映画「初春狸御殿」(1959年・大映)
2012年01月23日 (月) | 編集 |
新春にふさわしい映画ですねぇ(´▽`*)
可愛い、めっちゃ可愛い!!
しかしだ、この映画市川雷蔵さんが主役とは思えない。
どう見てもこりゃ
「若尾文子様を愛でる会」な映画だと思う(笑)
彼女の前には雷蔵さんも、勝さんも添え物状態になることもあるんだなー
文たんオソルベシと思いながら、
歌謡ショー状態ながらも、大映の色彩の美しさと、
とにかくキュートな作りにほわん♪とした熊猫屋でした。
以下、気のついたところを今回は箇条書きで。

★庶民狸な娘と「お黒」と狸御殿のお姫様「きぬた姫」の二役を演じる文たん
気の強い「きぬた姫」を演じる時は、ドSっぷりがあいかわらずでああもう踏んで下さい(笑)な勢いだが、
お黒ちゃんを演じる時は、奥ゆかしく正直な純情娘を演じている。
どちらも演じることができる文たんの真骨頂。

★お黒のお父さんの「泥右衛門」はおなじみ昔ばなしの<カチカチ山の狸>の設定らしい。娘をこきつかうごうつくばりだが、心の底では娘の対して情のあるオヤジ。
その父の子分に江戸家猫八さんとか、三遊亭小金馬さんとか、映画畑じゃないが知られた人が何人も出ている本作。

★勝さんはお黒ちゃんに密かに恋する薬売の栗助の役である(今回は殆ど刺身のツマ状態^^;)。

★腰元の一人に水谷良重さんも出ていたりして、うっかりすると見逃しそうになる。

★BGMに「証城寺の狸囃子」がかかったり、とある階段を上ると「ドレミファ♪」の音階が鳴ったり可愛い遊び心が満載。
(お花とか、竹林とか、かえって作りもの感丸出しなところが、お伽噺な雰囲気満載でいいなぁ^^)

★カッパ娘の二人は小浜奈々子さんと毛利郁子さん。一見上半身裸に見えるような奇抜な衣装だが、よく見るとは肌色のものを身につけている。
とはいえ、清純派の女優なら拒否しそうな衣装だなぁ^^;とお二人の経歴を拝見したら、
お一人は舞台のヌード女優さん、妖艶な魅力が売りの女優さんだったのですか。


★狸御殿の家老・狸右衛門を演じるは二代目中村鴈治郎さん。娘の中村玉緒さんも雷蔵さんと踊る4人目の姫役で出てますね^^

★狸な姿が嫌で、家老(じい)にも人間の姿でいることを強要し、夫は人間にするっ!「私は美しい♪それにとっても魅力的♪」と言ってのける、文たん「きぬた姫」w
飛び跳ねるごとに衣装が変わるファッションショーをお楽しみください(笑)


★雷蔵さんと狸まつりで次々と踊る姫は順番に
近藤美恵子さん(元ミス日本の大映女優)・・・ちゃっきり節んところは吹き替え?富士をバックに踊る
金田一敦子さん ここのセットの場面の紅葉が作りものと分かっていてもめっちゃ綺麗
神楽坂浮子さん 歌手なんで歌は本人なのでしょうね。海をバックに。しかし登場が短い^^;
中村玉緒さん こちらも違う海のバックで傘を手に登場。歌は吹き替えっぽい。玉緒たん初々しさがあって可愛いのぅ。
松尾和子さん なんと、こんなところに!一気に歌がムーディな雰囲気に(笑)巨大糸車?と共に。
歌がたぶん自分で歌っている方の出番は短い・・・
仁木多鶴子さん 大映女優。草津節で、バックも草津温泉風。
藤本二三代さん 姫のラストは歌手の藤本さんが巨大杵?wとお月さまをバックに。

雷蔵さん演じる若さま・狸吉郎と踊る姫様たちとの場面は、民謡博覧会状態らしい。

★そんな姫様たちを差し置いてカッパ娘も踊るんかい!ww

★でも、トリは文たん(家出したきぬた姫とうり二つだってんで代役をしたお黒)なんだけどね^^

★狸吉郎はひたすら姫@お黒にめろんめろんなのだ。

作られたセットな風景とはいえ、竹林の緑とか、紅葉の赤々としたところとか、寒桜とか、色彩が綺麗な映画だなぁ♪

シースルーの傘ごしにキスなんて、うまい演出だにゃ(´▽`*)

★お黒ちゃんは優しくてほんとつつましいなぁ。ヤクザな親父をたしなめ、悪さをしないか心配する。

★栗助@勝さんも歌うんかい!勝さん思い切りムード歌謡~♪(笑)お黒の父ちゃんに邪険にされる。

★出たり消えたり忙しい狸たち。CG無い時代、撮るの手間かかったんだろうなぁ。

★はな~が~散る散る~♪と歌う集団、スチールギターの音がするってことはマヒナスターズか!
歌うたいも多数出演の映画だ。

★「この世に花の咲くかぎり、この世に月の射すかぎり、この世に二人のあるかぎり、この狸吉郎の心はひとつっ!!」と、まことに臭い台詞(でも漢!)をのたまい、狸らしくお腹をポン!と叩く雷蔵さん@狸吉郎
文たんも「これほどまでにこの私を!」と二人して歯の浮くような台詞ながらも(笑)、
絵になる美しさですのぅ二人とも!


★群舞も色々なバリエーションがあってショーとして楽しませてくれる。

★失意で戻ってきた、きぬた姫。泥右衛門一派に囲まれて大変なことになるが、さすが姫!
分身の術も16人分!(笑)

★お黒の出世の妨げと姫を斬ろうとする父を制して、父に同調するふりをして姫様子を見る言って二階にあがり、
姫に化けて父に斬られるお黒。
あんたって子は・・・!!。・゚・(ノД`)・゚・。
ここまでやってやっとオヤジ改心す。

★自分の分をわきまえて引いたお黒。きぬた姫は狸吉郎に子供ができたら「お黒」とつけてというところでハッピーエンドに。お黒は結局栗吉と幸せになるんだろな。

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セットといい、衣装といい、役者の演技といい、
すべてがお伽噺な雰囲気満タンの娯楽時代劇でした^^
新春にふさわしい、幸せな雰囲気がいっぱいで、これは単純にのほほん♪と楽しむべし。
ほんっと可愛かったです。
雷蔵さん・文たん・勝さんが出演のもう一本の狸もの「花くらべ狸道中」も、
きっとそのうち時専でやってくれるだろーと期待しつつ、
終始ほにゃ~っとした脱力した気持ちで楽しく拝見しました。

追伸:ふぢをしゃん、私にこれを勧めてくれたのは、文たんを愛でる映画だったからよね?(笑)
ふっふっふ。
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テーマ:日本映画
ジャンル:映画
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