映画「十三人の刺客」(1963年・東映)
2010年07月31日 (土) | 編集 |
え~はい、今秋2010年版が公開されるので→「十三人の刺客」(2010年版)公式
そういや東映で作った大元をまだ観てなかったなぁ・・・・
これを機会にちゃんと観ようか!ということで(笑)。
東映黄金期時代劇終盤の作品って、
抗争時代劇みたいなのが多いから「楽しい時代劇が好き!」な熊猫屋の趣向としては、
イマイチ食指が動きづらいところがございまして^^;
避け気味なところがあったのですが、
いやはや、これは観てとっても面白かった!
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今回は秋に2010年度版の映画もあるので、
いつもの(あらすじ)は省略させていただきます。
(単なる手抜きともいうが(笑))
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(感想等)

「おおお~!この最後のえんえん長々の殺陣場面、集落が【抜け道の無いダンジョン】みたいになってて面白い!」

用意周到に仕掛けられた、仇討のための罠の数々、
仇討をされる側の松平左兵衛督斉韶たち一行が、ここが外の道に通ずるか!?と罠をやぶっても、
次から次へと新左衛門(千恵蔵御大)ら一同の者たちが出てきて討ち合い!
刀は乱れ討ち、弓矢が飛び、丸太が流れ落ち(あるいは投げ込まれ)、
息つく暇もありません。

更にラスト付近の千恵蔵御大と、鬼頭半兵衛役の内田良平さんのやりとりとか台詞もぐっっときます。
(てっきり、サクッと千恵蔵御大がやると思ったら・・・・!!!)

話は仇討がメインの集団抗争時代劇なわけですけれども、
ダレた感じが無いんですよね。
また、勧善懲悪でも全く無い。
終劇した時、これがリアルな方向なのかなぁ・・・・と思いましたし、
最後の最後の、西村晃さんの死に様とか、死体の財布から金抜き取る人ありの、高笑いする人・・・・
様々な様子が寂寞感を増幅させましたねぇ・・・・
仇討する側が必ずしも「善」ともいいきれない部分も映していたように思えました。
(ただ、私はリアル=時代劇とは全く思いませんし、リアルじゃなければ時代劇じゃないという考え方は、
それ以前の時代劇・・・・例えば東映でいえば黄金期初期~中期の時代劇を否定することになるので同意できません。それも非常に偏っていると思っておりまして。
個人的趣味で作品の好き嫌いはあっても、「両方共に時代劇」だと思っております。
勧善懲悪大好きで何が悪い!(笑))


あと、映像に感心しました。
もうカラーが当たり前の時代に既になって久しいのに、あえてモノクロ。
そのモノクロ映像の中で、「光と影」の使い方というか陰影がうまいなぁ・・・って。
建物の床や、地面の石畳など光るところにうつる人の影とか、
建物などでできる影に蠢く人々とか、
さりげない所で魅せるなぁって部分があったように思います。
結構地面に近い、低いアングルから撮っている場面も多く、
より人間の視点に近い位置で撮っているように思えましたし、
土埃が舞いあがる様なんか、泥臭い仇討劇にこれまた華を添えるような舞いあがりっぷりで
(笑・褒めてます)。

話も良かったし、映像も。


今回は、せっかく安価で出ている今のうち!ということで、
デアゴさんのコレクションで買いました。
トレーラー観たいとか、綺麗な映像!という場合には東映から出ているDVDで是非どぞ。
「元祖」は面白かったですっ!

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今度の三池監督版、千恵蔵御大の役を役所さんが演じるってことなんでしょうかね?
(三池版の予告観たですよ)
はっ!そうだ!先日映画館に行った時にチラシもらってきたので、それを見なくちゃ!
全部じゃありませんが配役対比表を作ってみました。
脳内妄想劇場のお助けにでも(笑)。

(役名)→(1963年版)=(2010年版)※敬称略

島田新左衛門→片岡千恵蔵=役所広司
島田新六郎→里見浩太朗=山田孝之
倉永左平太→嵐寛寿郎=松方弘樹
平山九十郎→西村晃=伊原剛志
三橋軍次郎→阿部九洲男=沢村一樹
佐原平蔵→水島道太郎=古田新太
木賀小弥太→山城新伍=伊勢谷友介
樋口源内→加賀邦男=石垣佑麿
堀井弥八→汐路章=近藤公園
小倉庄次郎→沢村精四郎=窪田正孝
日置八十吉→春日俊二=高岡蒼甫
大竹茂助→片岡栄二郎=六角精児
石塚利平→和崎俊哉=波岡一喜

鬼頭半兵衛→内田良平=市村正親
松平左兵衛督斉韶→菅貫太郎=稲垣吾郎
浅川十太夫→原田甲子郎=光石研
出口源四郎→有川正治=阿部進之介

間宮図書→高松錦之助=内野聖陽
土井大炊頭利位→丹波哲郎=平幹二朗
牧野靭負→月形龍之介=松本幸四郎
牧野妥女→河原崎長一郎=斎藤工
牧野千世→三島ゆり子=谷村美月
三州屋徳兵衛→水野浩=岸辺一徳
おえん→丘さとみ=吹石一恵



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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 やってしもた・・・・・。
2010年07月29日 (木) | 編集 |
こんばんは、熊猫屋です。
気をつけていたのに、やっちまいました・・・・夏風邪

月曜日、土用だったのでしっかり鰻さまいただいて滋養もつけたのに、
鰻さまを食したその日に夏風邪_| ̄|○

個人的にただいま「フランス革命祭り中」で、それに関する本を読んでいたのですが
(読んだ本は当ブログ右サイドの読んだものに出てますが、内容かなり重いです^^;)
熱中して読んだはいいが、うとうとと「扇風機つけっぱなしのままうたた寝
してしまったという阿呆。

気づいたら「はっ・・・・何か身体が冷えてるっっ」と思ったが遅し、
やっちまいました(馬鹿馬鹿)。
風邪薬+ルル滋養内服液(カフェイン入ってないしだるい時は効く)+100%オレンジジュース(ビタミンC)で何とか仕事をやりつつ持ちこたえてますが、
早く週末来て欲しいです。
(総合感冒薬がいるほどではなくなったけど、まだ咳が残っているので、今は「新ブロン液エース」の世話になっとります)

こんな阿呆は自業自得で論外ですが、皆さまもお身体ご自愛下さいまし。

体調といえば、熱中症が多発しているようですが、
家の中が蒸していて室内温度が高い中で、熱中症がこれまた多いそうです。
年配の世代の方の中には「エアコンは身体に悪い」と思っていらっしゃる方もいるそうですが、
これは逆で命にかかわることなので、是非エアコンなり扇風機なりご使用下さい。
(特にエアコンは除湿も兼ねるんでいいんですよね)。
我が家はエアコンの設定温度は高めにして(今は28度にしてます)、
風向きも天井により近い高さで身体に当たらないようにしているので、エアコンのおかげで暑くなく、涼しすぎずです。
(別の部屋に置いた扇風機でヘマやっちまいましたが(笑))。

本当に尋常じゃない暑さですよね。
日本の中では涼しい地域に住んでいる熊猫屋ですが、
こんな毎日25度超えている年なんてありませんよ。
元々が涼しいところなので暑さ耐性が無いもんだから「己の身体の沸点が低いんです」(笑)。
寝具も涼感マットを買おうかと真剣に悩むこのごろ。
でも、うちの地域だとあと1カ月で用済みになっちゃうからいらないかな?とも^^;
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朝の時代劇はちと今御休み中。
というか、最初橋爪淳さん版の「大江戸捜査網」の録画を観ていたのですが、
あんまり心にピンとこない^^;(すまぬ)ので、中断しているというところです。
現在、別の時代劇を物色中(八月に期待か?)
橋爪さんは、いい役者さんだとは思うのですが、主役タイプではないかな?と思いましたです。
@大江戸捜査網観て
主役張るには、どうも華が足りないんですよね。
始め、男前なのになんでかなぁ~と思ったのですが、
リアルタイムで観たはずなのに「若大将天下ご免!」も印象に残ってない、
今回もピンとこないというのは、主役をやるために何かがちと足りないのではないのかと。
寺子屋の先生としては可愛いがw
それにしても、皆さんメイクなどがちょっと変?と思うのは私だけでしょうか?^^;
橋爪さんは目の上のシャドウがいらない、中村あずささんはちと白すぎ?、京本さんはシケにしてはちと髪が束で出すぎのような気が^^;;
悪くはないんだけど、湧き立つものも無い・・・・かなぁ今回は。

