君(信長)の元へ行かれるのだなということを姫に言う。
(何気に、爪カミカミシーンより家康の目の前の炎がめっちゃ上がってるのが気になる・笑)

信康のところから戻ってきた山城守は坊主の姿になっていた。
立派な最期だったと家康に伝える山城守・・・・
嗚呼・・・家康もこっそり逃がすのが本望だったのだ。
しかし、すべての歯車が狂ってしまった今、誰も止めることができなかったのだ。

家康「かくせねば、国も家も守れなんだのか!・・・・誰よりもかわゆかったのだ・・・・・」

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個人的には、家康役の松緑丈と、築山殿の山田五十鈴さんに各一票ずつかしら。
一国一城の主としての立場と、父親としての情愛の板挟みの中の苦渋の家康を演じた松緑丈がかなり良かったです。
いつ見てもやっぱりうまいなぁ・・・・映像もので演じても松緑丈って演技が自然だなぁ~と前から感じていたのですが。
映画「江戸の夕映」(1954年。このブログでもレビューあり)の懐でかい大吉役で、主役の九世海老様より萌えた熊猫屋ですが(笑)、この作品でも九世海老様の息子さんが主役だけど、終わってみれば主役より存在が大きかったです。
(最後の父親としての場面でかっさらったような気が・・・・)


山田五十鈴さんは、最後まで徳川に心を寄せない築山殿を怪演(あえて怪演と言うわっ!)。
なかなか毒気たっぷりな築山殿でございました。
しかし、哀しい女性やね。

得票次点で舌滑はアレだけど、狂った演技はなかなかでござった主役の新之助丈。
若気の至りなところもありつつも、どんどこ追いつめられていく様は怖いものがありました。
しかし、あそこまで気が触れる意味が分かるようで分からなかったんだが^^;
(↑姫に問い詰められてブチ切れるとこ)

みんながちったあ思慮深ければこんなことにはならなかったんぢゃあ・・・・・と思うところでもあるけれど、
げに恐ろしきは人の業(ごう)。
時として、それは誰も止めることができないのでありましょうか?
哀しい物語でした。







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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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