テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#13(完)
2014年10月28日 (火) | 編集 |
放送分完遂できるか分からなかったんで単独カテゴリーつくるか迷ってたのですが、
できたので、後日単独カテつくります。
(その代わり中途半端作品のカテゴリーは記事はまんま残すけど昭和時代劇カテに統合するかも)

毎回丸山明宏さんの口上から始まるこの作品も最終回です。
連続時代劇で回数がある分、オリジナル展開てんこ盛りのようでしたが、いよいよ終了。
最終回にも関わらず、新キャラが

水城:江守徹
お妙:高橋あや子


旅の女が橋の下の河原で倒れている浪路を発見。
浪路に託されて芝居小屋に行き、
女がどういう素性の者か分からないため、闇太郎が代わりに旅の女と行き浪路を救出。
闇太郎が女の名を聞くと榊原妙と言った。

お妙は福知山からはるばるやってきて、長屋に住む水城という浪人を訪ねる。
なんとお妙の父は門倉に斬られ、水城はお妙と夫婦になる予定だったと?
世間は狭い・・・・最終回でも新たな仇展開の模様。

土部は浮島にいつまでも浪路が大奥に戻らぬのでせっつかれ、
三日の後に戻らぬなら私も身を守らねばならぬので敵にまわりますぞと引導を渡される。

闇太郎の家で目を覚ました浪路。
既に雪之丞が土部殺害を狙っていることを知っていた彼女は、
(父がやられるところを)この目で見なくてよかったと病床の中言う。
そして自分の命が長くないことも悟っており、雪之丞をひたすらに想う中逝ける自分は幸せだとも。

お久しぶりの夏八木さん・・・・もとい服部様登場。
いきなり襲われてるな。
退けることはできたが、土部も結構焦り気味の模様。

浪路が落として行った櫛を雪之丞に届けにきたお妙。
妙の父は福知山藩の側役をしていて、二年前に一人の浪人を藩の剣術指南に推挙する話があり、
妙の父の意見でそれが取りやめになった。
そのことを恨んだ浪人に殺されたというのだ。
その男の名「門倉平馬」と聞いてギョっとする雪之丞。

闇太郎がきて、浪路の命の灯が消えかかっていることを知る。
かけつけると浪路が気がついたが、
父に近付くためにこの浪路を・・・・?という問いかけに、
「始めは・・・・でも今は・・・・今は・・・・・」浪路をじっと見つめる雪之丞。
その言葉に安堵したのか、浪路はこと切れた。
(亡くなり方が急にガクッて感じでビックリした^^;)

土部屋敷に大きな葛篭?を持ってやってきた闇太郎。
「可哀想に。浪路様はてめぇの欲に殺されたようなもんだ!」
箱の中には浪路が。
闇太郎の言葉もむなしく、雪之丞のせいだと怒りの炎の土部。
浪路も病死として葬儀をあげることにするとは・・・・・・

浪路の葬儀の日、門倉を水城が襲う。
しかし、少石のために命を落とすかと門倉言われ、更に土部の元なら出世も望みのままと逆勧誘(え)。
そして衣装を変えて出直してこいと小判をバラまいて門倉が去る。
長屋に帰った水城は、門倉のことを積極的に聞いてくるお妙を制し、
2年も待ったから今事を焦って気取られてはマズい、しばらくは俺が様子を探ると水城。
内職の傘張りを見て、あなた程の腕の方が云々・・・・と言ったお妙に、
内にうずまいている迷いがある水城は刀を抜き、傘をめった斬りにする。
その時落ちた小判についてお妙が尋ねると、問屋からの支払いだとウソをつき、水城は出て行った。

服部が雪之丞を呼び出し、目的が同じことから協力を願い出る。
さて・・・・どうする?

門倉の元に水城が。
門倉は水城に雪之丞殺害を切り出し、また雪之丞が松浦屋の遺児で土部を狙っていることも話す。
水城に対して、側役の娘じゃなくてもお妙を愛してたかみたいなことをたたみかけるなんて門倉、
さすがドス黒い。
あーあーあー、水城は門倉の口車にのっちゃったか。
雪之丞を襲おうとしてかわされ、更に闇太郎出現。
闇太郎の説得も斬ろうとする水城をかわして闇太郎は消えるが・・・・
「土部は落ち目か」←水城よ、そこか?落ち目だからやめるとかそういう理由か?

水城、門倉の処世術に感化されてお妙を裏切って栄達を求めて長屋を出る(ひでぇ)。
が、その直後水城は門倉に斬られ果てた。
(お妙さん・・・・・そんな男でも泣けるんか;;;)

雪之丞、ついに決戦か。
もしもの時もあろうかと菊之丞に二十年の恩を返せぬかもという雪之丞に、
本懐をとげて帰ってくることを信じているぞと菊之丞。

雪之丞が、浪路が贔屓にしてくれたお礼にと土部を訪ねてきた。
土部は蔵屋敷に通す。
松浦屋の一子・雪太郎と名乗り刃物を出すも、後ろから門倉の切っ先が。

服部は闇太郎にだまさされて一室に閉じ込められる。
二十年の仇を雪之丞に思う存分やって欲しいためだ。

長崎事件のことを知るものは全員消したいと思ってる土部。
全員・・・・?
門倉も事件のことは当然知っているため眉をひそめ、
雪之丞はあなたも当然その一人と門倉に。


「あたしの秘密は既に公儀の知るところ。あたしが乗り込んだのは何のためだと思うてか。
明日にも公儀の手に渡るお前をあたしが手にかけるため。
もはや秘密など、どこにもないわ!ふっははははは!はははははははは!」
(雪之丞さん、コワい)。


愕然とする土部は、蔵の財宝を公儀の手に渡る前に隠すのだ!!と門倉に言う。
が、門倉は冷たくそれを見、
「俺は荷づくり人夫ではない!!御前!!何故闘わん!
雪之丞の苦し紛れの言葉を信じて疑わないとは、そんな御前など見たくもない!!」

平馬、落ち着けとこの期に及んでワインを取り出す土部w
土部の野心と勇気にかけていた門倉は、それがガラガラと崩れて見苦しい姿の土部に怒る。
そして、門倉が土部から差し出されたワインを吹っ飛ばした先の金魚鉢で金魚が死んでいる姿を見、

門倉「俺を殺すつもりだったのか・・・・・」
怒りの門倉が土部を斬った。
財宝を抱き果てる土部(雪之丞、自ら手を下さず仇完遂)。

門倉「雪・・・・やっと貴様と勝負ができる」
なんと、ラストが雪之丞と門倉の一騎打ち?
雨の中の勝者は・・・・

門倉「雪・・・・俺の負けだ」

お妙さんが仇打ちに来た時は一足遅く、門倉は果てていた。
お妙「わたくしが討つべきでした!」
雪之丞「いいえ・・・・これでよいのです。あたしのこの姿、よく見るのです。
あたしに何が残りました?復讐の果てのむなしさだけ。
血潮では何も贖えませぬ。
あなたを見ていると生きようとし生きれず、花の盛りを散らした人を思い出す。
幸せを使ったその人に代わり、どうぞ新しい道を・・・・新しい道を生きて下さい。」

言葉なく見おくるお妙、刀を放り投げ雪之丞は雨の中放心して歩いていった。

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なんか最後の最後までドロドロしたまんま終わっちゃいましたね^^;
映画版でも自ら手を下さずして仇討ち完遂なんてありましたが、
本作は門倉がやったんですね。
仇討ちの虚しさを説くのは本作ならではというか、このテレビ時代劇が作られた時代ならではなのか、
そこは他と違ってました。
各種映画版にある米蔵解放に闇太郎がいて欲しかったとか、
芝居小屋場面というか、舞台場面がこんだけ長いならもちっと欲しかったとか、
後半になるにつれて仇討ち対象が毎度出るのはいいけど若干パターン化してきたなぁとか、
もうちょっとスカッとした要素が欲しいとか、色々思うところはあったんですが、
このドロッと重たいのが本作の作風なんだろうな。
(美輪さんで仇討ちを派手にかましてスカッと爽やかも似合わないしw)

二役は結構生きてましたよね。
演じ分けもきっちりできていて、そこはすごいと思いました。
出番はちょこちょこあるけど派手さはない菊之丞が、熱くたぎってしまった時のクールダウンというか
冷静な目を持っていて演技的にもホッとする存在でしたし、
金田さんの土部は巨悪ってよりも若干御しやすいタイプの悪役というか、
ラストのお宝に目が血走ってしまうあたりの小物臭が他版と違ってあれはあれで面白かったですw
お初姐さん、もちっと暴走しても良かったんだけど(おい)、
映画のに比べると可愛らしい感じでしたね。

映画版ほど個人的には心に残るものではなかったのですが、
連続時代劇ならではの伏線のはり方と回収(大体2話単位くらいで展開と回収がされてましたね)にワクワクしたりもしましたし、楽しかったです。
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#12
2014年10月27日 (月) | 編集 |
浪路様が駕篭をひろって行こうと思ったら、駕篭屋の男二人に手篭めにされそうになって
(いきなりどんな展開だ^^;)
たまたまそこで休んでいた闇太郎に助けられる。

お嬢様は雪之丞が害が及ぶことまで考えつかなかったんかねぇ^^;
雪之丞の元へは門倉が。
一触即発のところ、闇太郎が浚って行ったという情報を元に門倉がいくとそこには石子が。
逆に石子が土部に売りたい情報があると門倉に(おまえまさか・・・・)

浪路は闇太郎によって浪路の元乳母の元へ。
(浪路様、状況を知ってなおすぐ雪之丞の元に行きたそうな発言。
ちょっと勝手すぎやしませんかぇ?^^#ピキピキ)

雪之丞もまた浪路への想いはあれど、行く道はただ一つ。

石子は土部に観音佐門次が生きていることを話していた。
で、土部からも金を強請ろうとした石子であったが・・・・

・・・・・やっぱり飛び道具か土部よ(石子撃沈)。

土部、逆上して自分の娘が殺されたから、浪路も殺された方がいいと思ってんだろ?と
右京恫喝(狂ってきたか)。
更に、佐門次を捕えられなかったのは最初っから組んでたのか?と、妄想暴走。
浪路が見つからないとお前も後がないぞと怒りまくりの土部であった。
・・・・しかして、どうやら狂ってきたのは右京も・・・のようである^^;

呑気に絵姿見てうっとり雪之丞を待つ浪路様。
乳母の家にきた子供にも無理やり同意求めるし^^;;

