映画「十兵衛暗殺剣」(1964年・東映)
2010年12月31日 (金) | 編集 |
近衛十四郎さんの十兵衛ものですが、
何かいつもと毛色が違う気がするの(´・ω・`)
十兵衛が「THE剣豪!」というような圧倒的な部分は無いし、
今回の最大の適役の大友さんも殺気立ってるわ、
全般的にめっさ暗い・・・・orz

デアゴの「東映時代劇傑作DVDコレクション」で鑑賞。

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(あらすじ)※デアゴより
戦国の余韻もほぼ一掃された江戸幕府三代将軍・徳川家光の時代。
江戸・馬喰町に、”新陰流正統”を名乗る道場が居を構えた。
道場主は、幕屋大休。
大休の狙いは、将軍・家光に自らの正統性を直訴し、柳生新陰流を名乗る柳生十兵衛を打倒して、
あわよくばその地位を得ようとするものだった。
十兵衛は大休との闘いに挑むため、竹生島へと向かう。
しかし、大休は水の忍者・湖賊を巧みに利用し、次々と十兵衛の門弟たちに襲いかかり、
残るは十兵衛一人となる・・・・。

(キャスト)
近衛十四郎 (柳生十兵衛)
大友柳太朗 (幕屋大休)
香川良介 (柳生但馬守)
林真一郎 (家光)
北龍二 (松平伊豆守)
内田朝雄 (庄田喜左衛門)
大木悟郎 (出淵平兵衛)
河村満和 (忍藤九郎)
神木真寿雄 (倉森八十助)
国一太郎 (箕作平三)
鈴木金哉 (宝生緑之助)
唐沢民賢 (泊角次郎)
河原崎長一郎 (城所早苗)
原京市 (河村周防)
脇中昭夫 (工藤嘉次郎)
宗方奈美 (美鶴)
ほか
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(感想)
見ると1964年・・・・東映時代劇の時代も終わってますよねぇ。
どうりで暗いと思ったですよ(しかもかな~り地味)。
大友さんがひとっつも笑わない作品だし。
(そういえば、大友さんの友の字はたしかほんとは右上に"`"がつくはずだけど、今回のクレジットにはついてなかったですね)

それにしても、十兵衛が圧倒的な存在ではなく、
新陰流の正統を名乗る大休らを相手に、かなり苦戦。
大休も、最初の頃は十兵衛と一対一でやって自分の強さと正統性を示すのかな?と思いきや、
島までおびき寄せて湖賊なんかと手を結んで殲滅作戦とは^^;
(しかも湖賊の女の方は、自分たちの生き残りのために、大休に身を差し出して妻となってまで)
十兵衛側の人間は十兵衛以外を除いて全滅。
最後は大休との対決で完結するわけですが、

ん~・・・・正直、あまり今回の話は好きではないかなぁ。
何だか東映時代劇終盤の暗い時代劇の延長だとか、そういうのはいいのですけれども、
こーひとつワクテカする箇所がいま一歩足りないんですよねぇ。
観ていて、私の場合ツボに入らないと目が滑るのですが、今回がそう。

あと、敵が強すぎ(笑)。
敵が強いとふつーは燃えるのだけど、
ほんとの将軍家ご指南役としての柳生宗矩の道場連中が弱すぎ^^;で、
実際、徳川の世となり、戦が無くて久しいので、実戦経験が無い連中ばかり(劇中、そんなことをにおわせる箇所がありましたよね)。
それについては相手も条件が同じはずなのだが、
それにしても十兵衛以外全滅とは、大休を倒してもそれでいいのか?
特に河原崎長一郎演じる城所早苗がその弱さを象徴してまして、情けないったらありゃしない
(ノ∀`) アチャー
(河原崎さんは、小物っぽさが役にはまってましたよねw)

全体的に観ても、大休の戦術はちっとそりゃ卑怯じゃね?というとこもあったのですが、
インパクトの点でいやぁ十兵衛よりも大休があったというか、
大友さんの目力凄すぎ、そしてコワイ(笑)。
ちょっと狂気をはらんだ点では、丹下左膳とは違った意味での狂気の恐さ。
柳生・・・否、十兵衛を倒してワレこそ正統性を!という必死さがコワイくらいに画面に溢れてました。
ラストシーンなんて、あの形相は夢に出る(爆)
やっぱり大友さんって演技幅広いと思うんですよね。

近衛十四郎さんは主役なのですけれども、
大友さんとの対決シーン、あまり刀を振うという豪快さをこれでもか!と見せつけられるシーンは少なかったでしょうかね?(半分水に浸かっての戦いでしたし)。
それに、ラスト近くまで結構ギリギリな戦いの十兵衛で、
焦りも滲ませるような箇所もあったのは、これまでに無い演出です。
そういうのを観たい!という向きにはいいでしょうか。
でも、瀬戸際まで追いつめられた十兵衛なので、スカッ!としないんだよね
(´・ω・`)そこんとこが私的に物足りない。

目が滑りながら観ていたので、どこに福本さんや、川谷拓ぼんが出ていたか確認できなかったわ
(ノ∀`) ヤッチマッタゼ

見所は、実は大友さん!と思ったのは私だけでしょうか?^^;
(十四郎さんが美味しい時代劇が観たいぃぃぃ~)

年の終わりに暗い時代劇って・・・・あはははは^^;

年始は明るくかっ飛ばす時代劇を今度こそ観るか!

・・・・ということで、今年もお世話になりました。
また来年も、お暇だったら冷やかしに当茶店に来てね♪
ということで、よいお年を~♪
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 帯留工作。
2010年12月31日 (金) | 編集 |
今日は、デアゴのDVDコレクションの「十兵衛暗殺剣」を観ながら帯留を作っている熊猫屋です。
(殺伐とした時代劇を観ながらっていうのが優雅じゃないよね(笑))

帯留自作用の帯留金具と、ボタンやパーツをくっつけるだけという、
手芸じゃなくて「工作」。
これが、瞬間接着剤でくっつけてハイ終了♪というのと、
パーツの形状によって小細工が必要なのがあったりします。

で、できたのがこれら
CAQBH9W6.jpg

上左から二個はカメオのパーツ(薔薇と蝶)
上の一番右と、左下右から二個の計三個がチェコのガラスボタン
左下端のは輸入もの(確かイタリア)のボタンでし。

パーツも帯留金具も1つ500円もしないので、とてもお手頃です。

カメオのは瞬間接着剤で終了!だったのですが、
問題はチェコのガラスボタンでして、ボタン穴の金具が裏の中央に突出していて、裏側全体は凹んでいるんですよね。
これに平たい帯留金具をどうやって装着しようかと思ったのですが、
まずはニッパーで本来糸を通す金具を切断。
そのあと、マイティーパティーとかいう商品名の練り接着剤をこねこねして、金具の形状に薄めに伸ばしてボタンと金具の間に敷き詰めて接着するのですよ。
これで簡単にできました。
(ただし、接着剤を厚くしすぎるとみっともないので要注意)
接着剤はこれ↓



接着剤の形状は、カッターなどで切ったりして整えるとよいですよ。


左下右の青いボタンの帯留は、夏に涼しげに見えそうなんで夏に使おうかなと。
左下の左端のボタンは、表面が貝細工なので「なんちゃって螺鈿帯留」です(笑)


収納も、先日購入したルピシアの紅茶ムック本の付録(というかメインw)の可愛い紅茶缶に入ったですよ。

CA8K61IP.jpg

紅茶も美味しくいただいて一石二鳥(笑)。

 映画「水戸黄門漫遊記 怪猫乱舞.」(1956年・東映)
2010年12月30日 (木) | 編集 |
今日はおせち料理を作ったりとか、買い物とかしていたらあっという間に一日がっっ(T▽T)
ストックしておいた今月東映chで放送されたものの中から短めのやつを・・・
また黄門様ですね(笑)。
来月の水戸黄門祭りも楽しみにしてますぅ~♪

