本「美雪晴れーみをつくし料理帖」(髙田郁・箸)
2014年02月23日 (日) | 編集 |

美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)

待ちに待った「みをつくし料理帖」シリーズの最新刊ですわ(^○^)ノ
今回も発売日を知らず、たまたま書店で平積みになってるのに気づいたという
しかし、発売から1週間もたってなくてよかったv

今回は最近までの数巻の劇的展開はなく、
どっちかというと物語的に少しずつ周囲が動いていって地固めしつつある展開でしょうか
(伊勢屋さんの件はちと悲しかったけれど)
何よりも、一番気になっていた澪自身の未来、最後の最後でやっと道筋が見えたなぁと、
ちょっともやっとしていたところが晴れてきました。
(というか源斉先生って、どこかほわっとしているようでちゃんと人見ていて鋭いですよねぇ。
一瞬、何かのフラグ立てにも見えなくもなかったけど、気のせい気のせい・笑)
私は澪って料理を作るスタンスが料亭の一流料理人っていう姿が似合わないタイプだよなぁって、
ずっと思ってるのですが、
どうすんのかね?と気になっていたところにあの一言。
先生!それ言ってくれてさすがやっ!(笑)

一柳の旦那さんと御寮さんの件はほんっとーによかった。
御寮さんこと芳の心は種市じゃないけど、どうなの?って気になってたし。
嫁いだ後のことも、坂村堂を通じてちょいと垣間見れて
一つのことが一件落着してほっとしました
それだけに、まだ今回の中ではちょっとひっかかってる佐兵衛の扱いはどうなるのかな?と。
(佐兵衛自身の気持ちとその行く末)

澪が後々には出て行くことになる?「つるや」の後を託す料理人に、
あの人が出てくるとは。
少しだけびっくりしたけど、めっちゃいい人ぢゃないか。
何故かちょっとだけ又次も思い出しちゃったよ(涙)

鼈甲玉に対するこだわりと、四千両という途方もない、あさひ太夫こと野江の身請けのためのお金が、
澪の気持ちはとってもよく分かるのだけれども、
それは現実的なことなのか?と個人的には思うところも少しあり。

ここまで引っ張って、まだまだ解決すべき事柄があるように思うのだけど、
巻末付録の後ろの頁を見て驚愕

えええええ!!!!次巻(今年夏予定)でこのシリーズ終了!?
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!


ど・・・・どうやって終息つけるのかしら?
次で終わりなんて・・・・・。
ダラッダラやるよりは潔くてスッキリするけれども、
しかし今巻のこの状態で、一体1冊でどうやって????
「ー年後ー」っていうような飛ばしで終息しないことを祈りまするぞ^^;

巻末の「特別収録」で小松原様にお会いできたのが嬉しぅございました。
お茶屋で相模屋とのからみっていうのがいいね。
そして、食を通してかの人を想う小松原様(現:小野寺様)。

次で終わりという、
「うおーっ、私の楽しみの一つがぁぁぁ!」という気持ちもありながらも、
最終回を見届けることができる喜びもある熊猫屋でした。


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テーマ:歴史・時代小説
ジャンル:本・雑誌
 映画「お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷」(1959年・東映)
2014年02月15日 (土) | 編集 |
(あらすじなど)※東映chより
文七に扮する錦之助に加え、梨園の名門・播磨屋一家が総出演する豪華な捕物帖。
原作は横溝正史。深夜の江戸、その静寂を破って一人の女が逃げてくる。
後を追ってくるのは、奇怪な覆面をした武士の一団。事件に巻き込まれた江戸っ子文七は、やくざな着流し姿であるものの、実はいまをときめく名題役者播磨屋歌六の息子である。
大名屋敷を襲う土蜘蛛の怨霊、戦慄の怪事件に颯爽と飛び込む文七の活躍やいかに。
片岡千恵蔵が大岡越前守に扮し特別出演。

(感想等)
錦之助さん主演の映画です。
錦之助さんのご家族が沢山ご出演。
お父上の(三代目)時蔵、兄上の(二代目)歌昇<※当時>、(六代目)芝雀<※当時>あと、
嘉葎雄さんも出ているのですよ。