お初姐さん、浪路が家出したことを知って、雪之丞の元に行ったんだろと、
舞台めちゃくちゃにしてやると暴走(何か終幕に向けて狂気度増してるなぁ・・・・)
お初に、二度と浪路には会わぬと決めていると雪之丞。
その言葉を信じ、恋の形見だと雪之丞からすったに 匂い袋を手にお初は去った。
お初を不憫に、そして申し訳なく思う雪之丞。

が、たまたま闇太郎によって浪路が匿われている現場を見てしまったお初は、
雪之丞が言った言葉はウソだと思い、再びメラメラと燃えあがるのだった(oh・・・・)

お初は、浪路に雪之丞からの使いで迎いにきたとウソをつき、
雪之丞からすったあの 匂い袋を証拠として浪路を信じ込ませた。
そしてお初は駕篭であばら家に運び、刃物をつきつけて座敷牢に浪路を入れたのだった。
しかし浪路様「たとえ命を奪っても、私と雪様の仲は裂けませぬ」とは、何とも気の強いこと^^;
まぁあそこまでキッパリハッキリと気の強いことをズバズバ言われたら、
お初じゃなくても同じ人が好きなのにムッとするよねぇ(時々映画版含めて浪路様に感情移入できないのは、
彼女想いの暴走が激しいんだよねぇ・・・・)
お初姐さんは・・・・・悔しさのあまり浪路を鞭うつ(姐さんも血が昇りすぎ)

佐平(佐門次)と闇太郎が土部屋敷で鉢合わせするも、
門倉ら土部側の連中に囲まれ大乱闘。
しかし、何とか逃げることに成功。
闇太郎は雪之丞に佐平を会わせる。

20年前、佐平には丁度今の浪路らと同じような年頃の娘がいて、
盗っ人稼業から足洗って娘と暮らす気でいた。
が、その頃長崎奉行の土部に捕まり、命と引き換えに土蔵破りを引き受けることになってしまった。
仕事はうまくいったが、佐平を捕えようとした土部が先回りして佐平の娘を捕えて責めた。
娘は親の稼業を告げられてはいなかったがうすうす知っていたようで、
口を割らなかったためにカラになった松浦屋の土蔵で責めぬかれ、
揚句例の焼印を右京につけられ、佐平が駆け付けた時には死んでいた。
佐平にとって、土部と右京は仇なのだ。

なので、一応方向性は雪之丞と同じなんで、
いくら雪之丞が浪路様だけはと言っても、それは雪之丞の方が矛盾してると思う^^;

一方、お初が酔ったすきに刃物をお初につきつけ、自分が牢を出てお初を閉じ込め、
脱出した浪路(俊敏だな)。
右京み見つかるも、右京は私はあなたの味方だと屋敷に招く(そう簡単に信じてしまうのがお嬢様なんだな)。
その様子をたまたま見た乳母の孫?が、乳母の家に来ていた闇太郎に告げる。

で、やっぱり嘘だったわけで(ですよねー)
逃げようとした浪路の前に佐平が・・・・!!!
娘の仇と右京と浪路を殺そうとしたところ、右京に叫ばれてとっさに浪路、佐平を櫛の先で脇腹ブスッと。
う・・・・・佐平、右京によって斬られまくり;;;
が、死に際の佐平の言葉により、浪路は自分は雪之丞にとって仇の娘だということをここで知る。
(大ショック・・・・・)

もう、土部のことを憎いとしか思ってない右京は、
自分の娘の末路と同じにしてやると、浪路を手篭めの末に殺そうと浪路に手を出す(うわぁ・・・・)
しかし、畳に転がっていた刀で咄嗟に浪路が右京の胸を刺し、右京が息絶えた
(修羅場展開・・・・)。

闇太郎、すぐ右京の屋敷にいかんかったんか。
雪之丞に告げてから二人で右京の屋敷に行くと佐平と右京が倒れていた。
畳には浪路の簪が・・・・・

放心状態で橋を渡る浪路・・・・・浪路を探す雪之丞。
次回最終回。
------------------------------------------------------
浪路様がジェットコースター展開。
蝶よ花よと育てられたお嬢様が経験するにはあまりにも過酷、
そして知った恋は無残にも砕かれ・・・・・。
もっと最終回までに土部本人にからむ展開になるかと思いきや、12話は浪路様メイン。
どうやって終息させるんだろか?











テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#11
2014年10月26日 (日) | 編集 |
(追加キャスト)
横山右京:玉川伊佐男
佐平:森健二 ほか

お初姐さんとムク犬が話しながら歩いていたところ、
木に吊るされた女の死体。
その背には「松浦屋」の焼き印が。

殺されたのは南町奉行・横山右京の娘。
娘の焼印を見た右京は何故か表ざたにしたがらない。
それどころか、お初らが去った後に発見したらしい男が焼印を見たと知ると、
右京は男を刺殺した。

その一部始終を見ていた闇太郎は雪之丞に報告。
(そういやこの時代劇、舞台場面は一応あるにはあるんだけど、
アップが多いんで各種映画版ほどの見ごたえはないんだよなぁ・・・・・)
町方に目をつけられている闇太郎。
その危険を知らせるためにか?二人の間に小道具の紅葉が投げ込まれる。
町方をケムに巻くことに成功したが、一体誰が?
その紅葉を手にしていた小道具方の佐平を雪之丞は見定める。

あーあーあ。
土部と右京は繋がっているのか(右京は元長崎奉行与力だったとな)。
気配を察知した門倉が見まわすと
「呪 横山右京娘 志保  土部三斎娘 浪路」の文字が書かれた紙が貼られていた。
松浦屋の子が闇太郎だと未だに思いこんでいる土部は、闇太郎に賞金を懸けることにする。
土部屋敷天井裏でそれを見ていた闇太郎だが、
同じくして天井裏に人影が。紙を貼った人物?
相手もやり手でまんまと逃げられた。

松浦屋事件の三日前に二万両が松浦屋から盗まれる事件があったが、
抜け荷事件の件で信じてもらえず、事は葬られた。
闇太郎はさっきの人物の身のこなしから同じ盗っ人稼業とみている。

未だに大奥に戻らぬとダダをこねている浪路に、土部は一両日中に決めないと、
雪之丞に消えてもらうと脅しをかける。
(いっそ死ぬなら雪様と一緒なんて・・・・な~み~じ~^^;;)

呑み屋にて。
門倉が浪人達に闇太郎殺害を依頼。
が、一人の男は「二十年前の俺の脚に聞いてくれ」とその件には乗らずに去った。
その男がならず者たちに襲われている時、雪之丞が助けて芝居小屋に。
男は怪我したので雪之丞に願いたいことがあるという。
人形町の水天宮に石子の使いだといえば金を渡してくれる人がいるというのだ。
その相手の名前は南町奉行・横山右京だった。
男は昔金を貸した相手だというが?

快諾した雪之丞が佐平に男を託して人形町へ。
手当する佐平の顔を見てギョっとする男。
そして佐平の掘っている観音像が供養のためと知って急に用ができたと男は去った。
男(ひとりごと)「生きていたのか、しぶという奴め(中略)雪之丞・・・・ヤツ(佐平)の正体を知っているのか?」
(佐平は男のことについて気づいてない)

人形町水天宮にて右京から金を受け取ろうとして襲われかかるも、
味方でございますと(あ・・・ダマす気だw)雪之丞。
土部様に闇太郎と筋を間違われて迷惑しております・・・男・・・石子に弱みをつかまれての口封じでしょ?
と推量で話す雪之丞・・・・図星。
近頃土部様にあらぬ疑いを受けてるから己の誠を(土部に)示したいんですと、
ウソ八百で右京に自分が味方だとまんまと信じ込ませるに成功した雪之丞。

お初姐さん、来たら雪之丞にすげーイヤそうな顔されて不憫w
佐平との会話で、娘が殺された夜のこと、その近くに石子がいたことを話すお初姐さん。

右京の屋敷に門倉が。
石子の始末を雪之丞に頼んだことを右京が話すと、
バカか?と怒鳴りつける門倉。
石子は右京が長崎時代に同役だったらしい(与力か)。
で、松浦屋土蔵破りのカラクリについて知っているようだ。
(石子が回想するシーンで、石子の足をダメにしたのは右京のようで・・・・)

石子を門倉が斬りにきたが、飛び道具を持った雪之丞参上。
石子を助け、船で20年前のことを聞きだす。
20年前・・・・松浦屋の土蔵が破られた時、
賊をとらえようと陣を組んでいた。
で、単身賊を追おうと石子が走るとそこは右京が張っているはずの場所。
松浦屋を取り囲んで陣を組んだはずが、右京のところで陣ができておらず大きな穴があいてしまっていたのだ。
すると大八車で右京が石子を轢いた。
更に刺又で石子の足をダメにした。
その後石子ら与力は職を失ったが、何故か右京は・・・・。
そして、土蔵破りの賊は背中に観音像の刺青があるという。
トドメに衝撃の事実が!!!!
その賊が小道方の佐平だというではないか!!( ̄□ ̄;)ここで繋がったー

雪之丞が急いで小屋に戻ると佐平はおらず、
木の観音像に紙がしこまれていた。
その紙は「呪 横山右京娘 志保  土部三斎娘 浪路」ではないか。
何故?佐平が彼女たちを?

その頃土部屋敷では浪路の部屋の方角で火事が発生。
屋根の上に騒ぎを見てたまたまやってきた闇太郎を土部は犯人だと思いこんだが、
門から出たは・・・・・奥女中の着物に御高祖頭巾姿の浪路が!!!
(え?もしやあなたが????)
雪之丞会いたさに浪路は屋敷を後にしたのだった。
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浪路様ご乱心中^^;
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#10
2014年10月19日 (日) | 編集 |
宇那・・・・・裏切られた姿をこの目で見たのに、
まだ松寿を信じたいと言い、じいに顔を叩かれる。
松寿は鉄泉の懐刀であるのは事実なのだ。

闇太郎兄さん強いわぁ♪
今度は穴に落とされても無事脱出成功。

松寿は鉄泉に宇那を連れて行くことを命じられる。
鉄泉は知らなかったのだ。
宇那の仇が青波布だということを。
(でもさぁ・・・・なんか松寿がこの場面で色々言ってるけど、いまいち共感できん部分が^^;)
松寿は宇那を裏切りたくなく、鉄泉の命令には従わずにそのまま去った。
(ん・・・・でも後をつけてきたじぃ様を代わりにやっちゃうの?)

