映画「水戸黄門 天下の大騒動」(1960年・東映)
2011年01月30日 (日) | 編集 |
東映chの水戸黄門祭り。
おなじみの月形黄門が主でしたけれども、大河内傳次郎さんが黄門様の映画ですよ
(・▽・)

おおおっ!?傳次郎さんが黄門様っ!
さてさてどんなキャラクターでしょうか^^
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(あらすじ)東映chより
白鷹藩三十万石のお家騒動に巻き込まれた黄門トリオを巡って、快剣士、美剣士、女賊、盗賊、暗殺団、悪家老、若殿、娘芝居一座などの多彩な人物が織りなす笑いと涙、剣とスリルの娯楽時代劇巨編。第二東映が放つ、ご存知水戸黄門漫遊記の決定版。
白鷹三十万石の新領主となった将軍家の若君・菊太郎の名君ぶりを一目見ようと水戸から旅立った黄門さまご一行。
白鷹藩に近付くにつれ、何か不穏な空気が一行の行手に漂い始める。主演は大河内傳次郎。

(キャスト)
大河内傳次郎 (水戸黄門)
品川隆二 (助さん)
山城新伍 (格さん)
近衛十四郎 (丹上右近)
里見浩太朗 (塚原小次郎)
加藤博司 (菊太郎)
立松晃 (川村清太夫)
国一太郎 (相川新八郎)
星十郎 (いなご小僧四郎吉)
藤田佳子 (ばったのお吉)
三原有美子 (綾乃)
花園ひろみ (初雪太夫)
永井三津子 (花江)
朝風みどり (月代)
水木淳子 (雪乃)
富久井一朗 (勘太)
五里兵太郎 (凡吉)
坂東好太郎 (瀬戸山大典)
戸上城太郎 (堀口陣之助)
藤代佳子 (紫の方)
堺駿二 (六兵衛)
園佳也子 (お時)
立原博 (狐の三平)
笑福亭福郎 (夫婦喧嘩の男)
霧島八千代 (夫婦喧嘩の女)
高松錦之助 (ニセ黄門)
中村竜三郎 (ニセ助さん)
和崎隆太郎 (ニセ格さん)
阿部九洲男 (闇鳥六兵衛門)
津村礼司 (役者崩れの五兵衛)
大邦一公 (黒雲の権太)
小林重四郎 (岸井団右衛門)
木島修次郎 (赤堀五郎兵衛)
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(感想等)
監督は深田金之助監督で、脚本は結束信二さんです。
深田監督の娯楽時代劇は熊猫屋としては単純にワハハと笑って楽しめる作品多いよねと思ってたので、
くつろぎながら鑑賞( ̄▽ ̄*)

気になる所は大河内黄門様ですが、
これがなかなか月形黄門様とは違ったお味で、
前半戦は旅芸人の一座の女性たちを見て品定め的感想をのほほんとのたまったり、
最後まで見ると、ほんとユーモアのある黄門様で可愛いです(^ω^*)
一方で、黄門様なのに襲われた時は立ち回りを披露するなど、
(お供の連中、しっかり警護せい!は置いておき(笑))
剣豪の傳次郎さんならではの見せ場も。
(スリの四郎吉に助さんがお金をすられて、お金がなくてお腹がへっていたときに白鷹藩の連中に襲われ、旅芸人の初雪太夫の一座の人たちがおにぎりを放って、おにぎりをくわえながら立ち回りをした時は大笑い^^)
更に、締める時には皮肉たっぷりに毒づくなど、
(「鼠はチュウチュウ言うが、ここ<白鷹藩>の鼠は不忠・不忠と言う」など)
毒成分もあり、緩急のある黄門様に仕上がっております。

テレビの現・黄門様が美剣士で登場してますが、
黄門様のお役作りも考えていただきたいのことよ(^ω^;)

黄門様ご一行をつけまわす連中は
1.お金を狙うスリの四郎吉とお吉
2.謎の浪人と美剣士の丹上右近と塚原小次郎
3.お家騒動の件で黄門様に口出しされちゃ困る、白鷹藩の家老の手のものによる暗殺団

と3つもあるのですが、
1は小物ですけれども、四郎吉のせいで道中ちょっと困窮^^;
(星十郎さんの、定番のすっとぼけキャラは私結構好きなんですよね)
2は、近衛十四郎さんと里見浩太朗さんなんで「悪役ぢゃねーだろ」と思った方はピンポン♪
(・▽・)
十四郎さんは水戸藩の指南役、里見さんは公儀からつかわされた、双方共に秘かに黄門様を警護していた味方でした。しかし、右近も小次郎もお互いがそんな存在と知らなかったので、途中まで敵と勘違いして敵対してました。
3は本当の敵で、家老と紫の方が結託して紫の方の子(実は主君・菊太郎の子ではなく、家老の子らしい)をかつごうとしていたお家騒動がメインです。

ラストの悪人めった斬りなシーンは、黄門様一行3人プラス丹上右近と塚原小次郎なので、
なかなか豪快ですよー!
近衛十四郎さんの見せ場くれっ!と思った方はここの場面で留飲下げておくんなまし(笑)

それにしても、ラストの初雪太夫とお友達になる気マンマンの黄門様、可愛いなぁ♪(わははは)
いいなぁ!と思った黄門様は、水戸の御老公だからって、別に説教くさくなる必要が無いんですよね。
(威厳は必要だが、それとこれとは別次元)
月形黄門様なんて毒成分満載だし(爆)、傳次郎さんのこの黄門様はユーモアもある。
私が好きな黄門様は、テレビ含めると西村晃さんまでなのですが、
素敵な黄門様は、締めるとこはきっちり締めて威厳もあるけれど、一事が万事そうってわけじゃないんですよね。
現在のテレビ版も、そこんところを是非踏まえていただきたいのですが^^;

ところで、傳次郎さん版黄門様は、助さん格さんが「この方をどなたと心得る!(以下略)」と言うことで黄門様だと分からせる方式でしたが、月形黄門様同様、印籠出現はございません。

傳次郎さんの黄門様もなかなか娯楽性たっぷりで面白かったですよ~♪
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「水戸黄門 助さん格さん大暴れ」(1961年・東映)
2011年01月22日 (土) | 編集 |
今月も東映chでやっている黄門様祭りですが、
妖怪とか妖術とか、オカルトっぽいのは後回しにして(笑)
本日観たのは黄門様というより、助さんと格さんがメインの映画です。

・・・・なんかもー青春映画してますが(爆)

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(あらすじ)※東映chより

格さん助さんが、時の老中柳沢吉保を相手に大暴れ!?松方弘樹と北大路欣也の若く力強い演技が冴える痛快時代劇。
水戸家の新人登用試験の日、次席家老のドラ息子と大乱闘を演じて謹慎を命じられてしまった助三郎と格之進の二人。
ところが呼び出しを受けて御老公に会った二人はびっくりしてしまう。
というのも、先日、野原で握り飯をご馳走になった老農夫が水戸の御老公その人だったのだ。二人の正義感に打たれて御老公は二人を合格させるが…。

(キャスト)
月形龍之介 (水戸黄門)
松方弘樹 (佐々木助三郎)
北大路欣也 (渥美格之進)
北条喜久 (志乃)
渡辺マリ (お小夜)
田中春男 (渥美源太兵衛)
清川虹子 (佐々木登志)
夏川静江 (萩乃)
井川比佐志 (平手主水)
岡田英次 (藤井紋太夫)
小沢栄太郎 (柳沢吉保)
小柴幹治 (徳川綱吉)
星十郎 (根津右衛門)
菅貫太郎 (根津辰馬)
花房錦一 (源太) ほか

監督□沢島忠

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(感想等)

監督の名前を見て、
「沢島監督ならたぶん面白いかもな」と思って見ましたよ(・▽・)
(橋蔵さんの若さまで一番好きな「黒い椿」と「紅鶴屋敷」とか、錦之助さんの一心太助とか、千代之介さんとかつおさんの暴れん坊兄弟・・・・などなどの監督さんだから♪)

「水戸黄門」って冠はついているのだけれども、どっちかというと黄門様の月形さんより、
助さんの松方さんと、格さんの北大路さんの二世スターの活躍がメインでございます。


青い青春突っ走り映画だぜ(* ̄- ̄)y─┛~~

助さんと格さんが黄門様の旅に随行する前日譚というような話で、
水戸藩や江戸で物語は進行します。

単純に楽しい映画ですよ。
助さんと格さんは、水戸藩の登用試験で不正を働く輩を見つけて抗議したら逆に追い払われ、
そのぐちを出会った農夫にぶちまけたらそれが黄門様で(笑)、
まっすぐな二人を水戸藩に登用決定。

登用が決まったはいいものの、来る日も来る日も黄門様の百姓仕事や身の回りの手伝いばかり。
そこへ、萩乃と娘の志野という武家の女性二人が訪ねてくる。

なんと、ここで御老公の恋話発覚!志野は御老公と萩乃が若かりし頃の・・・・!!
(月形黄門様からは、毒ある言葉といい何がくるか分からない(笑)。そこがいい♪テレビの黄門様には無い味でございます。しかし、よもやストレートにコイバナとは!)