来月9日からは右太衛門御大のTV版「旗本退屈男」祭りにしますんで、
それまでは朝時代劇はつなぎで別なものをちょこちょこと。

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時代劇じゃないけど、東映chの「フラワーアクション009ノ1」が、
つっこみどこありすぎのB級臭が笑えて楽しいです。
トランプをモチーフにした名前のエージェントで活躍する娘たちを中心にしている、
1969年のドラマなんですが、
5人の娘<スペード>金井克子・<ハート>由美かおる・<クラブ>原田糸子・<ダイヤ>奈美悦子・<モンキー>江美早苗の中で、奈美さんが一番可愛い。
以前、「弥次喜多隠密道中」で奈美さんがお姫様役で出た時も、とっても可愛かったので驚いたのですが、
(後年のしか知らなかったので^^;)
このドラマでも背がスラッとしていてロングの髪が似合っていて可愛いんだわ(すっかりオヤジ目線の熊猫屋(笑))
金井克子さんはお姐様♪という感じで、別の意味でカッコイイ。
初代・引田天功も初めて見る(エージェントをまとめる「ジョーカー」役)
あれ?これ本人の声なの?何か浮いてない?と違和感(吹き替えだそうですね)。
毎度事件のたびに009ノ1が動くのだけど、展開はちゃちというかお手軽というか(またそこがいい)。
1話でいきなりウエストサイド・ストーリーみたいなミュージカルモドキなアクションシーンが出るわ、
トランプのメンバーも話数によって出てない人がいたり、
おいおい、そんな至近距離で銃撃されて無傷ってないだろ?とか、
簡単に身分偽って潜入できたりとか、ツッコミどこ満載なのですが、
コスプレみたいに変なルパンが出てきた回もあったし(クラブが惚れかけたよな・笑)、
「娘たちを魅せる」ドラマだから、愛でてツッコミつつ観るのが正しい観方の気がします(あはは)。
B級ドラマ好きにはオススメできるんだけど。
13話と短いですが、まだ8月までやってます(毎週日曜日。土曜日に前週の放送のリピートあり)

テーマ:今日のつぶやき
ジャンル:日記
 長谷川裕見子さん死去【お鯉の方様】
2010年07月27日 (火) | 編集 |
東映時代劇ファンにはおなじみすぎる(長谷川一夫さんのファンの方は姪っ子さんなのでそちらでも)、
長谷川裕見子さんが亡くなられました。
享年85歳。


私の中では何といっても「新吾十番勝負」シリーズのお鯉の方様でございます。
(あ・・・検証作業もとっとと終わらせないと(汗))
橋蔵さんとも沢山共演されましたよね。
ざっとあげて見ますと

「若さま侍捕物帳 地獄の皿屋敷 べらんめえ活人剣」・・・・山岡小百合
「水戸黄門(1957年版)」・・・・お縫
「任侠清水港」・・・おせん
「濡れ燕 くれない権八」・・・・小夕
「丹下左膳」・・・・お藤
「任侠東海道」・・・おきく
「新吾十番勝負シリーズ」・・・・お長/お鯉の方
「血斗水滸伝 怒涛の対決」・・・・お静
「風流使者 天下無双の剣」・・・・竹千代
「血槍無双」・・・・お蘭
「天下の伊賀越 暁の血戦」・・・・みね
「赤穂浪士」・・・・千代

オールスターものも含まれてますが、結構ありましたね。
最後の映画出演作が1964年の「新吾番外勝負」のようです。
(お鯉の方を振り切って、剣の道に再び行こうとする新吾を思い出すですよ)
「新吾十番勝負シリーズ」では、橋蔵さんの新吾の母の役でしたけれども、
実際は5歳も離れてなかったという^^;;
芯のある、落ち着いた演技が魅力的な女優さんでしたね。

サンスポによると→これ
癌で闘病されてたのですね。
今年2月、長谷川裕見子さんの娘さん(船越英一郎さんの妹さん)が亡くなられてますが、
息子の船越英一郎さんも御親族を立て続けに亡くされて、ご心痛いかばかりかと。

また一人、東映黄金期にご活躍の方が鬼籍に入られました。
でも、ご活躍の頃の映像は残ります。
長谷川裕見子さんご出演の映画を見て偲ばせていただきたいと思います。

合掌。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「銭形平次」(1967年・東映)
2010年07月24日 (土) | 編集 |
デアゴのDVDをまとめて入手したので、
久々に見ましたよ(・▽・)V
誰が呼んだか~誰が呼んだか~♪ぜにがたぁぁ~へいぃぃじぃぃ~♪

テレビの万七親分こと遠藤さんと、清吉こと池さんのコンビがいるので、
他のキャストがテレビとは全く違っても、ちょっとだけ空気を感じることができますです(笑)。
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(あらすじ)
平次の亡き父は岡っ引きだったが、父の跡目を継がずに、
鳶の政五郎親分(河野秋武)の元で平次(大川橋蔵)は鳶として働いていた
(政五郎の娘がお静(水野久美)という映画の設定)
博打で捕まって牢に入った平次だが、政五郎とお静が迎えにきて放免になる。

政五郎は平次とお静を一緒にさせたいと考えていたようだが、
翌日、見知らぬ女との心中死体で発見される。
これは心中に見せかけた他殺だと思った平次は、奉行の笹野(大友柳太朗)に直談判して岡っ引きになると嘆願。
平次の亡き父から十手と捕り縄を預かっていた笹野は、平次にそれを渡し、
平次は政五郎を殺害した下手人をさがす。
(八五郎(大辻伺郎)は平次が博打打ちをしていた時に平次に惚れこみ、押しかけていって子分にしてもらう(笑))

材木問屋の上州屋(沢村宗之助)によると、千里の虎と名乗る者に商売の妨害をされ、
政五郎に打ち明けたところ、政五郎が秘かに探りを入れていたようだ。

平次が牢にいる時に、幼馴染の辰之助(小池朝雄)に再会するが、
上州屋からの帰り道、平次は大勢の男たちに襲われ、立花数馬(舟木一夫)という浪人(?)に助けられる。
男たちが逃げる時に平次が捕えようとして逃げられた男が、辰之助で驚く平次。

後日、上州屋から火が出て、そこで変死体で見つかった男の刺青を見て平次は驚く。
それは辰之助の刺青だった。
その直前に「この件から手をひけ」と辰之助に言われた平次は、
上州屋の件と千里の虎、そして政五郎の件が関わりがあることとみる。

一方、火災で材木を燃やされた上州屋は、稲毛屋に頼みこんで材木を融通してもらう約束をとりつける。
その代金三千両を運び込むことになるのだが、
再び千里の虎に襲われる危険性から護衛を平次に頼む上州屋。
笹野らと共に三千両を運ぶが、千里の虎の一味に襲われたどさくさで紛失。
しかし、その後八五郎の調べで稲毛屋は最初から材木を用意してなかったことが判明。

さて・・・・犯人は誰?そのからくりは?
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(感想等)
映画ONLYのキャスティングが殆どなので、
違和感をちょっと感じる点もございますが、
遠藤さんと池さんがいるのはホッとしますなぁ。
相変わらず、あて推量だわ嫌味ったらしいところは変わらずです(にやり)。
しかし、今回の平次は博打で一回捕まったあとに岡っ引きデビューしてますんで、
万七親分の嫌味もまぁ分からんでもないですが(笑)。

何気に宍戸大全さんや福本清三さんとか、川谷拓三さんが隠れてるので、
探してみるのも一興(千里の虎一味とか~♪)

平次は岡っ引きとして「初戦」なので、
ツメの甘さもあります。
(いや、後年のテレビの平次なら多勢に無勢でもやっちまうがな(大笑))。
そこんところの初々しさもよろしく♪というところでしょうか。

それにしても、ちょっと数馬がちょっと邪魔(笑)と思ったのは私だけでしょうか?
とってつけたように神出鬼没で出てくるので、
突然出てきて美味しいとこ「だけ」もってくから、
話の腰を折るというか流れが遮断されるというか、
いなくてもいいような気が^^;;(すまぬ)
平次にもっとやらせる(苦労させる)か、話の構成を少し考えるとかした方がよかったのでは。
(数馬の存在はお手軽すぎる。いくら設定が笹野様の息子とはいえ)
また、出てくる人が芸達者な人ばかりの中でちと舟木さんの台詞回しが・・・・^^;;;
全体的に浮いてる感があったのも、辛口評点です。