鉄泉の考えは、琉球王朝が存続するためにも徳川幕府に頼らねば生きていけない。
そのためにカテナの一族をやって何が悪いというスタンスの模様。
それ故に、松寿の恋もハシカだと言いきり・・・これはマインドコントロールか?
宇那を敵と思えと植え付ける。

危険な場所に行くのに、闇の兄さん何で法印を連れてくのかね?どんくさいのに(笑)。
宇那と二人でいいんでね?
旅の雲水に化けて青波布の本拠地に潜入するもバレバレで(笑)、
いきなり戦闘。


じぃ様、鉄泉に斬られてしもた(泣)。
松寿はマインドコントロールには至らず、宇那を斬れず。
そのすきに闇太郎らじぃを背おって退散。
松寿は斬ろうとした鉄泉を避けて逃げる。

闇太郎を三度逃したことで怒り狂った土部は、
今度は雪之丞に焦点をあて、闇太郎をおびき寄せる作戦に変更。
雪之丞危うし(土部は闇太郎と雪之丞がそっくりなんで兄弟かなんかかと思いこんでる様子)。

自分のせいでじぃ様を死なせたと松寿が宇那に自分を討ってくれというが、
鉄泉を討たねば私もあなたも救われないと宇那。
復讐の炎再び。


捕らわれの雪之丞を救いに来たのは浪路であった(闇太郎から話を聞いて)。
浪路を騙って雪之丞をおびき寄せた父に立ち向かう。
土部は苦渋の表情を浮かべるが(なんだかんだ言って娘は愛おしい(笑))
その場から連れ出し、雪之丞を蔵に閉じ込める。
(ま、いつものパターンで闇の兄さんすぐ救出)。
浪路に闇太郎から雪之丞の簪が届けられ、涙する浪路。

単身鉄泉のアジトに乗り込み、大立ち回りの雪之丞。
身分を明かすが、鉄泉は鉄砲を出してくる。
すると松寿が立ちはだかる。
そして鉄泉を・・・・・・

斬った鉄泉を前にして松寿が衝撃の事実を!!!
「父でした・・・・・」( ̄□ ̄;)えええっ!
青波布に親子はなかったのだと松寿は言うけれど・・・・
雪之丞と宇那を巻きこまなくてよかったというけれど・・・・
土部を松寿が斬るという。
父の心を苛んだからだと。
しかし・・・

門倉が松寿を銃で撃った!(飛び道具とは卑怯な~)
かけつけて泣く宇那に松寿は
「お前を裏切らずに済んだ・・・・これが生きた証だ」
確執のあった親子だが、死んでやっと安らかになれた親子だと、
父の側に埋めてくれといい、闇太郎と雪之丞に宇那を託して逝った。
---------------------------------------
土部含めて残り「2」となったようですが、
自分はもちろんのこと、宇那をはじめとする琉球の民百姓の想いまで背負うようになった雪之丞。
・・・・宇那はこの後も出てくるのかなぁ?
はぁはぁ・・・・やっと時専の放送に追いつくような形でここまで書けたわ^^;
あと3回だけど、もうオリジナル展開がメイン状態なんで、今後どうなるか分からないですね。

ところで、この作品のDVDがとっくに発売になってるのですが、
む・・・・・これだと全話見られるのか。
放送コードにひっかかった5・6話は気になるけれど、
私個人はそこまで正直思い入れは無いからなぁ^^;ははは。


雪之丞変化DVD-BOX(4枚組)<丸山明宏主演版>









テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#9
2014年10月19日 (日) | 編集 |
(この回の追加キャスト)
松寿:伊丹十三
鉄泉:佐々木孝丸
源八:佐藤京一
法印:吉川ロック
趙元:今福正雄
宇那:新橋耐子
玄番:西山辰夫
卍:宍戸大全

雪之丞が松浦屋の子だということを記してある守袋が忍者の男に狙われた。
その場はことなきをえたが・・・・

その忍者は土部が使う忍者「卍」で異国の者らしい(異国で忍者・・・色々おかしいww)
寝所に催眠効果のある煙を焚かれ雪之丞の守袋が奪われ、
またその忍者と対峙した闇太郎の守袋も奪われた。

届けられたそれらを見て土部は驚愕する。
闇太郎の守袋には恨みを晴らせという松浦屋の遺言・・・・そこには「貞太郎」の名。
闇太郎は松浦屋の子であったというのだ。

・・・・ということだが、実はそれら守袋は贋物。
雪之丞の身元がバレたらまずいということでの闇太郎の計らいであった。
闇太郎が対峙した際に奪った忍者の鞭の先。
卍がついている他に材質は琉球の蛇の皮だという(琉球で忍者か。ならまだ分かるよーな)
20年前の松浦屋事件の時、御禁制の鉄砲を琉球に売りさばいたという抜け荷の大罪をかぶせられたという雪之丞。


雪之丞は武道指南をしている松寿を訪ねる。
芝居の小道具から出てきたことにして例の卍の武器について聞いた。
たしかに琉球の王朝に伝わる青波布(アオハブ)者@忍者の十字手裏剣だという。
しかし既に滅んだはずと・・・・
松寿の屋敷を出ると、道場の女が雪之丞に武器について尋ねてきた。
雪之丞がその剣幕にいぶかしんで逆になぜ?と聞くと女=宇那は去ったが、何かありそう。
宇那には仇があるらしい。
その仇とは、鉄砲密売の罪を一族がきせられて琉球の王族の忍者、青波布者に皆殺しにあったのだ。

廃屋で卍を待ちかまえていた闇太郎だけど、
何でここに来るのが分かってたのかな?(いつもこういうところがよく分からないのが多い気が)
宍戸大全さん演じる卍と闇太郎の一騎打ちだ(・▽・)
逃げられたと思った闇太郎がふとその先を見ると、公儀御用達の鋳物師・石川鉄泉の屋敷が。
闇太郎がかまをかけて、造ってほしいものがあると例の手裏剣を出すも、
何か思い違いをしておらぬか?武器など造ってはおらぬと鉄泉。
毒など入ってはおらぬと茶を勧められ闇太郎が飲むと・・・・眠り薬か?(兄さん脇が甘いよー)
あら・・・・どうやら鉄泉は土部と繋がりがあるよう。
土蔵に放りこまれると闇太郎がすぐパッチリ目を覚ます(ワザとか)。

松寿と宇那の話などを盗み聞きした雪之丞は、宇那に接触をはかり、
仇のことを話す(雪之丞はこの時点では自分の仇については話していない)。
松寿とは相愛だが、仇のために身体を使うこともしたう宇那は自分は松寿にふさわしくないという。
雪之丞はあなたは心が綺麗だとなぐさめ、宇那の心は徐々に解け、松寿への想いを固める。

あ・・・・浪路様、芝居小屋にまで雪之丞会いたさにきちゃいましたよ^^;
屋敷にも城にも戻らぬという浪路の爆弾発言に、雪之丞は否といい、
屋敷へ浪路を送る。
途中門倉が勝負っ!!とやってきたが(笑)、浪路が制し、雪之丞はその場を急ぎ去る。

法印から闇太郎のことを聞いた雪之丞は鉄泉の鋳物屋に急ぐ。
一方闇太郎は腕の縄を切って脱出をはかる。
また雪之丞から頼まれた法印から青波布のことを聞いた宇那。
復讐に燃える。

やはり鉄泉は土部と繋がっていて鉄砲を作っていた。
しかも青波布の首領・・・・20年前の鉄砲を琉球に流す抜け荷に、
土部と共に関わっていたのだ。
すっかり事の次第を天井裏から聞いた闇太郎。
すると、卍が襲ってきた。
屋根の上でた対峙する二人。
宇那たちも現場にやってきた。

闇太郎が卍の覆面を斬ると・・・・・

なんと、卍は松寿だったのだ・・・・・!!!!
(これは大ドンデン返し)
好いた相手が実は仇・・・・・宇那の心中なるやいかに。
そして知らず二人を結ばせてしまった雪之丞・・・・因果を痛感するのだった。

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今回は10話と連動かな?次回に続く形になってますが、
卍と松寿がイコールと判明したことで、
主だった機敏な動きは宍戸さんが、で覆面がとれたあとは伊丹さんでやってるってことですねw
しかし、仇は何人いることやら~
残り土部入れて3名なのか?
鉄泉がそのうちの一人と判明した今回でした。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#8
2014年10月18日 (土) | 編集 |
お千代は俺の女だって門倉さん・・・・^^:

辰五郎が闇太郎を殺させるために門倉を案内、二人が立回りを繰り広げます。
・・・・と思ったら辰五郎の野郎門倉も殺すつもりだったようで、
手下に門倉も襲わせた。
で、そんな雑魚相手にどうにかなる門倉ではないが・・・・
おかげで闇太郎は逃げることができた。

ええ~~~!!!!
藩のために隠密利に金の調達をしようと試みたのに、
他のものは妻子があるからとそのままに、
藩の重役は結城一人に罪を被せて公金横領で脱藩したと偽って殺そうってか!!
しかも結城と一緒に旅に出た者たちに殺させるなんて・・・・
汚い・・・・汚すぎる。
本当は結城を殺したくないが、やらねば自分達の身が・・・・
「何が武士道だ!何が忠義だ!」裏切られた結城・・・・逃げ切れるか??