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(あらすじ)※東映chより
シリーズ第8作。舞台は上州沼田。そこでは病身の城主黒田河内守から黒田家を乗っ取ろうと、家老・島尾勘解由が側室とはかりごとを巡らしていた。
中老菊波はそれを阻止せんとするが、返り討ちに遭い命を落としてしまう。
菊波の飼い猫・玉は主人の無念をはらさんと化け猫へと変貌し、折りから諸国漫遊の旅にあった黄門様ご一行に協力して、島尾の悪事を叩き潰す。


(キャスト)
月形龍之介 (水戸黄門)
月形哲之介 (助さん)
加賀邦男 (格さん)
千原しのぶ (緋牡丹お蝶)
月丘千秋 (中老菊波)
若水美子 (召使お高)
丘さとみ (綾姫)
七条友里子 (琴姫)
清川荘司 (黒田河内守)
東宮秀樹 (山吹半四郎)
朝雲照代 (お市の方)
鳳衣子 (老女松ヶ技)
赤木春恵 (中老葉末)
青柳竜太郎 (島尾勘解由)
海江田譲二 (鬼頭弥十郎)
団徳麿 (筈見恒庵)
五月蘭子 (筈見恒庵の妻)
近江雄二郎 (家臣)
美山れい子 (萩野)
大邦一公 (奥山三竹)
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(感想)

え~と~・・・・つい最近観た、月形黄門様の1950年代の作品としては
「水戸黄門漫遊記 火牛坂の悪鬼」と「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿」がありましたが、
これはタイトルのようなぶっ飛び展開も、まぁまぁ普通に起こりうる許容範囲だったのですが、
(前者は松明を頭に刺した牛、後者はゴリラ・・・後者は充分普通ぢゃないがな(爆))

今回、ついにオカルト展開登場

です。

この時代のオカルト展開といやぁ、

化け猫ですよ!

( ̄□ ̄;)え・・・・タイトル通りにやっちゃったの?←やっちゃったんです、よもやの超展開(笑)


端的に言うと、沼田の城主・黒田河内守の跡目をめぐるお家騒動で、
奸臣らが綾姫を廃嫡して、琴姫をたてて自分たちの天下にしようと、
殿には徐々に体力を奪う毒を盛り、綾姫は乱心したと偽って監禁。

殿や綾姫を心配する家臣の山吹半四郎と、中老の菊波。
半四郎は、襲われているところを偶然助けてもらった黄門様一行にお家の危機を話し、
あわや監禁されている綾姫が殺されそうになったところを、
黄門様一行が間一髪で助けるんですね
(今回の展開は、ちとご都合にすぎるような気がしたんですがー^^;)

これでうまく事がはこぶかと思ったら、
宴席で眠らされ、底の栓を抜いて水が流れ込むお船にのせられてドンブラコッコの黄門様一行
(えーかっこわるぅ~(笑))

一方、中老の菊波は、島尾勘解由らに殺されるんですけれども、
・・・・ここから超展開。

菊波が大切にしていた猫が恩を感じて菊波に乗り移って
化け猫完成((((;゚Д゚)))) ガクブル

化け猫と化した中老・菊波の大活躍のはじまりはじまり~♪

あとは、化け猫映画にありがちな
アクロバットショーあり、
超能力で目標の相手を糸で引くように自らに引き寄せるのあり、
分身の術あり、
出たり消えたり神出鬼没あり、
首筋に噛みついて殺(や)るのあり、


そして忘れちゃいけない、
行燈の油をなめるのあり( ̄Д ̄;)


殆ど終盤にやっとこ漁師に助けられた黄門様一行がかけつけて助太刀に来て、
いつものよーに月形哲之介さんの助さんは刀ですが、
加賀邦男さんの格さんは素手攻撃
(あの、加賀格さんの素手はデフォなんですか?(笑))


殆ど手柄は化け猫といっても過言ではありません(爆)


( ̄▽ ̄;)あのさ、この映画黄門様たちいなかったらふつーに「化け猫映画だよね?」
・・・というか、今回今までで一番黄門様一行の活躍度低いんじゃない?(笑)



中老・菊波が、お蝶の実の姉という展開もありましたが、
わずか58分という短さもありますけど、今までの月形黄門様の中では一番ゆるゆる脱力の展開でしたねー
^^;あはははは
来月も黄門様祭りがありますけれども、今後も超展開が出てきてしまうのでしょうか?

何か月形黄門様も何でもありなんだな(笑)





テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「最後の忠臣蔵」(2010年)
2010年12月29日 (水) | 編集 |
「我ら一党が処断され死に絶えた後も、生きて・・・・生きて生き抜くのだ」

・・・・時専の宣伝のせいですっかり仁左衛門様(大石内蔵助役)のこの台詞がガッツリ脳に刻まれてしまった熊猫屋です、こんばんは。
(時専、宣伝やりすぎですよー(笑))
しかし、↑の台詞って、てっきり孫左に向けた台詞かと思えば、寺坂吉右衛門(佐藤浩市さん)への台詞だったんですね。
孫左も吉右衛門も、内蔵助からの密命を負ったことは同じですが・・・・。


感想の前に、時代劇ファンの皆さまにご報告。
吉良を演じた福本清三さん、確認してきましたー(・▽・)v
ほんっとにちょい出で、あっちゅーまにニザ様内蔵助にバッサリでしたが、
「福本さんが吉良役を・・・・!!」と、
何故かじ~んとしながら観る熊猫屋。
あーなんか雰囲気としては、先日のテレ朝時代劇の西田さんより好みなんですが(笑)。


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さて、感想です。
これからご覧になられる方はスルーでよろ。



結果としましては、私個人としては「サムライシネマキャンペーン作品」の中で一番良かったですよ。
(↑お前、「武士の家計簿」と「雷桜」観てないだろーが!(笑))
「十三人の刺客」でも「桜田門外ノ変」でも消化不良満タンだったのですが、
この作品は割にストーンと落ちました。
やっぱり脚本って大切ですよねぇ。

唯一ひっかかった点、これの解釈で分かれるところも多いかと思うのですが、
人形浄瑠璃「曽根崎心中」のからませ方です。
浄瑠璃の内容と、本編とは関係ないんでないの?無理矢理でない?とも思ったのですが、
「この世で成就しない愛」というとこでどう?。
でも、どうなんだろなぁ・・・・孫左と可音(桜庭ななみさん)の関係って主従であり、ちょこっと親子関係に近いものもあり、
可音ははっきりと孫左に対する愛をぶつけていたけれども、孫左はそれともちょっと違う、
最後までかなり微妙なバランスの上に立ってましたよね。
難しいなぁ・・・・今でもどう観たらいいのか悩む。
単に劇中の可音と茶屋修一郎(山本耕史さん)の出会いのきっかけと片づける使い方でもないしね。
深く考えるよりも、感覚としてとらえるのが一番いいのかなぁとも思ったりしました。


この物語の主軸は終わってみれば孫左衛門(役所広司さん)につきるなぁと。
彼は大石家の用人としてずっと仕えていたからこそ、
「そのこと以外の生き方を知らなかった」のだと思いました。
だから、可音が孫左とずっと暮らしたいと願っても、ゆう(安田成美さん)が生きて自分と一緒になって欲しいと迫っても、
孫左には内蔵助からの密命を果たすことこそが自分の生きるただ一つの道、
そしてその命(めい)を果たした後、彼に残されたのはあの結末のみだったのではないかと。
それだけ内蔵助への気持ちも強かったし、内蔵助から大石家の家紋の入った裃を預かった時点で、
彼の心は最初から既に決まっていたのでしょうね。

寺坂吉右衛門と違って、誰にも言えず本当に「一人で」この密命を背負った孫左衛門は、
立場上は吉右衛門共々密命を背負った者だけれども、
その重さは孫左の方がずっと重かったのではないかなぁ。

後半、目汁でハンカチ握りしめた熊猫屋は、誰の気持ちより孫左のかかえた重さをおもって目からダバーっとなってしまいました(TωT)