しかし、辰之助が黒幕かと思えばそこか(笑)。
そんなそぶり(伏線)がなかったので、こりゃまたいきなり感が無きにしもあらず。
灯台下暗しとはまさにこのことですのぅ。
むしろ辰之助と平次の友情には泣かされたです
(小池朝雄さん、よかったなぁ)。
辰之助は平次に対して恩も好意もあったので、関わって欲しくなかった。
上州屋に対しての両親の仇を討ちたいので、平次の説得にも辰之助は譲れない。
また平次も辰之助に引けと言われても、こちらも政五郎親方のことがあるので当然引けない。
双方に想うところがあり、哀しい対峙でしたねぇ。

犯人は誰??状態の時に、上州屋が(悪役もやる)沢村宗之助さんだったので、
深読みしすぎちゃった熊猫屋です。
上州屋は単なるふつーのいい人でしたw

平次が岡っ引きに「なっていく」お話なので、
始めは青い兄ちゃんだったのが、親方の仇を・・・というのもあるけれど、
事件に深くつっこむにつれて考えも冴え、岡っ引きとしての自覚も増していく過程はよかったですね。
(数馬をなくして、平次のそのへんの成長過程をもう少しつっこめるともっと良かったのですが)
お静さんが妻になる!宣言と時に、笹野様がおっとごめんよと入ってきて、
チュー寸前で邪魔されたシーンは初々しっす(笑)。
水野久美さんは、だまっててもほのかに色っぽさがある方ですが、
(私が好きな水野さん出演の作品は「ぬかるみの女」のかっこよくて頼りになる姉さまな清美役・・・・って何人喰いついてくれるネタだろう(笑))
今回は色っぽさ成分控えめで、夫婦になる前の初々しさのあるお静さんを演じてました。
(思ったより可愛い感じが出ていて安心したです)。
稲毛屋のところで息を殺すシーンなんてドキドキしたですわ。
(平次とのチュー寸止めも(爆))

八五郎も、最初出てきた時は「え~~~~~こんなのが八ぃ~?」(←失礼)と思いましたが、
下っ引きになるとこちらも徐々に平次同様変貌して、いい感じになっていったのが面白かった。

笹野様の大友さんは、ま、言わなくてもいいですよね。
橋蔵さんとくれば大友さんがいらっしゃると、とても嬉しいものです。
しかし、この作品が最後の共演作だったんだなぁ・・・・・(涙)。
平次が岡っ引きになることが決まり、二人で十手をカキーン!とやったところにジーンとした私は、
橋蔵さんと大友さんのファンです(*´ω`*)

そして平次ですが、最初はやんちゃなダメ男だったのが、
自覚と共に根性も備わり、我慢強くじっくりとそして冷静に攻めていくようになっていく過程が、
テレビ作品の橋蔵平次ファンにも嬉しい。
まぁ・・・・設定が違うのでテレビ作品とは切り離して見るべきかもしれませんが、
演じているのは橋蔵さんですからね。
しかし、この映画の中では自分で投げ銭を考案したのではなく、
亡き父からの伝授という設定でした。
(既にいいスナップきいた投げ銭です)
おっきい銭を眼帯にしてたシーンもありましたね(わはは)。
千里の虎というのが今回の映画のキーワードでしたが、
千里の虎???あれ?聞いたことあるぞと思ったら、
昨年見た888話終わった後の傑作選で見た「第4話」ですよ、千里の虎。
こちらは盗人でしたよね。

橋蔵さんの映画出演最後の作品でしたが、
壮年になってからもう数本・・・・みてみたかったですねぇ。
後に「荒木又右衛門」を見た時に、あまりに凄かったので、
「くっっ!!!こういう感じの橋蔵さんの映画観たいっ!!!」って
思っちゃいましたもの。








テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 読書記録「このマゲがスゴい!!」(講談社)
2010年07月23日 (金) | 編集 |
おなじみのペリー荻野さんと、一般(?)女性のミチヨさんとカスミさんによる、
「チョンマゲ愛好会女子部」の本。
座談会形式になっていて、出たばっかりの本です。

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しかし・・・・これ・・・・・読み終わって(200ページ超えてますが、読了まで1時間ちょいでした)、
読者の対象を思いっきり選ばないか?と思いました(笑)。
内容はオタ的ディープさもありながら、
このノリと内容についていけるのは「女性でしかも30~40代の時代劇ファン
くらいじゃないかと^^;
(無理矢理広げて20代後半と50代前半ってくらい)
↑女性でその年代で時代劇好きってどんだけいるんだろ・・・・
熊猫屋こと私の周囲にもめったにいないんだが(笑)

私も思いっきりかぶってますが(自爆)、
「うんうん」と思うところもあり、「あ、それはないない(笑)」なところもあり、
・・・・ま、そこは人それぞれですかね。
こちらの「マゲ女(じょ)」の皆さんとは若干考え方が違うかも。

「歴史はどうでもいい」というのは、半分あり、半分なしかなぁ私は。
大河とか、いちおう史劇の体裁をとってるものなどは最低ラインは守れよと気にはなりますが、
いわゆる時代劇自体時代考証とは離れた部分も大いにあるから、
楽しめればOK!というのもある。
ただ、「所作」はむちゃくちゃ気になります。
ええ、殺陣よりも「所作」ですよ、所作(言葉遣いも含めまして)。
極論言ってしまうと、所作が良ければ結構時代劇の体裁が保たれるんでないかと。
(だから現在の時代劇は酷すぎる^^;)

「歴史に詳しいわけではない」は・・・・わかるなぁ^^;。
ペリーさんが世界史を受験科目にしていたそうですが、
私は中国史に走ったヤツですし。
「大河ドラマをあまり見ない」というのも爆笑。
うちは自動的に大河見てたけれども、熱くたぎるようにはまったことは実は5本指で余るくらいしか無い。
「マゲはハイビジョンで見なくてもいいと思う」も同感。

(あと、大爆笑したのが25ページのイラストで、大河の「龍馬伝」のイラストだったのだけど、
『とにかく「つづく」はダメだ「龍馬伝」はなぜ毎週悪を倒さんのだ!?』の文字には笑かしていただきました。
そうなんだよ・・・・・やっぱり「1話完結」だよな・・・・・(爆)
あと、100ページのイラストも毒きいてて好き。「今のキャスティングで何がダメって」というやつなんですが)

愛もあれば、毒もあり(←時には俳優にも容赦ない。役が合ってないとか結構グッサリ)、
結構悪ノリ的な所もあるので、すべての時代劇ファン向きではないと思います。
あと、話がそれでいくのかなぁ?と思ったら横から別の話が入り、
途中で切れて放置で次いっちゃったり、
本の後半は結構自分話でグダグダなところもあるので、
真面目な方にもお勧めできません^^;
「あははははは!」と笑い飛ばせる、笑って流せる方向きです。

ん~内容的に1,300円はどうなのよ?と正直思いましたが(ごめんなしゃい・・・)
笑って発散できたので、いいや(笑)。
ところで、サブタイトルの「マゲ女的時代劇BEST100」というのは看板になんちゃらでは?
(どこにベスト100!?と探しちゃいましたよ^^;)












テーマ:最近読んだ本
ジャンル:本・雑誌
 映画「海賊八幡船」(1960年・東映)
2010年07月20日 (火) | 編集 |
久しぶりにこの映画を再度見ましたですよ。
しっかし、本当におっきな船が何艘も・・・・東映の当時の太っ腹ぶりがしのばれます。
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(あらすじ)※東映チャンネルより
戦国乱世のころ、船首に八幡大菩薩の旗印を揚げ、瀬戸内海の島々を根城に交易、通商に雄飛した船団・八幡船。
船団の旗頭の忘れ形見・鹿門は、数々の困難を乗り越えて、海を荒らすニセ八幡船団を退治する。
南海の夜空を染める大砲の轟き、嵐を突く大海戦、蛮人の襲撃、そして熱帯樹の蔭に咲く灼熱の恋を絡め、壮大なロケーションで描く純和製海洋スペクタクル。