夜・・・・お千代が帯を使って抜けだした。
雪之丞を殺すために・・・・

千石屋と有明のいる席で有明の三味線を聞く雪之丞。
その席で、図らずも二人が長崎時代から付き合いがあること、
千石屋が煙管をなくしたことを知る雪之丞。

有明を船で送る道すがら、雪之丞が有明から聞いた話。
千石屋は長崎時代は廻船問屋の番頭をしていて金を使いこんで逃げたという。
何と!!!松浦屋の番頭だったのだ
(ひえぇぇぇぇ)。
座頭だった有明から遊女遊びの金を借りてたようで。
しかも、千石屋は店を放逐された後も松浦屋の土蔵から品物抜き取って、有明が売りさばいたという。
(とんでもクズ野郎でした)。
で、その尻尾を土部につかまれて今に至る・・・と。

ああ・・・・ここで分かったわ。
このテレビ版の千石屋と有明検校は各種映画版の長崎屋と廣海屋の関係なんだ。
雪之丞が入れ知恵して、有明をそそのかしてますよw

お千代が兄の仇!!と雪之丞を襲うも、私ではないと彼女に当て身を食らわす。
倒れているお千代を探しに来た辰五郎らが連れ戻した。
そのお千代を、結城が助ける(なんかこのあたり都合よく展開してる気が・・・・何故ここだと分かった?)。
ちょいと厭世気味?のお千代を引きずるように道行く結城。

千石屋が手形を元に黒金藩を強請ってますよ。
相当腹黒野郎ですな。

黒金藩の米を元にやりたい放題できると呵々大笑の千石屋。
が、有明検校の裏切りターンがきたっ!(お先に米売りさばきで米相場ドーン下がり)
裏切ったな!と言うも有明検校、飄々と江戸の人々に施しをといけしゃあしゃあと。
千石屋の女のお芳が雪之丞の飲んだ酒に薬をもったことも判明。
雪之丞の謀が見事に廻り出した。

このあたりは各種映画とほぼ沿った流れ。
千石屋が(映画の)長崎屋の立場なんだね。
米蔵解放しろー!と一般庶民が千石屋を襲ってきましたよw
(ここの場面、闇太郎が盛大に米蔵開けて欲しかったな~♪)

お千代と結城は隠れて二人で話しているうちに仲が深まったようで。

恨みの千石屋が有明を襲う同士討ちきたよー。

もみ合いの末、有明を殺した千石屋。
暗闇の中に浮かぶ雪之丞。そして自らの正体を千石屋に告げる。
雪之丞が怒りの形相のまま千石屋を突きとばした先には・・・・
これまた恨みの黒金藩を放逐された侍たちがいて、彼らによって斬られた。
そこに門倉が現れ、侍たちを斬っていった。
(恨みの連鎖が怖い・・・・・←ただし門倉除く)

結城とお千代。
結城を追うものはいなくなり、そしてお千代の証文は雪之丞たちが取り返してお千代は自由になった。
本日は、きゃっきゃうふふの幸せいっぱいの結城&お千代でシメ。
凄惨な修羅場の後にこれは何と言っていいのやら^^;まぁよかったよね。

結城とお千代はなんか自由になりかけて殺されると思ったら、
よもやのハッピーエンド(笑)。
千石屋と有明のはいわゆる廣海屋と長崎屋の一件のハイライトでもあるので、
数話にかけて見たかったわーひょっとして伏線6話あたりにあった?
ここで各種映画版だと仇は土部だけになるんだけど、
このテレビ版はまだいるようなんだよね。
あと5話どうやってもたせるんだろ?











テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#7(5と6は放送なし)
2014年10月18日 (土) | 編集 |
ちょっと待て。
前回から二話飛ばされて「その7」になってる!!!
時専のHP見たら本当は13話なのに、全11話!?
あ~何か放送コードにひっかかったのか、それともフィルムが無いのか?と思ったら、
放送コードですか・・・そうですか。

有料放送だからダメですかねぇ?深夜枠でもいいから・・・・・と、残念。

主な追加キャスト
結城:山本圭
お千代:佐藤オリエ
お芳:浅茅しのぶ
有明検校:内田朝雄
千石屋:桑山正一 ほか

2話飛ばされてるんで、千石屋がどういういきさつで雪之丞を?というのがわからんのですが、
酔わされて、襲われてお酒(何か入ってたんかな?)でふらふらになっているうちに、
いつのまに倒れていて、千石屋に起こされて気がついて振り向いたら、
襲ってきた男が死んでいたという展開。
千石屋がこの場は私が納めますとか、どういう意図?

菊之丞との会話でいつの間にあと仇は3人になってたよ^^;
更にいつの間に菊之丞と闇太郎が通じてるし。
話が繋がっているだけに、5話と6話が放送されないのは痛いですわ。

内田さん演じる有明も、5話と6話の間に出てるみたいだなぁ闇太郎の独り言からすっと。
どうやら有明と千石屋が米の買い占めをしているらしい?
(「雪之丞変化」の各映画版で言う廣海屋と長崎屋の位置づけ???)

やっぱりかー!
千石屋、土部を殺して牡丹散らしの蒔絵の小箱を持ってこいと雪之丞を脅迫してきたぞ。
菊之丞から依頼された闇太郎が雪之丞と会話。
そのことが闇太郎に伝えられる。期限は10日。

殺された男の妹で女郎のお千代に殺される直前の兄の様子を聞く闇太郎だが、
門倉の邪魔が・・・・
女郎のお千代んとこに通ってるの????

千石屋を脅して聞きだそうとした闇太郎だが、千石屋の裏に誰かいるらしいことだけ分かり、
その後は聞き出せなかった。
で、通りを歩いていると煙管が落ちていた。
そばの木には血のりがべっとり。手水もあり誰か手を洗ったのか??

有明は金貸業か(ううっ5話と6話何があった)。
盲目の御仁も相当やり手みたいで、雪之丞がまちの噂で
千石屋と有明が組んで米相場を吊り上げていると言っても、
ぎょっともせず逆に笑いだす始末。

千石屋に手形を渡して金を工面してもらおうとする黒金藩でございますが、
なかなか千石屋は米の相場がもうすこしあがったらとすぐにくれません。
黒金藩の下っ端の結城は酒を買いに行くところ、襲われそうになったお千代を助ける。
その時酒壺を割ったので、お千代がお礼もかねてお金を渡してくれるが、
話の流れで黒金藩のものと分かると表情が一変。
彼女も黒金藩の者で、凶作の年に売られた娘だった。
でも、助けてもらった結城には恨みはなく、そのままお金を手渡す千代(ちょっと惚れた?)
また結城も、お千代の話を聞いてから自分達のありように疑問を持ち始めた。

闇太郎の話を聞いて雪之丞が手を洗ってないことから、
雪之丞が男を殺したのではないことが分かる。
犯人は煙管の持ち主。

闇太郎が、雪之丞が千石屋に盗めと言われていた
土部の小箱の中身を粘土に写しとる。
まんまと逃げおおせたが・・・・

辰五郎から闇太郎殺害の依頼をうけた門倉だが、
ひょんなことから雪之丞が千代の兄を殺した云々を聞く。
で、お千代は結城から簪をもらって嬉しげだったが(なんか相愛っぽそうだな)
部屋に来ていた門倉に兄の仇を知りたくないか?と言われる
で・・・・雪之丞の名が(あーあーあー)

千石屋は、あの小箱の中身の鍵を手に入れ、
土部がいなくなれば万々歳らしい。
松浦屋を陥れた証拠を土部が押さえているようなのだが・・・・・
ということは千石屋も雪之丞の仇の一人?

なんと、闇太郎がとった鍵の型から複製を作りだすと・・・・
雪之丞と菊之丞愕然。
松浦屋の北の三番蔵の鍵だった。
それは松浦屋が嵌められて抜け荷をしたとされた時の証拠の一つ。

千石屋が残り三人の仇の一人と判明し、雪之丞が燃えあがる。

--------------------------------------------------
5話と6話が抜けてるおかげで
人物の位置関係が掴みづらかった^^;
まぁとりあえず千石屋が仇ってことが肝なんで、ここ押えとけば何とかなるかなぁ?
各種映画版とズレてる部分がかなりあるので、
もはやテレビオリジナルと言っていいようで。



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#4
2014年10月18日 (土) | 編集 |
前回からの追加キャストは本日はなし。

小伝馬町牢屋敷にいる喜楽斎こと林子龍奪還を狙うは、
雪之丞と闇太郎一行
門倉平馬ら土部配下
南利屋・利吉と彼に仕事を依頼されたお初ら南里屋一行
の3組あり。

服部は既にして土部が長崎奉行時代、抜け荷に関わっていたとにらんでいる。
なので、喜楽斎に当時のことを話せば国に送り返さない旨の取引を申し出るが、
一筋縄ではいかない。

闇太郎がまず奪還に成功するが、門倉らに見つかり、喜楽斎が小刀を肩に受けてしまう。
(雪之丞が喜楽斎を連れて行く)
雪之丞は、喜楽斎に20年前のことを聞こうとするが、
たとえ命の恩人だとしても、仇に他の者が入るのは許さないと雪之丞と一触即発になりかける。
服部ら町方が近付いていることもあり、ひとまずは闇太郎と小蝶に託し、雪之丞は別れる。

20年前の当時、三十三番唐船の唐人は松浦屋の事件の際国に返されたとされ今更調べるすべもないが、
喜楽斎がその時の唐人であれば・・・・生き証人(!)
菊之丞と雪之丞はうなづき合う。

お初姐さん、闇太郎が喜楽斎を連れてったのを見ていたため、
南里屋の足元見て三百両ふっかけてきましたよw
南里屋はこんのアマ~と思いつつも背に腹は代えられず。
そして、雪之丞も怪しいことに気づいていた。

利吉は芝居小屋の者に金をつかませ、雪之丞が長崎で菊之丞に拾われたことを聞く
(おやおや・・・・あっさり)

小蝶は喜楽斎が浜にうち上げられた時、助けてくれた夫婦の娘で、
その夫婦は疫病で亡くなった。
小蝶が赤ん坊の時から喜楽斎は彼女を育てたので、小蝶は本当の父のように想っている。

お初はムク犬を使って闇太郎を居酒屋に引きつけ時間稼ぎさせつつ、
まんまと喜楽斎を連れ出し、南里屋に引き渡した。
ボコにされて割符の件について吐けと言われたが、喜楽斎は割符は公儀の手に行く手はずになっていると笑う。
お初は、喜楽斎に雪之丞が関わっていることを南里屋に聞いて目を丸くするが、
違う、それは娘っこ(小蝶)だと更に百両弾ませる。
(姐さん、三百両先に受け取っておかないとー!・笑)

喜楽斎がいなくなったことで、
土部の屋敷に赴くことにした雪之丞。
浪路を仇の子、鬼にでも夜叉にでもなるって・・・・この版の雪之丞はそんなに浪路に対して冷めてるの?
(´・ω・`)
お初姐さんが大事な話があると芝居小屋に乗り込んできて、菊之丞につっかえされたけど、
姐さんの話聞いておいたほうがよかったんぢゃあ・・・・

雪之丞に会えて嬉しい浪路だったが、よそよそしい話しぶりの雪之丞に困惑する。
(そりゃ、大奥で上様の寵愛を受けている御方様に向かって変な口きけないのに、浪路ったら^^;
雪之丞の個人的な冷えた奥底の感情も出てるかもしれぬけど)
突き放し、そして引き寄せる言葉巧みな策士・雪之丞に浪路陥落。

門倉とのもみ合いで、小舟にのって逃げることに成功するが、
門倉から闇太郎をかばって槍を受けて絶命の小蝶。
・・・・・・彼女、闇太郎のことを・・・・・うっ。

一方、南里屋は門倉らに囲まれる。ピンチっ。

この版のお初姐さん、可愛いなw雪之丞(策士)にそっと手を置かれただけで、
めろめろになって、浪路のことですねてたのに、南里屋のことあっさり吐くんですね(笑)

え~と、土蔵に門倉らに閉じ込められた南里屋なんですけど・・・・・
またか!!
雪之丞の絵姿がふってきて、その顔に見覚えが・・・・長崎・・・・そうだ!松浦屋!と、
雪之丞が隠し子と知ったその時、
第二回目の清左衛門の霊がぬーっと(笑)。
そして今度は髪が乱れた清左衛門の妻(遊女・雪之丞の母)の霊、
その直後に雪之丞が短刀を振り下ろし・・・・!!!!

