映画「柳生一番勝負 無頼の谷」(1961年・東映)
2011年11月05日 (土) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

柳生十兵衛が若者たちとともに町の悪を一掃する痛快時代劇シリーズ第三弾。
十兵衛はかつての師・秋月隼人正の住む松月の庄にやってきたが、そこでは狼谷の郷士太田黒刑部・陣十郎兄弟と藩の幹部・三田村内膳たちが暴威を振るっていた。
十兵衛は隼人正の弟・又七郎に忠告するが、又七郎は内膳たちを信用しきって聞く耳を持たない。陣十郎は暴れ者の丑之助に「お前の父を殺したのは十兵衛だ」と嘘をいい、十兵衛を倒すようそそのかす。

(キャスト)
近衛十四郎/里見浩太郎/山城新伍/久保菜穂子/中里阿津子/徳大寺伸ほか

(感想等)

「柳生武芸帳」シリーズとは別のやつですね(・▽・)
10年ぶりに秋月の庄を訪れた柳生十兵衛(近衛十四郎さん)。
弟子だった秋月隼人正(徳大寺伸さん)が病身、弟の又七郎(里見浩太朗さん)は武器をもって戦うことに疑問を持ち、
秋月の庄を狙う狼谷の大田黒刑部(富田仲次郎さん)・陣十郎(戸上城太郎さん)兄弟と本気で対峙しようとしない。
(背後に諏訪信濃守(三島謙さん)と家老三田村内膳(原田甲子郎さん)あり)
そんなピンチっ!な秋月の庄を救う、十兵衛の物語です。


戦うのは嫌だ、相手を傷つけて幸せを得るだろうか、話し合いで相手を説得することができると、
又七郎の発言と行動がかな~りおめでたすぎです。
頭でっかちの若者に変わっておりました。
(相手が悪意をもってくる中で、話し合いで解決できるわけなかろーが)
しまいには、何もかも忘れて小弓(中里阿津子さん)とどこかへいきたいとかね
(やれやれ・・・・)

小弓はもてもてですなぁ!又七郎に、山城新伍さん演じる丑之助(小弓と幼馴染)とか、
大田黒陣十郎のヤローにも^^;

お花畑発言の又七郎に対して十兵衛はこういいます。
「又七郎、世の中それほど甘くは無いぞ。お主のような人間がそろってばかりいれば、その理想も達せられるかもしれん。だが、正しいものから剣をとりあげ、邪道を行くものにのみ剣を与えた時、世の中はどうなる。
剣がすべてだとはいわぬ。
財力・権力にものいわす人間もあろう。
だが、わしやお主から剣を取り上げたら何が残る。
何の力があるというのだ。
わしは剣を生かし、剣に生きる」
(いつの世でも性善説だけでやってたらえらいことになりまする。現代も同じだけどね)

その段階では又七郎は納得せず、己の道を行くと頑固です。
後で痛い目みるまで気づかないとは、青いよの。

大田黒兄弟から十兵衛が仇と知らされた(実は違うんだが)丑之助が十兵衛に勝負を挑むわ、
陣十郎も十兵衛を襲うわ(兄の刑部のインパクトありすぎ・笑)、
忙しいです。

更に、今回はおもん(久保菜穂子さん)という女に惚れられるし(笑)。
↑いつものごとく、女はてきとーにあしらわれますが


すげー、十兵衛様今回はバクテンありの、二刀流も面白い持ち方してるー(・▽・)
近衛十四郎さんの殺陣の場面がふんだんにあるので、この作品では結構それが楽しめるかも!

「丑之助と同じように憎めない敵だな」っておもんさんに十兵衛殺し文句っ!(爆)

個人的には又七郎よりは丑之助の方が魅力的なキャラだなぁ。
丑之助、単純で野生児だけどまっすぐで素直な男じゃないですか。
いざとなると男気もあるし。
危険も顧みずに小弓を助けようとしたのにっ!
それとも小弓、イケメンでないと嫌だというのか!?(大笑)

話し合いで解決するほど世の中甘いもんじゃないことを又七郎は知る。
それほどまでに敵の悪意は強いのだ。
(小弓は人質にとられるは、自身は捕えられて鞭うたれるし。おまけに秋月隼人正は殺されるし)

今回の近衛十四郎さんは、剣豪としてひたすらかっちょえぇ。
お話としてはひねりがある方ではないかもしれないけれど、
又七郎の発言にも真剣に答えて否定せずに受けてから返してあげているし、
(後に自分の考えが甘かったことに気付いた又七郎に、ちゃんとフォローしてあげている)
最後は「お前ならやれる。さぁ、笑って別れよう」と明るく去ります。
(近衛十四郎さんのこの笑顔で締められると、にんまりしてしまう^^)

最後は後味の良い、正統派時代劇でした^^








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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
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