全体的に、最近の時代劇映画の中ではセットといい、雰囲気といい、脚本といい良かったと思ってます。
画面の明るさも程良くトーンを落とした色調だったし、
時専の宣伝番組によるとかなり仕込まれたらしい、桜庭ななみちゃんも努力のあとが見られましたし(笑)、
孫左の役所さんは言う事なし!文句無しっ!、
後半、色々気づかいを見せた進藤長保役の伊武さんも、いつものギラギラ感は押さえて穏やかでキリリとした演技が良かったです。
個人的には茶屋四郎次郎役の笈田ヨシさんの、度量深き豪商の気風漂う演技も好きでした。
安田成美さんは、少し元太夫っぽくないなぁとは思いましたけれども、色気があまり無いのがかえってよかったのか?(笑)
吉右衛門役の佐藤浩市さんは、月代剃ってないヅラなんで、うっかりすると時代劇やってるっぽく見えなかったんですけれども(あはははは)後半の、友人である孫左を想う心の演技はぐっときましたですよ。
仁左衛門さんは私的には孝夫時代のテレビ時代劇のよりこれがずっと好きです(映像関係の意味でね^^)
この内蔵助、静かながらも内に重みをたたえたずっしりさがいいなぁ。
NHKでやる歌舞伎の「沼津」の放送、楽しみにしてますー(笑)。

浄瑠璃の芝居小屋、現役の金丸座を使っててリアルでしたねぇ^^
歌舞伎美人のHPで来年の四国こんぴら歌舞伎の案内がありましたが、
いつか行きたい金丸座っ!

今年後半の時代劇5本の中で、DVD欲しいと思うならこの作品かな。
物語の流れが良いので、気持ちが途切れず観ることができたのですよね。
終わってみるとどの役でもなく、孫左が強く印象に残る作品でした。

しかしこの映画、日本人にしか分からないだろうなぁ。
(日本人でさえ、レビュー見ると孫左の最後のシーンいらねとかチラッと見たけど、
あれがなければ完結しないと思うんですが・・・・^^;)

皆さんはどうご覧になりましたか?


テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 今年ももうすぐ終わりますねぇ・・・
2010年12月26日 (日) | 編集 |
あと数日で虎年も終わりますよね。
熊猫屋にしてみれば、やっと怒涛の12月も終盤、時代劇が観られる~♪と喜んでおります(笑)。
映画「最後の忠臣蔵」をまだ観てないので、近日中に映画館に馳せ参じる予定です。
(すまん・・・・「武士の家計簿」行けなかった・・・・)


先日注文したウールの着物が届いたんですが、
自分サイズに誂えた着物ってこんなに着心地が良いのかと感動。
今までいただいた着物をちょっと寸法直ししたり、リサイクルもの、仕立済みのプレタだったりしたものですから。
私はそんなに着物を沢山揃えようとか思って無いので、
今後は誂えたものだけにしようかなーとしみじみ思いました。
リサイクルは確かに安いのだけど、自分に合うのはめったに無いし。
アンティークの着物をモダンに着こなす程若くもないし(笑)。
これがね、正絹の訪問着だ付下げだとかなると自分サイズで誂えると高いんだけど、
私が着たいのはウールや木綿の普段着着物なんで、誂えても安いのが沢山(今回もそう)。
大体私が行くところなんて正装で行くとこなんざ滅多に無いので、手持ちの紋付きの色無地だけで充分。
ちょっとオサレなところには正絹の小紋でも対応できるし。
普段着着物なら1年に2枚くらいは作っても大丈夫かなぁ。
この着物に合う市松模様の三分紐の帯締めと、チェコガラスの大きなボタンで帯留を手作り予定なので
着るのがめっさ楽しみ。
帯はざっくりとした米沢織のアイボリー色の名古屋帯でし。

kimono1


時代劇でも見る、粋な着物の姐さんとは真逆なタイプなことは自分でも自覚してたのですが、
着物のコーディネイトの授業で先生にも「○○さん(私)は粋なものより明るい色の方が似合うわね」と
きっぱり言われてしまった熊猫屋です(T▽T)はははは
All Aboutのパーソナルカラー診断でも、何度やっても「スプリング(春)」→こちら
が出てしまうし、思い当たるふしもある。
珊瑚色に近い着物はあるわ、朱赤の帯締めもあったりする。半衿もアイボリー色も持ってるし、淡い黄色の帯・ピンクの帯締めもあって、淡いグリーンの帯揚げ、黄色の紬もあるけれども、これらは似合うと言われ、
逆に青や濃いグレーの着物や粋な柄は致命的に似合わない・・・・orz(粋な江戸小紋とか憧れだったが無理)
「好きな色・柄」と「似合う色・柄」が違うというのは、洋服でも感じるけれども、
和服だと更にハッキリと自覚させられますよー^^;
しかし今はまだギリギリいいけれども、少しは粋なものが似合うようになればいいなぁ。
着物に興味をもってからというもの、より「色」を意識するようになりつつあります。

とりあえず、このウールの着物で初詣と落語には行きたいですね、ふふふ。
着物着るのにまだ45~50分くらいかかっちゃうのですが(T▽T)


 テレビ時代劇「忠臣蔵~その男、大石内蔵助」(2010年)
2010年12月26日 (日) | 編集 |
普段はテレ朝といやぁたま~に「題名のない音楽会」くらいしか見ない熊猫屋ですが、
久しぶりのテレビの大型時代劇!年末といえば忠臣蔵!
しかも製作が東映!ということで観ましたですよ(・▽・)V


公式HP→こちら

放送は昨日12月25日です。


全体的に言うと、非常にコンパクトかつめっさダイジェストな忠臣蔵って感じでしたね。
時間が短いからハイ!どんどんいきますよーってな感じで、飛ばしてました(笑)。
(実質CMを除くと2時間無いかもしれないんでしょうがない)。
その中で見せ場をいくつかポンポンつっこんでいくというような印象でした。


個人的趣味から申しますと、田村正和さんの内蔵助と、西田さんの吉良はあんまりツボにはまらなかったかなぁ。
正和さんは色々と線が細すぎるという感じでして、それは外見のみならず「気」と「目力」ももう少し太いと良かったかなぁと。
九條家御用人の立花左近役の北大路さんが出てきた時、
「あー北大路さんで内蔵助見てぇ!」とか思っちゃいましたが、北大路さんは1996年と2007年に既にテレビ時代劇でやってたわ(笑)。
西田さんの吉良は単に老獪な小物っぽさだけの印象で、吉良なりの威厳とか全く無いんですよね。
悪役は悪役なりの美学っつーものが欲しい。
(<MYベスト・吉良>が市川中車さんと月形龍之介さんなあたり、ハードルあげちゃってるかもしれませぬが、それにしても浅いんだよなぁ)

・・・と、のっけから辛口で申し訳ありませなんだが、
意外に良かったのが若い俳優さん達でした。
浅野内匠頭の玉山鉄二さんは薄幸さが出ていて、
私がたま~に忠臣蔵に感じる「吉良かわいそす(´・ω・`)」な複雑な気持ちを感じないまま、
刃傷に及んだのもスッと入りましたし、
切腹前の桜舞い散る廊下の場面(東映時代劇だわ♪とこの場面、熊猫屋ちとコーフン←橋蔵さんと山形勲さんバージョンで思い出した(笑))も良かったです。

堀部安兵衛役の小澤征悦さんもいいっ(・▽・)
あのギラッとしたアクの強さは他の若手俳優とは一線を画す雰囲気。
雰囲気も力強ければ、目に力ありますよね。
今後の時代劇に出演していただきたし。

岡野金右衛門役の石垣佑磨くん、時代劇にもちょこちょっと出演してますけど、
かつての「夏雲あがれ」(2007年NHK木曜時代劇)の頃より良くなったような気がします。
おみよに吉良邸の絵図面をもってこさせてしまったことに、彼女とは相愛だった故に複雑な気持ちを持っているところの表現はよかったですよん。
(おみよ役は大塚ちひろちゃんですが、今はどっちかというとテレビより舞台・・・しかもミュージカルの人ですよね。「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のサラ役はとってもキュートで好きでした)


