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 コメント返礼。
2012年05月31日 (木) | 編集 |
いつものF様(笑・と書いておこう)
「富士に立つ若武者」のデンジロ様は素敵でした^^*
私も歴史ものだと2年ほど前初めて見た時は思ってたんですが・・・・(わはは)。
お怒りの案件、毒舌になるので(実は思っていることが山とある)
語り合いたいものですのぅ。
さて、明日は6月突入!時専は大体予測ついてるので、
東映chとNECOあたりの編成が気になるところです。
何の作品くるかしら?^^
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 映画「乞食大将」(1952年・大映)
2012年05月28日 (月) | 編集 |
同じ大映でも、これより後年の1964年にも勝新太郎さんが後藤又兵衛役で、
同名作品が作られているようですよ(・▽・)


市川右太衛門御大主演作品。

己の信ずるところを突き進み、
その信念を曲げなかった男・後藤又兵衛を右太衛門御大が演じます。


劣勢で戦で宇都宮に負けた黒田長政(月形龍之介さん)←昭和27年にもかかわらず、すっごく若く見えるんですが(笑)
腹心の後藤又兵衛も戻らず、もはやこれまでと髷を切ったが、
そこに又兵衛が帰還する。
が、戻るや否や又兵衛は長政に対して、今日中に侵攻すれば宇都宮に勝てると強く進言。
はぁ?何ぬかすか、明日にしろと取り合わない長政。
いくら言っても殿が聞いてくれないので、
又兵衛が強硬手段を思いつき、自ら馬を駆って独断で進撃(おいおいお~い!!)
直後それを知った長政仰天、慌てて後を追います。


・・・・で、又兵衛の進言通り宇都宮に勝った!(・▽・)ノバンザーイ!
嫡子の花若と←凛としてかわゆい
鶴姫(中村芳子さん)←戦前からの流れをくむような雰囲気がいい
を人質に。



ここで長政は宴に宇都宮鎮房(羅門光三郎さん)を呼び出して、その場で殺害しようと企てる。
その役に又兵衛を指名するが、
戦場ならいざしらず、そんな場のお役はご免こうむると拒否。
殿さま相手にも臆すること無しの又兵衛さん
(右太衛門御大の明るいキャラもあって、思わずにやりとさせられます)

で、宇都宮がやってきて宴が催されるが、
宇都宮も何で呼び出されたんか分かってるのか、盃を受けながらもじーーーーっと長政から視線をそらさず、
緊迫感満タン。

そんな中、長政の配下が魚を持ってきたが、器ごと何と宇都宮の頭にガーン!とやり( ̄□ ̄;)!!
額から血をタラッと流れた宇都宮、じっと前を見て・・・・・
更に長政の家臣に囲まれたが・・・・・

戦闘開始!!
(長政のやり方が卑怯なんで、思わず宇都宮に肩入れする熊猫屋・笑)

しばらくして、宇都宮の前に出でたるは後藤又兵衛!
長い槍を持って彼と対峙します。
お能の鼓の音と相まって、印象的な二人の対峙&闘い。

そして、真剣勝負の二人の戦いは、又兵衛に軍配が上がります。
(宇都宮の表情からして、お互いの真剣勝負で納得いったんだろなぁ)

花若と鶴姫もあやうく処刑されるところであったが、
又兵衛の功を持って命乞いがかない、処刑をまぬがれたのであった。
堅固で暮せと彼女たちの前から馬を駆って去る又兵衛

又兵衛は黒田から離れたのだ( ̄□ ̄;)!ナンダッテ!
(殿に愛想つかしたんだろうよ・笑)

怒り狂った長政は、又兵衛の首をとってまいれ!と配下に命じた(あ~あ)

供はいらぬと厳命したにも関わらず、
又兵衛を慕って次から次へと又兵衛を追って人が終結
(又兵衛さん、仁徳ですなぁ(´▽`*))
自分は乞食同然だからついてきたも腹が減るぞと又兵衛は言うが、
それも承知の上かどんどん人が(笑)

そして、仕官しては家来に禄を与えてくれれば自分はいらぬと又兵衛。
相手はこれは良い買い物とホクホクだが、
その家来は100人を超えていた(爆)

長政に命じられて二人組が又兵衛を討ちにきたが、
圧倒されてできず、
戻ってきて報告したが、
又兵衛ほどの男を討とうとは余の間違いであったと、長政は笑って許したのであった^^

時は流れて、未だ放浪の又兵衛一行。
相変わらず貧乏野宿生活らしいが、家来は黙ってついてきてくれてるようだ。
そればかりではなく、今日は殿の誕生日だからと、
百姓の手伝いをして食糧を得、お祝いする家来たち(´▽`*)ほのぼの

(このシーン、かなり楽しい♪)

花若と鶴姫。
花若もすっかり長じていた(澤村マサヒコ=現在の津川雅彦さんの子供の時の芸名)
鶴姫は尼になることになり、別れ別れになることになった二人。
その道すがら、川を渡る又兵衛一行を発見、
花若は唇を噛んで進み出ようとするが、鶴姫が止める。

更に時は進み慶長19年。
大坂の役で豊臣と最後の一線に挑もうとする徳川方だが、
何と豊臣方に又兵衛がいるらしい。
(長政は徳川側にいるぞえ)


又兵衛は、宇都宮の17回忌ということで、
鶴姫のいる寺にはせ参じて話していた。
又兵衛退出時に、花若とすれ違う。
鶴姫から又兵衛と知って追おうとする花若を止める鶴姫。
又兵衛殿を討つのは筋ではないという鶴姫であるが、
それは花若の耳には届かない。


戻った又兵衛に、家来が客人と。
堤西堂(見明凡太朗さん)だ。
本多佐渡守から頼まれてやってきたという。
どうやら、沢山の土産を持って徳川側に懐柔しに来たらしい。

又兵衛「さらば、日本中の大名を引き受けて戦うのも大丈夫の本懐!この上なき死に場所ではあるまいか!」


又兵衛さん・・・・あなたここでも己の信念を・・・・

更に、花若をじっこんの大名にとりたててもらえないだろうか?と堤西堂に頼む
(うわぁ・・・・優しすぎるよ又兵衛さん(TωT))
快諾する堤西堂。


花若は板倉家に取り立てられていた
(又兵衛の口利きだとは知らずに・・・・)
出陣の準備ができた又兵衛。
寺の鶴姫に報告に来た花若とバッタリ(あうあうあう)
刀を抜いて討とうとする花若の非礼を鶴姫はわび、兜を花向けに渡す。
その姫の心を受ける又兵衛
(でも、花若に戦場でと言ったことといい、この兜を目印にと言ったことといい、又兵衛さんまさか・・・・)


そして、又兵衛は勇ましく出陣するのであった

---------------------------------------------------
その後の顛末は映像にはないのですが、
ひょっとしたらひょっとするかもなぁ・・・・と想像をかきたてられます。

この映画、62分と短いながらもとっても雰囲気がいい映画で、
右太衛門御大の明るいキャラが良い方向で引き出されるわ、
しかもむちゃくちゃ格好良いんですよ!(姫から兜を受ける時の出陣姿といい、その前の家来達との宴といい、めっさ男前~♪)
東映以前の右太衛門御大って何でこんなにも格好良いんだろう(笑)

↑東映時代劇での御大しか知らないみなさまにも是非見ていただきたいわ!

更に、家来達も華を添えていて、愛すべき家来達^^
短い中に又兵衛との絆と信頼がむぎゅっと凝縮されていて、ほっこりします。

蓋を開ければ長政も根っから見どころない奴でなかったし(月形さんだしね!)
若気の至りの花若といい、
ちょっと軌道がズレちゃう人あれど、根っから悪はいなかったような?

鶴姫は、戦後時代劇の姫とは雰囲気が違いますよね。
どっちかというと戦前に近い。
これがまた良い雰囲気を醸し出していて、
フィルム状態があまり良くはないのですが、佳作とも言うべき良作です。
(モノクロです)
コンパクトながらも魅せてくれた作品でした(登場人物にみな味がありましたし^^)



乞食大将 [DVD]






テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 コメント返礼。
2012年05月28日 (月) | 編集 |
昨日の「富士に立つ若武者」に拍手欄からコメント下さったM様。
桜町さんは東映城のお姫様の中でも、
普通の田舎の娘さんからお姫様まで似合い、
まるっとした感じが、それはそれは可愛い方ですよね^^
私も大好きです。
ちょっとあどけない雰囲気の中にも、女性らしい色香もちらと見えたりして、
素敵な女優さんだなぁと思っております。
私も遠いところなので、スクリーンで東映の往時の映画を見ることができたのは1回のみ。
もっぱら有料放送や市販のDVDで楽しむ方です。
つたない文章でございますが、読んで下さってありがとうございます^^
 映画「富士に立つ若武者」(1961年・東映)
2012年05月27日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

捕われの身となり処刑寸前までいった源頼朝が、源氏再興を信じて決起する姿を描く時代劇ロマン。
平清盛の母の命ごいで救われ、伊豆の配所に流された頼朝。十年後、頼朝は読経の日々を送るが、源氏再興の機運が高まる。
北条時政の娘・政子と出会い、頼朝は夫婦になろうとするが、平兼隆が横恋慕し政子を奪おうとした。
政子と平兼隆の挙式当日、ついに頼朝は決起する。「頼朝は生きて恋を得る、その時が源氏再興の時だ!」

キャスト:大川橋蔵/三田佳子/月形龍之介/大河内傳次郎/岡田英次 他

------------------------------------------
(感想等)


・・・・平治の乱の時の源頼朝(大川橋蔵さん)って実際はめっちゃ幼い(10代前半)ですよね?