(キャスト等)
監督:沢島忠

磯野鹿門:大川橋蔵
村上入道:月形龍之介
村上新蔵人:岡田英次
寿賀:丘さとみ
謝花:気賀沢光子
磯野丹後守:北龍二
磯部しの:東龍子
壷屋道休:東野英治郎
小静:桜町弘子
黒白斎:進藤英太郎
磯野右衛門太夫:阿部九洲男 ほか
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橋蔵さん演じる鹿門は、ずっと堺の船問屋壷屋道休の息子だと思っていたけれど、
八幡船の黒白斎らに八幡船の頭領で死んだ佐和山城主礎野丹後守の遺児だと知らされます。
いきなりそんなこと言われて面食らう鹿門。
現在の父・道休はかつて丹後守を裏切って八幡船のひとつのめくら船を奪った男だったのです。
道休はお宝を淡路丸に積んで逃げようとしますが、兵に射かけられて死亡。
淡路丸は妹の小静をのせたまま消えてしまいます。
黒白斎ら八幡船の男たちに気絶させられて拉致される鹿門。
村上水軍の本拠地である因ノ島に到着し、頭領の村上入道に会い、父の意志をついで八幡船の頭領になるように言われるけれど、反発する鹿門。
しかし、消えた淡路丸にさらわれた小静のために、頭領になることになる。
村上水軍の新蔵人と反発しあいながらも次第に頭領として頭角を現す鹿門。
はたして小静を奪還することはできるのか?そして本当の両親の仇である右衛門太夫を倒すことができるんのか?
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(感想等)

橋蔵さん演じる鹿門の髪が伸びていくたびに、月日の流れが~(笑)。
始めはお坊ちゃんな雰囲気の鹿門も(ちと子供っぽところもあった。最初、拉致される時に木槌で「こーん!」と叩かれて気絶するとは(爆笑))、
八幡船での航海が続くと、精悍な雰囲気へと変貌をとげていきましたね^^
いたずらで寿賀に海に落とされるシーンもあるけれど、
歌舞伎時代に六代目の釣りのお付き合いをしたという橋蔵さんだから、
泳ぎはバッチリですよねぇ(ふふふ)。

巨大な船が勇壮に行くところや、惜しげもなく船沈めたり、船燃やしたり、
スケールおっきい作品です。
外景も南国ムード漂う植物生い茂る場所ありのである意味異国情緒も。
島の原住民との戦いありの(ドーランか何かで塗った日本人でしょうが(笑))、
その後の伝馬の火薬攻撃、船上からの大砲ぶっぱなし色々出てきます。

右衛門太夫(←今回の悪の大ボス)のせいで、
航海に出てからも、彼らに仲間を殺された島の原住民に捕らわれるわ
(右衛門太夫の関係者ではないと分かって放免)
色々難問立ちはだかる鹿門達の航海ですが、
右衛門太夫との最終決戦、大砲をぶっぱなした後、
泳いで右衛門太夫の船に接近し乗り込み、戦闘開始!
大きな船から船へ乗りこんだり、
現代みたいにCGつかって誤魔化しもないですから、
ほんとに見ごたえありますですよ(・▽・)V

橋蔵さんは華奢な方だから、頭領らしくなるかなぁ?なんて思うのですが、
これがどうして、原住民の島上陸ちょっと前からとっても精悍になっていきます。
村上新蔵人役の岡田英次もとってもかっこいい!!
もう少し彼もクローズアップして、鹿門とツートップにして二人でガシガシやったるゼ!な風にしたらもっとワクワクしたかも(笑)。

謝花の気賀沢光子さんは、エキゾチックな雰囲気で、新蔵人との関係も大人っぽいわ♪
と思いましたが、
丘さとみさん演じる、新蔵人の妹・寿賀はちょっと子供っぽいかわいさなので、
鹿門への恋心も幼い感じ(笑)。
途中から「鹿門さまっ♪」って180度変わるし(あはははは)。

小静の桜町さんは、鹿門が救出する対象ですけれども、出番はあまり無し。

いっそのこと、ラブな部分なんて捨てちゃって熱い男の海洋ドラマでもよかったかもと思うのは熊猫屋だけか?(笑)。


しかし、それにしてもこの時代にここまでやれたのはアッパレ!
ちょっと異色の時代劇としても面白い作品です。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「真田風雲録」(1963年・東映)
2010年07月18日 (日) | 編集 |
こ・・・・これは時代劇といっていいんでしょうか?
見始めて
「ちょっとwww何これっ!?」と大爆笑。

錦之助さんが佐助を演じた伝奇ものって言ったらいいのかな?

東映チャンネルにて鑑賞

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(あらすじ)※東映チャンネルより

真田十勇士の破天荒な暴れぶりを、忍術とギャグと歌で綴ったアクション喜劇。
もとは舞台で上演されていた作品を、
監督加藤泰が映画化。幼いころに隕石の放射能の影響で不思議な能力を得た戦国浮浪児の佐助が成長して猿飛佐助を名乗り、
むささびのお霧ら仲間とともに大坂へ向かう。
真田幸村と出会い、幸村の誘いで「真田十勇士」となった佐助たちは、
八百長だらけの大坂冬の陣、夏の陣で暴れまわる。

(キャスト)
はなれ猿の佐助:中村錦之助
むささびのお霧:渡辺美佐子
ずく入の清次:大前均
どもりの伊三:常田富士男
かわうその六:ジェリー藤尾
筧十蔵:春日俊二
根津甚八:米倉斉加年
由利鎌之助:ミッキー・カーチス
穴山小助:河原崎長一郎
真田佐衛門佐幸村:千秋実
大野修理亮治長:佐藤慶
淀君:花柳小菊
服部半蔵:平幹二朗 ほか
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(感想等)
ははははっははは( ̄▽ ̄)
錦之助さん演じる佐助は、赤子の時に落ちた隕石から発せられる
放射能でもって
姿を消したり」「人の心を読んだり」「目力で相手を倒したり」(!!!!)

佐助、あやしすぎるっっ(爆笑)

奈落からスーっと出るように地面から出現したり、
佐助もあやしいながらも、他も全部イカれている超娯楽作品です

・ギターかきならして講談する人物が現れるは、
・千秋実さんの真田幸村が「いんちきオヤジ風」の風体だわ、
・いきなりみんなして歌いだすわ、
・淀君の白塗りがすごすぎるわ(志村けんのバカ殿様の域・・・花柳小菊さんっ(ノ▽`)アチャー)
・佐助の眼力で、笛やギターの音があやしい武器化(爆)、
・ジェリー藤尾演じる六が、戦の真っ最中に交通整理
・忍者が集団で襲いかかってくる場面の動きがダンスっぽいと思ったら、マジでやってる人たちがバレエ団の方々(笑)
・佐助とお霧のラブなシーンがあっても、前後というか土台がお笑いだけにとっちらけている。
・豊臣秀頼が淀君の横であやとりw
・責められて幸村の口からとっさに出た相手への言葉が「ハゲちょびんっ!!」
・戦の真っ最中にピンクのドレスを持ってうっとりの「千姫」。お霧に「お友達になって♪」攻撃
・千姫・・・・その宝塚状態は!
・みんながドンチャン騒ぎしている間を割って淀君が出したのは、燭台を持った合唱隊
・一人、クールを決め込む「策士」大野修理亮治長役の佐藤慶さん
・別の次元でちょっとかっちょいい服部半蔵演じる平幹二朗さん(笑)
・お子様向けにもなるかと思ったら、よもやのお霧、佐助の子を(!)しかも流産してしまう。



中盤ちょいくらいまではお笑い路線だったのですが、
だんだんちと真面目になってきたのですよね。
でも、やっぱりお笑い路線で、各人の「最期」も笑わせてくれます。
幸村は、倒れていた人間が持っていた刀に自分から刺さって、
「あ・・・かっこ悪い」って台詞はく最期(爆笑)
ずっとクール路線だった修理は、炎上する大阪城で真田十勇士に共感の想いをめぐらしながら、
どんどん背中が熱くなっていって「熱い!」と飛び上がる。
修理、おまえもか!と(笑)

「言っちゃ悪いけど、捨てられたのねあんた」とお霧に吐く千姫・・・・あんたっっww

お互い平和な世の中になって、未練が無い佐助と半蔵が決闘をいきなり始めるのだけど、
話のシメがそれで落ちるんですかい?
えーそれはちょっと中途半端なような。
あそこまでぶっ飛ばしてきた話でその締めは何よっっ(笑)。

