連続時代劇「江戸を斬る 梓右近隠密帳」(1973年)#14・忠長卿謀叛
2012年02月11日 (土) | 編集 |
(本日のゲスト)

駿河大納言忠長(中村敦夫)
天海僧正(石山健二郎)
※お妙の方(松坂慶子さんが奈美と二役)


今日のお話は、「徳川三国志」では序盤にやっていたやつですよね。
その「徳川三国志」で由比正雪役を演じていた中村敦夫さんが今度は忠長役で!(同作品での忠長は田村正和さんでした)
しかもキャストクレジットはトメだわ。


お小夜坊がまたヤキモチです。
本日は奈美さんに。
最近めっきり娘らしい雰囲気も出すようになったお小夜。
乙女心は複雑です。
橋のたもとで寂しげなお小夜。
ふと川を見ると血を流した死体が・・・・!!!


「奈美さんも綺麗になった」と右近様。
その台詞、たまにはお小夜坊にも言っておやり^^;
そこへ柳生むねりんの代理で十兵衛が入ってくる。
十兵衛の手に傷があり、旅で斬り合いがあったらしい。
相手は伊豆守の家臣とな!?( ̄□ ̄;)
十兵衛「あの人(伊豆守)は欲も得もない偏屈人じゃないからな」
話によると駿河大納言忠長を巡って何かあったらしい。

中村敦夫さんがきたわぁ♪
当然ながら月代を剃った髷姿。将軍・家光の弟であります@忠長
例のごとく、忠長の存在は将軍の近親者なので幕府としては煙たい存在。
おっとー、忠長の居室の天井裏で探りを入れる人二名(しかもこの二名は別々で関連性がない)

忠長の妻・お妙の方(何故に慶子さんが二役!?)が。
忠長にやめるよう言う理由は、どうやら忠長は伊豆守に不満を持つ因子に呼び掛けようとしているらしい。
忠長「とり越し苦労だけでは天下は事はならん。松平伊豆の強引なやり口に不満を持っている大名の数は多い。
余が決断をし、大義名分の旗を掲げれば、必ずやはせ参じてくれるだろう

(うぉーこの台詞、大義名分とか「徳川三国志」の正雪を思い出すわぁ♪)
妙が書状の使者を申し出るが、そんな危険なところにやれるかと忠長。

ああ・・・・やっぱり天井裏の忍びは「伊豆守」の手の者と「柳生」の手ものもだったようです。
しかも、伊豆側のに柳生側に首絞められてるしっ!( ̄□ ̄;)!
柳生側も伊豆側の目を刺してるわ、おかげで忠長たちに気づかれる^^;

おおおっ、今日の柳生むねりん様@志村さん、暗い部屋で忍びから報告を受けているけど、
威厳あってかっちょい~♪
柳生の動きが伊豆守に知られると今までの行動が水の泡になるらしい。
報告によると、お妙の方は宗矩の娘の奈美にそっくりだという(これは何かに使うな・笑)

柳生側の忍びは無事帰りついたけど、伊豆側のは捕えられて水責め中。
忠長は、殺すなと指示し伊豆守の企てだと推測し、忍びに戻って伊豆にこの忠長を倒したくば自ら兵を引いて参れと忠長。
が、忍びは自決した。
(伊豆守の為政者としての容赦の無さが凄いっっ)

一方伊豆守は、使者に上野の天海僧正に書状を持っていくよう申しつける。
障子を開けて外を見る伊豆。
すると、鉄砲の弾が伊豆を狙う!!
(幸いかすり傷)
いつになく幕閣中心を巻き込んだワクテカ回か!?(´▽`*)

天海僧正。徳川家に発言権があるらしー・・・・え、既に100歳越えとなっ!?( ̄□ ̄;)なんという
書状を読んでいる。

長兵衛のところ。
冒頭でお小夜が見つけた侍の死体のことは5日もたっているが身元が分からないという。
切り口はなまじかな腕ではつかず、例えば十兵衛ほどの巧者でないとできないらしい。
糸は伊豆守の家中ではないかとたぐっていったが、
伊豆守側は違うと言ったという。
モヤモヤした煮え切らない気分の長兵衛