・・・・・・・考えないどこ(笑)

それにしても回想シーンにすぎない合戦シーンでもこんだけエキストラ投入されてるとは、
当時の映画産業の繁栄っぷりを垣間見られますのぅ。
頼朝の父、義朝に月形さん。
(平氏に破れて落武者状態の中、凛として威厳がある格好良さ!)

吹雪の中、はぐれて狩人の鬼頭次(田中春男さん)・志乃(子供時代=児玉ひろみ)に助けられた頼朝だが、
義朝以下源氏方6名は処刑されたという。
頼朝が悲嘆にくれて泣き崩れる間に平氏に囲まれるわ、頼朝と一緒に捕らわれるわで狩人兄妹とばっちり^^;

で、時は経って今も流刑地にいる頼朝一行(あらら・・・狩人もか)
長じた志乃は桜町弘子さん。
源氏方の佐々木定綱(兄)に沢村宗之助さん、佐々木盛綱(弟)に平幹二朗さん
その佐々木兄弟も含めて5人で暮らしてる。
源氏再興を心に秘めて幾年月。
平氏に歯向う無法者を追ってきた堤権兵衛(阿部九洲男さん)らに屈辱の家探しをされたりと、
立場は弱い。

そんな中、霧の中から現れたるは北条政子(三田佳子さん)と、
彼女に匿われてやってきた文覚(大河内傳次郎さん)。
さっき堤権兵衛が追っていたのがこの文覚のようで、
争いを繰り返すことに疑問を持って、今は仏あるのみと腑抜けたことを言う頼朝を文覚は一喝!

文覚「さっきのような女(政子)を見て、貴様は美しいと思わんのぢゃ?!!恋の一つもしてみようと思わんのぢゃ!!?」←おい、そこかよ(笑)

文覚さん、猛りまくってます(´▽`:)ははは

ああ・・・文覚は生気のない頼朝に檄を飛ばしたのですね。
(傳次郎さんの覇気のある勢いのある演技に圧倒)

北条宗時(岡田英次さん)&政子兄妹、明るいな。
二人して頼朝の人物を見込んでいるようです。

頼朝の元には次々と人が集まりだし、配下は挙兵を願うがなかなか腰を上げない頼朝。

志乃ちゃんはどうやら頼朝が好き?
(桜町さんは田舎のおぼこ娘からお姫様までほんと似合うわぁ♪)
志乃は頼朝のことをいい人だというが、熊猫屋にはこの段階では陰オーラを放っている頼朝にはそこまで感じない(笑)

平兼隆(安井昌二さん)の行列を邪魔したと、頼朝側の人間と知って見せしめに堤権兵衛に打たれる狩人兄妹
(;ω;)うっ
戻ってきた二人は頼朝にとりすがって泣く。


伊豆へやってきて着任した平兼隆を歓待する北条一門。
平兼隆はどうやら政子に一目ぼれの様子。
政子の兄の宗時はここまで兼隆を歓待することに苦虫を噛み潰すが、
政子は父の立場も慮る。
が、その宴の場に頼朝が流刑人として呼ばれ、兼隆に言葉による辱めを受け盃の酒をかけられ、
すぐ門の外に追い出される屈辱を受ける。
これには政子も陰で兄と見ていて憤慨する。

そんな頼朝に政子は馬を差し出し、気晴らしにと二人で馬を駆ける。
(なにこの展開、そんなことして政子大丈夫?・笑)
富士が見渡せる場所に立ち、富士にことあるごとに慰められてきたという頼朝に政子はキッとなり、
富士に慰められるような小さな人とは思いませんでしたっ!
富士を潰して富士を作る方だと思っていた、あなたは生きた抜けがらだと叱責して去ろうとするが、
そんな政子を追って捕まえ、

頼朝「わしはそなたが好きだ、憎いやつめ!」

政子を抱きしめて急に猛々しくなる頼朝(爆笑)(;´▽`)y-~~ ナンジャコレ


狩人兄妹が心配していたところに、政子から馬をもらったとドヤ顔で帰ってくる頼朝
(志乃ちゃんが複雑な表情するのもわかるぞ!^^;)

反平氏ののろしが各所であがるが、
頼朝はまだ戦を起こすことに躊躇していた。
そんな中、密偵が兼隆らに殺されるなど、相変わらず嫌がらせを受ける。


・・・で、何時の間にやら頼朝と政子はきゃっきゃうふふ♪な関係に。
政子の父の北条時政(三島雅夫さん)は頼朝と・・・・とは気づいてないようだが、
娘の挙動不審に気が気ではない様子。

一方、文覚は大豪族の娘・政子となら旗揚げの時役に立つガハハ!!だが、
鬼頭次は戦に殿を駆り立てようとなさる?と不満気。
その他配下の者どもの間でもこの恋は、源氏の決起か否かとの問題も重なって話題になっていた。

平兼隆側にも勘付かれはじめ、
決起するかとかまをかけられて嵌められそうになるが、
頼朝はそれに気づいて堤権兵衛らをボコにする。

しかし、それでだまる兼隆ではない。
なんと、政子の父に自分の嫁にと言いだした!
更に北条時政は元々平家側の人間なので断ろうはずがない(ピンチっ!)

志乃ちゃんの頼朝を見る目・・・・
すっかり政子の方を向いている頼朝に哀しげな目を向ける。
そして・・・・

あの馬「りんどう」←頼朝が政子からもらった馬 が来てからだと、
こともあろうに志乃は馬を売ってしまった!!
怒りで兄の鬼頭次は妹をひっぱたく。

平氏の締め付けはきつくなり、ついに文覚ら源氏方の集まるところにも乗り込んできた。

一方、政子は父に対して嫁がないこと、頼朝と共に行きたいことを告げ、
時政の怒りを買う。
北条を滅ぼす気か!という父の激高に対しても、
政子「恋は女の命でございます」と一歩も引かない
((´▽`;)恋の話メインなのね・・・やれやれ)
娘を斬ろうとする時政。
父親を止めようとする北条宗時。

一方、味方を大勢失ってもなお決起しない頼朝に配下も不満をぶつける。
こんな時に恋にうつつを抜かすなどと言われ
頼朝「頼朝はこの恋に生涯をかけておるのだ!」
(頼朝・政子共にお花畑状態^^;)

嵐の中、いつも頼朝と会う場所で頼朝の名を叫び泣き崩れる政子。
頼朝も配下を振り切って同じ場所に向かうが、
時政が政子を追ってきて、どうしても頼朝の元に行くというのならこの時政を斬ってくれ!と、
北条のために娘に必死に訴える
(それを木のカゲで見る頼朝)
父の必死の訴えに、政子の心は折れ父に従うことに。

源氏の味方の北条宗時は、自分が一身に受けるからと政子を連れて逃げるように言うが、
自分は流刑者の身、自分は命が惜しい、(兼隆の元に政子が)嫁がれればよかろうと頼朝。
その言葉に見損なったと頼朝をひっぱたき、宗時は去っていった
(ものかげで堤権兵衛が探っていた)

佐々木兄弟に、二人(政子と)の逢瀬の時だけが心の救いであったこと、
北条のことを(戦力として)頼みに思っていたこともあるかもしれないことなどを打ち明ける頼朝。


自分のことを見てもらえてないのに、
政子が可哀想と泣く志乃ちゃん・・・・馬売っちゃうようなこともやっちゃったけど、
やっぱりええ子やのぅ(´ω`)

政子の婚礼の日、政子は輿で兼隆の元に向かう。
頼朝は自室で読経。

が!文覚が突破口となり斬り込み開始!
文覚「花嫁は三々九度の真っ最中ぢゃ!!」
やっと腰をあげた頼朝、これから進撃ぢゃ!