嘉葎雄さんは、池田大助役、
兄上の歌昇さんは勝田駿河守役、
芝雀さんは、お父上の時蔵さん演じる歌舞伎役者の中村歌六の息子の中村しうか役でございます。
(ちなみに、文七はちょっと勘当されてるけど、歌六の息子です)

錦之助さんが萬屋錦之介になり、歌舞伎界で<萬屋>の屋号ができたのが1971年。
この映画はまだその前なので、まだ播磨屋から離脱する前ですよね。
(現在の播磨屋は中村吉右衛門さん、中村歌六さん、中村又五郎さんなど。歌六さんや又五郎さんは一時「萬屋」に在籍していて、平成22年に「播磨屋」に復されました。)

この映画の見どころの一つに歌舞伎場面があり、
「女暫」が演じられます。
主人公の巴御前を劇中歌六@時蔵さんが演じるのですが、
あの巨大座布団(笑)のような袂には普通は演じる役者さんの「定紋」が染めぬかれておりますが、
この映画の場合は時蔵さん演じる歌六もまた播磨屋なので、
袂に播磨屋の<揚羽蝶>の定紋があります。
(播磨屋さんの定紋、個人的に蝶の触角の部分がくるりとなっていてラブリーで好き)

時蔵さんが女暫を演じる場面がしっかり見られる、素敵映像v
しかも、芝雀さんが中村しうか役でご出演、女暫の中では女鯰の若菜を演じているので、
巴御前との楽しい掛け合いも見ることができるという美味しい場面もあります♪

ある日、腰元風の女が大勢の黒覆面の男達に襲われていたのに偶然出くわしてしまった文七。
彼はケガを負いつつもその場は助かりますが、
そのことがきっかけで父が千秋楽の日襲われて負傷、
兄のしうかは嵌められて輝姫(雪代敬子さん)殺害の疑いをかけられてしまいます。
兄を救うため、「役者」にもどる文七ですが、
その役者って、変装して潜入捜査かw



悪役系俳優さんが大物クラスから中堅クラスまで結構出てるわぁ~
ただ、山形勲さんや沢村宗之助さんあたりは善人の模様。


歌舞伎でも演目である「土蜘蛛」のような格好をして神出鬼没な悪事をはたらく
藤川市之丞に徳大寺伸さん。
市之丞は歌六から破門されて、落ちて悪に加担してるようだ。
が、ラスボスは德大寺さんじゃない。
薄田さん演じる内藤監物のようだ。

大岡越前役で千恵蔵御大がどーんとかまえていて、文七の心意気に意気を感じ、
バックアップもしてくれます。
女性陣も桜町弘子・花園ひろみ・雪代敬子などなどなどなど何気に豪華で、
役者さん見てるだけでもオタ的に見どころ満載(笑)。
ラストはスッキリ解決する映画でしたが、
事件とその背景が分かるまでの過程が若干分かりづらかったかな?

錦之助さんの啖呵も相変わらずシャキッとした、娯楽時代劇でございました^^
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「用心棒市場」(1963年・東映)
2014年02月09日 (日) | 編集 |
東映chで放送。
橋蔵さんの後期の映画でございます。

キャストクレジットを見ながら、
「お、薄田さんと山形勲さんが一緒に出てる!田崎潤さんはこの頃東宝から出張なのかな?
あ!高田浩吉さんも出てる~♪私的に豪華だなぁ(´▽`*)」とほくほく。

いきなり表題からキャスト&スタッフロールんとこで陽気な歌が流れたのでびっくりした(笑)



田崎潤さん演じる見附の寅五郎は悪役かぁ。
で、その田崎さんの手下が阿部九洲男さん(暴れ馬の丑松)と多々良純さん(山猫の仙蔵)っと。
無法者の上記三人がご赦免になって町に戻ってきた。

町の人々は震えあがり、どこかに(町を守ってくれる)良い人がいないかと嘆息する。


そこで橋蔵さんですよwww

親分衆がいない、堅気が集まる町。
そこには賭場もない。

呑み屋で気風の良い振る舞いの弥之吉(橋蔵さん)に女性陣は感心
(弥之吉に妙に張りあうような新吉(松方さん)には「???」)

町中の人々が丑松や仙蔵にゆすりたかられ、乱暴されたりでやりたい放題される。
そして更に、主人が病気の「三好屋」に寅五郎らは乗り込み、
脅して乗っ取ろうとする。

呑み屋に腕に覚えのある番付やぶりの熊吉(大前均さん)がただ飯を勝手に食らったが、
力で返すと目明しに見こまれるが、蜘蛛と猫に異常に覚えて走り去っていく(おいー!!!!)