そりゃ助さん格さんぢゃなくても驚きます( ̄▽ ̄*)

御老公と萩乃を一緒にしてあげたいと思う助さんと格さんもかわゆす。

初の俸禄が出たことを助さんは母に、格さんは父に報告しますが、
二人の母と父もいい味出してます(コメディー的に・笑)

二人は水戸藩の家臣から、家老の藤井紋太夫が柳沢吉保に取り入って横暴を働き、御老公が狂っているなどと嘘の噂を流していることを知る。
怒った二人は紋太夫を成敗してやろーと江戸へ行こうと決意する
(海に向かって紋太夫バカヤロー!とああ~青春♪)

そこへ、同じ海で御老公のことを海にののしる志野が。
自分の子を前にして親だとも言わないことが不満らしい。
こんな水戸にはいたくない、家老の紋太夫を頼って江戸に行くと言う始末。

嫌なことを一日でいくつも知った二人はのんだくれ( ̄Д ̄)ヲイ
(助さんの彼女の居酒屋の娘・小夜ちゃんは美人ではないが性格は明るくて可愛い、清涼剤^^)

酔ってもどると、黄門様から水をかけられる。
正義感から不満をぶつける二人だが、黄門様から一喝される。
(月形黄門様、恐すぎる~( ̄□ ̄;))

どうにも我慢ならない二人は江戸へ行って二人で解決しようとする。
そこでお犬様の一行が(綱吉の治世ですからね)
そこの一行とひと悶着を起こすが、魚河岸の源太に助けられる。
(ここのシーンで、落語・講談の興行主の台詞で「スターが犬をけり上げて(スターが役人に)持ってかれちゃった」というのが出てきました^^;おいおい現代語)
そこで、興行主に頼まれて、何故か助さん・格さん・源太の三人が出演することに
(ぶっとび展開)

「水戸黄門漫遊記」と題して、水戸黄門が助・格と共に柳沢を倒す話を(笑)
そしたらほんとに役人が!
そこでまた二人は大暴れ~♪
(ほんとに喧嘩っぱやいです^^;)

役人を巻いて道を歩いてたら小夜が助さんを追っかけてきて合流。
すると今度が志野が柳沢の手のものに拉致されかけていて、二人は追い払う。
将軍の伽を命ぜられそうになったのだ。

↑の直後の助さんと小夜、格さんと志野のブランコシーンはベッタベタの青春風味
「東京ドトンパ娘」がヒットした歌手・渡辺マリさんが小夜役なんで歌も出る(笑)


そこへ源太がやってきて、紋太夫が柳沢の屋敷に行くよと伝えにくる
(おまい、どうやって分かるんだ^^;)
魚河岸に化けて柳沢邸に侵入して探りを入れたり、
犬を引き連れて柳沢んとこに乗り込んだり(笑)。
「お犬様斬ったら死刑だよ」と二人(あはははは!)


その後の乱闘と、将軍様を目の前にしての行動は

嗚呼・・・青春の主張(爆)

そこでちゃんちゃん♪と思いきや

まさかの夢オチ( ̄□ ̄;)えええええ!

↑二人が酒に酔って帰ってきてから後が夢!!!

二人を起こした黄門様は、柳沢や紋太夫を正そう、志野に父だと名乗ろうと告げる。
そして江戸へ!
おなじみの恰好になった黄門様と助さんと格さんの旅が始まるのでした。


こーえんえんと結構無茶な展開だなぁと思ったら、よもやの夢オチとは!
「たわけ血気にはやって斬るこそは匹夫の勇じゃ。生かして正す。これこそ人の道じゃ」
との言葉通り、やりすぎだもんね(笑・夢オチ部分)

松方さんと北大路さんのやんちゃ小僧っぷりが可愛いのと、
月形黄門様の魅力も堪能できるこの作品(いつもより出番は少なめだと思うのだけど、そこは主役なんで端々に出る言葉がいいんですねー^^)。
単純に楽しむのにはとっても楽しいですよ♪




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「わが心の歌舞伎座」(2011年・松竹)
2011年01月21日 (金) | 編集 |
観に行ってきました。「わが心の歌舞伎座」 公式→こちら

感想は一言、観に行ってよかったです。ほんとよかった。
ドキュメンタリーで2時間50分って、また久しぶりにインド映画並みの長さだなー(笑)でしたが、
全く飽きなかったです。
(映画館によっては粋に途中幕間のような5分とか10分の休憩があるようですが、熊猫屋の地区は無しっ!通しでございました^^;)


11人の幹部俳優(敬称略で登場順に中村芝翫・中村吉右衛門・市川團十郎・坂東玉三郎・中村富十郎・中村勘三郎・松本幸四郎・中村梅玉・片岡仁左衛門・坂田藤十郎・尾上菊五郎)の語りと芝居と、
語りには入ってないですが市川猿之助・中村雀右衛門の芝居、
また休場した歌舞伎座を彩った往年の役者の映像、
閉場した4月の千穐楽の様子、閉場式、などなど・・・・

個人的に嬉しかったのが、様々な裏方さんの仕事ぶりや、歌舞伎座の客席からは見えない裏のこととか、その辺も取り上げてくれて興味深く拝見しました
この方々がいて、また素晴らしい芝居が見られるのだなぁとしみじみ。
(願わくば、その裏方さん達のお声も聞きたかったですっ!)


既に一人目の芝翫丈からちと目汁の熊猫屋(早すぎです)。

特にハッとしたのが、今月亡くなられた富十郎丈の部分。
亡くなられたからというのではなく、あのお年であんなにしなやかで凛とした動きと踊り、これが口跡の良い方なのか・・・とド素人の私でも思う発声の良さ・・・・
ドキドキしました。
昨年9月の「秀山祭」はお昼の部しか都合で観ることができませんでしたが、富十郎丈が出演された夜の部を観ることができればよかったのに!と、かえすがえすも残念です。
閉場式の後、まだ小さな子供二人と手をつないで出てきた後ろ姿に・・・・(´;ω;`)ウッ
映画の最後にも追悼の意を現わす文がでてきました(だから、最後まで席をたたないで観て下さいね)

その他にも、ネタばれになるので書けませんが、
思わず目頭が熱くなる個所がいくつかありました。

楽しい部分もあり、仁左衛門丈が楽屋に(ほとんとジジ馬鹿で・笑)ほにゃららした件とか(その後のあれ、どうなっちゃったのかなぁ。仁左衛門丈に差し上げたらよかったのに)。

語りで登場した幹部俳優さん達がメインなので、この方たちが主役の演目でメイン部分は彩られています。
こうして観ると、役者さんによる演技の違いがより分かってド素人にも面白いです。
映画を見ながら、今度は坂田藤十郎丈の芝居が見たいなぁ・・・・とかうすぼんやり思う熊猫屋。
上方の和事もいいですよねぇ(´ω`*)
その直後に菊五郎丈が江戸っ子でチャキチャキっとした話しぶりで出てきたので、上方と江戸の違いもド素人にもわかり易く見える感じ。
(そういえば、もう観るのは難しいのかもしれませんが、全盛期の猿之助丈ってかなりの身体能力がおありに見えましたが、その頃のスーパー歌舞伎をナマで観たかったですっ)

梅玉丈が父の歌右衛門丈の納骨の時の粋なお話にもじん・・・・としましたし(さすが歌右衛門丈の往時の勢いを見るようとも思いました)
他にもいっぱいあります。

これ・・・・もしDVDで出たら絶対欲しい!
(オマケ映像くっつけてプレミアムエディションとか作ってもいい・笑)
2,000円出しても良かったなぁと思う映画でしたよ。
(ただ、歌舞伎の好き具合とか、興味あり・なし、思い入れ度等々によって評価は若干変わってくると思います)

20cmくらいのコンパクトできれいなパンフレットも買っちまったよ(爆)。

幹部俳優の皆さんの言葉では、この歌舞伎座に対する想いがありつつも、既に新しい歌舞伎座が出来た後の先をまっすぐに見ておられるように感じました。

この映画観ると、テレビとかじゃなくてナマの歌舞伎観たくなっちまったぢゃねーか。
4月までは忙しいから無理なのがつらい・・・・^^;
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追記:時代劇的には「ああ・・・この歌舞伎座、橋蔵さんが歌舞伎役者時代にも、時代劇スターになった後の単独公演でも幾度となく立たれたんだよなぁ・・・・」とか、錦之助さんも同様だし、そこのあたりでもちょっとじーん。

追記2:富十郎丈の追悼番組(NHKの)は録画してあるので、今週末じっくり見ますです。

追記3:富十郎丈の番組と時を同じくして吉右衛門丈の番組もBS朝日でやってましたよねー。こっちはリアルタイムで見ましたが、ますます好きになりました(・▽・)v芸には自分に厳しいけれども、素は可愛い方で・・・・・(笑)。SHARPのプラズマクラスターのCMも番組のCMでやったので録画できました(ふふふ)。

追記4:今、録画したBS2の「ザ・スター」という番組の高橋英樹さんの回を見ているのですが、所作を学ぶために、あの二世尾上松緑丈に師事していたとはっ!(初耳でかなりビックリ!!)
テーマ:邦画
ジャンル:映画
 映画「黒白双紙」(大正14年・マキノプロダクション)
2011年01月16日 (日) | 編集 |
スカパー大解放DAYの時、たまたま衛星劇場がこれを無料枠で解放してくれていたので、視聴。
(何気に解放日の衛星劇場は、歌舞伎とか時代劇とかちょこちょこあったりする^^;)