無縁墓を弔う男。
ふと、すぐ近くに乞食が(どうやら禁則用語を消しきれてないようで、小音で残ってましたよ。
別にそこまで消さんでもと思うけどなぁ・・・・)。
乞食にしては豪華な握り飯にいぶかしむ。
(あ、木陰に隠れて見守る竹が!乞食の正体松で見張ってたのか!)
男にいつから見張っていたかと手をつかまれる松。
誰に頼まれたと聞かれ、お嬢さん(小夜)ですよ~と言ったところ、
笠をあげると・・・・柳生十兵衛!!!( ̄□ ̄;)!!
すると、十兵衛を囲む伊豆守の家中(無縁墓は伊豆家中のもので、小夜が見た死体の人)
斬り合いになるが、伊豆家中は爆薬を投げて去る。
十兵衛に近寄る奈美。
やはり伊豆の者であったこと、6名で逃げられた旨を告げる。

竹と松の報告で、二人(十兵衛と奈美)が柳生の屋敷に入ったことを知る小夜。
(う~ん、一介の町人が知って首つっこまなきゃいいんだけど^^;)
すると道で張孔堂の林戸右衛門と歩く女あり。
(よもや奈美と勘違いしないだろうなぁ^^;あれ流れ的にお妙の方よね^^;)
二人は張孔堂に入っていく。

斬ることができずに取り逃がした十兵衛を叱責する柳生宗矩(いつになくコワイ)。
柳生宗矩「伊豆殿は針ほどの落ち度があれば、譜代・御三家はもとより、駿河大納言家すら容赦なくとり潰すのが政道と信じて疑わぬ。それも一つの見識かもしれん。
しかし、血も涙も無い力ずくで天下に太平をもたらすことはできんとこの但馬は思うておる。
権力だけでは天下に大乱を招くは必定じゃ。それを未然に防ぐには、この柳生の家をかけてもいいと思うておる」

(↑これでわかったわ。柳生但馬守と、松平伊豆守は考え方が根本的に違うのだわ。それで対立してるのね)
でも、十兵衛の未熟さにパパは怒っておるようです。
立場上は柳生むねりんは大目付で、伊豆守は上の老中。
バレたらマズいのは必定のうえ、政道を守るためには外に伊豆守の名前が漏れてもいけないことを。
神妙な十兵衛。

すると、柳生の身回りが戻ってきたと奈美。
駿河大納言の使者(お妙の方)が張孔堂に入っていったことをつげられる。
驚愕し、もう止められないことを知る柳生但馬守。

ゲゲ、やはしお小夜張孔堂を張っておりますよ^^;
出てきた駕篭をつける小夜。
すると覆面の一味に囲まれる。
駕篭から出てきた女を見てハッとする小夜(やっぱり勘違いしてそう^^;)
囲んだのは柳生ご一行。
斬り合いになり、お妙の方を柳生は捕獲しようとするが彼女は自害(!)、
番所に知らせようとした小夜は捕えられて殺されかけるが・・・・

助けられたのか?気がついたら寝ているところを目を覚ますは、
そばには右近様と奈美が。
奈美が今夜のことは忘れてと頼むが、
小夜は拒絶する。
やっぱり小夜勘違いしてるのか^^;
間一髪で奈美が助けてくれたらしい。
右近が別人と言っても納得してるんだかいないんだかだが、
忘れろと右近に言われてもま~たヤキモチからか、
忘れないと言ったらどうなるんです!?とかキツイ口調の小夜。
奈美はまっすぐ小夜を見て、口外するなら命をいただくことにとはっきり言う。
おいおい^^;な右近様。
小夜はますます意固地に殺せるもんなら殺してみなさいよとか、毎回毎回めんどくさい娘だなぁ^^;
右近が奈美を帰らせて自分が引き受けることに。
こそこそ後ろ暗いことをしているくせにとか、ぐちぐちプリプリの小夜。
右近は忘れろとは言わないが一切口外しないで欲しいと頼む。

妙や伊豆側家中の死体を見る柳生但馬守と十兵衛。
妙を見て妹を死なせたようだと言う十兵衛の気持ちもわかる^^;
しかも柳生むねりん様、奈美にお妙の方と同じような勤めをやらせるようですよ!!( ̄□ ̄;)!
奈美を呼んで、忠長謀反を悟られぬように妙の身代わりをしろとの父の命令
(娘に対してもご政道のためには非情になるお父上)
柳生宗矩「(奈美に)そなたの命をくれ」
(うわ~・・・・今回、いつになくめっちゃシリアス回!!)