乗っ取られた三好屋に町の人が困っていると、
浪人・金井陣左衛門(山形勲さん)が通りかかり、話をつけてやると。
出てきた仙蔵を金井は蹴りあげて、やんやの町民。
が、出てきた寅五郎が番所についていくふりをして金井を刀をさっと抜き放った。
そして三好屋に引き上げる寅五郎。
金井はただものではないと知る
(勲さん、今回はなんかすっげーいい人な役なんですけどww
何にもしてあげられなかったのにと恐縮したり、隣町に強い奴がいるとか町民に教えてあげたり)

30分近くたって、やっと橋蔵さん本格的に出番か(笑)。
隣町の賭場で散々弥之吉に負けた新吉。
揚句暴れ出しちまうし、若気の至りまくりなご様子。
千石屋十兵衛(高田浩吉さん)の妹・おきぬ(三島ゆり子さん)が弥之吉を見つけ、
事情を話す。
弥之吉は面倒事はご免こうむりたいと、もっと強い奴がいるだろうからそいつに頼んでくれと、
このままでは町が・・・と涙で懇願するおきぬを振り切る。

一方、おきぬと共に行動していた目明しの清吉(ミッキー・カーチスさん)の妹・お加代(北条きく子さん)
が、弥之吉と間違えて新吉に声をかける。
間違われたことに一度は怒る新吉だったが、お加代の上げ上げ光線(笑)にまんまとひっかかり人肌脱ぐことに。

三好屋を乗っ取った寅五郎だったが、
三好屋の酒を売るには組合の信用状が必要だ。
千石屋十兵衛は、急に亡くなった三好屋の後を早々に引き継ぐと言ってきた寅五郎をつっぱねる。
信用で成り立ってきた堅気の町だ。

千石屋を待ち伏せしてた丑松・仙蔵だったが、用心棒でついてた新吉に隠れているのをすぐ見破られ、
こそこそ退散。千石屋は感心する。
が、おきぬの言葉がひっかかっていた弥之吉がやってきた。
お前がいるなら俺なんかいらねぇなと新吉逆ギレで退場、呑み屋でヤケ酒w


ねぇねぇ、子供をあやすために弥之吉が歌ってる場面、
橋蔵さんが歌ってるんですか?(^▽^)ノ

↑確か初めて見たよ~な~

えー!弥之吉への対抗心だけで寅五郎の味方するなんて、新吉あまりにも浅はかでね?

幼女がクローズアップされるんで、
嫌な予感がしたんだが、千石屋の娘が寅五郎に浚われた!!
人質に千石屋を脅しにきやがった。
目的はただ一つ、信用状だ。

一方新吉は、幼女を誘拐したことや、飛び道具を持ちだしてきたことが気に入らない。

弥之吉は、千石屋に代わって自分がと寅五郎の元に行く。
新吉が寅五郎の側についていることに、
俺達ヤクザは人間のクズだが、曲がったことだけはしないのじゃないのか?と、
弥之吉との勝負にこだわるあまりに寅五郎についた新吉を一喝する。

話し合いでつけようとした弥之吉だったが、
幼女のお澄(四方晴美さん・・・・後年のチャコちゃんかよ!私はケンちゃんシリーズの二代目チャコちゃん=久米敬子さんしか知らなかったのですが、初代様ですね)救出に新吉が加勢してくれ、
無事千石屋に引き渡す。
新吉は肩に深手を負った。
弥之吉「新吉・・・・仇はとってやるからな」
(あ、何かいい雰囲気♪)

単身引き返した弥之吉は、丑松と仙蔵が鉄砲を持っていることを知っていたので、
奴等と出くわした時、酒樽を二人に向けて転がし、隙をついて斬り付けた。
寅五郎は鉄砲を持って弥之吉と対峙する。
寅五郎の女・お浜(三原葉子さん)が裏切って金を持って逃げようとしたが、
寅五郎に撃たれた。