衛星劇場の無声映画枠でやっていた作品で、大正期なので画質はめっさ悪いんだけど、
面白かった~♪短いんですけどね(30数分)。

監督:曽根純三
出演:清川清(炭家九郎助) 杉狂児(九郎助の倅の九郎吉) 松尾文人(九郎助の倅で次男の九郎市) 都賀静子(九郎助の娘・おしづ) 藤井民治(西洋洗濯屋の藤四郎) 金谷種子(藤四郎の娘のおたね)等

衛星劇場によると、杉狂児さん最古の出演現存作品だそうで、
東映プロデューサーの玉木潤一郎さんがチンドン屋で出演してるとか(笑)。

お話はオムニバス形式で、
基本は炭家と藤四郎の仲が悪いことが基本にあります。

1.女が男に追われて「助けて~!」と、西洋洗濯屋の家の戸を叩きます。藤四郎が顔を出したら、女が家に入って、主人の藤四郎が追い出されたり、炭家んところに女が逃げ込んだり、最終的には追っ手の男がからんですったもんだ。
洗濯屋が「大体おめぇが悪いんだよ」と炭家と大喧嘩になったが、当の元凶の男と女が痴話げんかでお騒がせしましたとラブラブに戻って、呆気にとられる二人。

2.洗濯屋のところに寄付を依頼する者があらわれるが、炭家に行けと藤四郎。
今度は炭家のところにいくが、帳面を見て洗濯屋の名前が無いと分かると炭家のおやじは「洗濯屋に行け」とつっぱねる。
・・・・が、炭家の長男が代わりに寄付をつける。
更にまた洗濯屋に行くと、帳面に九郎助の名前を見つけて、見栄をはって彼より多く寄付(笑)。
またまた炭家に行くと、今度は要領いいもんで洗濯屋が炭家より多くつけてくれましたと炊きつけると、
炭家も見栄はって多くし、それを見ていた洗濯屋が・・・・(笑)の見栄の張り合い。
最後には寄付を依頼してきた人の帳面の奪い合いで、その依頼人を追っかけての町人を巻き込んでの集団追っかけっこ(爆)。大層な大喧嘩へと発展。

3.これは花見の席なのかな?酔った炭家が洗濯屋にお酒を服にたらしちゃって、そこからまた大喧嘩
( ̄Д ̄;)アーア一端はことなきをえるが、今度は炭屋の長男と洗濯屋の娘が仲好く話してたのが洗濯屋のおやじの気にさわり、炭家のおやじもあんな奴の娘に関わるなというそぶり。
しかし、炭家の長女のおしづが気をきかせて洗濯屋の相手をしているすきに二人を会わせる。
(おやじ達の仲とは関係なく二人いちゃいちゃ♪)
いつまでも戻ってこないんでおやじ達が気づいて探し始め、おしづが呼びに行く。
なんとここから超展開!意固地なくせに子に甘いおやじ達、二人の結婚を許した!(笑)
・・・が、ここですんなり収まるか?
婚儀の日、またもやおやじたち大喧嘩!(ふぅ~懲りない奴らだよ)、
洗濯屋の娘のおたねはしくしく泣き出すし(かわいそす)
新郎の九郎吉もおたねをはげますが、二人して泣きだす始末。
おとなしい息子や娘に反して、熱すぎるおやじども(爆笑)。
そこへ戻ってきた炭屋の長女と次男。
次男が喧嘩を仲裁してやっとことなきを得る(どっちが子供なんだか^^;)

またまた、商売でも意地を張り合ってチンドン屋合戦をしたり(町を練り歩いて目立とうと商売そっちのけ!)
親のせいで苦悩する九郎吉・おたね夫婦。

最後はハッピーエンドになるんですけどね!(・▽・)vやっぱり昔も今も赤子には弱いっ♪

とっても楽しい無声映画でした^^
時代は明治くらいの設定なのかな?
でも私にとっては時代劇に見えたので、時代劇カテゴリーに入れました。
おやじ二人の喧嘩が色々おっきくなって、またエスカレートする過程が笑かしてくれるのなんの。
無声映画なのに、おやじ達のがなり声が聞こえてくるようでした。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「侍富士を走る」(1963年・東映)
2011年01月16日 (日) | 編集 |
東映chにて。
若山富三郎さんがっっ!(笑)
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(あらすじ)※東映chより
お家乗っ取りの陰謀を企てる悪人どもを相手に、のんびり若侍としまりやの若殿様が大活躍、さらに家の運命と恋をかけた飛脚選手権大会が開かれ東海道に笑いを振りまく痛快時代劇。
造酒問屋美濃屋の居候、葛城瓢介と伊予松平藩の若君千四郎は無二の親友である。
瓢介は美濃屋の娘お玉と、千四郎は金森藩の息女お奈奈姫と恋仲である。
その頃、上山藩主青山大和守は老中柳沢出羽守と組んで、金森藩とお奈奈姫を狙っていた。

(キャスト)
若山富三郎 (葛城瓢介)
山城新伍 (松平千四郎)
永井三津子 (お奈奈姫)
花園ひろみ (お玉)
坂東好太郎 (柳沢出羽守)
本郷秀雄 (竜巻の半次)
大邦一公 (青山大和守)
香川良介 (金森美濃守)
沢村宗之助 (綱吉)
久我恵子 (おのぶ)
松風利栄子 (おりん)
水野浩 (美濃屋幸兵衛)
夢路いとし (矢坂玄兵衛)
小田部通麿 (黒岩陣馬)
宮坊太郎 (久助)
大泉滉 (三輪田勘之丞)
関根永二郎 (松平伊予守)
津村礼司 (松平光三郎)
宮坊太郎 (久助)
阿波地大輔 (渡辺文十郎)
潮路章 (佐伯兼人)
木島修次郎 (柴田三郎兵ヱ)
ほか

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(感想など)
ところで若山さん演じる葛城瓢介って、侍なのに酒問屋のお玉の所にいてお金使って遊んでたのは、
お玉の親公認の仲だったからですかね?

大村崑さんばりの丸メガネで、呑んだくれ(でも性格は陽性)で遊び呆けている葛城瓢介にほとほと困っている酒問屋のお玉。
(若山さんの瓢介のてれんこぶりが本人に見えないくらい・笑)
若殿さまの松平千四郎も、好きな姫のお奈奈姫が浪費癖で困っていて、
お玉は酒好きの瓢介がお酒から離れるように飛脚問屋に鞍替えし、
千四郎は自分は甘党なのでお酒を呑み過ぎる心配は無いし、姫の浪費を補完するために酒問屋をしようと算段する。
(お玉の酒問屋を譲りうけようと千四郎とお玉が交渉している時に、原因の瓢介と姫は呑気にお池のほとりで足つけてちゃぷちゃぷw)

一方、青山大和守と柳沢出羽守が悪だくみの算段。
綱吉に犬を献上し、その犬(たか丸)がたし算ができると知ると
「名犬ぢゃ!」と綱吉は大変気に入る。

将軍は婚礼予定のお奈奈姫に家康由来の瓢箪を送るが、
婚礼に向かう駕籠に銃弾がっ
(「結婚行進曲」がかかったり、銃を互いにぶっぱなしたりと何か現代的なんですがっ・爆)
姫の身替りに駕籠に乗って千四郎は怪我をするが、
姫の身の安全を考え婚礼を10日後に延期する
(その策略は、姫を我がものにしようとする出羽守らの姦計の一環)

お玉は飛脚問屋を開店するが、
出羽守らは「全国飛脚選手権」を開催して、その1位に将軍に願いをかなえてもらえる権利を与えようと策略する
(もちろん、お奈奈姫を手に入れるため、自分たちがすっげー足の速い人物を調達したことは言うまでも無い)
ちなみに、出羽守と結託している大和守は金森藩のお家乗っ取りが目的。

一方、お奈奈姫は自分のために千四郎に飛脚選手権に出て欲しいと懇願するが、
千四郎は既に金森藩の代表として出ることが決定していたため、姫と大喧嘩^^;
そのすきに姫が将軍からいただいた瓢箪が賊に盗まれそうになるが、
千四郎らが追いかけたため未遂に。
そこで瓢介と千四郎は、出羽守と大和守のたくらみを知る。

千四郎は自分のかわりにお奈奈姫のために走ってくれと瓢介に言うが、はじめは瓢介は嫌だというものの、
結局走ることにする(お玉さん、ちょっと嫉妬w)

さて、飛脚選手権。
(選手が名前書いたのを身につけてるんだが、たすきもいるが今のゼッケン風の装着^^;)
途中、現代のマラソンの給水所風のとこもあったり^^;
ご飯も食べるし、睡眠もありなようで。
案の定、瓢介と千四郎、出羽守らが差し向けた選手の一騎打ちとなる。

お奈奈姫は将軍の元に行くが、
何と!綱吉は「お犬様」たか丸とお奈奈姫を結婚させようとしていた(ひでぇ・・・・)

ところどころで瓢箪を盗もうと出羽守一味とか、お玉とか出てくるんだけど、
お玉のその行動って「嫉妬」だったのか?(笑)