「助けてくれー!」

土蔵の扉をたたく南里屋。いきなり開いて、
土部と門倉が。
まぁ落ち着けと門倉が差し出したるは葡萄酒。
飲み干すと苦しみ出す。
(あーあ、土部も馬鹿だねぇ話聞いておけば雪之丞の正体わかったのに)。
そして絶命。

酒かっくらってぐでんとしている利吉を目にした喜楽斎は、
すきをついて逃げようとし、気づいた利吉を刺す。
うまく逃げられるかと思ったら・・・・利吉が刃物を投げ・・・・!!!

雪之丞とお初がついた時には、喜楽斎は息も絶えだえ。
しかし、三十三番唐船のこと、そして割符のありかを聞くことができた。
(割符は例の龍の額に・・・・!!!)

割符には土部以下、雪之丞の仇となっている者どもの名が記されているという。
喜楽斎には会えなかったが、
門倉は直感で額の件について気づいた。

そして服部も・・・・・(なんか、それだったらわざわざ喜楽斎殿の顛末がなくても分かったんじゃ・・・・と、
ちょい強引展開に見えなくもない)。

額を運び出した服部だが、門倉らが火のついた弓を放ち、燃えあがる。
それを見た雪之丞が駆け付けるも、時すでに遅しだった。

---------------------------------------------------------
南里屋は成敗できたけど、
何で南里屋が土蔵にいるのが事前に分かって復讐することができたの?とか、
予測で額に秘密が!というのを門倉と服部が喜楽斎に聞かずしてあまりにもタイミングよく気づいたこととか、
なんとのぅツッコミどこがあるような気が(笑)。
それと、ラストそこで額に固執して前に出たら雪之丞さん素性バレません?とか、
ちと色々「????」な点がなきにしもあらずの回でした。
最初の復讐の時もそうだったけど、おまいさんどうやって事前に気づいて準備したwwと、
若干ご都合展開もなきにしもあらずだが、今後どうなる?
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「華岡清洲の妻」(1967年・大映)
2014年10月13日 (月) | 編集 |
(あらすじ)※時専より
医学を学ぶ華岡雲平(市川雷蔵)と結婚した加恵(若尾文子)は、夫不在の華岡家で3年間を過ごした。
そして修業を終えた雲平が戻ったが、姑の於継(高峰秀子)は雲平の世話を焼き、加恵には冷たく当たるようになった。
雲平は名を青洲と改め、麻酔薬の開発に没頭するようになり、動物実験を繰り返すようになる。
やがて於継は自らの体を実験に使うように言い、加恵もまた同じことを青洲に言うが……。

(感想等)
時代劇専門chの雷蔵さん枠で放送されたものを見ました。
好きな増村保造監督と聞いてっっ!
(増村監督といえば文たんですし)。

高峰秀子さんと若尾文子さんの間が実際は9歳しか離れてないのに、
姑と嫁の関係を演じてまする^^;

放浪医者の於継の夫は、加恵の祖父にちょくちょく会いにきては与太話をする仲でした。
その祖父が亡くなって3年後、於継がやってきて加恵を嫁に欲しいと言いだします。

「大きな家に嫁いで事なき生涯を送るか、貧しき家を興して城を築くか、
そのいずれを選ばれるか考えていただかしてと、私が申してたとお伝えなして」
(加恵の家の方が身分上なのに結構大胆な於継さん)

子供の頃から、加恵にとってできた女性に見えていた於継に近付きたいと思っていたところ、
願っても無いことで、父の反対もあったが嫁ぐことに。
(冒頭からの場面で、於継の夫を見た時のポカン顔とか、於継が祖父の葬儀にきた時のポカン顔といい、
加恵が於継に興味が深かったとこを台詞無しで印象付ける描写が。
最初は加恵の乳母がどんなに於継が素晴らしい女性かってーのをインプットしたせいにも見えるけどw)

夫となる雲平が修行中で婚儀に出られないからって、嫁の隣に本草綱目て!!

加恵はこの頃は雲平と結婚したというより、於継に憧れているという雰囲気が強く出ていて、
彼女に物事を尋ねたり、教えを請うたりしてるし、
於継もまた、良い嫁に来てもらったと思っているようす。

雲平@雷蔵さんが帰ってきました。
(うほ~雷蔵さん、白塗りメイクん時と全く違うんで誰かと思いましたわ。)
しかし、医学の話に夢中で加恵は紹介されたけど距離が・・・・・
華佗(後漢末の医者)のように麻酔使って~♪とか熱心に話す雲平に
父「何せあの国の文章は大げさやさかい」(確かにw「三国志」華佗伝などに記述ある)。

しかし、加恵も雲平のために織物織っていたのに、
まるでいないかのように話す於継が怖い。何があった。
しかも、帰ってきたというのに雲平と加恵を別々に一人で寝るようにさせるし。
かと思えば翌日は雲平の元に行くようにとか。
↑この時点で私、実は夫と加恵がうまくいくように於継がワザとしたんじゃないかと思ったんだけど。
あと医者の嫁として強くなるようにとか・・・・・
どうかな?

あ~
あ~
猫好きにはちとツライ描写ありで注意(麻酔実験かしらT_T)。

子を産むため、於継によって実家に帰らされた加恵。
この場面の加恵・・・・というか文たん鬼気迫るなぁ。
雲平がいないときに結婚したのは機織りをさせるため、
家に返したのは食いぶちを減らすためとか於継に対して辛辣。
子を産むのもなんか於継に対する対抗意識みたいで・・・・・・。
(生まれた子は女の子でした)。

乳がんになった於継の娘(ということは雲平の兄弟か)。
まだ麻酔は研究途上、使う薬もなく手立てがなくて於継も雲平も苦慮するなか亡くなってしまう。
だからって、近所がお勝が死んだのは猫を沢山殺した祟りだという噂に、
於継「加恵さんをすり抜けてお勝を祟るという方はないやろ!」
というのは無いわ~無いわ~
ええ!?ほんとに鬼姑なのっ!?

それから7年・・・・・やっと猫による麻酔の成功を見るも、未だ人間には・・・・。
そしたら於継が自分を(実験に)使ってくれと言う始末(しかも加恵をチラッチラッと見ながら)。
すると加恵もいえ私はかねてより・・・とこれまた対抗意識を。
それにしてもここの嫁姑の応酬場面がすごい^^;

雲平「ワシの薬を飲んだら死ぬとでも思っているのか!ワシは人殺しの薬を作ってるのやないっ!」(あ・・・切れた)

でも、母つえぇな!それだけの自信があるなら何をためらうことがあるのよし!私を使うよしっ!と
目ぇひんむいて言うんだもんな。
思わず首を垂れた嫁とは年期が違う。

そしてついに・・・・
於継が先に麻酔薬を試すことに。
すご・・・・一気に飲んでしもた。
そして遺言じみたことを言う於継。
世継ぎがいないのは心苦しいから帰ってくる雲平のずっと下の弟になるのかな?
養子にするようにと。
快諾する雲平。

ところが、実際は雲平はマンダラゲの花を焼酎にちょいと薄めて入れただけで、
実験にはしてなかったのか^^;
それを於継は成功したと思いこみ、
誰にも言わないのを破って実験が成功したと振れ回ってしまっている。
話しをききつけて患者がきたらまずい。雲平危うし。

すると加恵が、今度こそ自分を・・・・と雲平に願い出る。
「やってくれるか」(ええっ!今度は本気!?)

入念に・・・・暴れても大丈夫なように自分の足を縛る加恵。
薬を飲むと・・・・於継の時と違ってすぐ反応がきた。
こんこんと眠り続ける加恵。内股をひねっても起きない。
三日も・・・
わざわざ出向いてまでもろてきた嫁、もしものことがあったら・・・・という於継の本音?
しかし、加恵が目をさまし雲平に(三日三晩飲まず食わずなんで)二人分の粥をと言われて粥を作りだそうとする於継が、
嗚咽をこぼすのは・・・・・何かやっぱり含むところありそうだなぁ。
その直後の場面で弟子たちが奥様も若奥様も医者の嫁の鏡と褒めそやす場面見ると、対比でつい。

半月たってもまだ身体だるい加恵を見て、今度こそ私でと迫る於継。
で・・・・やるんだけど、また薄いのでやったんかな?すぐ目ぇ覚ます。

そんな中、雲平と加恵の娘が風邪で死亡。
お勝を亡くした時のことを於継も思い出し、加恵と二人で泣く(思いがけずこれで距離縮まった?)
加恵のたっての願いで再び実験。
目を覚ますも目が・・・・・・・
於継はここで自分への薬はただの眠り薬であったことを知らされ愕然とする。

於継の死に際。
加恵がつわりで思わず於継の手を話してしまったことに
「私のことがよっぽど憎かったんかの」と・・・・。

1年後、無事男の子誕生。
おりくさんの声がおかしいことに加恵は気づく。
できものができていた。

おりく「そう思うのは姉さんが勝ったからやわ」
(うわ~怖いっっっ!!おりくは長年於継と加恵のことを見てきた人間)
おりくがグイグイと真理をついてくるのが怖いぃぃぃぃ(T▽T)

ついに、患者たっての願いで乳がんの手術が行われ、成功。
そして加恵も三度目の出産が無事に終わった。
加恵に報告した雲平。ねぎらうと

加恵「皆死なれたお義母はんのおかげございますよし。
お義母はんがいなさらなんだら、今の私はありませんよって」

新しく大きな診療所ができた。
しかし、加恵は巷で夫を助けて盲目になった妻という美談を嫌い、
ますます表に出てこなくなった。
------------------------------------------------------------
最初はね、於継が加恵に冷たくするのはある意味優しさだと思ったんだけど、
それもちっとはあったかもしれないけど、それだけじゃないよなぁ・・・・と於継の仕打ちを見るにつけ思ってたら、
おりくが真理を突いてきてグサグサきましたわ。

また、雲平もズルイよねぇ。
二人のこと気づいていて利用したとしか思えん^^;;