これらの人たちなどが、時代劇で育ってくれると嬉しいなぁ^^
もうベテランさんからバトンタッチしていかなければならない時期に入ってますよね。


そうそう!ビックリしたのが、武林唯七役で橋蔵さんの御子息の丹羽貞仁さんが出演されてたのですね!
瑤泉院が去る場面で初登場。
「ん?なんか見たことある人が・・・・・」と思ったら何と(!)
おおおっ!しかも出番多いわ台詞もしっかりあるわで、内蔵助に斬りかかる場面ありの、討ち入りで吉良を発見した場面で笛を吹くわ、安兵衛役の小澤さんと一緒に出てくる場面が多いんですけれども、
昔(私が見たのは1999年製作の連続昼ドラ「空への手紙」再放送での小児科医役)より声のトーンも落ち着いて、演技も格段に上がってらしたようで、よかったですよん^^
テレビ時代劇や映画の時代劇にもまた出演になると嬉しいなぁ。



ベテラン勢では、戸田局役で梶芽衣子さんが出ていることが嬉しかったり(時専の鬼平犯科帳で毎週拝んでますが)
出すぎない演技がいいんですよねぇ、出すぎず影がありながらもしっかり主張する雰囲気が好き。
今回も、壇れいさん演じる瑤泉院を陰からしっかりと支えている役を好演されてました。
色々な場面でベテランさんがちょい出という、なんとももったいない贅沢な使い方(!)
堀部弥兵衛役の山本學さんは、かなりの老け役なので一瞬気が付きませんで、
気がついて「あ!山本學さんっ!」とビックリ。

土屋主税役の松平健さんと、柳沢吉保役の伊武雅刀さんはいつもの演技という感じでしたが(笑)、
画面を引き締めておられました。

場面構成は、東映時代劇に親しんだ者としては、
既視感も思い起こさせるようなおなじみの場面が次々と出てきまして、
赤垣源蔵の兄との別れの場面では、知っていながらも思わず目汁でしたし、
コンパクトにまとまっていて、最近ではそれなりによくできていたんじゃないかと思います。
最近のドラマや映画に多すぎる説明過多でなく、
言葉に出さずとも、その空気や雰囲気で見せようと努力した場面もあったのはとても好感です。
田村正和さんの内蔵助も、上記ではああ書いてしまいましたが、何気ない視線で内の感情を見せるとことか、いいなぁと思いましたよん^^
それに、テレビ時代劇では大河もやらかしてる現代っぽさもあまり見られず正統派時代劇な雰囲気はあったと思います。
しかし、いかんせん尺が短すぎですよね^^;
(その割にゃCM多すぎ!と、録画したのをCMすっ飛ばしながら見てました(笑))
テレビ時代劇が風前の灯状態で大変ですけれども、
安易に妥協せず(あまりに現代っぽい作りはほんとやめていただきたい)
今後も良質の作品を作る努力だけは怠らないで頑張っていただきたいなと思います。

テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 時代劇のつもりが、「オペラ座の怪人」・・・・・(笑)
2010年12月17日 (金) | 編集 |
久しぶりに夜また~り映画が観られるんで、時代劇でも・・・と思ったのですが、
本日日テレでやってる映画「オペラ座の怪人」鑑賞中の熊猫屋です、こむばむは。

映画公開当時、映画館で「オペラ座の怪人」リピートで4回観てしまった阿呆です。
DVDも出たらずぐ買ったぜ(コレクターズ・エディション(笑))。
というのも、アンドリュー・ロイド=ウェバーのこのミュージカルがめっさ好きなのです。
(時代劇は楽しいやつが大好きな熊猫屋ですが、ミュージカルはむしろダークな方が好きなもんで、ブロードウェイものよりはヨーロッパの演目の方が好み)

「ジェラルド・バトラーが歌下手すぎるっ( ̄Д ̄;)しかも何だ、このフェロモンむんむんなファントムはっww」
と、ファントムには多少がっかーりしたとこもありましたが、ほどなく慣れた(笑)。
バリトンに近い声質はいいんだけどなぁ。

映画公開当時、「字幕翻訳があまりに酷すぎる」(翻訳は、あの大御所の・・・・orz)ことでも話題になりましたが
(何せ、英語おんちの私でさえミュージカルの原語版CDは聞きまくってたし内容も知っていたので、翻訳にはぼーぜん^^;)
本日の日テレ放映版は、日本での同作の舞台上演権利を持っている「劇団四季」で吹き替えやってるとのことで、観てみました。
吹き替え、劇団四季版訳のようよー。
蝦夷地に四季の仮設劇場があった当時、結構リピートして観てたんで四季版も知ってますです(一応CDも持ってる(笑))


しかし、何だ。
日本人当人が舞台でやるからまだいいんであって、吹き替えだと映像の俳優と合わなくて微妙だな(笑)。
それに、四季独特の開口が今じゃ苦手な熊猫屋。
(四季をよく観ていた当時は、東京まで遠征して芝居を観ることはしていなかったので、あまり他の芝居を知らなかったのですよね。)
バキバキはっきりしすぎていて程良い力の抜け具合が無い^^;
(それにしても、昔からみんなこんな開口でしたっけ?)
映画公開当時の字幕の破壊力程じゃないけど、こうやって改めて見ると四季の翻訳も結構微妙なとこがあるのね。
高井さん=ファントムの声も高い(テノール系)んでちと違和感が・・・・(他の役は特に女性が違和感強い)。


始めは吹き替えで観ていたんですけど、耐えられなくなってOVERTUREのあたりから音声切り替えで英語にしちまいました^^;
(原語の字幕もいらないんだが)。
ファントムはともかく、クリスティンのエミー・ロッサムとかは声いいですし^^
本人の声は違和感感じようがないですから。

ミュージカル映画は字幕にしろ吹き替えにしろ色々びみょんなのですね(有名であればあるほど)。
んーむずかしー。


今回の放送、ミュー俳優を使って吹き替えの面白い試みでしたが、このミュージカル自体が好きな皆さんはどちらでご覧になったでしょうかね?
(私は結構リモコンで音声切り替え忙しかったですっw)

追記:なんかのっけから肝心なところがバッサリカットされてたり、この日テレ版も尺のとりかたが微妙だなぁ
^^;全部放送するとなるとかなーり長いのでしょうがないのですけどね。
 映画「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿.」(1956年・東映)
2010年12月12日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映チャンネルより
シリーズ第7作。奇怪な美女連続殺人事件に端を発した南蛮渡来の怪獣ゴリラ騒動に捲きこまれた黄門一行が、そのかげにひそむ奸賊を討つ痛快時代劇。
房州銚子へやってきた黄門様ご一行は、深夜若い女性が無残に傷つけられ殺されたという話を聞く。
さっそく究明に乗り出すと、異様な怪物(ゴリラ)とそれを笛で操るお浪という女性に出会う。
やがて、その怪物が将軍暗殺の計画に絡んでいると知ると、黄門様は助さん格さんを従えて、暗殺の野望を砕くのだった。