馬に乗って佐々木兄弟と行く。
一応名目上はこの時点で政子は平氏の嫁になったんで北条は関係ないと言って突撃(笑)
北条宗時も頼朝に加勢する!!
(父ちゃんの時政は自分の子供たちがそろいもそろって・・・・なんでもう焦点がどこぞにあるか分からないボーッとした目で諦めの境地か?^^;)

頼朝に加勢する軍団と平家の一団との入り乱れまくりの戦闘!
頼朝は兼隆と一騎討ち!!
以外とあっけなく兼隆が斬られて終結^^;

政子を奪還し、頼朝は源氏再興に向けて決起するのであった
------------------------------------------------------------
ラストの斬り合いに至るまで、
結構頼朝が煮えきらなくて、こちらがそわそわしてしまう展開。
かと思えば、政子との恋で急にハリキルあたり、
「おいおいおいおい」と戸惑ってしまう熊猫屋(笑)。

すっごい良かったのが傅次郎さん!!
当時既に63歳くらいと推測致しますが、
大きな声の張り出しといい、豪快な動きといいかなりワイルドっ!
平氏に公然と刃向う生臭坊主風な風体が格好良い。
この役はかなり体力お使いになったかと思いますが、
お年を感じさせぬすんばらしい動きでしたわ。

岡田英次さんは橋蔵さんとは「海賊八幡船」で前年に共演してますし、
その作品も沢島監督でしたが、
作品の出来としては「海賊八幡船」の方が良いなと私は感じました。
あっちも恋の話はあったのですけれども、
それ以外の部分で見ごたえたっぷりありましたしねぇ。
「男の海洋ドラマで作ればよかったのに(笑)」ってくらい雄々しい部分もございました。

が、今回はギリギリまで政子との恋に走りましたよねぇ^^;
お互い「家」という大きなものがあり、
周囲に沢山人がいるというのに己の道に走ってしまったのが、
話の展開として「う~ん、煮え切らん」な展開になってしまった一因かと。
振り回された北条時政が気の毒ぢゃ^^;
(時政が皆が刀を交えて交戦している中での一人放心状態が今でも目に浮かぶ)

これ脚本もアレだけど、何となく橋蔵さんがこの役のニンではないような気がしないわけでもないと、
ちょっと思いました。
もうちょっとだけワイルドな雰囲気の人が頼朝を演じると、
政子に急に猛り出しても、説得力があったかもしれない(笑)。

そんなことをつらつらと思いながら観た作品でした。
三田佳子さんは美しかったわ。
しかし、桜町さんの志乃ちゃんに心を寄せてしまった熊猫屋でございました。

今回個人的に好きだわーと思った演技の人は、
傅次郎さんと、岡田英次さん(家が平氏よりなのにちと強引でもあったが(笑)、さっぱりとした御仁を演じてました)、桜町弘子さん、田中春男さんでしょうかね。
あとは、序盤ちょい出ながらも、渋いおじ様の魅力な月形さんで(爆)



huji.jpg

今日の絵は黒紙に白ボールペンのほぼ一発描き
(画像ソフトで反転させたわけではないです^^;)



テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 本「みをつくし料理帖」シリーズ
2012年05月20日 (日) | 編集 |
昨日、帰りに立ち寄った書店で平積みになっていた
「みをつくし献立帖」

  みをつくし献立帖 (ハルキ文庫 た 19-9 時代小説文庫)

食べ物が出てくる本が大好きなので、ちょっとぱらぱらとめくって
「ふ~ん・・・・」と思い立ち、その本は置いて
元の時代小説の方の第1巻を購入。

・・・・で、今更ながらはまり中(´▽`*)
高田郁さんの「みをつくし料理帖」シリーズの「八朔の雪」でした。


八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)


読み始めたら止まらず、昨日夜にあっさり「八朔の雪」を読破した後、
待ちきれなくなって今日本屋の駆けこんで既刊残り6冊と、
昨日買わなかった「みをつくし献立帖」まで大人買い(笑)



さっき二冊目「花散らしの雨」も読破。

人物描写の丁寧さといい、情景が脳裏に浮かぶ筆運びといい、
かなり好みです。
展開は結構波乱含みなのに、何故かゆったりとした空気を感じる物語。
読み終わった後にも、主人公の澪の他各人物の心象や、
舞台となった場所の情景までもが思い起こされ余韻が残ります。
そして、料理人として少しずつ成長していく澪の行方が気になって読むのが止まらない。
周囲の人物も「つる屋」の主の種市、ご寮さん(芳)、小松原様、源斉先生、おりょうさん、
伊佐三さん、太一くん、ふきちゃん、又次、あさひ太夫などなど・・・・
心根の良い人には人が集まると言うか、形は色々あれど優しい人が多く、
泣かされたり、温かな気持ちになったりで、
辛いことも多い澪だけど、幸せになって欲しいと願わずにはいられません。

それにしても今更出会うとは^^;
もっと早く知っていればっ!
でも、おかげで7冊+1冊をぎゅっと今楽しめる至福。

読みながら、ああ・・・・これ時代劇にできそうな話だなぁと読んでいたのですが、
逆に考えて雰囲気を壊さない適任な俳優が見つからん(笑)
そして、この情緒を出せるか?というと、
それには20年くらい遅かったとも思ったりした熊猫屋でした。


---------------------------------------------
こうなると、
「今晩は和食食べたい・・・じゅるっ」ということで、

・鰈の煮つけ
・ふきとワカメの炊き合わせ
(みをつくし料理帖「八朔の雪」129Pに名前だけさらっと書いてあったのですが、そういえば冷蔵庫に蕗もワカメもあったなぁ~と・笑。白だしとお酒・みりんと、醤油ほんの数滴で。あくまで自己流ですが)
・厚揚げのみそはさみ焼き
(よしながふみの「きのう何食べた?」2巻にあったやつ。ネギみそを厚揚げにはさんで焼くのですが、
外側がサクッとして美味しい)
・ごはんとみそ汁

純和食。
だけど簡単料理。
美味しい本はまことに危険です。

テーマ:時代小説
ジャンル:本・雑誌
 映画「満月あばれ笠」(1956年・東映)
2012年05月17日 (木) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより
御家人くずれのやくざが遊侠の群に身を投じつつも真実一路に生きて許婚を救う。
山手樹一郎原作、東千代之介主演。
勝沼宿三右衛門は獅子鼻の新兵衛に縄張りを荒らされ、甲府勤番支配頭・鈴木将監に娘・お浜をさらわれそうになる。その危機を救ったのは風来坊・やらずの勘八だった。
勘八はかつて織部信太郎という青年武士だったが、武家社会の醜さを嫌い出奔、いまは旅烏になっていた。


キャスト:東千代之介/田代百合子/長谷川裕見子/宇佐美諄/加賀邦男 他

(感想など)

東映chでは初放送作品だそうですね(・▽・)
東千代之介さんは未ソフト化作品が多いんで、今後も何か出てくるかしら?(笑)

理由もなく罷免された父のことがどうにも解せなくて、
怒りのままに信太郎(東千代之介さん)は若年寄の美濃部山城守(神田隆さん)にそのことを尋ねたが、
邪険にされて追い出される
(美濃部が権力をほしいままにしたいがために、主なポストを身内で固めるためだったんですがね)

信太郎の突っ走りのために、
織部家は閉門蟄居、信太郎は所払となる
(ここのあたりの信太郎の一人よがりの行動、中二病か('A`))

で、なんか急に笑い出したかと思ったら「武士が嫌になった!」と、
家を飛び出してしまう。
そして、旅するうちにどんどん格好も変わってきて流れ者になった信太郎
山に向かって「母上ーっ!」って叫ぶところは唐突なんで笑ったw

勝沼三右衛門(清川荘司さん)の娘・お浜(長谷川裕見子さん)という娘がからまれている所を助けた信太郎。
そのからんだのが獅子鼻の新兵衛(阿部九州男さん)の手下どもなんだが、
手下どもは新兵衛に信太郎のことを勝沼の息のかかったものだと報告(そんなにただの旅人にやられたのが悔しい?・笑)
元々勝沼が邪魔くさい新兵衛は、夜に勝沼に襲撃をかけることに決める。

お浜の誘いで勝沼に草鞋を脱いだ信太郎。
いまは勘八と名乗っている

お浜さんにごはんを御馳走になってひとときの休息だったが、
どうやら何かひと波乱ありそうな雲行き。

新兵衛のバックには・・・・なんとあの美濃部山城守と一緒にいた鈴木将監がバックについているらしい。
(なんとまぁ・・・)
いざ勝沼に襲撃!と新兵衛らが行こうとすると、

勘八が先回りしてやってきた!!(^ω^;)はえぇ

信太郎「このドスがキラリと光ってちゃりんとおさまりゃ必ず誰かが血をふくことになってるんでぃ!
わかったな新兵衛!わかったら明後日の祭礼には家でおとなしく盆栽でもいじってろ!」
新兵衛「ぼぼ・・・・盆栽をいじっております」(←さっきと威勢が違うっ^^;)

この妙な正義感満タンが変なことにならんといいが^^;


あ~あ、新兵衛早速鈴木将監に告げ口してよからぬ相談を・・・・

祭りが始まって、勝沼の親分は勘八のおかげと談笑。
お浜さんの恥じらいっぷりが可愛い^^

夜は櫓の太鼓の音に合わせて皆が踊り出す。
(ここののどかな踊りの風景が良いなぁ)
お浜は勘八との別れが辛い・・・・惚れちまったようですね。
(あれ?二人の様子を見てやきもち?の男一人・・・)