「清作の妻」の時もモノクロゆえに研ぎ澄まされたような増村監督の愛憎劇の映しようにゾクゾクしましたが、
本作も姑と嫁の間にピーンと張った緊迫感にうちふるえましたわ。
高峰さんも文たんも雷蔵さんも素晴らしかった。
高峰さんなんて当時まだ30代前半なのに、お義母さんになりきってたし(母でもあり女でもある雰囲気が出てた)
文たんも、ちょっとおぼこい時代のお嬢さんから、医者の嫁として(主に於継に・・・かな)もまれていくうちに、
気づくと於継のような女に達観していった様がじわじわ出てきてたし、
雷蔵さんも、一見飄々としているようで二人の女を見ていてしかも見てないようなそぶりをして二人を利用する様がなんとも。
役者さん皆が印象に残るような作品でした。

ただ、猫好きはキツい場面があるので、要注意です^^;
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#3
2014年10月12日 (日) | 編集 |
(本日の追加キャスト)
南里屋:永井智雄
喜楽斎:鈴木瑞穂
小蝶:服部妙子
など

今回と次回は深作監督回です。
いきなり一人の男が殺害されるシーンより^^;
通りがかった雪之丞に

男「南里屋儀兵衛に伝えてくれ・・・・龍神が丘にあがったと・・・・」(果てる)。

ところが南里屋はそんなこと言われても身に覚えがないと言う。
駕篭にて帰り道を送ってもらうも、駕篭が襲われる。
賊は二名いたが逃げられた。

帰って菊之丞にその時の吹き矢を見せる。
一体何が・・・

浪路は大奥に。上様のもとにいよいよ伽の時がきた。
闇太郎が雪之丞の絵姿を天井から落として、浪路びっくりも、
浮島に見つかって破かれる。
土部は、娘のことを野望達成のコマのひとつと考えている。

土部が権勢を誇るために奉納した絵。
寅の絵はともかくとして、お初に則されて裏に回った闇太郎はそこに描かれた龍の絵に目を見開く。
龍の片手がちぎれて、その手には人がつかまれ、
更にオランダ船も。土部の寅の絵を封じるような絵だ。
・・・・一体・・・・誰が???

闇太郎がふと見ると南里儀兵衛が。
南里(絵を見上げ)「龍神が・・・・・丘にあがった・・・・・」

怒り狂う門倉。寺社奉行にかけあってくると息巻くが、
南里屋との話っぷりからして繋がりあり?(南里屋はしらばっくれてる)

一方、かどわかされそうになった芸人の娘とその・・・父?を助けた闇太郎。
呑み屋で話を聞くと、二人は親子ではなく、娘・・・小蝶は男の大恩ある方の娘だそうだ。

冒頭の発見現場に雪之丞と闇太郎。
この件を知るは雪之丞と南里屋のみ。
そして・・・・・件の龍の奉納絵も見る二人。
雪之丞のように土部に恨みを持つ人物がやったのかもと闇太郎。
長崎の抜け荷事件(父がはめられたやつ)と関わりがあるかもしれぬと雪之丞。

・・・・その二人を見つめる影二つ・・・・あの芸人の二人だ(!!)

南里屋はどうやら土部に後ろ暗いところがあるらしい。
そして、ある人物が生きていたらしいことを知って今度こそバラして(殺して)やると息巻く。
そして・・・・南里屋の蔵にいたのは・・・あの冒頭の殺害された男!!
す巻きにされたそれを見た闇太郎。
南里屋が品川に流そうとしているのを、このままじゃうやむやにと思った闇太郎は・・・・
市中に死体を転がした^^;;

朝、服部ら町方が発見。
その場の野次馬の中でハッとしていた小僧を目ざとくみつけた服部は、
その小僧が南里屋の者と知る。
小僧は、(死体が)南里屋に出入している塩見治作だと言う。
南里屋とは古い付き合いで、南蛮人や唐人の言葉に通じていたという。

南里屋が楽屋下に現れ、雪之丞が番屋に何も言わぬよう口封じにきた。
どうやら南里屋は服部に色々調べられたらしい。
刃物をちらつかせる物騒な南里屋に、
幻だと言ったのは南里屋さんがではないですか?と雪之丞はいい、
太夫がもの分かりがいいならそれでいいと南里屋は去る。

寺社奉行の許可が出るまで待ってられるか!!と門倉らが龍の絵を下ろそうとすると、
何者かに邪魔される。
あの黒装束、駕篭の雪之丞を襲った二人。
二人・・・・?ひょっとしてそれは・・・・
門倉が刀を一人に振り下ろすと・・・・・義手?(南里屋がバラすと言ってた相手か?)
そして二人の正体はあの芸人だった。
男の方が万事休すの時、服部が現れる。捕方をたくさん後方に控えさせつつ、
門倉から芸人の男を引き渡してもらうことに成功。
男を助けようとした小蝶は闇太郎に止められる。

服部が唐人船の通訳(唐人)を呼び寄せ、使用していた武器といいおたくの国の人ではないか?と、
牢に放りこんだ芸人の男に引き合わせる。
男は林子龍(当て字で書いたけど、こんな字かなぁ?・笑)という唐の国の豪族の息子であった。
20年前に人を殺めて日本へきたと唐人通訳は言うが、それを男はさえぎる。

服部が土部屋敷に行き、20年前土部が長崎奉行だった時の事件について尋ねてきた。
土部がそれはすべて記録にあると避けようとすると、
密入国の記録が不備だと服部。
先日捕えた唐人の手掛かりが御存じであればご教示いただきたく・・・・というわけだ。
はっはっは!耄碌したわしの当時の怠慢を責めるなと笑う土部。
服部もそれであればとにっこりと去る。

・・・・が、その後。
門倉と二人。土部は松浦屋の一件がバレたらまずい。
唐人の件は南里屋が知ってるはずと動き出す。

長崎時代、抜け荷船の水先案内人だった南里屋。
南里屋と、南里屋の番頭の利吉と殺された塩見しかこのことは知らない。
密入国者相手に荒稼ぎしてたんじゃないか?と門倉。
闇太郎が二人の会話を聞いていたのを門倉は勘づき斧を投げるが逃げられる。

20年前・・・・密入国してきた林子龍を殺そうとした南里屋。
小舟の上でもめたとき、割符を子龍につかまれ、南里屋が刀を振り下ろしたことで子龍の腕がふっとんだ。
・・・・割符をつかんだその手が・・・・
割符を無くしたと土部に知られちゃやばい。
そのことをずーっと隠してた南里屋だったが、子龍は生きていた。
利吉に土部に知られる前に子龍を殺すんだと南里屋は告げた。

一方で南里屋がなんか隠してると悟った土部は、
子龍を殺すことを決意する。
すでに小伝馬町の牢に移された後だったが、かまわぬと。

呑み屋でのんだくれていたお初に、利吉が近付いてきて小判を何枚も広げ、
牢から男を連れ出して欲しいと依頼する。
20年前の事件の生き証人となるかもしれぬ喜楽斎(芸人としての名)こと子龍。
さて、どうなる?

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オリジナル展開きたよー。
色々人を絡めて順番に恨みを晴らして行く展開なのかなぁ?
南里屋も雪之丞の仇の一人でありました。

深作監督の今回、前回までの五社監督とは色合いが違い、
若干サスペンス風味。
始め、なんなんだあの男(最初の殺された塩見のこと)と思ったら、
後になって繋がりがキレイに見えてくるのが面白かったです。
いよいよ正念場が次回なのかな?楽しみだわ。
龍神とは子龍のことで、海に沈んだと思ってたら生きていたんで丘にあがったという意味だったのかな?


テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)#2
2014年10月12日 (日) | 編集 |
(本日の追加キャスト)

お竜 安藤孝子
大目付 原聖四郎

この時代劇は話が繋がってるので、
一話一話見て行かねばなりませぬね。
しばし前回までのあらすじの後、

芝居が終了し、楽屋に戻るといろは屋小六が。
土部と浮島が呼んでるから来てもらおうかと少々強引。
刃物まで持ち出すとはおだやかではない。
雪之丞が力でいなし、来た菊之丞が稽古だとそれとなく事をおさめた。

しかし、美輪さんの雪之丞は目に怨念がこもってますな^^;コワイ

小六の賭場に出入して、お道の方の件について探りをいれていた闇太郎。
そして小六と子分らと小競り合いをしていたところ、謎の女が助け舟。
雪之丞だった。
互いに獲物に共通項があるとみた二人は、
闇太郎の隠れ家で話し始める。
それにしても雪之丞さん、お初にはあれほどはぐらかした自身のことを、
まだ二度目の対面の闇太郎にあっさりw
魂の共鳴でもあるんでしょうかね?


自分たちが仕掛けたくせに、
お道の方が身に着けていた懐剣を対馬守につきつけ、
お道の方が手篭めにされたとの噂があるが?と土部。
一方、浮島を通じて大奥ではその時の傷があるはずとお道の方の身体を検め、発覚。
すべては土部の計画通り、お道の方を気落とし、浪路か将軍の寵愛を一番に受けるように仕向けた作戦だ。

一方、お道の方の件を知る闇太郎は門倉平馬に襲われかかるが、
またもや謎の服部に助けられる
夏八木さん、美味しいポジションですね♪

大奥入り間近の浪路は浮かぬ顔。
大奥に入ったら雪之丞を見られないもんねぇ。
呼びましょうか?と言われてパァと明るくなる。

闇太郎も自分のことを雪之丞に話しだす。
彼の母は女郎でいざり(足の不自由な人)だったため、幼い闇太郎が客をひっぱってきた。
6つの時に母は死んだという。

「地獄を見てしまえば、けえってこの世が愛しくなるってもんよ」@闇太郎

これも何かの縁とお互いを見つめあう二人。
やっぱり共鳴してるなぁ^^;

小六の子分の一部がいる船小屋に二人は乗り込んだが、
人足先に服部がいた。彼はどうやらお役人らしい・・・町方か?)
失敗した子分達がフグ毒で死んだようだ(殺されたか・・・・)。

番屋にて服部から殺された子分を嫌味たっぷりに引き渡された小六だが、
それらの腕に五つ星を見てギョッとする。

<見たか小六。その三つの死体には二十年前貴様が肥前五島で毒殺した三人の怨霊が乗り移ったのじゃ>
・・・・どこからともなく聞こえる声。
・・・・幻聴?と思ったら、その先に人が・・・・・!!清左衛門(雪之丞の父)か?
めっちゃ驚愕した小六だったが、まさかなと思いなおす。
そんなはずがあるはずねぇ言い聞かせ、歩きだした小六だったが、

目の前にざんばら髪の首がっっ!!!ひえぇぇぇぇ

うつろな小六の前に、手拭を頭にかけた女たち。それらを押しのけるも、
ふと見た顔が清左衛門!!!