1960年代の学生運動盛んなりし全共闘世代を予兆させるような雰囲気の話だなぁ・・・
自分で何かを成し遂げると思い込み強い気勢をはって、しかしそうはならじの世界といい。
・・・・と思いながら、土台はお笑いなのだけど、
何か乾いた雰囲気を感じる作品だと熊猫屋は感じましたです。

これを時代劇と言っていいのかは本当に悩む(笑)。
とんでもB級作品です(ふふふ)
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「残菊物語」(1963年・大庭秀雄監督版・松竹)
2010年07月18日 (日) | 編集 |
「残菊物語」はいくつか別版があるようなのですが、今回は大庭秀雄監督版です
(・▽・)V
衛星劇場にて鑑賞。

二世尾上菊之助役の現(三世)市川猿之助丈よりも、お徳役の岡田茉莉子さんの方がクレジットでトップにきてるのだけど・・・・・岡田茉莉子さんを格上に扱っているのだろうか??
(映画では経験値では岡田さんでしょうが、この映画の主役って菊之助ですよね)

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(あらすじ)※衛星劇場より
名優尾上菊之助の悲恋を描いた村松梢風原作の再映画化。
村松梢風の実録小説の映画化。
溝口健二監督(1939・松竹)、島耕二監督(1956・大映)に次いで大庭秀雄が監督した。
甘やかされた歌舞伎の御曹子が子守り女から芸の未熟を指摘されて目を覚ますという芸道もの。
歌舞伎界の当時のホープ、市川猿之助が主人公を演じている。

(キャスト)
二代目尾上菊之助:市川猿之助
お徳:岡田茉莉子
五代目尾上菊五郎:嵐寛寿郎
里:中村芳子
中村福助:津川雅彦
中村芝翫:市川小太夫
栄寿太郎:北上弥太郎
尾上松助:織田政雄
栄寿太夫:北上弥太朗
守田勘弥:黒川弥太郎
尾上多見蔵:明石潮
按摩元俊:伴淳三郎
柳橋待合の女将:沢村貞子 ほか

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(感想等)
二世菊之助というのは五世菊五郎の養子だったのですね。
(五世菊五郎の実子にあの六世菊五郎がっっ)
これはほんとにあった逸話なんでしょうか?モデルというだけで違うとか、どうなんだろうか?
(無知で申し訳ない)
にわか叩きこみ知識(笑)で、「團菊左時代」という一時代を築いた五世菊五郎。
その養子であった二世菊之助の、養子であるが故の悩みと恋と、芸道に目覚めて行くまでのお話です。


芸が中途半端なのに、父にも周囲の人にも本気で叱られたり、忠告をされたことがない菊之助。
(巷では酷評されている)
菊五郎家に出入りしていた乳母のお徳に恋をし、
勘当されてまで飛び出してしまいます。

しかし、大阪に腰を落ち着けたものの、そこでも芝居は酷評。
しまいにはお徳にまで八つ当たりしてしまう菊之助。
もうダメダメっぷりが酷いです。
何でも自分の境遇や周囲のせいにして、自分を見ようとしないダメ人間の典型というか^^;
駄目なのを気づいても、芸に精進しようとしないところに見る方もイライラ(笑)。

気の抜けた芝居、気の抜けた日常の菊之助を、猿之助丈が演じるわけですが、
後のスーパー歌舞伎を生み出したエネルギッシュさとはまた違い、
この映画では繊細な青年を好演しています。
お徳が自分から申し出て別れて菊之助を東京に戻してから、芸に精進を始めるわけです。

あれ?映画のテロップに
「その年秋、初代菊之助を名のり、名声頓(とみ)にあがる!」と出たぞ。
(「保名」を踊るシーンの直後)
時代は明治中期なのに、菊之助が「初代」とは変ですよねぇ(´・ω・`)
あくまでこの版のは全般フィクションという位置づけなのか????
周囲の台詞でも出ている菊五郎は「五世」みたいだし、史実をモデルにしてるなら数字が合わない・・・
(なんかもう、歌舞伎の二世とか三世とかごっちゃごちゃになりそうでよく混乱する熊猫屋です^^;←にわかにありがち)
でもま、物語として成立してればいいか!
(投げやりな(笑))


アラカンさんが菊五郎を演じております。
ちと滑舌がアレなんではございますが、もう威厳たっぷりで、
(歌舞伎場面の)芝居の良しあしの方はわかりませぬが、
安定感のある演技は安心して見られます。
お徳を菊之助の妻と認めて、彼女の元に行かせてあげるなんて粋なシーンだなぁ。

歌舞伎場面が豊富で、そこんとこはさすが松竹というか、
華やかで、見せてくれますよん(・▽・)

お徳の臨終シーンと、菊之助の晴れ舞台が重なり、
最後は複雑なものがないまぜになった終わり方でした。
お徳は、いつも菊之助が役者として立派になっていくことを願ってる女でしたが、
最後の最後まで、彼を想っていたのね。
それだけに、涙をさそいます。



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「江戸の夕映」(1954年 松竹)
2010年07月17日 (土) | 編集 |
歌舞伎の菊五郎劇団が総出演という触れ込みの映画「江戸の夕映」です。
昭和29年の作品で、その前に菊五郎劇団が出た作品は「群盗南蛮船」(昭和25年)です。

橋蔵さんにわかファンの熊猫屋は、
「群盗南蛮船」については橋蔵さんが出演されていたという証の映画のパンフレットまでいきつきましたが、まだ映画自体は見たことがありません。
(橋蔵さんは台詞ないようなんですが、見てみたいですねぇ^^)
この「江戸の夕映」も「群盗~」を調べている過程で菊五郎劇団出演と知ったのですが、
よもや今回衛星劇場で観られるとは!非常にラッキーでした。
(「群盗~」も現物どこかに無いのかなぁ~?)

・・・・はじめにお断りしておきますが、橋蔵さんは「江戸の夕映」には出ておりませんでした。
調べても名前出てこなかったので、こりゃ出てなさそうと思ってはいたのですが。
しかし九世海老蔵丈とか、二世松緑丈などがご出演で、非常に豪華です。
(元々舞台の作品を映画化したのですね)
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(あらすじ)※衛星劇場より
幕末維新を背景に、理想に生きようとして人間性を喪失した青年と、
現実に生きて人の心を失わなかった二人の男を描き、
激変し混乱する社会の中で唯一確かなものは人間に対する信頼である事を描いた異色時代劇

(キャスト)
本田小六■市川海老蔵
堂前大吉■尾上松緑
(芸者)おりき■淡島千景
お登勢■瑳峨三智子
お蝶■草笛光子
(お登勢の父)松平掃部■市川左團次
醍醐光長■尾上梅幸
中島恒次郎■坂東彦三郎
(船頭)新兵衛■尾上鯉三郎
(総督府参謀)吉田■近衛十四郎 ほか
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(感想等)
海老蔵丈演じる小六は、既に体制が明治となりなんとする頃に、幕府側の旗本として苦々しい思いを抱いており、未だ幕府側が抵抗している蝦夷に行こうとします。
許嫁のお登勢は、そんな小六のことが心配で心が乱されるおもい。
しかし、小六は自分のことは忘れてくれと去り状を残して行ってしまいます。
お登勢は嘆き悲しみつつも、小六を年老いた父母と共に待ちます。

お登勢の従兄の堂前大吉はもまた、幕府側の勇士でしたが今は柳橋に入り浸ってます。
しかし、お登勢や小六のことを芸者のおりきと共に、何かと気にかけてくれてます。

総督府参謀の吉田は、お登勢を見染めて押しかけますが拒絶されて嫌がらせ。
屋敷を明け渡せと松平掃部に迫ったり、家を破壊しようとしたりやりたい放題。
さて・・・小六の行方と松平家の命運は?




