単発時代劇「狐のくれた赤ん坊」(1981年・田村高廣さん主演)
2012年03月07日 (水) | 編集 |
私の大好きな題材「狐のくれた赤ん坊」です。
これといえば、
高廣さんのお父様の阪妻さんの映画初代版→過去レビュー
や、近衛十四郎さん版の映画「無法者の虎」→過去レビュー
がありまして、
涙腺決壊必至の良作として、かなりハートをわしづかみにされております。
さてさて、高廣さん版はどうでしょうか?
(上記の他にテレビ版では1962年NHKの河津清三郎さん版や、1960年日テレの榎本健一さん版、1964年日テレのハナ肇さん版もあるらしい・・・・見たいわぁ)

今回のは1981年10月のフジの時代劇スペシャル枠で放送されたようです。



(あらすじ)※時専より
大井川の川越人足・張り子の寅八(田村高廣)は暴れん坊で有名だが、根は純情なお人好し。
ある日、狐が出たという仕事仲間の話に早速飛び出していくが、連れて帰ってきたのはなんと赤ん坊だった。
すっかり困った寅八だったが、最終的には赤ん坊を育てることを決心する。
その後、息子のために博打づけの生活も改め、人が変わったように父親として振る舞う寅八だが、ある日ひょんなことから息子の出生に関する秘密が露見してしまう…。


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(感想等)
私は田村三兄弟のうちで高廣さんが一番好きなのですが、
お父様の面影もうかがえますねぇ(´▽`*)
ちょいとコミカルで、息子に愛情いっぱいのオヤジっぷりを好演されておりますが、
阪妻さんや近衛十四郎さんの映画版とは若干展開が違うようですね。

馬方の丑五郎(加藤武さん)は、多少寅さんとケンカもしますが、
映画のように最初っから寅さんと酷い取っ組み合いの喧嘩はしてなくて、開始30分くらいでそういう場面が出ますが、最初っからちょっといい人の片りんが出ている。
こうなると、丑五郎が後になって涙まで見せる「実はいい人」っていう運びにはならないので、
そこんとこの旨味がちと消えたかな?

狐お面の侍集団が子供を探しているようだという設定。
その集団にお京という女も関わっている。
この点は映画に無い設定。

更に、寅さんは最初から善太に対して子供好きな雰囲気を出しているので、
これも映画ように最初は押しつけられたようで、「ちっ面倒だな」というところから、
大黒屋のおやじさんに叱咤されつつだんだん愛情が深まっていくというのが省略されているような。

いやに「狐の子」というのにこだわりがあるような(笑)

伴淳三郎さんは、おとき(浜木綿子さん)のお父さんの居酒屋のおやじさん役ですね。

あ、やっぱり丑五郎嫌なヤツ(笑)善太に寅さんが善太を拾ってきた拾いっ子だということを、
お京に酒を呑まされ酔った揚句とはいえ盛大に本人にバラしてます。
善太はおときに聞くと、狐の子じゃない、ひょっとしたら身分の高い人の子かもって言ってますが、
映画では確か後半で寅さんが言って、実は・・・の展開でしたよね?

このテレビ版でも力士が寅さん家に力士人形を持って訪ねてきてます。

この版では、寅さんが父親になっていく過程が回想で出てくるのね
(宿場まで医者を迎えに行って駆けて行くとことか)

開始50分頃に善太が大名行列につっこむシーンが。
大黒屋のおやじさん、あんまり出てこないなぁ。

代官所から善太奪還の過程はやっぱり泣けるわっ(´;ω;`)ウゥゥ
(高廣さん、ええわぁ~)

おいおい、寅さん・善太もろとも斬るって、狐面侍軍団は善太がいちゃマズイと思っている集団か?

寅さんの酔った勢いの善太・御落胤発言でたー(笑)←開始1時間頃

狐面集団に襲われる善太&寅さんだが、狐面集団と一緒にいたお京が逆に「逃げて!」と助けてくれた。

ついに善太が力士の妹の子で、ご落胤という事実が・・・・!!
あの狐面集団は、大名の弟筋の子を世継ぎにということをたくらんで善太を消そうとしていたのか。

あ・・・映画で大黒屋のおやじさんが言うことをおときさんが全部言ってしまったわw
(善太にしかできないことがあるということ)

でもやっぱし、別れのシーンは泣けるわぁ(TωT)

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微妙に映画版とシーンの順番が入れ替わっていたりするので、
ダメ男から子供に真剣になる親父になっていく過程をきちんと追ってないために、
少し肩すかしの部分もありましたね。
あと、寅さんのダメ男っぷりを年長の大黒屋のおやじさんが諭していく過程もおときさんに移ってたりしたとか、
この題材自体の良いところは「実は登場人物は上から下までみんないい人」というとこなのですが←ここ重要
その意味でも狐面侍集団はちょっと必要なかった気がします。

とはいえ、高廣さんの演技は素晴らしかったなぁ(´▽`*)
展開に「?」がちょっとありつつも、この方の寅さんは魅力的だったのでそれなりに楽しめたし、
泣けた・・・!!
実はお父様(阪妻さん)の血を一番受け継いでいるのでは?と感じた熊猫屋です。

話の構成は先に見ている映画版2本の方が出来は良いと感じました。

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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
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