すっかり魂が抜けたような小六が土部の前にやってきた。
「松浦屋清左衛門の・・・・亡霊・・・・・」
気がふれた小六は、俺じゃねぇ!長崎奉行の命令でやったんだ・・・・こいつだ・・・土部三斎だ!!
土部・・・・・土部・・・・・

そして小六は門倉に斬られた。

芝居小屋・・・・え・・・・蝋細工の生首三つってまさか雪之丞さ・・・・ん?


再び招かれた土部屋敷。
本日、1回も登場してなかったお初姐さんがwww
浪路に色目使ってるとつっかかり、訳を聞くまで引かないと妨害^^;
すると天井から闇太郎がきて、雪之丞に助太刀(闇の兄さんかっといいな)。

座敷で踊る雪之丞にうっとりな浪路(ついでに土部もw)。

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雪之丞の復讐劇がもう動き出したってこと?
小六の場面はオカルト風味。
しかしどうやった?
雪之丞が菊之丞と土部らのことを話している時の目がいつも怖い。

あ・・・ところで疑問なんだけど、雪之丞変化といえば長崎屋と廣海屋がかかせないのだが、
この連続時代劇には出るのかしら?

テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 テレビ時代劇「雪之丞変化」(丸山明宏版・1970年)
2014年10月11日 (土) | 編集 |
1970年にCXで放送された丸山明宏さん(現・美輪明宏さん)版のが時専で始まりました。
第1話と2話が五社秀雄、第3話と第4話が深作欣二が監督という・・・・濃ゆい。
全13回です。

雪之丞変化ものは映画は主だったのは観たので、
あとはこれだけだね~と思っていたところに時専で放送が来たので、
いそいそ録画。

第1話から見えたキャストは

雪之丞&闇太郎(二役):丸山明宏
お初:吉行和子
浪路:珠めぐみ
門倉平馬:細川俊之
浮島:阿井美千子
清左衛門:宮沢元
雪太郎:片桐秀樹
菊之丞:市川小太夫
小六:青木義郎
力造:佐藤京一
お道の方:藤田みどり
対馬守:市川男女之助
服部:夏八木勲
土部三斎:金田龍之介

となっております。
菊之丞が安定の市川小太夫さん、
土部が金田さんとは!!(テレビ時代劇ならではですね^^)
あのネチネチ侍の門倉が細川さんかぁ・・・・どう演じてるのか楽しみ。

製作は松竹です。

いきなり幼い雪太郎(後の雪之丞)が紐(帯と思われ)を持っていて、その先には父の姿が。
(背景赤い・・・・)
そして、事の顛末がナレーション(能村さん)によって語られるんだが、
ここでは雪太郎は父と「遊女」の母との間に生まれたことになってますね。
(世に知られることにない隠し子だったから命を落とさずにすんだという設定)。
そして菊之丞に拾われた・・・・と。

吉行和子さんがお初なんだけど、こんな声だったんだ若い頃。

美輪さん(便宜上現在のお名前で呼びます)が和装をすると・・・・
ぬ~ん・・・・お化粧のせいもあるけど、めっちゃお顔がくどく見えるというか、
綺麗なんだけど端的に言うとバタ臭く見えてしまうのはしょうがないか^^;
長谷川一夫さんや、橋蔵さんや千代之介さんの演じた雪之丞ともまた違う感じ。
最初っからめっちゃ強そうに見えるw
その濃ゆい美輪さんに負けじと最初っからねっとり感のある演出。

土部は、自分の娘の浪路が大奥に入るため、
将軍の寵愛を受けていて上様のお子を宿したのではないかと言われている
対馬守の息女・お道の方が目の上のたんこぶの様子。
土部配下の小六に命じるは・・・・・ガクブル。

雪之丞と闇太郎の二役の使い分けがうまい。
声色も違い、あくまでも闇太郎の時は野郎な雰囲気で啖呵を切ったりして、
男臭さがある。
対して雪之丞の時はワントーン高めの声で、あくまで所作も優雅。

芝居小屋場面、東桟敷に土部一行がきたっ!!
芝居は小屋の表がちらうつっていたときに演目がいくつか見えたけど、
「娘道成寺」かな。所化が見えるし。
歌舞伎の人じゃないのに、たおやかな指先遣いは素敵。
でも、こればっかりはしょうがないとはいえ、やっぱり着物姿だと若干浮くかなぁ。
松竹だから歌舞伎セットにはことかかないですね。

雪之丞の仇・土部と、幼い頃に首をつって自害した父親がことあるごとにオーバーラップする雪之丞。
ついに土部(というか娘の浪路)に気に入られて座敷におよばれ。
芝居小屋前できんちゃっきりやって雪之丞に咎められたお初は、
一度は雪之丞に刃を向けたけれども、芝居を見て惚れたw
で、土部の屋敷に雪之丞が呼ばれたことで嫉妬して土部屋敷に乗り込み、大暴れ(おいおい)。
この者は自分が言い含めると浪路に付の浮島に言い、雪之丞お初に優しく手を差し伸べてご機嫌とりつつその場を退散。
(しかし、お部屋の奥に二人分の床があるて、浮島おばさま何考えてんの?^^;)

(自分と浪路を)「江島生島」と同じようにさせる気か?という雪之丞に、
好き好き光線を発するお初。
早速、抱いてくれなとしなだれかかる(この吉行さん演じるお初、おもしろいな・笑)。
自分を好いているお初を利用しようというのか?
何も聞かずに土部のことを調べて欲しいという雪之丞に、
惚れた弱みだとあっさりなお初(え、最初から雪之丞に味方すんの?)
そのお初の口から土部にくっついている小六のことも知る雪之丞。
(雪之丞の出身地、長崎から来て口入れ稼業をしていると・・・それも20年前)。
小六を調べることを快諾するお初だが

「だが、これだけはいっとくよ。おいら裏切ったらただじゃすまねぇ。
例え鐘の中に逃げこんでも、蛇(じゃ)になって巻きついておめぇの身体を溶かしてやる」
(↑のお初の台詞、娘道成寺の内容とかけてますよね)

捕方の呼子笛が聞こえたのでお初退散。
二人がいた屋形船の上には何故か闇太郎の姿が。
追われていたのは闇太郎のようで、灯が消された船の中に入ってきて、
雪之丞と初対面。
お互い初名乗りをするも、人気稼業の雪之丞に迷惑はかけられないと闇太郎退散。

宿下がりをして、墓参にきたお道の方がチンピラ共に襲われる。
通りがかりの闇太郎がなんとか駆けつけるも・・・・・ちょいとだけ遅かった?
誰にも見つからないように寺に連れていってあげ、
お道の方の父の対馬守は、襲った奴等がお道の方と知らずにやったと思いこみ、
そのまま大奥に戻るよう言う。
お道の方は穢されたことで拒否しようにも、もう自分一人だけの問題ではなく、お家がかかっている。

ですよねー。
顔が知られたことで助けてやったのに、消されそうになった闇太郎。
神出鬼没の夏八木さん演じる服部に助けられるも、
自分に近付いてきて何か聞きだそうとしている男だと察知した闇太郎は、
礼を言いつつもその場を去る。

お道の方を襲わせたのはほかならぬ土部。
彼女が身につけていた懐剣を手に入れた。対馬守とお道の方大ピンチ!!

土部配下の門倉平馬は、師範代の自分を差し置いて師匠から免許皆伝を受けた雪之丞が憎い。
(後からねちねちくるんだろうなぁ)

いろは屋小六の仕切る賭場に入り込んだお初だったが、
肝心の長崎時代のことは聞くのはご法度だと配下に言われて、なかなか手ごわい。
で、小六に彫り物がほどこされていることを知ったお初は今度は湯女に(なかなか忙しいねw)
隙をついて腕の彫り物を見ることに成功する。

その彫り物は五つ星。肥前五島に島送りにあった印だ。
雪之丞はそれをお初から聞いて考え込むが、
約束果たしたし、明日をも分からぬこの身なんだからと、抱いてよ~とせがむお初に、
無慈悲にも心願があって女は抱けぬと雪之丞(酷い・笑)。
そのかわり、果たすことができればいかようにもとにっこり(策士よの)。
それでもなをすがるお初に、この次会う時までに思案しておきますとその場を去ろうとする雪之丞だったが・・・・

門倉がそこにいた。
大坂での試合の借りを返しにきたと、いきなり刀を交え始めた二人。
(そこをお初さんが立ちはだかって流れたんですけどね)。

菊之丞と話す雪之丞。
松浦屋(雪之丞の父)って、この版での無実の罪でかぶせられた罪状は抜け荷じゃなくて、
長崎流人を使用して女をかどわかして南蛮船に売り付けたってことになってるんですけど(おいおい^^;)
20年前に父の事件、そしてその頃長崎から大坂に来たという小六、そして刺青。
事件の一味であるという条件はあるが決定的確証がまだない。

締めはドラマチックに芝居小屋で雪之丞が鷺娘を舞うところで第1話終了。
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各種映画版とは趣変わって、五社監督だからなのか美輪さんだからなのか、
華やかというか派手というか。
そしてそうでありつつもねっとり感がありますなぁ。

吉行和子さんのお初が見ていて面白い。
どうなるんだろうね~この雪之丞Loveっぷりの顛末は(笑)。
裏切られたら可愛さ余って憎さ100倍が予想つくなぁ。
動きも結構大胆にこなし、パワフルだわぁ。今後が楽しみ。
浪路はお人形さん的扱いで、第1話でもほとんどクローズアップされることなく終了。
雪之丞と闇太郎兄さんの絡みも今後期待させます。

金田さんの土部は、平静を装いつつも腹黒な感じ。
顔に始めっから「私は巨悪です」っていう雰囲気は出てないです。
これも今後どうなるんだか。

美輪さんはラスト近くで菊之丞と話してた場面の白い着物がよかったな。
お顔が濃ゆいから、逆に芝居場面以外はシンプルな方が映えるかも。
土部屋敷場面での着物は色柄入り過ぎて却って「?」な感じ。
映画の雪之丞では土部屋敷に行く際は地味ないでたちでどの雪之丞も行ってたから、
映画版みたいな感じだったらよかったかも(浪路様を引き立てる意味と、役者風情が招かれたという意味も含めて)。
それにしても、意外に芝居場面他の所作が思ったよりはキレイでびっくりよ。
役に入り込むタイプなのかしらね、美輪さんは。
13話もあるんでオリジナル設定が早速入ってきてる雰囲気だけど、
今後どうなるか楽しみです。