個人的には(三世)左團次丈と、松緑丈と、十四郎さんが良かったなぁ。

お登勢の父上の掃部は、今や隠居状態ながらも毅然としたところがある御仁で、
傍若無人ぶりが目に余る吉田に対しても引かず、
(お登勢に気がある吉田に対し)自分は幕府の人間だから付き合いはご免こうむると引きません。
それに、吉田のこと(髭を見て)
「台所の洗いタワシ」って・・・・(笑)。
小六のことを忘れられないお登勢のことを察して
「(世間は忘れても自分達だけは)想っていようよ」と縁側でお登勢と話すシーンがしみじみ泣ける。
江戸を去ることにした掃部と妻ですが、娘は(小六のことがあるので)江戸に残します。
どこまでも優しいお父さんだなぁ(T_T)
毅然としつつも穏やかな人格者といった風情で、左團次丈の「静」の演技が光ります。

松緑丈の演じる大吉は、お登勢と小六のことを気にかけている道楽者で、
芸者のおりきといい仲w
とっても人情味がある人物で、ちょっと神経質で思いつめ易い小六に反発されながらも、
お登勢のためにも、少しずつ小商いをして蝦夷まで小六を探しに行く気でしたが、
その前に江戸に小六は(戦に敗れて)戻ってきます。
しかし、尚も反発する小六にいいかげんに温厚な大吉も
「男の意地だと?うぬぼれるな!こいつ、いつまでも垢ぬけねぇ野郎だ
こうなったら大吉が首に縄をつけて引き取って(お登勢のところに)帰るから!」と言い放ちます。
懐のおっきな演技の松緑丈が素敵(惚)←熊猫屋の好みっっ(爆)
あいかわらず気風のいい姉御の演技がたまらない、おりき役の淡島千景さんとのコンビっぷりも最高。
(この映画のベストカップル)

近衛十四郎さんは、むちゃむちゃ絵に描いたような「悪役」っぷりの吉田を演じてます。
悪辣の限りを尽くして、最後は(七世)梅幸丈演じる醍醐光長(出番は今回はあまり無い梅幸丈です)
に咎められ、クビになりますが、ほんっとにくったらしい(笑)。
ずかずかと屋敷に上がりこんでなめまわすような視線でお登勢を見るわ、
俺の言う事きかないとひでー目にあわせるぞな勢いで掃部一家に嫌がらせ。
しかし・・・・近衛十四郎さんて、演技より剣豪っぷりの方が話題にあがりますが、
実は結構演技の幅が広いんでは?と熊猫屋は思うこのごろなのですが、如何でしょうか?
もうすぐ時専でも十四郎さんの映画放送するし、楽しみだわ。

海老蔵丈の小六は、とてもとても神経質で思いこみが激しい人物で、
終始「どよ~んとしたオーラ」を放ちまくってます(笑)。
いわゆる「クソ真面目」ってやつでしょうか?
もう少し、大吉程じゃなくても「いいかげん」になれればもう少し人生を楽に生きることができたでしょうに、
彼はそうできない不器用な人間です。
敗戦で帰ってきて惨めさに拍車がかかり、人事不省っぷりも最高潮の小六。
そんな彼を癒すことができたのは友の大吉ではなく、
やはり彼を信じ、待ち続けたお登勢だった。
ラストシーン・・・・最後の最後でやっと彼の張りつめた糸がほんの少しほぐれた気がしました。
(あの暗いオーラをずっと保ち続けた海老蔵丈も凄いです)。

歌舞伎俳優大量出演なので、もっと舞台芝居がかっているかな?と思ったら、
思ったよりそういう所はなかったですね。
特に松緑丈と左團次丈はとっても自然でした。



テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 時専「徳川無頼帳」終了・・・・明日からどうしよう。
2010年07月13日 (火) | 編集 |
本日、時専の「徳川無頼帳」が終了。
一昨日の第23話が「朝っぱらからグロあり」でのけぞりました@十兵衛
矢で目を射かけられ、例のおなじみの片眼になるのですが
うわぁぁぁぁあ・・・・朝からそれはキツイです^^;ごはん中。
最終回(第24話)を前にして、第23話で実質十兵衛は幻さまに吉原を託し、
旅立ってしまいフェードアウトしましたが、
壮絶な回でしたが、ある意味十兵衛覚醒というか、いい回でした。
幻さまの愛のムチもね(笑)。
それにしても、徳川家の(鬼っ子とはいえ)立派な血筋なのに幻さま@千葉ちゃん、
医術の心得がハンパないですなぁ!
第24話は「17歳の水戸光圀」(前髪立ちの少年よっ!!)が出てきて
ちょこちょこと異色な設定が出てきて、変わった時代劇ですが、
終わってみれば案外面白かったです^^
(じいさまな黄門様がイメージではデフォなので、何か新鮮でしたなぁw)

レギュラーメンバーで面白かったのが、男の遊女(!)の「嵐」ですかね。
お笑いを提供してくれたかと思えば、
情報収集や戦闘の時はガッツリ男っぽかったり(男だから当たり前だが・笑)、
緩急自在で実はこの時代劇のなかでも秘かに役立ってるキャラでしたね。
嵐役の真矢武さん、JACの方でしたかぁ。どうりで動きがむっちゃ良かったはずだわ。

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さて・・・・明日から朝の日課時間帯が大河の「黄金の日日」なのですが、
全く観る気ありませんっ。
朝っぱらから真面目~なものなんて観たくないですよ^^;
しかも1話完結じゃなくて連続で50数話なんて辛すぎる。
当初の予定通り「大江戸捜査網」を録画したのを観るか、
15日から「闇を斬る!大江戸犯科帳」が始まるのでそれの録画を観るかになりそうです。
明日は「大江戸捜査網」ってことで♪
あ・・・・北大路さんの平次でもいいかなぁ・・・・
どれも途中からOKなので気分で(笑)

時専さん・・・大河は夜のゴールデンタイムかお昼にお願いしたい(T▽T)る~
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「出世太閤記」(1938年・日活京都)
2010年07月12日 (月) | 編集 |
「江戸の夕映」の感想記はちょっとお待ち下さいまし。
まとめるのにちと時間が必要なので^^;

あと、昨日の選挙の結果は・・・・いい結果半分、悪い結果半分の感想ですかねぇ・・・・
てか、落選したのに法務大臣が辞めないって民意無視すぎぢゃないですか。
(法治国家で、死刑執行しないなど法令遵守をしない大臣だったので、さっさと辞めて欲しいのだが)
あいかわらず自己解釈で反省しない傲慢な党だなぁ~消費税は敗戦原因じゃないでしょうに
(それ言ったら自民党も掲げているから、全く理由にならない)。
話出したら400字詰め原稿用紙20枚でも足りないので、このへんで。
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1か月限定で加入中の衛星劇場ですが(笑)、
入ったからには色々観て元とろうぢゃないか!と鋭意鑑賞中。
いや、ほんと昔の邦画てんこ盛りだし、ちょっとだけど歌舞伎もある。
映画館で観たシネマ歌舞伎とか、5月に観た芝居までもう放送されててビックリです。

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(あらすじ)※衛星劇場より
稲垣浩と嵐寛寿郎がコンビを組んだ初の作品は、太閤秀吉若き日の出世物語。
藤吉郎(秀吉)が郷里を出奔してから野武士たちの群れに加わり、信長のもとに仕官し、城の補修工事の指揮で才覚を現し、妻をめとり、墨俣に城を築いてその主に収まるまでの前半生を描く。

(キャスト)
木下藤吉郎 ............嵐寛寿郎
織田信長 ..............月形龍之介
前田犬千代 ............尾上菊太郎
斎藤龍興 ..............河部五郎
柴田権六 ..............市川小文治
小一 ..................原健作
藤井又右衛門 ..........志村喬  ほか

監督・稲垣浩

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(感想等)

戦前のモノクロ作品で、本来は12巻のトーキーなところを、
地方用に作られた短縮版無声映画だそうです(衛星劇場より)。
細かいところをつついて申し訳ないのですが、
「月形龍之介」さんが→「月形竜之介」
「原健策」さんが→「原健作」となってましたけれど、
後年字が変わったのでしょうか?・・・と、そりゃ自分で調べろということで、
ネットの海で・・・・
原健策さんは以前の芸名が「健作」だったのですね。
あ・・・なんか月形さんはいっぱい芸名があるっ!初めて知ったです(笑)。
ずっと最初から「月形龍之介」だと思ってました^^;
(また一つ学ぶ)。

アラカンさん演じる「秀吉」になるまだまだ前の藤吉郎時代の話で、
しかも織田信長に仕官するところから、 清洲城の普請奉行、墨俣一夜城を建てて功を上げ、
一城の主になるというとこまでの短い期間のお話です。

映画も短いよ!39分っ!(笑)