結果瓢介が優勝して、お奈奈姫と千四郎の仲を申し出るが、将軍はたま丸とお奈奈姫が結婚すると決めていると退ける。
(え・・・・犬( ゚д゚)ポカーン )
直後、綱吉倒れる。

瓢介と千四郎は、出羽守らの元に乗り込んで大立ち回り!
(ここの場面、若山さんてば銃で出羽守の髷をふっとばしたり(爆)終始三枚目を貫きとおします)
お奈奈姫を救い出し、最後は瓢介と千四郎が柱をぶった斬り、
天井が落ちてきて一味は下敷きに^^;

同時に、「お犬様」の元凶の綱吉も御臨終で一件落着。

なんともお気楽でちと現代要素も万歳^^;の超娯楽時代劇でございました。
みどころは若山さんの思いっきり三の線の演技でしょうかね。最後の締めを見ても、最終的に主役は若山さんでしょう。
綱吉の「生類憐みの令」をかけて作られた作品。
56分という短い作品なので、ガハハと笑い飛ばしてなんぼです^^




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 コメント返礼など。
2011年01月16日 (日) | 編集 |
「今期の大河について」の記事に拍手欄からコメント下さいましたM様。
とっても御無沙汰しております。そしてご訪問、ありがとございます^^

おっしゃる通り、「着物着てれば時代劇」では無いですよね。
NHKなり、時代劇を現代調にしてしまうとこはそれこそが「本末転倒」だということを知って欲しいなと思っております。
それやってしまうと、既に「時代劇である意味が無い」ことですから。
私が生まれる前の大河は、当時の状況から欠損しているものが多いそうですが、
時専でよく過去作の一部を放送してたりしますので、そこで少し観たりとかも。
第1作の「花の生涯」、主演が二世尾上松緑丈だったのですね!(昔の映画等で拝見して気になる役者さん)
完全版で観てみたかったです。

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今日はこれからNHKなんですけども、中村富十郎丈の追悼番組がありますね。
昨年9月の新橋演舞場での秀山祭、都合で昼の部しか観ることができなかったので、
夜の部にご出演の富十郎丈を拝見できませんでした。
せめて映像で拝見できるのは嬉しいですけれども、
亡くなられたのが突然なので残念です(年齢的には往生されたと思うのですが、まだ御子息も幼いですし)。

最近は芝翫丈や勘三郎丈に、愛之助丈まで体調を崩されて休演が相次いでますが、
もうちょっと余裕のある日程とか必要なんでしょうかね?
1か月終わったらまたすぐの役者さんもザラな中、歌舞伎って結構過酷だなぁ・・・・
他の商業演劇だともう少し余裕あるよね?
と、お仕事ながらも心配してしまいます(歌舞伎ではそれが普通だとしても)。
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今日は夜に地上波で映画「レッドクリフ」が二週にわたって放送されますけども、
私的には全くツボにはまらなかった作品^^;
part1なんて特にダラダラとやっていて、part2とまとめて2時間くらいにした方がスッキリするんでないの?というくらいメリハリが無かったんですよね。
(あと、三国志に無駄なラブはいらねぇ(笑))
キャストも、俳優自体は好きな俳優も色々いるが「三国志」の登場人物からイメージされるとのはまってなかったりして、かなり消化不良でした。

三国志といえば驚いたのが、先週からBSフジでドラマ「三国」(原題)が放送されていることでしょうか。
月曜日のBSフジといえば19時台に「鬼平犯科帳」第4シリーズが放送されてますが、
その前の18時台でやってるんですよ。
熊猫屋はこれが現地で始まった当初、現地のネット上に公式サイトがあって観てました(笑)。
「レッドクリフ」よりはキャストがはまってると思うんだけど、
何せ90集まであるすんごい長いドラマ。
それをなんと一部だけ、18話放送というのがまた中途半端すぎる^^;
(どの辺を放送するのだろう?)
どうやら物語をかなり端折っているようで、
そんな中途半端放送してどうするんだ?とも思ったり。
現地でも放送当時、中国国内の各テレビ局の放送権料が結構高かったらしいとは現地記事等で読みましたが、
フジはどんだけ払ってるのだろうか^^;
しかし、よもやこれが放送されるとは思わなかった。
(やるとしても、かつて中央電視台が作った三国志を放送したNHKくらいで、ましてやあんな長編を放送するのは暴挙だと思ってたんで←放送権料の意味でも)
無節操に浸食している韓ドラよりは骨がある内容だと思うけれども、
個人的には、あのー日本の昔のドラマの再放送の方が嬉しいんだが
(現代劇でもいい。今東映chで「スケバン刑事」@初代を放送していて、懐かしくもツッコミどこ満載で楽しく観てます・笑)


 映画「次郎長血笑記 秋葉の対決」(1960年・第二東映)
2011年01月15日 (土) | 編集 |
今日の午後は自宅で、着物まわりの物づくり。
裾除けの紐がくたびれ気味だったのでとりかえ、
木綿とウールの着物用に半衿をこさえ
(↑市販のちょい厚手の木綿等の布を裁断して、端をミシンで処理しただけ。めっさ簡単。
勢いで6枚作ってしまった^^;)
1年以上前に購入したまま使い道が浮かばず放置だった陶玉を、天然石のパーツを組み合わせて根付に。
写真左が蓮の花、右は桜。まだ鳥獣戯画柄とか3つ陶玉があるので、順次根付にする予定(帯飾りにするのだ)。
和柄の陶玉って、1個だけでも存在感あって根付にはもってこい。
陶玉は重さがあるので、あまり沢山の個数をつなげてぶら下げない方がいいかも。
ものによっては帯留にもできるかもしれない。
CAQCO0P2.jpg


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脱線はここまでにして、黒川弥太郎さん主演の時代劇です。
東映時代の黒川さんの数少ない時代劇ですよ♪(・▽・)V

(あらすじ)※東映chより
東海道に男を売り出す次郎長一家、その命知らずの暴れん坊が甲州武居のども安一家を相手に、秋葉山で大暴れする痛快任侠傑作。第二東映第一弾作品。
通称ども安こと武居の安五郎は、甲州から東海地方へ縄張りを延ばし、さらに秋葉山の賭場を手に入れようと野望を燃やしていたが、街道筋の玄関口清水港に次郎長と名乗る評判のいい貸元が現れたと聞き目を光らせる。
ども安は、早速同じ清水の貸元・矢部の虎次郎と次郎長ヒネリ潰しの密議をこらすのだった。


(キャスト)
黒川弥太郎 (清水の次郎長)
品川隆二 (森の石松)
伏見扇太郎 (追分三五郎)
南郷京之助 (政吉)
和崎俊哉 (増川の仙右衛門)
若杉恵之介 (大野の鶴吉)
尾形伸之介 (法印の大五郎)
楠本健二 (山本政五郎)
千原しのぶ (お蝶)
藤田佳子 (お蓮)
雪代敬子 (お竜)
光美智子 (おしず)
高松錦之助 (森の五郎)
中村幸吉 (常吉)
大城泰 (新虎)
原京市 (勘助)
津村礼司 (永尻の熊次郎)
阿部九洲男 (武居の安五郎)
富田仲次郎 (花輪の銀造)
那須伸太朗 (金六)
大邦一公 (矢部の虎次郎)
木島修次郎 (小富)
堀正夫 (万七)
富久井一朗 (留吉)
有馬隆司 (三次)
熊谷武 (茶店の親爺)
浜田伸一 (源次)
滝千江子 (おとわ)
加賀邦男 (紬の文吉)
浪花五郎 (見付の友蔵)
長田健 (御油の忠兵衛) ほか

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(感想等)
黒川さんも往年の大スターさんなんだろうけれども、
この映画、いい意味で「スター様ドーン!」な雰囲気ではない映画なのですよ。
なので、スターで映画を観ようというよりも割と純粋に話で映画を観ようという感じ。
ああ・・・・こういう感覚、他の東映黄金期時代劇であっただろうか(笑)。

東映時代劇以前の黒川弥太郎さんをあまり観たことがないので、
この映画での二枚目っぷりに驚き( ̄▽ ̄*)
えーもっと東映でも重用してもよかったんでは?と思うくらい。
それに、この黒川さんの演じる次郎長ときたら、いちいち筋が通っていて紳士的(笑)。
そこに嫌味も感じないし、
「も~親分、かっこえぇっ!」
ども安こと武居の安五郎を始末した後でさえ、そつがないんです。
その二枚目の王道っぷりに、
黒川弥太郎さんの、他の主演作を観てみたくなったですよ。
しかし、「次郎長血笑記シリーズ」以外は東映では無い。
他社の主演作品、なんとか観られないもんでしょうかねぇ(^ω^;)

その分、ちょっとドジな石松を品川さん。
これが結構前半見せ場がありまして、ども安の計略で虎次郎らにやられた時の大立ち回り。
あの片目にされてしまうのですが、次郎長の次に美味しい役どころかも。

今回の悪党の元締めは、阿部九洲男さん(・▽・)
少々どもり気味な話方で、「いかにも悪役」なわっかり易い雰囲気が安心して観られる(笑)。
最後のツメも甘く、計略を実行する前に次郎長にやられるし(爆)。
そこもある意味王道。

お蝶役の千原しのぶさんの姐御っぷりも粋で、
雪代敬子さんのお竜も美しく、
きれいどころもきっちりそろっていて、

1時間15分ほどの短い作品の中に必要な要素がきれいにはまってます。

かっこいい黒川弥太郎さんを堪能できる1本!
これは収穫でした~(´▽`)


テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 今期の大河について。
2011年01月10日 (月) | 編集 |
NHK大河で近いところで完走したのは「風林火山」、
その前は「秀吉」(竹中直人の)という熊猫屋が通りますよ。

↑のように、近年は序盤・もしくは中盤ちょい前で挫折ばかりしてますが、
今回は第1回で「終わった・・・・・」と思いました。
そもそも現代語を露骨に使用していたことや、主人公上げが半端なくて序盤で脱落した「篤姫」の脚本家なので、
最初っから観る気はなかったのですが、
テレビをザッピングしてたらBS-hiだったかな、やってたんで視聴。

久々に毒吐いていいですか?