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「秦・始皇帝」(1962年・大映)
2014年10月05日 (日) | 編集 |
一般的時代劇ではないのですが、
大映で作られたスペクタクル時代巨編なので(笑)。
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中国語圏映画オタク(主に香港と一部台湾)でもあるので、この映画の協力に台湾の中央電影公司の名が入っているのを目ざとく見つけた熊猫屋。
台湾映画の歴史をしょった映画会社ではないですか。
略称「中影」。1954年設立で、230あまりの映画を製作。台湾ニューシネマを担っておりました。
李安(アン・リー)、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、楊德昌(エドワード・ヤン)などの著名監督の映画もここから(2005年に製作等は停止してしまいました)。
私が大好きな陳玉勲(チェン・ユーシュン)監督(作品「熱帯魚」など)の映画もここだったなぁ。

この映画、中影だけでなく台湾の陸軍も協力してるとは(人海戦術な意味で)スケールでかいですね。
中影が日本映画に協力してるのは他にもあるらしく、
裕次郎さん主演の「金門島にかける橋」もそうみたい。

台湾全面協力ついでに、この映画に出演している台湾俳優さんについても調べてみたよ。
(でも、侍女役とか宦官とかちょい役なようで^^;)
★唐宝(寶)雲(女優)は1962~83年にかけて台湾の映画で活躍した人で、
「台風」という映画で台湾の<金馬賞>で最優秀助演女優賞を獲得してるみたいですね。
この「秦・始皇帝」もその年に参加して作品ではないですか@62年
出演映画一覧見たけど、古い台湾映画はあんまし見てないんで分からない^^;
あ!でも1本だけ「飄香剣雨」という武侠映画・・・・手持ちの古龍原作映画のDVDーBOX(台湾製)にあったはず。
今度ちゃんと見てみよう。
★及福生氏は・・・・中国語wikiでも映画に出ているのはチラチラッと見つかるのですが、
個人の項目が他のサイトでも無い^^;
★林璣(女優)も検索にちと手間取ったけど香港の映画資料サイトで何とか発見。
1960年代から70年代にかけて活動した女優さんのようです。
台湾が殆どだけど香港映画にもちらっと出てるみたいだなぁ。孟飛主演の「小老虎」(1973年・香港)見たい。
あと1969年の武侠映画かな?「血滴子」という映画に主演してるよーで(主演は少ない)。
それにしても顔が濃いんで一発で覚えられそう(笑)。
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時代は中国史では「秦」が統一するちょい前の戦国時代(秦・楚・斉・燕・趙・魏・韓の七カ国による群雄割拠)。
後の始皇帝となる秦王・政に勝新太郎さん
統一するまではあっちゅーまの時間で終了。

すぐ統一後からの展開になるのですが、
あ・・・・・・れ・・・・・・????
燕(えん)の太子丹(宇津井健さん)って統一前に死んでなかったっけ?何で秦王が謁見する六国の中にいるの?
まさか「刺客列伝」な話が統一後に来るんぢゃないか・・・・という予感がここで。
(というかこの時点で、この映画は史実との時系列を同じにしちゃいけない確信が(笑))
政に対して敵意いっぱいです。

一介の豪商から秦の宰相までのしあがった呂不韋(河津清三郎さん)が政の本当の父説を取り上げているのもこの映画なんですが
近年はどうなのかなぁ?そうではない説の方が有力な気もする。
しかし、エンタメ性としては政にトラウマを植え付け、呂不韋を遠ざけるというこっちの方がドラマティックだろうからね!(笑)

雷蔵さんが荊軻なんだ!
やっぱり「刺客列伝」な話が統一後か・・・・・(史実は統一前)。
(荊軻の話が「史記」の刺客列伝の項にあるのですよ。個人的には<ちくま学芸文庫>の史記の6巻目オススメ。刺客列伝って「史記」の列伝の中でも劇的で面白いですよん。)

セットとか服装とか、日本発のものにしては意外と頑張ってるところはさすが大映というか、
中国や香港映画でも時代の割に変な服装とか日常茶飯事なんで、
中影も入ってるのもあるのかもしれないけど、
こういうところでちゃんとしてるのは東映と違うな(笑)
でも、剣の扱いとか仕草とかがどうしても日本的になっちゃうところはご愛嬌ですね。

架空人物だが、荊軻の妻役の中村玉緒たんが別れの時キリリとしてカッコエエ(そして別れの後そっと泣くのだな)。

後の「漢」(前漢)の高祖・劉邦の軍師となる張良(根上淳さん)も登場
イベント盛りだくさん詰め込んでるなぁこの映画。
だから時系列とか無視してるのか?

史実では統一時点で既にして戦国七国の「韓」はとっくに滅びてるのだが、
(張良による博狼沙での始皇帝暗殺計画は、力持ちを雇ったが単独犯)
韓の軍師として登場。
燕の太子丹を筆頭として始皇帝に総攻撃をかけるのだな(色々メチャクチャだが、エンタメとして楽しむべし)。
しかし、ここんところの戦闘場面は、人海戦術映画(おいおい)としては映画「始皇帝暗殺」(陳凱歌チェン・カイコー監督。1998年)にも匹敵するスペクタクルだ(笑)。
始皇帝と太子丹の一騎打ち場面は見どころの一つ。

直後の朱貴児(山本富士子さん)と侍女の場面、明らかに口の動きとセリフが合ってない人がいるけど、
これが台湾の俳優さんか。
「皇帝陛下様は毎日こちらにいらっしゃるのと同じですわ」って言った人が唐宝雲だと思われ。
後に出てきたのが林璣か。
自国の映画に出ている時よりナチュラルメイクだ(笑)。

匈奴侵攻場面の凄惨な場面・・・・凄いな(TωT)
始皇帝が戻ってくると、朱貴児は亡くなっていた。
「人はなぜ死ぬ・・・・」この映画では彼女の死もまた始皇帝に影響を与えるのか?

匈奴対策に万里の長城の建設を始めるが、7年たっても終わらない。
使役に駆り出される人々も多く、不満がどんどん重なって行く。
儒者の干越(長谷川一夫さん)が始皇帝を前にして国策に異論を唱えるが、
宰相の李斯(春本富士夫さん)が逆に「焚書抗儒」を唱え、
始皇帝も自分に異を唱える者は敵と見なし(すげー悪役に書かれてるな)
干越や始皇帝に逆らうものはことごとく粛清された。

干越の弟子の万喜良(川口浩さん)は燃やされそうになった書物(時代無視して紙にしちゃう映画もたまにあるけど、ちゃんと竹簡だ)を持って逃れるが、その途中、仲間の芦生(川崎敬三さん)が殺された(一瞬^^;)

1時間50分過ぎてやっと若尾文子さま登場だわ@孟姜女
池に足滑らせて落ちたので、濡れた服を脱いだところ万喜良にその姿を見られ、
幼い頃より占い師に最初に肌をみられた男と結婚するということになっていて(なんぢゃそりゃ)
私と結婚すると災いがおこるという万喜良に、孟姜女の父は隠し持っていた書物を見せ、
あなたは婿になる運命だと。

婚姻の儀式のその日に捕らわれた万喜良。
孟姜女は涙にくれる。

お、その後に博浪沙での始皇帝暗殺未遂イベントあり
ほんと、映画の中にイベント盛りだくさんにしてるな!・笑

不老不死の薬を手に入れてやんよ♪と現れたるは方士の徐福(中村鴈治郎さん)は怪しさ満点。

地震がおきて、長城工事が円滑におこるように人柱をと提案され、万喜良が埋められた
・・・・という夢を見て夫が埋められたと悟った孟姜女。
それを確かめに長城に旅に出る。
そして、盗賊に襲われた彼女を助けたのが
李唐の息子で幼いころに想いやりのあった政を知っている李黒(本郷功次郎さん)であった。
今の皇帝の悪い噂を信じたくない李黒もまた、確かめに行こうとしていたのだ。

やはり万喜良は人柱になっていた。
孟姜女が泣き崩れると暗雲が立ち込め、嵐となり長城が崩れた(ファンタジーやな・笑)。
そして崩れた中から、白骨となった夫を見つけた孟姜女。
自らの血をそれにかけ、泣き崩れる彼女がシュールすぎる

捕えられ、火炙りの刑にさせられそうになる孟姜女。
始皇帝に非道を訴える孟姜女。
彼女が死をも恐れず説こうとも、聞き入れない始皇帝。
万事休すと思われたそのとき、彼女の助命を訴える李黒。
そして彼のことに気づく始皇帝。
女の孟姜女の覚悟の訴えよりも、ちょっと知ってる李黒の訴えであっさり始皇帝孟姜女を解放(笑)
その様子を喜ぶ民一同と、その様子に逆に驚く始皇帝


しかし、夫のいないこの世など・・・・と孟姜女自害
なんかすっかり文たん劇場になってるんですが・爆
自分は許したのになぜ自害したと憤慨する始皇帝。
変わってしまった皇帝に落胆する李黒。

時系列がめちゃくちゃなこの映画ですが、
ラストシーン、よもやの太子丹が出てくるとは!!!(色々場面場面で紛れてましたよね)。
黒い影が出てきたと思ったら、始皇帝をブスッと!!!!( ̄□ ̄;)!!!

このシーンの宇津井健さんの演技がすげぇ・・・・夢に出る・・・・凄い。

不老不死の薬を徐福に命じたばかりの始皇帝が満身創痍に。
しかも反乱をおさめるために、その身体で・・・
民の幸せを自ら築きあげるのだと出陣したのだった。

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映画ならではのファンタジー設定とはいえ、
始めは「イベントの羅列かよー」と思っていたのですが、
焚書抗儒あたりからファンタジー設定を生かしたオモシロ展開でしたわ。

ほんと亡霊かよ太子丹!(大笑)


結構この時代より後の70年代の香港映画とかドラマ見てるんだけど、
時代の作り方はよっぽどその頃のあっちより丁寧な気がしたわ。
すごいなーこれ1962年の日本映画なのか。
時系列がめちゃくちゃなんだけど、映画としてのドラマチック性を重視した意味では、
これはこれで良いと思いましたよ。
思いこみが強くなっていって、自分が神だとまで思ってしまった始皇帝と民衆の意識のギャップがどんどん激しくなり、
周りから言われても、自分が行ってきたことが間違ってないと、
まるで意識を自ら封じ込め、追いこむように・・・・いや追われるように邁進する姿のラストが痛々しかったですわ。
これ、スペクタクル映画の意味でも中国映画「始皇帝暗殺」も見ると面白いかもね。