死にに行くようなものだと止める右近。
それは分かっておりますと別れに来た奈美。
十兵衛が友と称して付き添う予定で、
右近様「では、私も友として加えていただこう。あなたがた兄妹を死に赴かせる但馬守の心映えは私には痛いように身にしみる。
今度の事は下世話に言えば兄弟喧嘩。たまたま兄が将軍家、弟が大納言という故に天下が大乱の根ともなるのでしょう。
私にとっては一家兄弟の争い。他人の手にかからずに納められればそれが一番だ」

(右近様は保科正之の異母兄弟で、保科正之は家光と異母兄弟。忠長は家光の同母弟。めんどくさい言い回しだが、つまるところ全員同父で、右近様は忠長卿とも異母兄弟。
それをふまえて↑の台詞を聞くと、自分の身内のことで柳生兄妹・・・柳生一族を巻き込むのはツライんでしょうな)


天海僧正の意見を聞きにきた伊豆守。
天海僧正、自分は年ゆえに人助けをもっぱらにしておると言い、
伊豆も徳川の世もまだ若いと。
伊豆がご政道のために憎まれ役をかっているからこそ、安んじて人助けにつとめたと。
伊豆守「この伊豆のやり口を非道とそしるものにも一理あるとは思うております」
(ちゃんと分かってるんだね)
大の虫を生かすには小の虫を殺すて・・・それはっ!(ガクガク)


ひいぃぃぃ!ついに松平伊豆守と柳生但馬の守が直接対峙!!( ̄□ ̄;)!
分かってるくせに、但馬守に天下の大目付ゆえにお耳に入れねばと伊豆守。
忠長卿謀反の件である。
確かな証拠は?という但馬守に、書面を受けたものから続々と訴えがきたと伊豆守。
処置を聞く但馬守に、上様のお心次第と伊豆。
意見を控えるとかという但馬守に、伊豆守は上様からご下問があれば(言う)と。
(心理戦がビシバシくるわぁ♪)
なお伊豆守の心中を聞こうとする但馬守に、ようやく徳川の世が固まろうかという時に悔いを将来に残すことはできないと。
断固として禍根は断つべきと。
伊豆守「柳生殿はこれまで色々ご手配があったようだが、さすが大目付の職掌怠り無いとこの伊豆、敬服致してござる。
しかし、ことここに至ればご手配はもはや無用のものと心得られよ、よろしいな」

(凄いわ伊豆守・・・・相手をたてつつも、しっかりクギを刺すあたり強い・・・・強いわ)


鉄砲打ちに興じる正雪と半兵衛(なんか今回はこの空間はほのぼのかw)
やっぱしあんたが密告したのね@正雪。
逆に伊豆に駿河大納言がつぶされることにより、大納言を生かすよりも周囲の憎しみをあおり立てることができるという正雪の算段らしい。
(ぬかりなしっ!)


にこやかに妙(@奈美)から首尾のほどを聞く忠長。
不首尾を詫びる奈美。
その姿をいぶかしる忠長。
妙に近くに寄れと忠長(奈美さん、動き不自然すぎw)
顔を上げろと今度は命令する忠長。
運も極まった、かなわぬならばせめて一矢報いて死ぬかという忠長に、
妙(@奈美)が、意地は捨てて欲しいと願い出る。
恥多くとも生きながらえよというのかという忠長。
恥ではない、名君の器量があると妙(@奈美)
死ぬのが怖くなったのかと問う忠長に、どこまでもついていく覚悟と妙(@奈美)
刀をつきつけ、そちは誰だ、妙とうり二つだが余を偽るとは不敵なヤツと忠長
(バレたー!ΣΣ(゚д゚lll))
・・・と、妙と知り合いで将軍家名代としてきたと入ってきたクセモノww
右近様と十兵衛だ!(ここは定石通り♪)


十兵衛より右近様の身分が伝えられ、右近様は例の葵康継を差し出す。
それを見て信用した忠長だが、誰の命で来たかと問う。
自分の一存できて、柳生兄妹が死を座しするに忍びず来たと。
妙が自害したことを、張孔堂を訪ねたお妙の方を柳生が襲うたところ自害して果てたと十兵衛は告げる。
自分達3人は死を覚悟してきた、しかしみだりに兵を動かして万民を苦しめるのは思いとどまって欲しいと右近。
死出の旅を共にするのかという忠長にハイと答える右近(え!?)
「バカモノ!」と一喝する忠長。一斉に槍を向ける忠長家中。

忠長「たわけた事を申すな。その方ども3名が束になっても死んだお妙の命には代えられぬ。
お妙はもう生き返らぬ。早々に立ち返れ!」
(踵を返す)