「いや・・・も・・・・・思った以上に酷すぎる・・・・・・」と唖然呆然して終了。


あのーこれ時代劇の体裁になってないと思ったのですが。

女の地位が低い時代で、いくら主人公だからって現代基準にするなよと「篤姫」の時もイライラしたのですが、
昨日もお市が・・・・・orz
それに、嫡男を生むことが必須の中で女子三人を立て続けに産んだ時点で、普通に現代のように喜ぶわけないだろという点や、
合戦シーンが恐ろしい程にショボすぎ、
女児にあたる子らの着物が何ともあの色合いといい、素材といい・・・・(酷)とか、
浅井長政とお市が民衆の中にフツーに交じって歩いている変さや、
あれ?男児いたのにスルー(無かったことに)や、
信長が足利義昭と妙に対等に近いなれなれしさ、
信長が簡単に手の内を浅井長政に話、お市が異議を唱えるのもアレだし・・・



これ、歴史好きのみならず時代劇好きも愚弄してないか?
歴史(日本史)好きと時代劇好きは必ずしもイコールではないというか、
日本史が好きだから時代劇が好きとも限らないし、
また逆もしかりですが(私もそのくちです)
歴史云々はそちらに詳しい方々に委ねるとして、
時代劇好きにとっても、今回の大河ってすんごい変。
所作云々以前というか、時代劇の土台すらなってないんですよ。

ほんとに「現代劇」を観ている感じでした。
(時任三郎と鈴木保奈美でトレンディードラマにしか見えん!というのもさておき(笑))
時代劇に肝心な地位などにおける上下関係とか、男女のありかた、
はたまた領主と庶民の立場の違い。
領主が自分の領地の民衆を思うけれども、それにしてももっと領主は他国との広い視点で物事見ているので、
しょっ中「民が」が言われても困る。

この脚本家・・・・歴史も時代劇も好きじゃないんだろうなぁと私は思いました。
ちょっとでも関心があるんだったら、あのようにその時代における基本まで無視しないでしょう。
「篤姫」から何も勉強してないのか?と。
ホームドラマかトレンディドラマ(死語)かと。
これを「時代劇」なんて呼びたくないなぁ。
「現代劇」とか「どこの国か分からない空想時代ファンタジー」とかならいいよ。


現代に作る時代劇だからしょうがないなんて言わせない。
昨年末にやったテレ朝の「忠臣蔵~その男、大石内蔵助」なんてこの大河の数十倍良かったし、
まだ途中までしか観てないけど、今年年始のテレビ東京「戦国疾風伝~二人の軍師」の方がはるかにマシ。
NHKだからクォリティ高いなんて幻想にすぎない。


そういえば時専で映画「最後の忠臣蔵」で製作過程とかやっていた番組を観ましたが、
監督が可音役の桜庭ななみちゃんに時代劇の言葉遣いやイントネーションを叩きこんでいましたよね。
民間とかこういう努力しているところもあるというのに、
NHKはそういう気概すらも放棄してるのでしょうか?
本来視聴率を気にしなくていい公共放送が、こんな安っぽい作りで満足してるなら大河なんてやめちまえ。

あと、合戦シーンに力入れられないんならいっそのこと
葛飾北斎とか近松門左衛門とか、江戸の文化系の人でも主人公にした方がいいんじゃないの?
(割と本気で言ってます)
戦は嫌ぢゃとか登場人物に言わせて、現代の感覚まんま大河つくるなら、
いっそその方が清々しい。
江戸時代なら戦が無くてもできるとこあるし、多少フィクションつっこんでも大丈夫でしょ。


というわけで、今期大河も放棄決定。
おひまな方は、大河の第2回のみどころ読んでみて下され。
「織田信長に仕えるイイ男たちが登場! その名も、森蘭丸・坊丸・力丸。カッコイイ森兄弟を前にした初も、その美しさにメロメロ?! 坊丸・力丸を見つめる初の表情にご注目!」とか、
「ずっと会いたかったあこがれの信長が、実は父・長政の命を奪った“仇”だったなんて…。江はそんなことではめげません。真実を確かめるため、信長に突撃取材を敢行。その取材力はいかに?!」とか、
一体どこのスイーツ時代劇・・・・orz


正気の沙汰とも思えん。

ソース→NHK大河HP
テーマ:大河ドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「春秋あばれ獅子」(1955年・東映)
2011年01月03日 (月) | 編集 |
大友柳太朗さん主演。
今月の東映ch放送作品です(・▽・)

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(あらすじ)※東映chより
将軍家肝入りの縁組みに端を発して、狙われた姫君をめぐる恋と剣の痛快時代劇。徳川十一代将軍の家斉は、五十三人目の子供・斉邦の病身にして粗暴な性質をもてあまし、作州津山の平松若狭守に押し付け婚することにしたが、平松家には嫡男万之助がおり、許嫁に当主の兄の娘である美保姫がいた。
家斉は万之助を廃嫡し姫の出府を促す。窮地に陥った城代家老相良頼母らは姫を囲んで協議するが、実は姫は頼母の息子・矢太郎を愛していた。



(キャスト)
大友柳太朗 (相良矢太郎)
高千穂ひづる (美保姫)
喜多川千鶴 (小扇)
河野秋武 (大山波之助)
北漣太郎 (武村三之丞)
薄田研二 (相良頼母)
清川荘司 (立花十三郎)
堀正夫 (立花三右衛門)
澤村國太郎 (剣持無双)
島田照夫 (徳川斎邦)
三島雅夫 (徳川家斎)
三条雅也 (平松万之助)
和田道子 (楓)
朝雲照代 (笹岡)
吉田義夫 (蝮の清七)
沢田清 (中村銀次郎)
香川良介 (松平周防守)
高松錦之助 (神尾主膳)
水野浩 (村越兵部) ほか
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(感想など)
高千穂ひづるさん演じる三保姫て、なかなか大胆に告白しますのー(笑)。
矢太郎を演じる大友さんは、なんとものんびりでほやんとした御仁だけど、
いざとなると頭の回転早く、敵の裏をかくのもお手のもの。
今回の大友さんは陽性キャラクターです^^

津山藩の立花十三郎は、将軍家が暗愚の斉邦を押し付けてこようとするのに乗じて、
藩政を牛耳ろうとたくらんでいました。
藩の剣客の剣持無双も立花にすり寄ります。
そういうこともあって、矢太郎は姫のことを救おうとするのですが、
この物語は、追っ手VS矢太郎・三保姫のお家騒動がらみの話です。

途中、スリの小扇に矢太郎は惚れられ、
小扇は矢太郎のために矢太郎の味方のなった藩の大山や武村らと共に
姫救出大作戦に貢献するのですが、
三保姫が矢太郎に惚れていることまでは途中まで知らず、
そのことを知って嫉妬メラメラ、一時嫉妬にかられて裏切ろうとまで行きます。

しかしこの構図・・・・・どっかで見たぞと思ったら、
東千代之介さん版「雪之丞変化」(1954年)で見た浪路(高千穂さん)とお初(喜多川さん)まんまじゃないか!(爆笑)。
最後、姫な高千穂さんと主役がラブラブになって、喜多川さんが取り残されるのまで・・・・!!
(ノ∀`) アチャ-
更に、一度は嫉妬で裏切ろうとするんだけど、結局姫を助けるんだよね@喜多川さん
(今回は飛び道具にて参戦!姐さんかっちょいー♪)



船上での大友さん大暴れのシーンと、
大船から小舟に姫と飛び乗って、逃げるシーンはドッキドキです。
大友さんVS沢山とか、ひたすら走る走る!のシーンもあり、
単純にはらはらしどうしです。


しかし、あれだけの追撃&逃走劇を繰り広げながら、
「斎邦様ご重体」であっさり終わってしまうとはwww→その後、斎邦死去、廃嫡されそうになった万之助が当主に・・・・(まんま振り出しに戻る^^;)

それにしても矢太郎の父・相良頼母、厳しいことをいいながら、その粋な計らいwそれは藩の誰も知らず、
おそらくは頼母や小扇など一部しか知らないんでしょうなぁ。
最後の最後はハッピーエンドの、何とも甘酸っぱく可愛らしいシメでした^^