勘八は再び旅に出たが、
その頃勝沼の親分らは新兵衛らに囲まれて殺されてしまった!
( ̄□ ̄;)ああーやっぱり・・・・

一方、勘八が旅の途中で見かけた娘さん・・・・何かいわくありげ。


寺で雨宿りをしようと入ると、さっきの娘が
(さっきから何かしゃべったらいいのに、目だけでわかれといわんばかりの表情がちょっとアレだが^^;)
他に一人男がいて、博打して負けたやつが出て行けとか因縁つけるので、
喧嘩してたたきだした勘八。
するとこんどは娘さん、癪を起したので薬を飲ます勘八
(ドサクサに紛れて雷の音で抱きついたり、この娘っ^^;)

さっきの男、半兵衛という親分のところにかけこんだ。
新兵衛も追っているお尋ね者の「お雪」を見たとその男は言う。

そう、あの娘の名はお雪というらしい。
また一人で旅を始めるお雪(田代百合子さん)。

半兵衛のところにたまたま勘八がやってきた。
さっきの男はいきり立ち、
半兵衛もやっちまえ!となるが、
勘八もやりすぎ・・・・全員縄でくくって顔に墨で落書きとか、
ちょっと悪ノリしすぎでないか?^^;

宿についたお雪だが、入ってきた十手持ちに問い詰められ万事休す。
そこへタイミング良すぎだが^^;
勘八が俺が連れだと言い、またもや十手持ちを蹴り倒す
(どこでも喧嘩売りすぎだわ)

お雪と勘八はいっしょに旅を始める。

勘八を追って旅するお浜・利之助・平太。
お浜の口からなんとなしに勘八に対する想いがチラチラ見えて、
利之助は(勝沼の仇打ちで味方になってもらおうと勘八を追ってるのに)
そんな気持ちで?とお浜を問い詰める。
それを否定し、利之助の気持ちも知っているお浜だが、
気持ちは偽れないんだよと・・・・

勘八に優しくしてもらっているうちに心が?のお雪。
旅籠でお雪の話をきくと、
なんと織部の家に行って夫の行方を聞きに行こうとしているらしい。
自分のことだと知って驚く勘八(=信太郎)だったが、
更に話を聞くと奥村勘解由の娘である雪は、鈴木将監の息子の惣之助にしつこく言い寄られていたらしい。
(また鈴木かいな・・・)
奥村勘解由は鈴木が申し入れた縁談をきっぱりと断り、
更にご政道を正した。
奥村勘解由は、自分に何かあったらこの直訴状を持って信太郎の所に行って助力を乞い、
幕府に直訴するのだと雪に託す。


案の定、奥村勘解由、夜に襲われ果てる(涙)

親父も親父なら息子も息子、惣之助が父が亡くなったばかりの雪をまたもや襲おうと・・・orz
雪はかくして振り切って逃げて現在に至るという。

まだ自分が信太郎と名乗らぬまま、その男が乞食になってたらどうするんだいと問うと、
それなら私も乞食になりますと雪。
この世で一人と誓った夫だからと。

旅籠の前をお浜たちが通るのを見つけ声をかける勘八。
旅籠の中で話をしようと招き入れると、そこにはお雪。
お浜さんの目には嫉妬玉が(笑)


わけを聞いて、助っ人を承諾した勘八だが、
お雪の要件も大事なのでまずは先に彼女を江戸に送り届けたいという
(うわ~お浜さんの顔がびみょん^^;)


ひいぃ!今まで勘八が痛めつけた人たちが総出で襲いに来るぞー!Σ(゚д゚|||)ガーン

朝早く出立しようとした勘八ら一向。
しかし、表には襲おうとしてる連中がとぐろ巻いてますぜ(ガクブル)

囲まれてはいるけれど、あーそうか・・・・
新兵衛がいるからお浜さん達はここで仇打ちができるわけだね(・▽・)



しかし5人(そのうち一人は使えない)VS沢山っ!って無茶な(笑)

最後は、信太郎の叔父で公儀の青木摂津守がお上の威光でしめるんですけどね(わはは)
叔父の、妻が無くなって父親がめっきり弱くなったぞ帰ってやれという言葉に、
神妙になる信太郎。

勘八が信太郎と知って顔が明るくなるお雪と、
やっぱり侍だったと落胆するお浜。

信太郎はお雪と帰路につくのであった。

------------------------------------------------

ラスト、お浜さんがちょっと可哀想ではありますわ。
そこに身分の壁がっ(泣)

信太郎=勘八が結構若気の至りすぎて、
頭使う前に手が出るタイプのようで、
正義を振りかざすのは良いがやはり中二病^^;
どんなに沢山敵作っても最後は全員倒すぜ!というのがご都合ではございますが、
単純明快で分かり易い作品ではございました。

でも、山手樹一郎原作ものにしちゃラストがほっこりできんな^^;
みんながハッピーな作品ぢゃなかったのね。
(お浜さんは仇は討てたけど、男はとれんかったからなぁ・・・)

東千代之介さんは踊りのプロなんで、
櫓の太鼓の音で踊る姿はやっぱり綺麗でしたよ^^






 映画「おしどり囃子」(1956年・東映)
2012年05月16日 (水) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

原作・村上元三の仇討立志物語『花見獅子』を、美空ひばりと大川橋蔵の豪華コンビによって、歌と踊りとロマンスあふれる情緒時代劇として映画化。
おきゃんな小町娘おたねと、旗本・能見三之丞の子でありながら訳ありで宮神楽の弟子をしている菊治は人目を忍ぶ恋仲。
あるとき菊次は三之丞を旗本組頭大庭中務によって持ちかけられた難儀から救うが、そのことによって宮神楽を破門になり、股旅へと身を落としてしまう。


キャスト:美空ひばり/大川橋蔵/加賀邦夫/吉野登洋子/江原眞二郎/阿部九州男/明石潮/楠本健二 他

佐々木康監督


(感想等)
今月東映chで放送している作品です。
この作品まだ感想記書いてなかったんですね(うっかり)。
↑似た題名の「おしどり道中」は書いてたが(笑)
橋蔵さんとひばりさんの「トミー&マミー」コンビ作品です。
DVDで市販されております。

この作品、のっけから橋蔵さんの神楽が見られるから美味しいんだよなぁ
(相変わらず舞が美しい^^)
ひばりさん演じるおたねとの丁丁発止のツンデレ成分入りの掛け合いも楽しい作品です。
橋蔵さんはまだデビューして1年いってるかいってないかですよね(実質)
台詞回しもまだ初々しさが。

阿部九州男さん演じる大庭中務が、橋蔵さん演じる菊治の実の父・能見三之丞を他の旗本衆といびるいじめっぷりがネチネチしていやらしい(ふふ)。

能見三之丞がお祝を置いて行った時には、自分には親はねぇとすねていたのに、
父のピンチを知るといてもたってもいられず、破門覚悟で宴席で獅子舞を舞った菊治。

・・・・そして破門。・゚・(ノД`)・゚・。
(師匠も苦渋の決断)

「喧嘩相手の無い旅は寂しかろう」と、おたねに残して寂しく笑って去った菊治。

一人泣くおたねの元に、先の宴席に来ていた侍の一人がやってきておたねに話すことには、
なんと大庭中務に能見三之丞が腹を切らされたとなっ!( ̄□ ̄;)なんという急展開
自分の使いこんだ金をごまかすために、大庭中務は能見三之丞に罪を着せたというのだ。


おたねは両親の反対を押し切って、菊治を探しに旅に出ます。
・・・が、旅の途中ならず者の男らに目をつけられて金品を奪われます。


・・・・とくると、あれだ、ひばりさんの場合は
やっぱり歌うだろ(笑)
ということで、お三味線(どこで調達した!?)を持って歌って稼ぎます。
(ま、お約束です・笑)

この作品、橋蔵さんは方々で舞いますが、
ひばりさんは歌います
(そこがファンが喜ぶ見どころポイントですな♪)

(橋蔵さんファンの熊猫屋としては、メリハリがあってしなやかな手足のさばきの橋蔵さんの踊りは眼福でございます)

立ち回りも刀こそありませんが、イカサマ賭場を見破った菊治が胴元らと乱闘場面あり(笑)

ほうぼうのていで現場を去った菊治だが、怪我をして思うように動けない。
そこを助けたのが流れ者の女・お巻(吉野登洋子さん)。
賭場で菊治を見て惚れたようで、損得抜きに献身的にみてくれるが、
菊治が振り向いてくれないことが切ない。

おたねは菊治に近づいたのだが、時間差や僅差ですれ違って以来逆に菊治から遠のいてしまう。

それにしても、おたねは水車、菊治は風車を見ると互いを思い出すのかw


しかし、おたねにこっそり大庭の件を教えたことといいおっかしいなぁ~と思ったら、
小竹小十郎(加賀邦男さん)、おたねに気があったとみえ、
宿場で宿がなくて難儀していたおたねに親切にするふりをして手篭めにしようと( ̄□ ̄;)!!