(キャスト)
月形龍之介 (水戸黄門)
加賀邦男 (格さん)
月形哲之介 (助さん)
千原しのぶ(緋牡丹お蝶)
喜多川千鶴 (お浪)
百々木直 (轟市兵衛)
加藤正男 (綴弥源太)
岸田一男 (糺三四郎)
片岡栄二郎 (佐吉)
日高綾子 (母おまき)
阿部九洲男(泉屋文左衛門)
山口勇 (灘右衛門)
青柳竜太郎 (雷山権太夫)
杉狂児 (偽老公)
時田一男 (偽助さん)
富久井一郎 (偽格さん)
津村礼司 (徳川貞光)
永田靖 (本田上野介)
堀正夫 (岩木大和)
藤枝久江 (初瀬の局)
東宮秀樹 (将軍綱吉)
江原真二郎 (水戸綱条)
矢奈木邦二郎 (藤田主水正)
団徳麿 (勘助)
上代悠司 (大賛源浄寛)
---------------------------------------------------
(感想等)
鋭い女の悲鳴とともに起きる惨殺事件。
水戸黄門一行が訪れた宿にも、つりさげられて背中をえぐられた女の死体が( ̄□ ̄;)
そして再び悲鳴がして、一行がそちらに向かうと、
紀州藩の船が。そこには弾薬がつまれており、
「見たなぁ~」ということで、公儀隠密と思われた黄門様一行は捕えられて船底へ閉じ込められる。
そこには怪人=ゴリラ(!!)がいて、
お浪とかいう怪しい女の笛の音によって、ゴリラが一行を襲う
(あのー鉄パイプぐんにゃりとか、力強すぎなんですけどゴリラ!!(爆笑))
助さんの刀も及ばなかったが、何故か格さんの素手攻撃で撃退する
(格さんの素手>助さんの刀か^^;;)

一行はお浪たちに樽の中につめられて、谷から海に落とされる
(何故かやられるのに余裕ぶっこいている黄門様たち(笑))
流された先で佐吉という若者に助けられる

あー!また杉狂児さん演じる嵐三徳らが偽黄門を^^;
黄門様のために(←偽の方)宮相撲があるということで、
佐吉はおっかさんの病を治したいために、参加しようとする。
実は佐吉を疎ましく思っている灘右衛門らのしくんだ罠であり、
本物の力士を使って佐吉を亡きものにしようとするのだ。

案の定、佐吉は宮相撲で殺されそうになるが、
そこに現れた黄門ら一行(本物)に助けられ、灘右衛門らは牢行きに、
賞金は佐吉のに与えられる。偽黄門もバレたし(笑)
(よ!黄門様!!かっこえぇ!)


将軍綱吉が、日光廟を参詣でやってきた。
そこへゴリラを上覧していただこうとゴリラも運ばれる。
ゴリラを利用して将軍暗殺をたくらむ本田上野介ら紀州の者は、
黄門様たちが邪魔。ニセ者として捕えて牢に閉じ込める。
お浪は福島正則の娘、文左衛門は元の家臣でお家再興を狙っていたのだ。
お蝶と助さんは彼らの部屋下でその事を知る。

しかし、ひと声で「黄門様だー!」とハハーッとなったり、
一方では言っても信じてもらえぬとは@牢屋色々むずかしいですな(笑)
解放された黄門様は早

速綱吉に会い、奴らの計略を話す。
が、側近ら(実は敵)の威信のかかわるとの進言で強行される。


日光参詣への将軍らの道程、襲われるが、駕籠には将軍はいなかった。
本田上野介は、失敗したことによりお浪らが邪魔になりお浪の家臣をことごとく鉄砲で討ち、
お浪は上野介に斬られそうになり、足をすべらせて谷に落ちる。

怒り狂う将軍。
黄門様は江戸へお帰りになったほうがと進言するが、上野介に対する怒りのあまりに言う事を聞かない。

落ちたお浪を助けたのは格さんであった。
助けたのを責めるお浪だが、生きていれば花も咲くという格さん。
徳川御三家という敵に頭は下げられぬと泣き崩れるお浪。

ハッ!将軍の前で女たちを引き連れてお蝶が舞ってますよ~(笑・笛吹きとして助さんも!)
千原しのぶさんの踊りはやっぱり綺麗っ!(・▽・)v
その後、ゴリラを見せる段階になる(あやつれるお浪がいないんでそこは何事もなし)

一方、黄門様の前に連れだされるお浪。
反発するお浪に、彼女にとって敵であることは理解しつつも
「今徳川が倒れたらどうなる。世はことごとく乱れるであろう。その時民百姓はどうなるかそちは考えたこともあるか」と諭す。
「徳川は一族の反映のために天下に君臨しているのではない。民百姓の代表として単なる蹄にすぎん」とも
(前回の水戸黄門の豊臣側の残党の時もこういうスタンスでしたよねー)
家名の再興を約した黄門様。
心に響いたお浪は、上様の宇都宮のご寝所には吊天井が仕掛けてあると訴える。

本田上野介にお蝶や助さんを見せて、陰謀はことごとく聞いたぞと将軍は怒る。
開き直る上野介。
「上様、あれを見やれ!」と指差す先には鉄砲を向けてきた一隊が。

屋敷の外では乱闘がはじまり、鉄砲を向けられた将軍は上野介に連れられる。
そこに黄門様が(間に会ったか~!?(TωT))
ああ・・・・・黄門様や将軍様、お浪や格さん閉じ込められて、
上野介に紀州貞光公に将軍職を譲れと迫る。

吊天井が落ちてくるぅぅぅぅ!(い゛やぁぁぁ(T□T))

そこへ、お浪が機転をきかせて笛を!!
ゴリラが檻から出たー(・▽・)ワクテカ

(動きが人間っぽくて笑えるが、モノクロのおかげでチープすぎにも見えない(笑))

撃たれたゴリラの顔こわすぎ^^;

ゴリラが吊天井部屋を壊してくれたおかげで黄門様一行脱出成功!
ゴリラは吊天井の下敷きに( ̄□ ̄;)ええー!)

本田上野介は、黄門様と助さんによって斬られて一件落着!!

お浪は、黄門様の息子の水戸綱条に預けられる。
「格之進が帰るまで大切に預かっておきましょう」

(え!いつからそんな仲に!?)
黄門様の、助格嫁探し漫遊記(爆)


最後のお浪のオチが
「格さんの未来の嫁っ!」というのが一番驚きでしたが(笑)、
前記事の「火牛坂の悪鬼」といい、
《お家再興のために徳川家転覆計画》が基本なのですね。
やっぱり基本黄門様はベースがあって安心できる素材なんだな。
それにしても、類人猿がゴリラて・・・・・
内容そのものよりも「タイトルとのギャップ」に笑かしていただきやした(笑)。

もっとありえねぇー未知の妖怪とかとの闘いとか出てくるんかと、
見る前はドッキドキだったんですけどね、
そこは妄想しすぎでありましたか(爆)
思ったよりはぶっ飛びすぎませんで、ふつーに楽しめましたが、
ゴリラが鉄を曲げるのはやっぱないよなぁ^^;
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「水戸黄門漫遊記 火牛坂の悪鬼」(1955年・東映)
2010年12月12日 (日) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより
シリーズ第5作。越前の国福井へとやってき黄門さまご一行。そこでは半月ほど前から鬼面組と称する浪人者の怪盗が、夜毎出没していた。
黄門様は鬼面組が旅芸人一座に正体を隠していること見破るが、女首領を取り逃してしまう。
だが、金沢でまたしても鬼面組が出現、城主の一人娘・妙姫を誘拐し、武器弾薬と身代金を要求してきた。
鬼面組の正体は豊臣家の残党で、その目的は天下泰平を覆すことだった。
黄門様は助さん格さんと事件解決に乗り出す。


(キャスト)
月形龍之介(水戸光圀)
三条雅也(佐々木助三郎)
加賀邦男 (渥美格之進)
千原しのぶ(緋牡丹お蝶)
浦里はるみ (尾上時枝)
杉狂児 (嵐三徳)
渡辺篤 (市川亀蔵)
清水金一 (坂東彦八)
高松錦之助 (結城白龍斎)
青柳竜太郎 (赤星剛太夫)
山口勇 (鉄禅坊)
尾上華丈 (藤島屋)
吉田義夫 (江原大隅)
河部五郎 (家老赤戸九郎太夫)
徳大寺伸 (加賀宰相網紀)
松島トモ子(妙姫)
堀正夫 (家老前田修理)
松浦築枝 (老女松ヶ枝)
清川荘司 (筒井隼人)
大文字秀介 (山嵐猪八郎)
加藤正男 (雲龍坊)
団徳麿 (藤島屋番頭)
時田一男 (藤島屋手代)
五月蘭子 (藤島屋女中)
飯田覚三 (勘次)
有馬宏治 (長者の吉兵衛)
ほか