大友さん、かわゆす♪の映画です^^
テーマ:歌舞伎
ジャンル:学問・文化・芸術
 映画「心中天網島」(1969年/表現社・ATG)
2011年01月03日 (月) | 編集 |
お正月、熊猫屋は時代劇をガシガシ観ておりましたが、
すんません、また暗い話です。
しかも心中ものっ(; ̄▽ ̄)オイオイ、おめでたい三が日にそれはない。
近松門左衛門の「心中天網島」を、篠田正浩監督が映像化した作品です。

あらすじは、大体浄瑠璃の同作品に沿ってますので、
手抜きで申し訳ござらんがwikiをご覧下され

wiki「心中天網島」

(キャスト)
岩下志麻 (治兵衛の妻おさん/遊女小春)
二世中村吉右衛門 (紙屋治兵衛)
小松方正 (太兵衛)
滝田裕介 (孫右衛門)
藤原釜足 (大和屋の主人)
加藤嘉 (五三衛門)
河原崎しづ江 (おさんの母)
左時枝 (下女お杉)
日高澄子 (河庄の女将)
浜村純 (黒子の頭)
土屋晋次 (堪太郎)
戸沢香織 (お末)
赤塚真人 (丁稚三五郎)
上原運子 (女中玉)
陶隆司 (煮売屋主人)
牧田正嗣 (客)
演劇実験室 天井桟敷の人々 (黒子たち・遊女たち)
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(感想等)
はじめこれを観ようかと思った動機は、私的吉右衛門さん祭りをしようかと購入したんですけどね。
実のところ、同じ吉右衛門さん出演でも「あヽ海軍」とかなり迷ったのを白状しとく(笑)。
時代劇ブログをやってるので、ネタとしてはこっちだろうと。
(海軍の方もそのうち買うよ!)

それが、これかなり当たり作品でした。
確かに全編もんのすごく暗い話なんだけれども、
映像手法が斬新で面白い!
そして何より、岩下志麻のエロっぽさと可愛らしさといったらないですわ~。

最初は、篠田監督が脚本家の人のかなぁ?電話で演出方法について話している音声が流れていて、
映像では人形浄瑠璃を上演している映像が流れています。
そして、タイトルの後に本編が流れます。

本編で実は重要な役割を担っているのが黒子の皆さん
(天井桟敷って、あの寺山修司主催のアングラ劇団ですよね)
まるで登場人物が人形であるかのように、要所要所で登場人物たちを導いていきます。

女郎屋の初登場場面では、人形のように動かぬ生身の男や女の間を、
本編の主人公の一人・紙屋治兵衛が歩き、
そして自らも黒子にセットされて遊女・小春とのシーンがスタートします。

冶兵衛の家や、女郎屋などの内部の一部は舞台的演出で、
必要最小限の小物以外はありません。
後ろにモノクロの絵がかかげられたりはしてますが。
それゆえにむしろ生身の人間の感情があふれ出るというか、
人形のように登場人物も扱われているけれども、その縛りがかえってストレートに心の内が表に出ている気がします。

しかし、岩下志麻の何とも色っぽくかつ可愛らしいことよ。
ラストに近づくにつれて、義理と情念でがんじがらめになってゆく女の哀れが増幅されていくのですが、
彼女以外に考えられない好演でございます。
おさんの女の強さと悲しさといい、おさんと小春を同じ人が演じているとは思えんなぁ。

それにつけても治兵衛の何と情けないことよー(笑)。
中盤までのふらふらした情けなさもさることながら、
最後、髷を切ったからもう仏門の人間だから妻に義理だてすることもないとか、
確かにおさんはおさんの父親によって縁切りされたとはいえ、
子供残して、更に小春と心中とは!
小春の方がそのことに対して直前までおさんに対する義理だてもあってためらってたというのに(笑)。

・・・・観終わっても
「あそこまで夫や、心中するんやないかと小春を心配していたのにあの結末とは、一番可哀想なのはおさんだよな(´・ω・`)」と、おさんに同情。


吉右衛門もさんも、後の火付盗賊改のお頭@鬼平とは真逆の、
ぐちぐちと女より情けない男を好演(笑)。
この情けなさがあるこそ、女にどっぷり感情移入できるってなもんだ。
序盤に、何でもお金で買えんもんはないわい!とめっさえらそうな小松方正さんの太兵衛(ネチネチしていてこちらも役にぴったり!)のことをどうこう言えないぞ~。


モノクロだからこそ映える映像美、研ぎ澄まされてストレートに伝わる感情、
ラスト、小春を刺した治兵衛は、黒子に最後も導かれるようにつるされた紐に首を通します。
(ここの演出も面白い。ほんとに舞台を一緒に作っているみたい)

内容は心中ものですが、
機会がありましたら是非おすすめしたい作品です^^



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「紅だすき喧嘩状」(1959年・東映)
2011年01月03日 (月) | 編集 |
これも東映chで11月に放送されたやつです。

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(あらすじ)※東映chより
中山安兵衛の高田の馬場の十八番斬りを東千代之介、美空ひばりの黄金コンビで描く、歌あり、恋あり、喧嘩ありの娯楽時代劇。
呑んだくれで暴れん坊の喧嘩安こと中山安兵衛が、こともあろうに才女の噂高い堀部弥兵衛の娘お幸に恋をした。父弥兵衛は「あんな無頼漢に娘はやれぬ」と二人の仲を許さない。
失意の酒を浴びるほど呑み眠りこける安兵衛の枕元に、折しも叔父菅野六郎右衛門と中津川道場一門村上兄弟との因縁の果し合いを知らせる書状が届く。

(キャスト)
東千代之介 (中山安兵衛)
美空ひばり (幸)
里見浩太朗 (浅野内匠頭)
松風利栄子 (お君)
星十郎 (勘助)
杉狂児 (堀部弥兵衛)
市川小太夫 (菅野六郎右衛門)
阿部九洲男 (中津川祐範)
加賀邦男 (村上庄左衛門)
尾上鯉之助 (村上半之丞)
五味勝之介 (猿島重蔵)
加藤浩 (豊岡増左)
岸田一夫 (権次)
富久井一朗 (助八)
丘郁夫 (大野定九郎)
片岡半蔵 (小助)
若杉竜太郎 (文吉)
大丸巌 (松市)
望月健佐 (忠助)
霧島八千代 (おたみ)
国一太郎 (辰造)
香月涼二 (千吉)
月幸子 (おせん)
山田光子 (おてる)
佐々木松之丞 (三太)
古石孝明 (試合の審判役)
中村時之介 (須賀藤右衛門)
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(感想)
引き続きお気楽・楽しい時代劇♪

美空ひばりさん演じる、堀部弥兵衛の娘・幸は結婚相手が嫌で(父の弥兵衛も主君の浅野内匠頭がすすめてきた縁談が、犬猿の仲の家なので、父も同意・笑)赤穂を出て江戸の乳母の息子・勘助の家に隠れ住む。
(その偽装家出は殿にすぐバレるけどねっ(・▽・))

男姿で旅して江戸まできて、武家のお嬢様なのに男姿で道を歩く姿ができあがってるんですがっ(笑)↑ここツッコミどこだよね

しかも早々大立ち回り!

勘助の隣に住む喧嘩仲裁を生業とする中山安兵衛が、
幸と近所の道場の奴らと大立ち回りで幸に助太刀したことが幸には面白くなく、
助太刀料として3両出すが、安兵衛は受け取らない
(勘助が二人ともいらないなら~♪と懐に入れようとして安兵衛にとられたけどね・笑)

勘助と安兵衛の家の間に空いている壁の穴を(幸がいるので)勘助がふさごうとして、
安兵衛があいつ(幸)の差し金かと勘助の家に穴から入ろうとして、
娘姿に戻った幸を見ちゃって心臓バクバク(音入ってるぜ・笑)
↑既にお笑いが入ってます!

勘助が簪が無いとねぇ~買ってきますか?とか幸と話している時に、
ふさいだ穴からブツが投げ込まれる。
そこには美しい簪が!
「ぴたりと3両。これで預かった金は返したぞ」と安兵衛の声が!
いつの間に買ったんだよ、手がはえぇなぁ!見かけによらずな安兵衛さん。それに、受け取った気でないなら、それは幸の金っつーことにもなるけど、そこは?・笑

幸はふんっ!てなりますけど、
どうやら相思相愛。でも、お互い素直になれない面倒な人たちです(わはは)
(星十郎さんの勘助が場をなごませていい感じ)

そこへお君が借金3両をとりたてに来ますが、安兵衛が好きで幸が気になる様子。
問い詰めると、安兵衛は心に反して幸のことを好かんとか散々言ってしまい、
幸がそれを聞いて簪を安兵衛にたたきつけます。
お君も、好きでもない女にこんなの渡すはずがない、嘘つき!と修羅場に(爆)
(もぉ~素直ぢゃないんだからぁ~(´Д`;))


安兵衛になにもしないで威張っていると言われた幸は、居酒屋で歌って稼ぐことに
(ここのあたり無理矢理展開(笑))。
歌で安兵衛に向かって揶揄しながらもしまいにゃ愛の告白みたいなことを
衆人の中でやるなんざ大胆すぎます!
( ̄▽ ̄;)