秀吉として政治的にありゃりゃになるずっと前の頃なので、
非常に魅力的に描かれておりまして、
アラカンさんが実に朴訥として真面目に奉公する様がいいお味を出しております。
真面目ながらも如才ないところも内からにじみ出ているようで、いいですね。
それに対しまして、月形さん演じる信長・・・・あいかわらずインパクト強いお方だ。
眼力は後の東映時代と変わらずってとこか。
月形さんが出てくると、きっと何かやってくれると思い込んでる熊猫屋です(笑)←それだけ好きなのよ
善玉と悪役の中間を微妙に渡り歩くような味の信長だなぁ~と観ておりました。
上に立つもののカリスマ性っていうんですかね(ふふふ)←ちょっと年いってるように見える信長でしたが(爆)
無声映画なのに、月形さんの声が聴こえるぅぅぅ~♪
月形さんの舞姿も観られますですよ。

最後に一城の主になった藤吉郎が、おっかさんと対面するのですが、
そこでねねが出てこないでおっかさんが出てきて、
孝行の話になるあたり、お子様も安心の教育的映画にも見えましたですよ(笑)。

全体を通してみると、戦の場面もあるのにどこかほのぼのしていて、
ほにゃっと力を抜いて観られる、なんとも平和的な映画でございましたw
いや、こういう映画も大好きです^^
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「江戸の夕映」見ましたよ
2010年07月06日 (火) | 編集 |
携帯更新なので、手短に
結論として
「やっぱり橋蔵さんはでてませんでした」(笑)調べても名前でてこないからそーだろーと思ったけど~
(当時の福助丈も出てなかったですし、菊五郎劇団の核のお一人の梅幸丈はともかくとして、女形役者にはまる役が少ない!?)

でもでもっ!
九世海老さまが主役で、そちらも素敵でしたが(主役だが性格暗い役(笑))、
どっか、てれんことした大吉役の二世松緑丈に惚れる熊猫屋(笑)
あの懐深い演技がっ
橋蔵さんを追って昔の歌舞伎雑誌を見て、松緑丈の立役姿の写真に
「かっちょい~」なんて前から言ってましたが(笑)
動いても素敵でした
(今時基準の男前とは違いますが、非常に私好み(爆))

映画の中で松緑丈とコンビ状態の淡島千景さんも何ともいい演技

レビューは追って書きますね
観て良かったです!


私信ふぢをさんへ
了解ですっ
週末いそいそと包んで送りますので(笑)
うちもディーガなんですよ~パナ好きなんで
ご連絡用に捨てアドでいいのでメルアド教えていただけるとありがたし
 こんばんわ。
2010年07月05日 (月) | 編集 |
月曜日の仕事はつらいよ~♪の熊猫屋です、こんばんわ(笑)。

そういえば今度の日曜日は参議員選挙の日ですね。
皆さんは投票するとこ決めましたか?
選挙は直接意思表示できる数少ない機会ですからね、必ず行かねば。
今は「当日遊びで選挙行けないわ」の人も「期日前投票」できますし。

私は公示される前から既に決めてます。
今度の選挙は(冗談抜きで)日本と国民の命運を左右する日ですから。
数年前から危険性と危機感を抱いているのは一貫して変わりませんので。
おおざっぱに単純に言うと
日本のことを好きな人(あるいは党)」に投票しますよ。
単純そうで、これはかなり大事なことです。
特に今回は。
日本のことより他国に御執心な人(や党)に、日本や日本の国民を良くする意志なんてあるはずがない(怒)
どんなに言葉でごまかそうが、態度に既に表れているんだから、そこを見なくては。
(外国人参政権に断固反対します。なんでマスコミでこのこと取り上げないで皆沈黙しているの?
国そのものを乗っ取られる、かなり危険なことなのに)。


あと、自分はもとより可愛い小さな姪っ子たちを見ていると、彼女たちに未来があることを望みます。
目先の甘いエサに惑わされてばらまきにウハウハなんて単純に思っていていいのか?
その財源はどこから出ている?
将来、結果的に子供たちに精神的にも金銭的にも負担を増やすことになる(もちろん自分達にも)
長期的な視野で投票する側も真剣に政治を見て欲しいなと思います。
本当に冗談抜きで不安と恐怖なのですよ。
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さて、カタイ話はこれくらいで
(毒成分はいつもよりかなーり薄いです。本気節で言おうものならこの数十倍ですから(笑))


つべで昔の80年代のバンドの曲をいっぱい見ていたら、
懐かしさのあまりに、その後色々曲をダウンロード買いしてしまいましたw
何曲買ったのかしら・・・勢いがコワイ^^;
アイドルにはまったことがほんと無くて、
気がつけば日本のはバンド系にはまってましたよ。
ライブも行ったなぁ~ああ青春♪(爆笑)。
今の流行のバンドで、あの頃のようなバンドらしいバンドってあるのでしょうかね?
(現在の日本の音楽の流行はほんと浦島太郎なので^^;)

今はスタンディングでライブを見る機会もとんと無くなり、
腰が弱くなってる熊猫屋です(情けないっっ!)

 舞台・22年度「松竹大歌舞伎(東コース)」
2010年07月04日 (日) | 編集 |
今年も、この季節がやってまいりました~♪
昨年は仁左衛門丈や愛之助やらで、とっても楽しかったですが、
今年ははてさて?

何故か今年は二部制だったのですが、
いろいろ理由がございまして後半の二部のみ鑑賞。
いや・・・ほんとそうして正解でした。
現地で入場の時に配られたチラシの束の中に・・・・

「えええっ!?11月にも松竹大歌舞伎が来るってかー!
三津五郎丈とか!?うひょ~♪」


歌舞伎座がしばし御休みで、巡業にもその間力を入れていただけるっていうのは本当だったのね。
地方者にはありがたいことよ。
今度も二部制だそうですが、こっちは内容が違ったら二部共観に行く(笑)
(「泥棒と若殿」って、山本周五郎原作のあの作品!!テレビ版時代劇では橋爪淳さんと火野正平さん出演のでむっちゃ泣けたあれか!!
絶対観たい~♪)

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まだ真昼間の16時という中途半端な時間に始まるものの、
このむちゃむちゃ暑い中で「歌舞伎弁当」を喰らうのもなぁ・・・・
暑い時はスパイシーなもので!ということで、
昼・夜兼用で会場からほど近いスープカレーのお店で腹ごしらえ。
先月からスープカレー何回目だ!?
体力が落ちている時にはこのサラサラしたスープカレーだとドンドン入る。
野菜もいっぱいとれるしね。うまうま。

会場につくと既に開場時間直前でして、粋なお着物のお姐さまもチラホラ。
・・・・今回もかなり後方席で鑑賞なのでラフですみません(笑)。

今回も歌舞伎弁当やら普通の助六寿司とか、手ぬぐいや風呂敷等の物販がありましたが、
私は小腹空き対策にこれを購入
「歌舞伎饅頭」(笑)
manju.jpg

作ってるのはこちらのアンコが美味しい地場企業で、
商品名見ると「ライラック饅頭」とあったので(笑)、こちら限定かな?
薄紫というかピンクな色で、金箔がのっかってます。
6個で450円。
ふかし饅頭でしたが、美味しかったですよ~普通に。
ライラックの花の香りとか味はしないので御安心を(笑・色だけらしい)。

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今回も予習忘れた(汗)のでイヤホンガイド付きでいどみます。
私が観なかった第一部の方は、
「恋女房染分手綱  重の井子別れ」と「歌舞伎十八番の内 勧進帳」でして、
チケットのはけ具合は一部の方が良かったようですね。
「勧進帳」入ってますものね。

私はちょっと踊りを見たかったので、第二部の方にしました。
(あと、「勧進帳」には飛び六方があるけれど、地方公演だと花道がないのにどうするのかな?と思ったので。観るなら歌舞伎専用舞台で観たい)。
以下、いつものように若葉マークのド素人の感想&戯言なので本気にしないで下さい(笑)

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「雨の五郎」
 曽我五郎  中村 松江(敬称略)

そういや昨年の「正札附根元草摺」も曽我五郎ものだったなぁ~と思いだしつつ。
曽我五郎が廓にいる好きな女に会いに行く、ちょっと艶っぽい雰囲気のもの。
艶っぽさと、荒々しさと、華やかで勇壮な立ち回りで目の保養でした^^

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「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」

 大星由良之助  松本 幸四郎
   遊女お軽  中村 魁 春
 寺岡平右衛門  中村 梅 玉
(敬称略)