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(感想等)
東映chにて鑑賞。
月形黄門様の昔のやつのようですが、しまった・・・・これ第5弾でしたか。
時系列で観ると、冒頭から出てくる旅役者の嵐三徳や市川亀蔵らは以前も黄門様とかかわった奴らのようですね。
(しかも、ちょっと困ったちゃんのようで^^;作品のコメディリリーフのようです。)

無銭飲食等で身ぐるみはがされてひもじい三徳たちを、役者が足りないと一座の座頭の尾上時枝が拾う。

三徳たちがまぁ~た黄門様で商売(黄門様をネタに芝居)をしていたところへ、
黄門様一行も見物に。
(内容がまんま黄門様一行をパロディしたもの。芝居の中で助さんに惚れているお蝶が出てくるけれども、実際もそうなのか?(笑)。権勢をひけらかすようなもので嫌なものぢゃと黄門様も苦笑いしつつも、懐広くご覧になる。)
黄門様一行がいることが分かり、恐縮する三人。
そこで、三徳らが一座がみんな素人で浪人もいる。こんな武骨な一座は初めてだと聞かされる。

怪しんだ黄門様らが夜張っていると、宿から鬼の面をかぶったやつらが。
芝居小屋で聞いた盗賊・鬼面組のよう。
あの旅の一座は鬼面組だったのだ。
藤島屋を襲撃して金を奪い逃走、助さんと格さんが奮闘して盗賊どもを蹴散らす。
が、藤島屋に鬼面組をとらえようとやってきた江原に黄門様と助さん&格さんは鬼面組と間違われる。

関所やぶりのものたちが来るからと、現地の民をけしかけて鬼面組をとらえさせようとするお蝶
(頭はつかいよう♪)
しかし、時枝は単身馬で逃走した。

黄門様らは奉行所で裁かれそうになり、藤島屋で「鬼面組だ!」と言った男が証言するが、
その言葉の矛盾点をたくみに黄門様がつき、その男こそが鬼面組の一味だということがバレる。
そこへ、「控え!このお方を誰だと心得る!」ですよ(・▽・)ニヤニヤ
印籠なく、言葉だけで黄門様だと知らしめます(笑)
しかも、間違えて黄門様を捕えた奉行を「こんな奉行を・・・」などと締めあげるたぁ、
月形黄門様、やはり容赦ありませんっ!(爆)
両親と恋人を失くした藤島屋の娘には温情を。


黄門様一行が城下につく頃、妙姫が誘拐された。
しかも金子十万両と武器などを三日以内に用意しろという。
誘拐したのは鬼面組だ。
(妙姫の子役時代の松島トモ子さん、めっちゃしっかりしてるけど可愛いですよねー。子役に関しては子役時代の美空ひばりさんより好きだなぁ♪松島さんの方が子供らしい可愛らしさもある点で!)
殿は領民は犠牲にできないので、姫のことは諦めようとするが、
そこへ光圀らが登城の知らせ。
姫誘拐のことを知ってなぎさめるが、何を思ったか加賀の踊りを城下あげて見せて欲しいと言う黄門様(∑(゚Д゚ノ)ノ はい!?何をおっしゃるのっ!?)
「わしは民百姓と騒ぐのが大好きでな!ハッハッハ!」と黄門様
(おいおいおいおい。敵を油断される公算!?)

白山に姫を愉快してたてこもっている鬼面組は、豊臣家の残党であった。
公儀隠密の筒井は、黄門様もやつらは狙ってる旨もつげる。
黄門様に命じられて格さんと筒井は、山塞探索&姫救出に向かう。

金がとれない時は姫を殺そうと算段する残党ら。
姫の声掛けしようとするがうまくいかない筒井&格さん。残党に見つかる!
2vs沢山の大乱闘!(加賀さん=格さんかっこえぇ!!

やっぱり松島トモ子ちゃんが出てくると歌は標準装備だよな(笑)。
↑ちゃんと節つけて歌えるあたりやっぱりうめぇよなぁ。声かわえぇし♪

格さんがもどり、仔細がつたえられるが、一方で馬にのせられて放り投げ出された筒井の遺体が届けられる。
隠密なんぞよこしやがって金をよこす意志がねぇんだな ゜Д゜)ゴラア!
そんなら月の刻までに姫を火あぶりしたる!というような文面の(笑・←は熊猫屋超訳です)書面と共に。
万策つきたと思われたが、光圀が自ら申し出て姫と交換で人質になるという。
(ええっ!恐れ多いっ!)

光圀と、女なら大丈夫でしょということでお蝶の二人が山塞に向かう。
豊臣家残党の頭領の女=一座の座頭&鬼面組お頭は時姫であった。
妙姫解放を申し出るが、時姫は解放せず、光圀らももろとも捕えられる
(妙姫と会話する黄門様、まるで孫とその祖父の構図です(笑)。ほほえましい^^)

酒宴を催す時姫ら。これが徳川光圀のマヌケ面じゃと、豊臣の血筋とは思えない口の悪さ(笑)。
諭す光圀だが、聞く耳もたない。
光圀・妙姫・お蝶の火あぶりがはじまる。
しかし、綱紀らの味方の軍勢が山塞へ!
(結局は戦闘ぢゃん(笑))
鉄砲持って助けにくる格さんありの、
火のついた松明をくくりつけた牛が何頭も突進してきたり(おい、タイトルの意味これか!(爆笑))
時姫も爆発した建物もろとも果てる。


最期は妙姫の歌と共にいつものハッピーエンド♪

実に分かり易さはいつもの黄門様です^^
しかし、ある種の容赦のなさといい、威厳といい、月形黄門様は最高!毎度ながらも大好きです。
やっぱり黄門様は毒もなくてはな(笑)
↑結構きっついこともサクッと言うんですよね、月形黄門

加賀さんの格さんが、適度な恰幅の良さもあって、実に熊猫屋好み(どこ見てる(爆))
格さんの活躍度に比べて、三条さんの助さんがちょっと霞んでしまったかな?
安心して楽しめるのが水戸黄門の共通項なのですが、
月形さんの黄門様はピリリと薬味がきいているからまたいいんですよね。

今回はモノクロ作品でした。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「忍びの卍」(1968年・東映)
2010年12月12日 (日) | 編集 |
1968年といったら、既にして黄金期は終わってる東映時代劇なんで、
カテゴリーも別につっこんでおきますね。

ええ・・・・観ましたよこの作品。
東映ch深夜帯でやってたんですが、エロいというより
「へ!?それが忍びの術!?」とお笑い満載で(笑)、
終始笑いが止まらない熊猫屋でした(・▽・)ニヤニヤ
思いっきりB級作品ですっ。

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(あらすじ)※東映chより
山田風太郎の原作を映画化。時は寛永七年、三代将軍家光治世のころ。
お家安泰のためお世継ぎ作りに懸命の家光側と、次期将軍の座を狙いそれを阻もうとする駿河大納言とその側近、さらに卍を旗印にお家再興をはかる女忍者陽炎などの忍者軍団が加わって、三つ巴の争いが繰り広げられる。
エロティック要素を盛り込んだ奇想天外な忍法が全編に登場。

(キャスト等)
夏八木勲 (椎ノ集刀馬)
桜町弘子 (陽炎・お園の方)
遠藤辰雄(虫籠右陣)
菅貫太郎 (家光)
山本麟一 (筏織右衛門)
潮健児 (百々銭十郎)
桑原幸子 (祐)
真理明美 (お栄)
真理アンヌ(お彩)
真山知子 (おぶみ)
山城新伍(忠長)
曽我廼家明蝶 (土井大炊頭)
小松方正 (鳥居土佐守)
大木実 (柳生但馬守)
関根永二郎 (紀伊侯)
堀正夫 (尾張侯)
中村錦司 (水戸侯)
花柳小菊 (春日局)
三島ゆり子 (お国の方)
霧立はるみ (お舟の方)
小川真理子 (おくる)
大前均 (大男の蔵番) ほか