そこから二人は急接近
二人で急にベタベタしだすわ、安兵衛が改めて別の簪をプレゼントするわ、
幸はぶりぶりしおらしくなるわ
もうなんとでもしてくれよ^^;


一方、先日、狼藉を働いて幸や安兵衛と喧嘩した中津川道場の村上庄左衛門は、
安兵衛の叔父の菅野六郎右衛門と御前試合で負けて、恨みをもっていた。
決闘で事を決しようと中津川道場は決める。

幸の父の弥兵衛が幸を連れ戻しにきた時に、安兵衛のことを無頼漢だと怒った。
安兵衛は幸がいなくなったことと、自分のふがいなさに飲んだくれ( ̄Д ̄;)

父を振り切って戻ってきた幸。
菅野六郎右衛門からきた、村上兄弟との決闘のことを書いた書状をひっかぶって飲み倒れていた安兵衛をたたき起こす。
やっと目を覚まして高田馬場へ走るっ!
(ようやくメインの決闘だぜ)

幸の父の弥兵衛も事の仔細を聞いて幸や勘助と共に向かうっ!
(すっかり安兵衛の味方になりつつあるんですが、弥兵衛さん(笑))

菅野六郎右衛門の決闘場面と、走る安兵衛の長い場面が早いリズムの音楽と共に長めに続きます
(ここから決闘まで躍動感ありっ!)
菅野六郎右衛門はやられてしまったところに安兵衛が!二刀流で村上兄弟と中津川道場の者どもに
一人挑みます。
(幸が簪に紅いたすきをつけて投げ、安兵衛はたすきをかけ、簪を鉢巻に挿します←タイトルの意味はここかぁ!)
↑しかし、モノクロなので色は見えず(笑)

決闘が終わって安兵衛が勝利した時にはすっかり安兵衛のシンパになってた弥兵衛(笑)
叔父の菅野六郎右衛門は残念ながら息絶え、呆然とする安兵衛を、
歓喜の民衆が取り囲みます。

その後、仕官の道を次々と断る安兵衛だったが、
弥兵衛が幸との結婚の話をしにやってくる。
やっとこまとまりましたよヽ(´∀`)/


婚儀の席で、なかなか仲人がこねぇじゃんかとグチる勘助らだったが、
来たのは何と浅野内匠頭!!
祝いの「高砂や」を内匠頭が謡(うた)っていると、
庶民達がごちそうを前にしびれをきらしている(笑)
それを見て大笑いする内匠頭
無礼講じゃ!となり、


新郎新婦が中心に屋外で踊り始めて大団円!
(ま、そこんところのツッコミはなしってことで!)


ほんとにお気楽極楽、楽しい時代劇。
久しぶりにこういうのを二本連続で観て、ほにゃ~っと幸せになりましたよい♪(*´▽`*)
千代之介さんて、クールな中にコミカルな部分も結構持ち合わせていて、
そこんところの絶妙なバランスもなかなか面白い人ですよね。
元の土台が陽性の錦之助さんや橋蔵さんとはまた違って、
真面目にやってんのに笑かしてくれるような(笑)。
この方も大好きです^^

しかし、高田馬場の決闘がこんな幸せ時代劇になっちまうとは!(あははは)



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「花笠道中」(1962年・東映)
2011年01月02日 (日) | 編集 |
これは、11月に東映chにて放送されたやつなんですが、
ためこんでたので今頃^^;
美空ひばりさん(二役)と里見浩太朗さん主演で、ひばりさんの実弟の花房錦一さんや、
なんつっても近衛十四郎さんが出ているので観ましたよ(・▽・)

やっぱり正月は、こういう明るい時代劇でなくては・・・・(笑)。
思った以上に楽しかったです!^^v
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(あらすじ)※東映chより
観世光太の原作を美空ひばり主演で映画化したコミカルなタッチの娯楽時代劇。
ひばりは町娘とその弟の二役を演じ、また歌も披露している。
江戸両国にある矢場の娘・お君と天下の素浪人、自称両国無宿の緋鯉の寛太は恋仲だったが、ある日寛太が姿を消してしまう。
寛太は浜松七万石藩主の長男で、お家騒動に巻き込まれ堅苦しい武家生活を嫌って出奔していたのだった。
事情を知ったお君は二人の弟、そして旅の素浪人とともに寛太を助けて活躍する。

(キャスト)
美空ひばり (賽の目新太・お君の二役)
里見浩太朗 (緋鯉の寛太)
近衛十四郎 (伊丹隼人)
花房錦一 (金次)
北龍二 (松江伝兵衛)
牧口徹 (竹千代)
原健策 (飯田左京)
久我恵子 (浜路)
原田甲子郎 (辰巳典膳)
国一太郎 (山村大五郎) など
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(感想等)

矢場の主のお君と、その弟の新太をひばりさんが演じます。
ひばりさんは娘役一本よりも、こういう二役の時の方がめっさ生き生きしているというか、
魅力満載ですな

それに、男役が娘役よりカラッとして威勢の良い性格が魅力的だったりする(笑)。
今回の二役のうちの男役の新太も、姉のお君の幸せと、親友の寛太の危機を思って立ちあがります。


この映画、ひばりさん一人で歌謡ショー状態かと思いきや、
ひばりさん・里見さん・花房さんが歌って、
半ミュージカル!
(わはははは)
掛け合いで歌ったりと、めっさ楽しいです。
里見さんも、やくざ者をやってながらも実は・・・の時代劇定番の設定も品が良いので似合います。

そんな寛太役の里見さん、新太につつかれがならも、お君との将来を約束しますが、
急用ができたと姿を消します。
実は寛太は浜松七万石藩主の長男。
その浜松藩の飯田左京らは、寛太(松千代)の弟の竹千代を乱心者として幽閉し、
まだ幼い梅千代を擁立して権力を牛耳ろうと画策していました。
(竹千代役の方、後の坂口祐三郎という芸名でテレビ「仮面の忍者 赤影」に主演した赤影さんとはっ!
( ̄□ ̄;)!この映画ではスッキリとした二枚目青年という雰囲気ですよ)
家老の伝兵衛の娘の浜路の持っていた書状からそのことを知り
(浜路は殺されて絶命)
お家の一大事と浜松に向かったのです。
(そこんとこはよくある「お家騒動」がらみですね(・▽・))


寛太の家に行くと寛太はいない、
新太と金次(二人ともお君の弟)は不審に思うと、
怪しい連中が寛太を探しにきた。
そのことで寛太の行く方向を知った二人とお君は寛太を追いかけます。

空気が沈鬱になりそうになる手前で歌が入るから、楽しいよなー(笑)。

ところで、近衛十四郎さん演じる隼人は彼らの行く先々で神出鬼没に出てくるアヤシー浪人。
飯田一派の追っ手にやられそうなところを助けてくれたと思えば、
何であんたそんな恰好を?という虚無僧姿で追っ手に説法もどきをして茶化したかと思えば(笑)
一方で寛太と新太に油断するなと説教したり、
かと思えば、あの飯田側の追っ手に「俺を買わないか」と5両ふっかけたり、
何であんたそんなの持ってるの?と飛び道具を出したり(爆)
寛太らの敵になったりでわけわかりません(あははははは)。

しかし、近衛十四郎さんの立ち位置からしてお約束で敵なんて、見てる側は誰も言わずとも・・・・(ふふふ)

やっぱり、こういう余裕ぶっこいている近衛十四郎さんが好きだー(笑)。

そうそう、言い忘れたけれども、花房さん(金次役)ってドジな奴で憎めないキャラが可愛いですね^^


隼人に銃をぶっ放たれて寛太たち昇天?
飯田側が完勝!とばかりに梅千代擁立を祝おうとした時、
踊り手に交じってひょっとこ面で踊る一人が。
新太ですっ!
大逆転きたわぁ*:.。..。.:*・゜(n'∀')η゚・*:.。. お面を後頭部につけて、そちらが正面のように踊ってるのがおもしろ!ひばりさんうまいっ!)
飯田らの悪事を踊りながら歌い上げます。

しかし飯田たち・・・・そこまで自分たちの悪事を歌われて、途中で遮らずに最後まで歌わせてやるとはっ(爆笑)

そして更に、やたらこぎれいな格好をして太刀持ちをする金次と、若様ー♪な格好でいつの間にやらバッチリキメてる寛太こと松千代がっっ!(あははははは!おまいらどこにそんな余裕がっ!)