逃げたおたねが道に出ると、丁度お巻が(勝手に)同行して旅をしてる菊治と遭遇
(ま、ここのご都合はお約束ってことで・笑)
おたねを助けた菊治だが、お巻がそばにいたので何となく不都合な気持ちで逃げようとするけれど、
おたねが菊治の父の死を知らせて状況は一変、
話を盗み聞きしていたお巻はそっと去り、
菊治とおたねは大庭を追って京へ行く。

なんと、京では師匠が待っていた(スーパーマンだな・笑)
三之丞の冤罪を大目付が取り上げて下さったという
だが、大庭の証拠がなかなかつかめないらしい。
早まって先走りそうな菊治を止めるためにも師匠は来たらしい(さすがぢゃ!)

そこで、おたねが自分に色目を使っていた小竹を呼び出し、
半ば強引に(半分脅しw)で証人になるように迫るが、
更に隣の間で聴いていたお巻がおたねに助太刀する(姐さんかっこいいっ!)

大庭中務の前で獅子舞が供される。
すると、座敷まで上がってきた獅子舞の中には・・・・
「やい大庭、おいらの顔をよっく見ろ!」と菊治っ(=゚ω゚)ノ ぃょぅ!
更におたねっ!( ・∀・)ノ

小竹(根っからの悪人ではなくて小物だったようだ・爆)の登場もあって、啖呵を切って戦闘開始はいいが、
庶民が侍の刀を奪って斬りまくっていいのかは聞いてはいかん(笑)

そして、所司代登場で進退極まった大庭。
突然立ち上がってダッシュしようとしたところを菊治に斬られ果てる。


・・・・で、ハッピーエンドで終わったわけだが
(お巻姐さんは一人去っていきました。姐さんにも幸あれ!)


一つ疑問が
所司代は三之丞の冤罪が晴れると能見家の家督相続が許されるとか言ってたけど、
その家督を相続するのは妾腹の菊治じゃなくて、正妻の兄弟か?(舎弟とか言ってなかったけ?)
でないと、菊治とおたねは結ばれることができないし(菊治が侍になっちゃやばい)
それはハッピーエンドにはならないですものね。

橋蔵さんはまだ駆け出しなんで、殺陣はまだちょっと流れ気味だけど、
啖呵を切るとこはかっこええし、
歌舞伎時代から定評のある踊りは見ごたえあるし、
何より勧善懲悪、簡潔明瞭なお話なので見ていて楽しいですがな(´▽`*)
ひばりさんも、不自然に力が強くて無双な設定ではないので(作品によっちゃたまにある・笑)、
とても可愛らしい。

久しぶりに見ても楽しい時代劇でした。

テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「剣聖 曉の三十六番斬り」(1957年・新東宝)
2012年05月15日 (火) | 編集 |
(あらすじ)※chNECOより

『鞍馬天狗』でお馴染みの嵐寛寿郎扮する荒木又右衛門は、勧善懲悪の痛快時代劇。
柳生十兵衛の秘伝を伝える旅の道中、荒木又右衛門は渡辺靭負とみねの親娘を助ける。
みねを娶った又右衛門は姫路に下ったが、靭負が江戸の乱暴者・河合又五郎に斬られてしまう。
一子数馬の仇討ちを助ける又右衛門ら一行は、伊賀国・鍵屋の辻で又五郎らを待ち受ける…。
嵐寛寿郎がライマックスの三十六人斬りで魅せる。

キャスト:嵐寛寿郎 和田孝 林寛 丹波哲郎 天知茂 辰巳柳太郎 前田通子

(感想等)
アラカンさんが荒木又右衛門を演じた作品です。
序盤、いきなり柳生十兵衛役が辰巳柳太郎さんでびっくり。
アラカンさんと立ち会いしてましたよ(・▽・)

旅の途中、貧しい父娘を助けた時も、無法者にからまれた靭負&みね父娘を助けた時も
「ななしの権兵衛」と言って名乗らずに爽やかに去る又右衛門

強く引きとめる靭負&みね父娘に、滞在した又右衛門。
靭負の息子の一馬にも剣術をちょっと伝授。

又右衛門は町道場を開くつもりだが、靭負は柳生流は将軍家御指南役の流派だから、
町道場はまずいのではと注進。
でも、なんか又右衛門はそれを狙ってる???

というわけで、早速柳生配下の大道寺平馬がきましたよ。
呼び出し喰らって柳生飛騨守の元に参上した又右衛門。
行ったら行ったでいきなり成敗する!と柳生飛騨守に槍をつきつけられる又右衛門( ̄□ ̄;)
(それにしても、この場面紙筒(!)のみで又右衛門は対抗しるのだけど、気迫と緊張がピーンと張っていて思わず息を飲みます)

一介の浪人が奥義を直接伝授するのはまずいと思った又右衛門は、
わざと道場を開いて呼び出しをくらって、柳生飛騨守に「葉隠れ」を伝授したのでございました
(なんとまどろっこしい・笑)

柳生飛騨守は諸侯の前で又右衛門を披露するが、諸侯が又右衛門を召抱えようと次々に手をあげるも、
本多大内記が茶化した?ためにその話はその場は流れる。
靭負がぷんすかそのことを知って怒っていた時、本多の家臣のものが。

やっぱりか、自分ところで欲しいためにその場を茶化したらしい(笑)。
話はトントンと進み、で、あっちゅー間に結婚(早っ!!)


市中で徒党を組んで狼藉をはたいている甥の河合又五郎(丹波哲郎さん)に説教をした靭負。
反省するどころか、逆ギレして靭負を又五郎が殺害。
数馬が発見した時には靭負は事切れた。

又五郎にはガッツリと旗本連中のガードが。
数馬は又右衛門に助成を頼むが、
何故自分の力で仇を討とうをしないのかと叱咤する。
自分は本多公の家臣、主君を置いて仇打ちができるか!と一喝して数馬を退ける。


泣く数馬の姉であり又右衛門の妻・みねに又右衛門は、
甘えの心から数馬が心意気を忘れないように、あえて突き放したこと、
助太刀することはとうに腹に決めていたことを打ち明け、
みねは感涙する。

仇討ちで又五郎を追っかけている道中、
河合甚左衛門が身うちだから一応又五郎に助太刀するものの、
二股に分かれている道の一方に印篭落とすとか、
又右衛門らの気持ちも汲んでるのか?
(甚左衛門と又右衛門は図らずも敵同士になったが、二人は縁がある)


いよいよ仇討ち場面・・・・ドキドキするわ。


あら、甚左を又右衛門が斬るところは、
又五郎一隊が来るまでの緊迫感に比べるとあっけないか?

数馬は又五郎に集中させ、
アラカンさんの二刀流は魅せますなぁ♪
お三味線の音にのせて、いよっ!かっこいい!
荒木又右衛門の三十六人斬りでございっ!

数馬を狙う者を刀投げて刺したり、
弓持っている者には額の鉢巻きに刺した小柄を抜いて投げ射抜くは、
又右衛門さん無双(´▽`*)

数馬は逆に又五郎に追われて斬られそうになったり、
大丈夫か?と思ったが、
又五郎以外全員斬った又右衛門が数馬に合図をおくって無事仇討ち成就を果たしたのでした


(完)

アラカンさん主演作品って、東映時代劇では既にアラカンさんは脇に回っていらしたので見ることができなかったのですが、
こうして見ると右門といい品があって、背筋がぴんっと伸びた人格者たる雰囲気をたたえていて、
渋い格好良さがありますね。
カタイのだけど、頼れるお方という雰囲気が好きです(^ω^)
1957年でこれだけの主演をされていたのだから、
まだまだできたのではないかなぁ・・・・
(時代劇映画は1961年頃の「風雲新撰組」が主演ラスト?)

物語は1時間ちょいなので、駆け足気味で進みましたが、
各殺陣場面に入る前の緊迫感は結構ありまして、
「くるぞ、くるぞ~」と待ち構えながらこちらも手に汗握りました(笑)
もっと又五郎の悪辣さを見せることができたら(丹波さんの出番が多かったら)
仇討ちした時も達成感ひとしおだったでしょうね(笑)


あ、天知茂さんがチラッチラッと又右衛門の助太刀側で出ていたのですが、
一瞬気づかないほど・・・・というかいてもいなくてもな場面が多く^^;
あまり旨味はなかったかしら(ちと使い方が惜しい)
好青年な役ではございました(わはは)






 映画「江戸群盗伝」(1958年・松竹)
2012年05月06日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※衛星劇場より

覆面のゆくところ美女と怪盗入乱れて波乱を呼ぶ!柴田錬三郎の傑作映画化!
美女雪姫の正体は?八百八丁を恐怖に包む快盗三人組、謎の大名屋敷に乗り込む!
田沼意次の悪政に挑む群盗3人組の快刀乱麻の活躍を描く痛快時代劇。
旗本くずれの豪傑・梅津長門、牢破りの侠盗・三日月小僧庄吉、刺青の風来坊・佐原の喜三郎の3人組が、幕府の圧政を討つべく河岸人足の集団を巻き込んで大乱闘を巻き起こす。


出演:近衛十四郎 名和宏 北上弥太郎 花菱アチャコ 瑳峨三智子 福田公子 伊吹友木子 ほか

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柴錬の原作がそうなのか?いや、原作をはしょりすぎてわけわかんない物語になったのか?