監督:鈴木則文
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(感想等)
鈴木監督の履歴を拝見すると・・・・・「シルクハットの大親分」なら観たことあるなぁ。
「伊賀野かば丸」の実写版を作った人ですか!(その節は大爆笑させていただきました・笑)
「緋牡丹博徒」シリーズの脚本もお書きになってるんですねぇ。
意外なのが「恋や恋なすな恋」の美術て・・・・結びつかないぃぃぃ!^^;

下半身が鱗に変わった女を見てしまって以来、女に興味がなかなか向かない将軍・家光。
(あの鱗姿、何だかダンスでもしそうな衣装に見えるな・笑)
忍者のしわざとふんだ柳生但馬守は、柳生から破門された浪人の椎ノ集刀馬を使って探索に乗り出す。

忍者の中に遠藤さんがっ!ウロコ人にする忍術をかけたのは遠藤さんこと虫籠右陣ですよ(・▽・)ニヤリ
いつもながらに、悪役ながらもすっとぼけた雰囲気のある遠藤さん。
なごむなぁ。
白塗り忍者・百々銭十郎は潮健児さん。
「申し訳ない、コバンザメが鮫の腹に住みつくように、女の肌がわしの住処でござる」と、
座った女の股の間から出現(笑)。

ウロコ人に変えるのは右陣による「忍法きらら肌」。
さ、この後も妙~~~な忍術が次から次へと出てきますよ(爆)

右陣が歩いていると、屋根から降ってきた女が右陣に抱きつき、地面をゴロゴロゴロ(何故か着物が脱げてくww)
その名も「忍法泉の糸回し」。
女忍者はおぶみで、右陣に抱きつくことによって情念がやどり、右陣に近づく程に情念が燃えたぎり、死ぬまでヤツを追いかけると(爆笑)。

それで右陣がいるであろう屋敷に刀馬とおぶみがたどり着くと、扉が開くと共に突風が。
そこには女が立っていて、おぶみは風にふっ飛ばされて気絶。
女にあの屋敷には誰が?と刀馬が尋ねるも、女ははぐらかし、急にいつもの癪がと倒れこみ介抱する刀馬
(あ~このパターンて・・・・・)
すると黄色い煙がたちこめ、逆に倒れる刀馬。女の術にひっかかる
(あ~あ、やっぱり・笑)
女の仲間の男が現れ、まだ刀馬に息があると殺ろうとするが、女はまだ聞きたいことがあると止める。

屋敷にて鎖につながれた刀馬とおぶみ。先の女=陽炎は、刀が五大老も知っていることだ、悪あがきはやめろという。
女は、おぶみに真偽を問いただそうとし、おぶみは陽炎の目を見ることで術にかかり、何故かここから百合展開(あはははは)。
陽炎に抱かれながら、忍法泉の糸回しでもってここまできたこと、五大老は知らないことなど真実を話させられるおぶみは、陶酔の中絶命する。

「お前は恋することのできぬ女、それゆえ哀れといったのだ」と言う刀馬。
逆上してひっぱたく陽炎。
(ツンデレでちょっと魅かれてるようよ・笑)

陽炎の命令で右陣らは大奥に忍びこみ、この夜の家光の伽をする予定のお国の方と入れ替わる
(「忍法・任意車」持つのは一昼夜。シンデレラみたいだな(爆))
筏織右衛門がお国の方に化けたところに、右陣は肌を舐め、お国の方の身体を秘所と同じ肌触りにして、
家光誘惑作戦開始!
(「根来忍法・ぬれ桜」・・・・何だかもーどこつっこんでいいのやら('A`))

忍法・ぬれ桜にて、まんまとひっかかった家光。(化けた)お国の方の虜に。
しかし、白塗り甲賀忍者・百々銭十郎らによって見破られ、戦闘に
(そう、白塗り仮面は味方側だったのだ(・▽・))
筏織右衛門は、もはや家光は世継ぎのできぬ身体になったわ!とぬかす。
が、百々銭十郎が仲間の甲賀女を斬って、その血でもって「甲賀忍法・赤朽葉の術」をしかけ、
お国の方を討ち倒す。
(単に、魂が入れ替わっただけなので、肉体はお国の方。これでお国の方は絶命。かわいそす・・・・)
右陣と織右衛門は脱出する。

一方、鎖に繋がれた刀馬は、犬によって殺されそうになるが、
刀馬に惚れてる陽炎は、犬を術でおとなしくさせ、その隙に刀馬は目で犬に術をかけ(?)、
命じた大納言・忠長を襲わせる。
刀馬に好きだと言われ、うろたえる陽炎。
(そこんとこを右陣じも指摘されるしwすねる右陣かわゆす(´Д`))

豊臣秀吉に領地を奪われた高山家の娘であることを刀馬に指摘される陽炎。
高山家再興にかけて裏にいる人物が陽炎や筏を騙しているという刀馬。
事を知った刀馬は、殺してくれ、そのためにしゃべったという。
(おいおいおいおいおい、任務はどうした?!恋は盲目ぅぅ~♪・笑)
それはできなかった陽炎。
刀馬を信じて鎖をとくが、刀馬の姿は消えていた
(「色恋も技のうちぞ」とは、罪な男)


土井大炊頭に事の次第を報告し、黒幕が家光の弟で、将軍の座を狙う大納言・忠長ら一派であることを刀馬は伝える。
(家光登場の時の、刀馬による腹話術状態がっっ。スガカンさん、今回もダメ殿っぷり前回で楽しいですよ・笑)
その場はやりすごしたが、大奥の女が身ごもったと嘘も言ってしまったため、どうしよー状態に
(徳川の赤子には胎盤を塩水で清めると葵の御紋が出るて・・・・もはやファンタジーの域。それを花柳小菊さん=春日局に言わせるとは^^;)
甲賀の女忍者二人をつかわして、秘かに忠長の種をいただき、大奥の女に宿す作戦に出る。
(甲賀忍法・壺飛脚)

まんまと成功したと思われたが、刀馬に裏切られて鬼の形相の陽炎に見つかり、女忍者二人は拷問に。
忠長は家光暗殺を陽炎に命じる。
女忍者二人は、筏によってまたもや「忍法・任意車」によって二人同時に乗り移られる。
(7:3とはまたややこしいな^^;)
そして、何故か乗り移られた女忍者同士で斬り合い、筏が7分(笑)の女忍者が残る
(もうね、なんとでもしてくれよ)


刀馬と百々銭十郎は筏の乗り移った女忍者らと戦うことに。
百々銭十郎は筏の抜け殻の方に向かい、刀馬は女忍者と戦うが、筏成分七分(笑)なため、
残りの三部の女忍者本人が、家光が危ないことを知らせる。
筏は己が許せんと腹を斬り、女忍者絶命(ついでに筏も)。

一方、箱根に療養に来ていた家光らは、湯女に化けた陽炎が気に入った模様。
療養効果もあって身体も癒えたが、家光は湯女に伽を命じる。
筏が死んだことを知り、自責の念にかられる陽炎。
一緒に逃げようと言う右陣だが、陽炎は伽におもむくことを決意し、忍法・ぬれ桜を右陣に命じる
(陽炎に惚れてる右陣。それやったら右陣が死ぬってーのに・・・・鬼^^;)
陽炎の曼珠沙華の息の毒で絶命する右陣
「右陣はお頭に抱かれて死ねる、果報者じゃ」
(桜町さん、めっさ顔美しす)


家光の伽に向かう陽炎だが、そこにいたのは刀馬。
待ち構えていたのだ。

・・・・その後の二人の問答や展開、何故か激甘なベタラブものに(´Д`;)オイオイ

締めに、赤ちゃんの泣き声と共に家光の五男一女分の計六個の葵の御紋が出たのには爆笑!