再び銃を向けてきた隼人・・・・しかしその重厚は飯田らに・・・・・!!
隼人は公儀隠密でした!(やっぱりなぁ~はいいっこなしよ~♪)

あとは大立ち回りぃ~♪
近衛十四郎さんの余裕の大迫力の殺陣!ひばりさんの軽快な立ち回り!里見さんも槍を手に立ち回ります!
(金次はちょこちょこ逃げたりしてコメディーリリーフ担当(笑))
それにしても寛太が飯田(原健策さん)に槍を向けた時、
スローモーションかと思いますたよ(爆)
↑逃げる余裕たっぷりなのにー(笑)原さんがやられるのを待ってるようだ。

そして最後は言わずもがなの大団円!
寛太は竹千代と笑顔の対面、竹千代に後をまかせて自分は「緋鯉の寛太」としてお君らと江戸に帰るのでした♪

明るく、するっと楽しめる娯楽時代劇です。
なぁーんにも考えず、歌とお芝居を楽しみたいですね^^

テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「任侠中仙道」(1960年・東映)
2011年01月01日 (土) | 編集 |
東映chで「任侠○○」のオールスターものが一気に12月に放送されていたので録画。
デアゴでも出ますよねー。
私は改めての鑑賞。
オールスターものは
「物語は二の次!スターを愛でるべし!」なので、
流れに逆らわずに、あのシーンにあのスターと、
ニヤニヤしながら見ませう(笑)
(でも、あんだけスターが出ているのに、それなりにちゃんとまとまっているんですよね。
毎度ながらそこはスゴイ)

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(あらすじ)※東映chより
清水一家と国定一家が、飢饉にあえぐ上州の民衆を救うべく、悪代官一派を相手に血煙り上げる。
清水次郎長を片岡千恵蔵、国定忠治を市川右太衛門が演じているほか、月形龍之介、大河内傳次郎、大友柳太朗など、オールスターがずらり並んだ娯楽超大作。
謀叛の嫌疑をかけられたため、一時信州へ向かう次郎長一家。そして同じころ上州の国定忠治の一家も、凶作にあえぐ農民を救うため、米の買い付けをしようと信州入りを果たしていた。

(キャスト)
片岡千恵蔵 (清水次郎長)
中村錦之助 (小川の勝五郎)
大川橋蔵 (武井の浅二郎)
東千代之介 (三ツ木の文蔵)
里見浩太朗 (小政)
若山富三郎 (大政)
伏見扇太郎 (八寸の才市)
中村嘉葎雄(六之助)
丘さとみ (おきん)
大川恵子 (おたき)
雪代敬子 (おかく)
喜多川千鶴 (おとよ)
千原しのぶ (お六)
花柳小菊 (お町)
原健策 (三馬の政右衛門)
尾上鯉之助 (松井田の喜三)
阿部九洲男 (増川の仙右衛門)
片岡栄二郎 (佐吉)
清川荘司 (角太郎)
徳大寺伸 (守屋の幸吉)
明石潮 (宇右衛門)
松浦築枝 (お栄)
吉田江利子 (お春)
遠山恭二 (倉三)
尾形伸之介 (三太)
南方英二 (梅吉)
尾上華丈 (豊太郎)
小田部通麿 (伝次)
長島隆一 (仁兵衛)
仁礼功太郎 (平田周馬)
団徳麿 (六郎次)
月形哲之介 (馬定)
中村時之介 (瀬木一平)
大丸巌 (金次)
時田一男 (忠吉)
有馬宏治 (八郎兵衛)
星十郎 (藤吉)
小柴幹治 (岩村の七助)
伊東亮英 (早川の小兵衛)
香川良介 (雲風の多右衛門)
沢村宗之助 (清八)
吉田義夫 (番作)
戸上城太郎 (羽倉外記)
加賀邦男 (法印の大五郎)
大河内傳次郎 (加部安左衛門)
薄田研二 (和田島の多左衛門)
黒川弥太郎 (紬の文吉)
山形勲 (松井軍太夫)
進藤英太郎 (田中屋長次郎)
月形龍之介 (島の伊三郎)
大友柳太朗 (小幡の初五郎)
市川右太衛門 (国定忠治)
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(感想など)
この作品、簡単な人物相関から書いた方がいいかな?
(大まかに登場順番)
善玉には赤悪役は青中立や主軸に関係ない人はオレンジ女性はピンクで。

三馬の政右衛門(原さん)あちこちにいい顔して、今回の元凶の一端。小物(笑)
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 ↓
お六(千原さん)政右衛門のいい人だけど、あとで勝五郎によって次郎長に突き出され、政右衛門を裏切る。



紬の文吉(黒川さん)←この人も一家の親分かな。
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和田島の多左衛門(薄田さん)←同上。最初は文吉と多左衛門の喧嘩の原因は政右衛門・・・orz



清水次郎長を筆頭筆頭とする次郎長一家
<政右衛門の野郎のせいで一揆を企てたという嫌疑の濡れ衣をかけられる次郎長の目的はそれを晴らすことに・・・orz>
次郎長(千恵蔵御大)---子分=大政(若山さん)、小政(里見さん)ら総勢6人


小川の勝五郎(錦之助さん)次郎長が世話になる人その1
しかし博打が大好きで、次郎長からいただいたお金の博打に投じてしまい、更に次郎長一家の者の着物も借金のカタにしてしまう人物。
根はいい奴なんだが、博打で身を滅ぼすタイプ。
妻がそのために身を売ってお金をつくろうとする所に、次郎長が駆けつけて助けたうえに、お金を渡す。
結果的には次郎長が世話になるというより、世話してもらった人か?(笑)
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 ↓
おたき(大川恵子さん)勝五郎の妻。なかなかできた女房。勝五郎と離縁したことにして身売りしようとする。
身売りしようとした先は扇屋で、主人は清八(沢村さん)


国定忠治を筆頭する一家
国定忠治(右太衛門御大)---子分=武井の浅二郎(橋蔵さん)・三ツ木の文蔵(千代之介さん)など
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 ↓                    ↓
お町(花柳小菊さん)忠治の女房   おきん(丘さとみさん)浅次郎のいい人だが、飢饉のせいで売られそうに。おきんの父が八郎兵衛(有馬さん)、おきんを身売り先に連れてく男が番作(吉田義夫さん)


島伊三郎を筆頭とする一家界隈を牛耳ろうとしてるのに、忠治が邪魔でしょうがない。上州で十手をあずかっている。
島伊三郎(月形さん)---子分角太郎(清川さん)など


松井軍太夫(山形勲さん)→悪代官。伊三郎らと組んで悪だくみ。忠治が邪魔

田中屋長次郎(進藤さん)立場上は伊三郎と同じで、ヒール(笑)。
同じくちとしては雲風の多右衛門(香川さん)なども一緒かな。

加部安左衛門(傳次郎さん)←忠治が世話になる人。百姓を助けるために立ちあがろうとする忠治に味方する商人。


小幡の初五郎(大友さん)→次郎長に味方してくれる人その2。子分は六之助(中村嘉葎雄さん)、妻はおかく(雪代敬子さん)
初五郎は、伊三郎や長次郎らと一人同調しないことで、伊三郎らはおもしろくない。
それにかこつけて、忠治一家だと名乗る者ども(実は伊三郎らの一派がウソついて名乗ってる)に殺され、忠治一家を次郎長が敵に思う構図を作り出す。




まだ、こまごまとありますが、私も把握しきれなかったんで(笑)割愛。
善玉と悪玉がキレイに分かれている勧善懲悪が、オールスターの楽しいところ♪
実に分かりやすすぎで、
特に悪役御一同様の徹底した悪役っぷりにはニヤニヤしてしまいます。
今回も、月形さんを中心として悪役一同が悪だくみの会合(爆)をしたり、
山形勲さんがふんぞりかえってたり、
進藤さんとか「大物悪役」がドーンといる一方で、
原さんの小悪党のせこい動きもあったりと(しかし、出番多いで目立ってる)、悪役バリエーションもいっぱい楽しめます(笑)。
善玉だけがオールスターの醍醐味じゃないですよね。

そしてオールスターの悪役は、善玉に最後は斬られてしまいますが、
剣の扱いでは結構素晴らしい月形さんであろうとも、千恵蔵御大の前ではあっさりやられてしまうのです。
しかも斬られた際にはキメの顔つきもあります(笑)

そのラストには、千恵蔵御大と右太衛門御大の「善玉二大巨頭」が手を結んで、
スカッ!と悪役どもを手下(他の若手スターなど)と共に斬りまくってハッピーエンド(笑)。
今回も、忠治が上州の百姓の危機を救うために、(悪役の)賭場で盗みをして(悪人からなんでオッケー♪)、
それで得たお金をお米にして運ぶ途中で、悪代官やその一派に止められて万事休す!のところを、
忠治を「男の中の男」と見た次郎長が助太刀をするんですね。
悪玉を倒した後には、忠治は目に涙をうかべながら次郎長の意気に感激。
次郎長も忠治の志におめえのことは忘れないと心にとめます。

くぅー!そこがスカッ!とするんですね^^
この作品は、どちらかというと両御大と悪役御一同が目立ってまして
若手スター陣はいつもより活躍度は少ないですかね?
しかし、それでもいい。
悪役陣がめっさ楽しめたし、両御大がかっこいい!
悪役陣は月形さんが、刀でどうこうよりも、悪だくみっぷりが
「お主、ワルよのぅ~」な気質充分すぎでしたし(笑)
右太衛門御大の、どこかゆったりとした懐の大きさといい、
千恵蔵御大のメリハリのある男気あふれる様といい、
最後はあんなに沢山スター総出演!なのに、美しく話がおさまるのがまた様式美あふれます(あはははは)

オールスター映画は、俳優さんを一人・また一人と知る人が増えるたびに面白い作品群です。

そうそ、大友さんの死に様っぷりも壮絶で印象に残りました。
善玉で数少ない落命者なのだけど、それだけにインパクトが強かった。
先日の「十兵衛暗殺剣」といい、大友さん、すごいっすよ(笑)。




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