「え~と~・・・・・どこをどうつっこんで良いのやら」と、
見終わると困惑のぶっとんだ一本(笑)

何で男(梅津)に犯された女(雪姫)が脈絡もなしに男に惚れるわけ!?

ここが一番わからない。
ひょっとしたら、原作にはもっと深いわけがあって、それを端折ったばっかりにわかんなくなった可能性もあるのか・・・・も・・・・?しれないけれども、
これぢゃあ・・・おひぃさんなのに雪姫がただのビッチ・・・・orz

更に、母親のトラウマから「女ギライ」と自ら公言し、
雪姫を犯した時も、なんの感情もなく犯したと言った梅津が、
雪姫ラブになるのもさっぱりわからん^^;
(女は嫌いだといって、幕府に反感をもっていたからって無関係の姫に辱めをという梅津の神経も共感できん)


無礼打ちにあった三日月小僧の父親。
その父親の仇を討つために島抜けしてきた三日月小僧に、
梅津が助太刀するのは分かるのだけど、
酒場で寝っ転がって盗み聞きしていた喜三郎が、
俺も助太刀すると言うのはいいけれども、
喜三郎に何の疑いも持たずに、二言三言言葉を交わしただけで仲間入りさせるっていうのもよく分からない。

で、最初は仇討ちメインの硬派な話かしら?と思ったら、
雪姫さんが忍び込んできた初対面の三日月小僧&喜三郎相手に梅津様に合わせろとなって、
風流軒貞宝(花菱アチャコさん)宅にかくまわれるくらいから
「恋の話」中心になっていたような(笑)

花魁の花鳥が、好きあっていた喜三郎に(吉原の女となった)自分は顔向けできないと会わないのはわかるし、
喜三郎と花鳥(おとよ)の顛末は、わけわからん(爆)梅津と雪姫の流れよりはずっと自然で、
また共感できる部分があるし、泣ける。

(それにしても花鳥・・・・すべて人のために動いてあんな結末とは可哀想すぎる・涙)

更に、三日月小僧の仇討ち成就はいいのだが・・・・(倒したのは梅津)
相手の須賀という男、
雪姫の母親が将軍家に嫁がされる前に好きあっていた旗本の男だったというオチが。
それはいいのだけど、雪姫は母親が将軍家に嫁いでから大奥で苛めを受けていたということや、
好きな人がいたことを知っていて、須賀がその母親の相手の男だった、それが梅津に倒されたのを見たのに、
ラストで梅津と逃避行という雪姫がこれまたわけわからない^^;

(悲劇の母親と同じ道をいかず、好きなひとと成就するという意味合いがもしあったとしても、梅津との流れからして、これまた共感しにくいというか・・・・苦笑)

最後まで「え~と・・・・」と、
困惑しながら観ることになってしまった映画でした^^;

近衛十四郎さんの見どころポイントは、イカ頭巾が相変わらず似合うわぁ~とか、
花鳥がお相手している時のキセルを手にごろんとしている姿が思いがけず色気があるとか、
ぬこ様が梅津の懐でにゃ~♪としている時になごんだり(「月影兵庫」では見られないシーンだw)、
本筋と関係無いところで近衛十四郎さんを堪能していた熊猫屋でございました(笑)

嵯峨三智子さんも大好きな女優なのに・・・・何かこの作品の位置づけはちと残念でしたわぁ。
出番は結構あったのに^^;


テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「赤城の子守唄」(1957年・松竹)
2012年05月05日 (土) | 編集 |
(あらすじ)※衛星劇場より

凶作にあえぐ天保末期、代官所の米を村人に放出し赤城山に立て篭もった国定忠治!
関八州血祭りだ!今宵のドスは荒れるぜ。
近衛と召し捕り包囲陣との大立ち回り。
おなじみ国定忠治の物語を子分・浅太郎の活躍に焦点をあてて描いた股旅物。
凶作にあえぐ農民を見かねた国定忠治は、代官所を襲い貯蔵米を奪いそれを農民に分け与える。
その後、追われる身となった忠治は、子分たちを引き連れ赤城山に籠城。
子分の浅太郎は、そんな忠治の窮状を案じ東奔西走するが、すでに一味に密偵が紛れこんでいて……。

出演:近衛十四郎 名和宏 北上弥太郎 小笠原省吾 水原真知子 福田公子 龍崎一郎 石黒達也 ほか

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わーい♪久々の近衛十四郎さん出演の映画鑑賞です。
モノクロ映画なんで、実際の色は分からないのだけど、
近衛十四郎さんの序盤の黒っぽい衣装は渋くてかっちょ良かったなぁ(もしかして襦袢はストライプ!?)

てっきり、十四郎さん出ずっぱりのいつもの映画かと思ったらさにあらず、
え!?この映画浅太郎が主役なの!?ってくらい浅太郎大活躍(笑)
序盤でお町ちゃんを助け、忠治親分とお徳姐さんが会えるようにはからい、
最後にゃ勘助の子どもを引きとるなど(タイトルと繋がってるし)
忠治親分より出番が多かったような^^;←序盤で大立ち回りの殺陣シーンまで用意
(この映画の一番の泣きどころは浅太郎のために勘助が・・・・という勘助最期のシーンでしょうか。
いくらなんでも勘助可哀想すぎる・・・)

しかし、後年はテレビ時代劇等で悪役もされいる名和宏さんが、
白塗り二枚目系とは!
男前でござんしたよ(・▽・)

気のせいか、国定一家(忠治含む)の演技が舞台芝居がかってるというか、講談調?でしたよね
(ラスト出陣前に忠治が愛刀の小松五郎吉兼を持って口上のようなものを述べるシーンとか)
面白いわぁ~って見ておりましたが、
国定一家が集合しているシーン以外は普通の話し方だったりで、
どういう演出意図だったのかな?と思ってみたり。

政吉の立ち回りがどうなるのかなぁ・・・・と思ったけど、
よもやあんな繋がりと、あんな結末になるとはねぇ。
彼もまた哀れでございました。

近衛十四郎さんの殺陣はいつもよりは(量的に)控え目に見えましたが、
それでもラストシーン付近では堪能できますぇ^^


主題歌は東海林太郎さんが唄う「赤城の子守唄」でした→つべ


テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「天狗飛脚」(1949年・大映)
2012年05月04日 (金) | 編集 |
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久しぶりに絵描き。
(昨日は別棟で現代もの映画で描いてました^^;)
下手っぴなのはいつものことなんで、生温かくお願い致します(笑)
カラーボールペンと筆ペンという、毎度ながらアナログかつチープ画材。

まだ戦後4年という時期に作られた映画。
GHQの統制でチャンバラもの解禁までは確かあと数年先だったはずなのですが、
この作品はチャンバラものではないので大丈夫だったのかな。

飛脚問屋の「天狗屋」と「かめ屋」の対立軸と、
怪盗をつきとめる軸と二つから成り立ってます。

右太衛門御大演じる長太は、尋常じゃなく足が速い男。
ライバル飛脚問屋のかめ屋の妨害で引き抜きにあったりして苦労している天狗屋に見こまれて、
一旦は盛り返して繁盛し、長太の評判がかけめぐる天狗屋なのですが、
その俊足がかえって災いして化け物扱いされたり、
あるいは最近世間を賑わしている俊足の怪盗ではないか?とあらぬうわさをたてられてしまいます。
(まぁ出どこはかめ屋とか、その背後にいる誰かさんの仕業なんですけども)

天狗屋の主人や娘のおしゅんらは長太を信じておりましたが、
目明しの源七が長太を怪盗だとして連行しようとします。
身に覚えのない長太は振り切って逃げ、桝屋九内にも自分は潔白だから犯人を見つけてみせると宣言します。

再び天狗屋は苦境に立ち、おしゅんは店のためにもとかねてから話のあった大阪の縁談を受けることにして旅立ちます。

そんな折、子供たちに病が流行。
蘭方医の溝呂木仁斎(小杉勇さん)は、大黒屋(香川良介さん)の子供をいつぞやか長太がとってきてくれた薬で治すことができたが、
病の子供が沢山いてその子供たちを直したいが、薬が足りない。
その薬は大阪にて求めることができるらしい。
仁斎は大黒屋に助力を頼み、大黒屋も快く受けて金三千両の手形を出した。
仁斎は天狗屋に再び依頼して、長太がいないので「へちまの辰」が行くことにする。
が、これを狙ってかめ屋が動き出し、何故か目明しの源七も動き出した。

怪盗が誰かを突きとめた長太が辰を追って走り出す。
さて、長太は間に合うのか?犯人は誰なのか?
そして縁談に向かうおしゅんにも追いつくことができるのか?