右近達は引き上げ、右近の言葉を聞き入れて兵を動かさなかった忠長を右近は想った。
(後の忠長切腹までのは芥川さんのナレーションで)
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「柳生むねりんの意志からすっと、最後十兵衛らが行ったのは意味あったんかなぁ・・・・右近様に説得されて兵をあげなかったというにはちとそのへんの展開が弱いし←そう見えない、
かえって右近様をからめない方が分かりやすかったりして^^;」と感じた熊猫屋です。
忠長卿がらみは徳川三国志の方が丁寧でしたよね(徳川三国志はこの忠長卿がらみの序盤は良かったので)

しかし、キャストは奮闘してましたね。
特に伊豆守の神山繁さんと、柳生宗矩の志村喬さんの演技は緊迫感あって良かったわぁ~
こういう心理戦は好きなんだが、もうちっと見たかった(笑)
この伊豆VS柳生を見ていると、まだまだ正雪側はぬるいわぁ~と思わずにはいられない^^;
外側からちょろちょろやってるんだろうけど、
まだ小手先っぽくてドス黒い暗躍風には見えんのだよね。
そのへんのバランスは大丈夫なんだろうか?

右近様がいないパートでドキドキするなんて本末転倒のような^^;
(でも、実際そういう作りになってますよね)
今日はせっかく黒々パートだったんで、お小夜はちと余分だったかなぁ。
余分といえば、小夜の勘違いパートをはぶくと奈美の二役も必要ないような。
あんまりラストで二役の意味もそれほどストーリー上効果なかったですし。
最低2話くらいかけてやるともちっと練れたかもねという本日の感想です。
1話でやるにはもったいない。


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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
この記事へのコメント
今回の内容はハードだったですね。
色々と詰め込みすぎて、おっしゃるとおり2回に分けた方がよかったような。
しかし、松坂慶子さん、綺麗ですねえ。
話の内容が何となく「柳生一族の陰謀(TV版)」とかぶっています。幕府のために非情な伊豆守、忍びの登場、十兵衛の妹の存在・・・っていうか、「柳生一族の陰謀」の方が「江戸を斬る」を真似したのでしょうが。
2012/02/15(Wed) 01:10 | URL  | こーじ #-[ 編集]
こーじさんへ
こんばんは^^
「柳生一族の陰謀(TV版)」はまだ叶わぬやつですが、
志穂美えっちゃんが柳生妹をやっているやつですよね^^
(TV版のミッキーさんの麿も見たいので、どっかのCSでやってくれんかしら・笑)
この頃の題材というとかぶりやすいんでしょうかね?
「徳川三国志」といい、沢山かぶってますもん。
面白ければいいんですけどね♪
でも微妙回も多いという^^;
なかなか悩ましい。
慶子さん綺麗で可愛いですよね^^
2012/02/15(Wed) 21:50 | URL  | 熊猫屋 #-[ 編集]
こんばんは。
「柳生一族の陰謀」、是非機会があればご覧下さい。なかなかハードな番組です。柳生宗矩は山村聰さん(映画版は萬屋錦之介さん)、松平伊豆守は高橋悦史さんが演じていますが、いずれも冷徹で重厚な雰囲気です。斬られ王の福ちゃん先生が珍しくいい者役(十兵衛の配下の忍者)で出ています。
ミッキーさんも外面は「オホホホ」と麿をしていますが、実は陰謀を巡らす凄腕の公家で、その二面性にしびれてしまいます。
2012/02/15(Wed) 23:09 | URL  | こーじ #-[ 編集]
こーじさんへ
こんばんは^^

なんて大岡越前の回の時は、ほんと色々な意味でじ~んとしましたが、
右近さんの「よき友~」の言葉、
大岡越前の伊織と忠相というより、
実際に親友だった無我さんと加藤剛さんとして思い出してじわってきましたよ(TωT)
あ!千恵蔵御大のご子息がJALの社長になった件、私もネットのニュースで先月知りました(^ω^)
鼻や口元やお顔の大きさはお父上に似てらっしゃいますよね。
テレビでもニュースになったのですか。

テレビ版の柳生、どっかの有料チャンネルで放送される機会があるときは
是非見てみたいと思ってます。
これも途中ダレ回があったと聞いたのですが、実際どうだったのでしょうね。
2012/02/17(Fri) 20:26 | URL  | 熊猫屋 #-[ 編集]
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