三好屋にたてこもる寅五郎だったが、
しびれを切らして撃ってきたところを鉄砲もろとも斬りつけにかかる弥之吉。
ここから寅五郎と弥之吉の応戦が始まりまする。

そして・・・・朝日が出ようかという頃、
弥之吉によって寅五郎が討ちとられた。

皆が待っているという千石屋の言葉に、
ここはカタギの町だ、ヤクザがいるところぢゃねぇと、
役目は終わったとそのまま辞する弥之吉だった。


あああ!!!また橋蔵さんが歌ってるぅ~!これは橋蔵さんのお声なのか!?


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終わりは爽やかな、人情物語でした^^
も・・・・これは橋蔵さんの歌声なのか気になって気になって(笑)
ご存じの方いらっさいましたら教えてプリーズ♪

無鉄砲だけど、人はとても良い松方さんの新吉も爽やかで、
めっちゃ悪役だけどその男臭さでもって締めてくれた田崎さん、
もったいない程な出番だったけど、久しぶりにめっちゃいい人な役で見た山形さん、
やっぱり男前はいるだけでもOK,しかし橋蔵さんが歌うなら貴方様も歌って欲しかった!な千石屋の高田さん等、
なかなか安心できる人選で、理不尽なことが続く話でしたが
終わってみればスッキリ!なお話でございました。
東映黄金期時代劇の後期だけあって、
だんだんこ~華やかさが前期と雰囲気違ってくる頃ですが、
(後年になるにつれて集団抗争時代劇の登場とか、ドロドロで暗いのが増えていく~)
一陣の風が吹くような爽やかさのある時代劇ってやはり後味が良くて良いですな。
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 連続時代劇「丹下左膳」(高橋幸治版・1974年)
2014年02月04日 (火) | 編集 |
下記より2話目追記。
(この時代劇は感想さら~って気が向いたら書く方式で追記してこうかしら^^;)

本日2話目見たのですが、やっぱりおもしろ時代劇だわ。
今回の見どころはお藤姐さんですかね。
も~どんだけ左膳好きなんだよ!
左膳が道場破りした先のお嬢さん(弥生)に嫉妬光線のあまりに、
お嬢さんが好いている男の想い人(お茶屋のおつや)を助け、
おつやの元に弥生を行かせて、姐さんとしちゃ弥生と男をくっつけて・・・・
という算段だったのだろうけど、
お嬢さんはおつやに男を託してしまい目論見が大外れ(笑)。
しかし・・・・こうして見ると姐さん可愛いぞ。
本日もなんとの~ヌルヌルと殺陣な高橋左膳様(お藤が嫉妬光線放っていたとはいえ、
当の左膳は弥生のことどう思ってんの?)
目下、高橋左膳と、田村高廣さんあたりが不気味でございまする。
栄三郎の持つ坤竜と、左膳が持つ乾雲が互いに引き合い遭遇するも、
なかなか相対するまでには未だ行かず。
ラスト付近の御用提灯が左膳を囲むとこ、ただ捕方が<わらわらわら~>って囲んでるだけのように見えて、
ちっと笑ってしまいました。
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熊猫屋は「丹下左膳」っていうとテレビ時代劇よりも映画で、
かの傅次郎さんや大友柳太朗さんの左膳が大好物なのですが、
何気に今回のこれ見て
「なにこれ、面白い!」と残り14話分でしたっけ?すっごい見る気になってきたっ

キャラクターが何かじと~っして不気味な人多いですね(笑・左膳含めて)。
高橋幸治さんの左膳、この何ともいえない厭らしい不気味さ好きだわ。
私が大好きな映画の大友さんの左膳のような、
豪快な中の狂気とはまた別のイカれた雰囲気。

三田和代さんのお藤の左膳への好き好き光線が報われる時がくるのだろうか?(笑)
女性陣のメイクが全体的に濃いぃ~
脇も濃ゆい人過多なので、今後どんだけからんでくるか期待。
OPの影絵風もオサレ。

やっぱり個人的にはテレビ時代劇は1970年代のが当たり多いような気がするのだけど、
気のせいかな?
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