・・・・・という話でございます。

主役の右太衛門御大の明朗快活なところとか、
ヒロインの相馬千恵子さん、あるいはお役人の志村さんの魅力は当然ながら、
何気に天狗屋の「鈍足三人組」(笑)、六助(原健策さん)・太平(加東大介さん)・辰(羅門光三郎さん)がいい味出してまして、
随所に和みタイムを提供してくれてます。
飛脚なのにドジでのろまな亀・・・じゃなくてのろまな天狗。
三人共にとっても気の良い人たちなのだけど、そろって気も弱くて、かめ屋の挑発にも真正面から立ち向かえないというありさま。
ダメな人達なんだけど憎めなくて可愛い、そんな飛脚を演じています。
(三人共楽しい^^)

右太衛門御大は、最後は大きく笑えるような明るい作品がほんと似合うお方。
この作品も、最後にはほっこりとさせてもらいました(´▽`*)
それにしても、東映以前の右太衛門御大って雰囲気が東映時代と若干違って、
ドーンとしたところが無くて、むっちゃかっこええんですけど毎度ながら(笑)。

この映画は市販ソフトで出てますが、
恐ろしく安い廉価版なので気軽に楽しめますですよ。



天狗飛脚 [DVD]
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「大岡政談 黄金夜叉」(1955年・東映)
2012年05月02日 (水) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

名奉行・大岡越前守の人情裁きを中心に江戸八百八町に入り乱れる謎と波乱に満ちた捕物時代劇。
月下の江戸で両替商近江屋の女中おはつが斬殺された。
事件は直ちに南町奉行大岡越前守の許に届けられる。
その一方、近年、大判改鋳にかこつけて大量の贋造小判が流通しており、越前守は事件の背後関係の調査を奉行与力小川欣吾に命ずる。
近江屋は、大番頭幸蔵に唆されて、金座改役藤尾銀兵衛、勘定奉行高垣備前守と結託して贋造小判を流しており…。

キャスト:月形龍之介/明智三郎/山形勲/宮川玲子/立松晃/安宅淳子/上代悠司 ほか


監督は、月形さん主演の「水戸黄門」ものをいくつも監督されている、伊賀山正徳 監督です。
(え~と~同シリーズの「火牛坂の悪鬼」とか「怪力類人猿」とかいう珍作も・・・・・笑)
脚本は結束信二 さん。

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(感想等)
久しぶりの東映時代劇ですの。
やっぱり見るとホッとするわ(笑)
本作はモノクロで、1時間未満の短い作品なのでサクッと鑑賞。

月形さんが大岡越前を演じます(・▽・)

女が全く人気の無い通りを男二人に追われるという、
何とも不自然(笑)かつ不気味な場面から始まります
(何で人がいないんだ?)
女は男に斬られます。

目明しがそれを見つけます(何故人影は無いのに目明しはいるのか?)
死んだ女のそばには女が持っていた風呂敷包みが。
風呂敷には「近江屋」と書いてある。
男二人は捕方と格闘するが、橋から川に飛び込んでまんまと逃げおおせる。

本件の調書を見る大岡越前守(月形さん久しぶり~♪)
そこへ小川欣吾(明智十三郎さん)が入ってくる
調書は先の近江屋女中・おはつ殺害事件のものだが、そこでは怨恨とされていた。
しかし、越前は近江屋が将軍家おかかえの両替商、
そして最近贋造小判が流通していること、金座改役や勘定奉行との繋がり・・・・
色々思うところがあるようだ。
与力である欣吾に調査を依頼する越前。

はは~ん、近江屋の番頭は女たらしらしい。(近江屋のお嬢様つきの女中曰く)
以前はおはつに優しくしてたのに、おはつが殺されても何事もなかったようにしてるのを、
冷たい人だとお嬢様に女中(ハッ、番頭の面がまえ・・・・おまえがっ( ̄□ ̄;)。
番頭とお嬢様の縁談話があり、近江屋の主人はその気らしいが、
お嬢様は嫌がっているようだ。

え~と、どうやら番頭と金座改役藤尾銀兵衛は繋がっているらしい。
密会場面で他にもう一人、シルエットで出てきた男は誰だ?!

番頭は水茶屋のおきょう(宮川玲子さん)にも手を出しているようだ( ̄Д ̄)
そのおきょうが、関係をせまってきた。
このことを役人に知らせたら(大店の番頭としての)おまえさんはどうなるんだろうねぇ?と
(女はコワイ・笑)
銀兵衛の使いの男が茶屋にやってきて、番頭に忠告。

番頭に呼び出されたおきょうは、殺された(やっぱりか!)

夢にうなされる近江屋の主人。
ふと目を覚ますと障子の向こうに女の影。
すると・・・・障子を開けて入ってきたのは・・・・死んだはずのおそのっ!!!
( ̄□ ̄;)ナンデストー
と思ったら、娘のおゆみ(安宅淳子さん)であった。

うなされていた近江屋に、何か隠しているんじゃないかとおゆみ。
母が生きていた頃は今よりずっと店は小さかったが、
その頃の方が父も楽しそうにしていたし、自分もその頃が好きだったと。
何でもないと娘に番頭を呼びにいかせるが、番頭は出かけているという。
外では目明しの笛の音・・・思い当たるふしがあって目が泳ぐ近江屋。

番頭らは、釣りをしているふりをしていた銀兵衛のとりなしによって、
何とか追手を振り払うことができた。

欣吾は越前に番頭を捕えるべきだというが、
越前は今捕えては背後の大物を逃がす恐れがあるという。

うわぁ~番頭、お嬢様に対しても上から目線の態度。
自分あっての近江屋とまで。
気持ち悪さ全開ですわ^^;


近江屋は、贋造小判をもうやめたいと思っているようす。
番頭と銀兵衛は密会して
「もう片付けますか」((;゚Д゚)ガクガクブルブル それって!!!


屋形船にて、番頭と銀兵衛・・・・そして「御前」と称するやつ一名の密会場面。
銀兵衛は船頭は自分の手のものですよというが、
その船頭さん、欣吾では・・・・(笑・このへんの展開はちとチープぢゃのぅ)
自殺と見せかけて近江屋を殺害するらしい。
(その御前とは勘定奉行・高垣備前守!!今回のラスボスは山形勲さんかぁ♪と見当がつく、安心の東映クォリティ・爆)
といきなり高垣備前守が船頭=欣吾を刺した!川に落ちる欣吾
(バレたかー)

近江屋は呼び出しを受け高垣備前守と面会する。
嫌なことを続けるのは間違いのもとと、贋造小判をやめてよいと告げ、喜ぶ近江屋。

一方、この家にいるのがいたたまれないおゆみは、
女中のおそのの田舎に行くことを決意。
文をしたため、父の文箱に入れようとすると、番頭が仕込んだ近江屋が書いたことにしたニセ書置きが。
内容を読んでギョっとし、おそのが奉行所、おゆみが父の元に行くことに。

別れの盃と、高垣備前守・銀兵衛・近江屋・番頭が酒を酌み交わすが、
毒がしこまれており、おゆみが駆け付けた時には、
近江屋は口から血を流して倒れた。

おそのが奉行所に到着するが、番人は欣吾は留守だととりあってくれない。
なおも奉行所の門を叩くおそのに背後から人が声をかける

大岡越前だー!(・▽・)

悪の一味の元に越前以下捕方到着ー!

敵もさるもの、贋造小判を作った近江屋を召しとりに参ったのか?
わしもこれから奉行所に知らせようと思ったところぢゃと、
いけしゃーしゃーとのたまう高垣備前守

お互いの腹の探り合いが緊迫感増しますぜ、月形さんVS山形さん(ふっふっふ)


しかし、捕らわれてたおゆみを欣吾が奪還してあっさりバレた(笑)

高垣備前守は飛び道具を出すも、ちょっとした隙に越前に落とされ、
あえなく御用とあいなった。
(あっけないの^^;)

近江屋はおとりつぶしとなり、おゆみとおそのは田舎で暮らすことを決意したのだった。

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50数分の作品なので、
展開があっさりしていてもの足りない部分があるのは否めないのですが、
月形さんと山形さんの笑っても笑ってない目&腹の探り合いを堪能する映画かと(笑)
締めの台詞に重みがあるのは、
月形さんのキャラクターもあっての重みでございまするな。
それは水戸黄門にも通ずる・・・っと。

いい意味でも悪い意味でも安心の東映規定路線で、
まったり寝転がりながら役者を堪能した熊猫屋でございます。






テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「酔いどれ二刀流」(1954年・大映)
2012年05月02日 (水) | 編集 |
NECOで放送したのをため込んでいたので消化鑑賞です。
といいつつ、若尾文子さんの可愛らしさに撃ち抜かれたっ(笑)


中山安兵衛役を長谷川一夫さん
タイトルから分かりづらいけど、「高田馬場の決闘」に連なるアレでござんす(笑)

きんちゃっきり(スリ)達にからまれていたお嬢さんを助け、
そのきんちゃっきり達は悪い銭だと、彼らのお金で呑む安兵衛
(長谷川一夫さんって上品さが抜けない印象なのですが、この安兵衛は呑みっぷりといい、
スリ連中の弄びっぷりといい思ったより豪快♪)

鳶の松吉で益田キートンさん
松吉が同じ長屋の安兵衛の家に行くと、お鶴が一人居眠り。
お鶴役は若尾文子さん(まだデビューして年数たってないので、初々しい可愛らしさ)
どうやらお鶴ちゃんは安さんが大好きらしい(´▽`*)

近くで酔いつぶれて道で倒れてた安兵衛を松吉が運び込む。
一晩中待ってたんだからっ!と安兵衛を起こすお鶴ちゃん
(も~鼻を突き合わせたり、起きてよぅと揺り起こすとことか、鼻つまんだりとかいちいち可愛い・笑)

お鶴の父親が借金をかかえ、自分が深川の色街に奉公にいかなきゃならないかもと、
安兵衛に話を聞いてもらいたかったのだが、
そいつぁ困ったなぁと話は聞いているんだけど、安兵衛さん本気で聞いてますか?