最後の最後まで笑かしてくれた話でした。

つっこみどこ満載で、東映の大人向け(笑)時代劇ってこんなんばっかりなんでしょか?(笑)。

キャストとしては個人的には遠藤辰雄さんの右陣が好きだなー。
やっぱり遠藤さんの悪役って憎めないんですよね。
スガカンさんもいつもの殿って感じでしたし(・▽・)ニヤニヤ
桜町さんの、Sっ気とツンデレ成分たっぷりの陽炎もよっかったというか、
桜町さんてあんな鬼の形相までできるんですね。
東映のお姫様女優さんがあんな演技を・・・・!とちとビックリ。
同時に、黄金期の終焉をも見た想いでございました。



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「天保六道銭 平戸の海賊.」(1955年・東映)
2010年12月04日 (土) | 編集 |
久しぶりの大友さん主演の時代劇鑑賞ですが、
これが良い意味で裏切られた作品でした(・▽・)
東映時代劇でこういう作品もあるんだな~♪
東映chで鑑賞です!
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(あらすじ)※東映chより
弱きを助け強きをくじく町人・森田屋清蔵が、大名を相手に大喧嘩をする超娯楽時代劇。
原作は村上元三の傑作小説。天保の頃、海賊船で莫大な黄金を稼ぐ快男児・森田屋清蔵は、平戸に帰ってきた。清蔵と番頭与兵衛の娘・お鈴は恋仲で祝言を挙げる約束をしていた。
だが、藩の侍・柏倉は、お鈴に惚れこんでいる息子のために、また城代・松浦も儲けを一人占めにしたいために清蔵を亡き者にしようとしていた…。

(キャスト等)


大友柳太朗 (森田屋清蔵)
高千穂ひづる (お鈴)
日高澄子 (お組)
原健策 (金子市之丞)
月形龍之介 (河内山宗春)
伏見扇太郎(片岡直次郎)
岡田英次(松浦壱岐守)
吉田義夫 (鎌田総兵衛)
水野浩 (番頭与兵衛)
津村礼司 (番頭喜助)
夏川大二郎 (番頭平右衛門)
高松錦之助 (番頭甚左衛門)
富田仲次郎 (船頭重五郎)
神田隆 (松浦蔵人)
清川荘司 (柏倉外記)
三条雅也 (柏倉昌三郎)
月形哲之介 (大沼彌市)
堀正夫 (浦上平馬)
市川小太夫 (浦上小十郎)
立松晃 (小沢喜兵衛)
稲葉義男 (くらやみの丑松)
須藤健 (すっぽんの仙吉)
富久井一朗 (伝助)
永田靖 (布屋新右衛門)
浦里はるみ (おすぎ)
美多川光子 (三千歳) ほか

監督:佐伯清
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(感想)
東映黄金期時代劇で昭和30年というと、「勧善懲悪時代劇」が圧倒的に多いと思うのですけれど、
この作品、かなりその点でいくと路線が違いますねぇ。
主役の大友さん(大友さんの役は商人です)でさえ、善人じゃない。
かといって、敵対する側の侍が完全に悪かっていうとこれまたそうではない。
双方の立場が手に取るようにわかるし、最初の侍側は明らかに悪いんだけど、
その後の展開を見て行くと彼らも自分たちのおまんま食い上げの危機が出てきて必死なんですね。
で、商人側も大友さんだけでなく、歌舞伎の演目でもおなじみのあの黒い方が出てくるしで(笑)、
どっちが悪いんだか・・・・?
いつもの東映”娯楽”時代劇の展開だと、一方的に主役たる大友さん演じる主人公が敵をバッサリやっちまうとこなんですが、この作品は違います。
違うんだけど、これが「面白い」。
次第に引き込まれていった熊猫屋です。


観ながら「大友さん、黒いっ!黒いわっっ!!」とドキドキの熊猫屋。
よく見る豪放磊落な大友さんの演技ではなく、めっさドライです。
笑っていても肝心の「目が笑っていない」。
こんな恐~い大友さん初めて見たわぁ^^;

侍が大友さん演じる商人・森田屋清蔵を騙して許嫁だったお鈴(高千穂ひづるさん。相変わらずかわえぇ♪)と商品を奪ったので、森田屋は復讐を決意するんですね。
その復讐劇の綱引きがこの話のメインです。
ほんとね、商人らしいドライな部分が前面に出ていて、相手の手の内を二手も三手も先読みし、先手を打つ。
やられたら倍返しの如く容赦が無い。
松浦側らへの復讐の一念で突き進む森田屋。

一方で女の扱いは森田屋が「苦手」というのもあながち嘘でも何でもなく、
そっちの感度はいまいち。
復讐にかまけているうちに、女心にはいまいち鈍感なのですな。
森田屋が振り向いてくれないと囲われ女のお組は、森田屋がかくまってる浪人の金子市之丞と結ばれてしまうんですが、
お組と市之丞がそうなってしまう過程も、双方の境遇の悲哀も相まって理解できるのですよね。
で、その金子市之丞の原健策さんが渋くてめっさかちょえぇんですよ!いつもはもっと東映時代劇では脇をかためていて、作品によっては悪役が多い原さんなのですけど、
厭世的な浪人が、森田屋に意気を感じて彼のためにいざという時は刀を抜く。
一方で、お組のグチもだまって聞いて酌をして「森田屋のことは忘れるんだな」と、結構優しい。
お組とは、どこか心に傷を持つ者同士の共感というか共鳴で魅かれるのですが、
クールで言葉数は少ないのだけれども、女心については絶対森田屋より分かってる(笑)。
(ラスト近くの森田屋とお鈴の件について背中を押したのも市之丞の一言だったしね)
そんな

黒い大友さんと、準主役っぽい存在感ばっちりの原さんだけでも美味しいのですが、
それだけぢゃない!

(大友さんと原さんの殺陣場面ももちろん見所ですぜ~♪)


終盤に入ってきて、あんまり時間も残ってないところに大きな黒い人がっっ(笑)

月形さんが、河内山宗春役で登場ですっ!
( ̄▽ ̄*)なんかきたわぁ♪

河内山といえば、歌舞伎などでおなじみの坊主のくせにめっさ黒い悪徳野郎。
その河内山を月形さんが演じてますが、胡散臭さ満点!(笑・さすがや)←口調といいまるでゴロツキヤ○ザ(笑)
↑最初出てきた時、風貌が何か水戸黄○っぽかったんですけど(わはは)、後のツルツル頭はまさに河内山でしたね
月形さんの「通りがかった鈴が森~(略)~とんだ幡随院長兵衛さ!」の台詞、歌舞伎の口上みたいな口調ですね
(^ω^)
その河内山が、森田屋側につくもんだから

(森田屋が)主役なのに黒さ満開!(爆)
なんか侍側が可哀想になってきたのは気のせいか?(^ω^;)

あ゛あ゛あ゛~~~!このまま主人公が黒い人のまま行くの!?
(↑半ば誤解とはいえ、お鈴さえも突き放してたからなぁ森田屋は)

と思ったら、最後に森田屋が情を見せるドンデン返し!(ここは東映娯楽時代劇らしい)

東映chのあらすじにある「超娯楽時代劇」とはちと意味合いが違うと思いますし、
いつもの東映娯楽時代劇の流れと違う作品なのですが、
私はかなり好みですねぇ^^
登場人物の多くが善悪一体で背負っている、この頃の東映時代劇では珍しい方なんじゃないか?と思いました。
私は「勧善懲悪」めっちゃ大好き!なのですが(いちいち勧善懲悪ものにマジで考えないで、「そういうもんだ」と楽しんでますんで)、
今回の作品は、勧善懲悪ものに時としてある矛盾点が出ない真逆の展開で、主役側にも相手側にも善もあれば悪もあるという話の内容がストーンと腑に落ちる意味では、
なかなか「おぬしやるよのぅ」な作品でした



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