お鶴ちゃんは曲芸で稼いでいるようだけど、
母親にも深川に・・・・とせっつかれてるようで。


松吉まで呑んでるしwどんだけ呑んべえがいるんだ^^;
酔い気味・あるいは喧嘩してた先日のきんちゃっきり達も、安兵衛がトラウマと見えて、
酔いもさめて顔を見ると逃げ出す始末。

ある侍とぶつかり、安兵衛が止める。
巷では「喧嘩安」とあだ名がつく通りの安兵衛だが、
ぶつかった相手は叔父の菅野六郎右衛門(香川良介さん)であった。
菅野はふらふらしてる安兵衛を叱責し、明日自分のところに来るようにと言いつけて去る。

叔父の菅野は村上三兄弟から決闘を申し込まれていて、
そのことを安兵衛に知らせるため、文をしたためた。
文をたずさえて仲間佐次郎が安兵衛の長屋に行ったが、留守でしかもなかなか帰ってこない。
仲間佐次郎はやむをえず文を長屋の人に託して去る。

安兵衛、文を読むも本気にせず、そのまま寝てしまう(バカ^^;)
その折、菅野は決闘に挑んでいた。

気づくのおせーよ!!^^;
起きて文を改めて読み、やっと醒めた安兵衛。

ハッとして駆け出すっ!
(ここからはおなじみの安兵衛の疾走場面つき)

菅野は助太刀するふりをした男に斬られるも、
逆に斬り返す。
しかし一人では身もたえだえ(TωT)
ついには菅野も、助け舟を出そうとした佐次郎もろとも斬られて果てた。

やっと決闘の場についた安兵衛。
変わり果てた叔父の姿を見て、仇討ちを申しでる。
冒頭できんちゃっきりから助けられたお嬢さん、鉢巻きと襷を安兵衛に差し出す。

ここから二刀流での安兵衛の高田馬場の決闘場面でございます(・▽・)

あ~あのお嬢さんは堀部弥兵衛(菅井一郎さん)の娘・さち(三田登喜子さん)であったか。
安兵衛の人物を高く評価した弥兵衛は、探して参れ!といきまく。


安兵衛はお鶴ちゃんを止めつつも、一向に解決策を示してなかったのだが^^;
そのうちお鶴ちゃん、深川で芸者にさせられる話から、妾にさせらる話に変わっていた。
そこに入ってきた安兵衛。
お鶴の旦那だ、話しがあるなら俺が聞こう、こんなヒモがついてるのを承知の上であろうな?と、
どっかり座りこむ安兵衛。
相手が「喧嘩安」と知った相手、この場は逃げだす。


その直後、今度は堀部弥兵衛が訪ねてきて、是非とも婿にと安兵衛に話をきりだすが、
安兵衛は他家に入るなど考えた事も無いと一笑にふし、
真剣な弥兵衛の頼みもむなしく、安兵衛の態度に弥兵衛は怒り話しは途絶える。
(お鶴ちゃん、縁談の話しにカゲからギョっとするけれど、断る安兵衛に嬉しさからかパッと明るくなるのがかわええ)

しかし弥兵衛はそこで諦める程やわな男ではなかった。
再び長屋にやってきて、昨日の非礼はわびつつも、聞き入れてくれんかと頼み込む。
重ねて断り、ふね寝するふりをする安兵衛。
断るならせめて浅野家の家臣にと、かなりしつこいおやっさんの弥兵衛^^;

そこへお鶴ちゃんが来て、あたいは安さんの女房よと、
掃除に邪魔だから出て行って!となおも食い下がろうとする弥兵衛をおっぱらう。
(安兵衛とお鶴ちゃんのジャレ合いがなんか微笑ましい^^)

浅野内匠頭役で黒川弥太郎さん登場!
(ああっもぅ、いつもながらにりりしいったら(´▽`*)ほれぼれ)
ほぼストーカー並のしつこさで弥兵衛さんったらついには内匠頭にお話し。
すると、内匠頭は安兵衛を連れて参れと。
困ってしまう弥兵衛さん。

節分。
安兵衛は年男なんで豆まきに参戦。高田馬場の決闘の件でもてもてらしー(笑)
長屋に戻ると、弥兵衛の娘・さちが。
話しを聞いてやってはという長屋の人の声も無視して捨て置けという安兵衛。
しばらくして声をかけるも、
城に一緒に来て欲しいという話に、
親子そろってしつこいなと迷惑そうな安兵衛。
(弥兵衛・さち親子、見ている方もいい加減に・・・・と思うしつこさなんだが^^;)
しかし、さちには高田馬場の決闘の時に襷などを受けた恩もあるので、
ちょっと考えて安兵衛はお城に・・・・

登城するも、なかなか現れない内匠頭。
酒をすすめられるもつっぱねるが、そこは「呑べぇ安」。
酒を・・・(笑)

そりゃなぁ~お鶴ちゃんは気が気ではないがな。
長屋で「安さんは(気が変わるような)そんな人じゃないんだからっ!」とおかんむり。

城でへべれけ状態の安兵衛。
すると、槍で安兵衛を突いてきた人物が!内匠頭だ

(やばい・・・・長谷川一夫さんより黒川弥太郎さんの方がかっこえぇ・笑)
畳を返す場面がちょっと笑えるんですが(あはは)

内匠頭は安兵衛を試したのだ。
腕前の見事さに感服した内匠頭は、改めて弥兵衛のところの婿になってはくれぬかと頼む。
そればかりではなく、家来としていて欲しいと。
(みんなして囲い込んで断りにくい状況にするとは卑怯なっ・笑。でも、安兵衛もここまでくるとまんざらでもないのかな?)


安兵衛が長屋に戻ると、お鶴ちゃんが。
仕官することに決めた安兵衛(やっぱりそうか・・・)
泣き笑いのような顔で、お祝だものやはり酒をつけましょうと。
うううっ・・・・この場面、お鶴ちゃんを思うと泣ける・・・
私も行ってお妾さんになりますと、泣きながら出て行くお鶴。

安兵衛が長屋を去る日。
お鶴は今日も小屋があるとわざと安兵衛を避けた。
長屋の皆が見送る中、
一人長屋にこっそり戻るお鶴。
そこには安兵衛からの文が置いてあった。
そして何十枚もの小判が。
安兵衛が妾にされそうになっているお鶴のために、
仕官することになり受け取ったお金の中からお鶴にと置いていったのだ。
ハッと駆けだすお鶴。

安兵衛に追いついて取りすがり、
「安さん、ありがとありがとう」と泣くお鶴。
そんなお鶴の頭をなで、
「あえて良かった。幸せに暮らせよ」と言い残し安兵衛は去っていった。

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若尾文子さんがも~可愛いのなんの。
お鶴ちゃんの切ない小さな女心にきゅんきゅんしますわぁ(´▽`*)
この映画限定だと、どう見ても弥兵衛の娘さんよりお鶴ちゃんといい仲になって欲しかった!と、
反則で思う程に・・・・(爆)
こっそりと後ろからとか、柱のかげから安兵衛を見たり、
やきもちを焼くとこなんざ女の子の可愛らしさ満開でございます。

出番は多くないけれども黒川弥太郎さんがめっさかっちょ良くてどーするよと
(すんません、役者として黒川さん好きなんで)
長谷川一夫さんって時に雰囲気がとろ~んと甘すぎる時が多々あるので、
個人的には苦手なことも多いのですが、本作の安兵衛はいつになく豪快な面も拝めて良かったです。
酒かっくらったり、ふて寝したり、ぶっきらぼうに話たりとか。

・・・・が、黒川さんのキリリとしたかっちょ良さに心奪われてしまったです(照)。
内匠頭としてはこんだけ落ち着きのあるどっしりとした聡明な雰囲気が出ていると、
後の松の廊下が想像できるかえ?とツッコミ入りそうですが(笑)。
黒川さんの主役作品見たいなぁ~
「若さま侍捕物帖」は橋蔵さんのが一番と思ってるけど、
黒川さんなら見てみたい、新東宝で作ってるんだよなぁ・・・・・
他にも主演作があるので、新東宝の時代劇を取り上げてくれるチャンネル無いかしら?
(お宝ざくざくありそうなんで)
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ

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