ん~、この演目、魁春丈のお軽と、その兄の平右衛門を演じた梅玉丈がよかったです。
特に兄が妹に、父と妹の夫が死んだことを告げる場面と、
その直後の場面。
平右衛門の、演技はコミカルなのに悲しさがドッとくるのが見ていてもうじ~ん・・・(TωT)

幸四郎丈はですね・・・台詞がちょっと聞き取りづらい。
私は目は悪いですが耳はバッチリです(笑)。
しかし、どうもくぐもった感じでところどころ台詞がちゃんと聴こえない。
イヤホンガイドのおかげで何をおっしゃっているのか分かりましたけれど^^;
弟の吉右衛門丈と声質は似ているのかな?と思いましたけど、
吉右衛門丈は腹からしっかり声が聞こえるだけに、ちと残念。
あと、もちっと内からのドッシリ感が欲しかったかも由良之助=内蔵助だけに。
ド素人なのに辛口でごめんなさい^^;
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「近江のお兼」
 近江のお兼  市川 高麗蔵(敬称略)ほか

年の頃16~7歳の怪力娘・お兼が主役の舞踊。
男勝りで、豪快な雰囲気もあるのに、時に「おぼこ娘」っぽい仕草も可愛らしい^^
たらいを持って踊ったり、長い白布を二本持って踊ったり、
見た目より体力いりそう。
特に白布を持って踊る場面では、あの長い布をよくふんづけないでああも優雅にできるものなのだなぁ~と、素人目線で感心しておりました(笑)。
高麗蔵丈の女形ながらもキリリとした雰囲気が好きです。
--------------------------------

ん~・・・・幸四郎丈は現代劇で見る時はいいのに、
歌舞伎で見た時・・・テレビで2回ほどとそして今回なのですが、
どーもまだピンときません。何故だろう?素人にはわかりません^^;
歌舞伎ならではの内から腹が据わった雰囲気をあまり感じられないのは気のせいか?どうか。
パンフレットに幸四郎丈出演の現代劇の広告も載っていたのですが、
ずっと歌舞伎重点ではなく、現代劇と半分半分なのかなぁ?
歌舞伎って継続的にやってないと感覚的に違ってこないのかしら?と
素人ながら老婆心を^^;
歌舞伎以外をやる役者さんも沢山いらっしゃいますが、
大抵は「歌舞伎&時代劇」が多いですよね。
歌舞伎&時代劇をやるのと、歌舞伎&現代劇をやるとでは全く違うとも思いますし。

今回は幕間10分+20分を入れて2時間10分という短さ(!)
前回と比べても食い足りない。
やはしここは秋のも是非行かねば。
終わるとまだ6時ちょっとすぎで外も日がまだ高く、
暑いわぁ~と会場を後にした熊猫屋でした。






テーマ:歌舞伎
ジャンル:学問・文化・芸術
 映画「雪之丞変化 第三部 復讐の剣」(東千代之介版・1954年)
2010年07月03日 (土) | 編集 |
三か月にわたって一部ずつ東映チャンネルで放送された、
東千代之介さん版の「雪之丞変化」も今回が第三部、完結篇です。
三か月は長かったぜ・・・・(笑)
何せ、大川橋蔵さん版の「雪之丞変化」から昭和20年代後半~30年代の東映時代劇に目覚めたくちですんで、
東千代之介さん版があると知ってから、そりゃ~観たいと思ってましたよ。
でも、ソフト化されてないので機会がなかったのですよね。
始めは仇討より
「これは愛憎に重点置いているんでなかろうか???」と、
仇討が成就されるのか心配でしたが(笑)、第三部で完結しましたですよ。
しかも、「おおっ!こう終わるか!」と。
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(あらすじ)※東映チャンネルより

数奇な運命を持つ女形役者雪之丞の復讐劇を、多彩な登場人物と息もつかせぬ展開で描いた娯楽時代劇の完結篇。
観客に沸く中村座を舞台に、両親を非業の死に追いやった仇敵と雪之丞の対決の幕が切って落とされる。
雪之丞に恋心を抱く浪路は、同じく密かに雪之丞を慕うお初に拉致される。
闇太郎に救われた浪路だが、お初の口から父・土部三斉の過去の悪業を聞き、絶望する。
一方、雪之丞の正体を知った三斉は、平馬を使って雪之丞を葬ろうとする。
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(キャスト)
東千代之介/喜多川千鶴/薄田研二/高千穂ひづる/香川良介/清川荘司/藤村秀夫ほか

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(熊猫屋主観入り展開)※注意:思い切りネタバレあり

いよいよ仇討なのですけど、
その前に前回からの続きで雪之丞は平馬に飛び道具を、
浪路はお初に刃物をつきつけられて危機!なところで終了でしたが、
第三部はその続きです。

前回までと同じように、他版との比較にもなるので箇条書きで。

■平馬に飛び道具をつきつけられた雪之丞だが、後をつけてきた闇太郎が出てきて危機一髪
(なんとなく読めてた(笑))
■浪路に刃物をつきつけたお初だが、「お前を殺すにはこんな刃物なんかいらなかったよ」と、
浪路の父・三斎が雪之丞の仇であることをしゃべる
(この版のお初、この先も嫉妬玉出まくりです(笑))
ショックも重なって病の浪路。
■闇太郎の家での雪之丞と闇太郎の前祝い酒盛り(爆)。
■浪路の家に使いの文を出したお初(身体に悪いと言葉では言っても、浪路の嘆願を聞かないあたり、完全に意地悪で^^;;;)
■平馬らが浪路がお初に監禁されているところに迎えに向かうも、闇太郎がかぎつけて浪路を駕籠に乗せて逃がす。
■雪之丞に、敵の娘とはいえ胸を患って長くないんだから会ってやりなよと闇太郎は言うも、
会わぬ雪之丞。
(その直後の舞踊場面、常磐津の「お光狂乱」か?←直前の闇太郎の言葉より推測)
■恨みめらめらの長崎屋。夜、廣海屋を尋ねるが追い払われたが、頭巾姿の雪之丞に三斎のところだとこっそーり。
■三斎の屋敷で三斎と廣海屋と長崎屋大モメ。悪事をバラしてやるー!と鼻息荒い長崎屋に、見捨てないとその場はなだめるが、平馬を差し向けて暗殺しようとする(外道は外道)。
■しかし、闇太郎に救われる長崎屋。「しくじり屋の門倉さん」と、からかわれる平馬。
またもや失敗(笑)←三斎にうその報告をする平馬(おい)
■「長崎屋さん・・・三郎兵衛・・・・この顔に覚えはないかい」と正体を長崎屋に明かす雪之丞!
悪かったと思うなら悪事を残らずしたためて評定所に報告することを長崎屋に約させる。
■「廣海屋次はお前の番だ 松浦屋雪太郎」と書かれた文が投げ込まれる。
三斎と廣海屋、雪之丞=雪太郎であることをここで初めて知る
■芝居小屋場面・・・・千秋楽の日。
ここから先は演目は「京鹿子娘道成寺」か
■桟敷には三斎と廣海屋と平馬・・・・そして下にはお初が暗殺役として・・・・!!!
(いつから三斎らの手下になって落ちたんだ~T▽T)
■坊主に変装の闇太郎らが浪路を芝居小屋にかつぎこむ。咳き込み、弱っている浪路。
■舞台袖の右に平馬、左に闇太郎。闇太郎に気づく平馬。
■お初に暗殺命令をする三斎だが、躊躇しているうちに雪之丞が舞台上で鐘の中に入ったため逸する。
■浪路を追う平馬。
■舞台上では鐘から出てきて蛇体に衣替えした後の雪之丞が。
■追われた浪路が花道に・・・・!!!平馬が連れ戻そうとして、雪之丞が駆けよる。
ここから大乱闘に!!!
(東千代之介版では「観客のいる前で仇討ですよ!!」)
■しかし・・・・蛇体の隈取で戦闘とは・・・・勇ましくコワイっっ(笑)。
↑こういう演出もあったんですねー♪なんかかっこええ!
■闇太郎も加わり、観客はやんやの喝采(あははははは^^;)
■桟敷では恨みの長崎屋が刃物で廣海屋を・・・・・!!!!
(桟敷から刺されて落ちる廣海屋)
■三斎へも長崎屋が!しかも使えのものの伝言で評定所に長崎屋が報告した書状で切腹を命じられることになった三斎
形勢不利になりかけた長崎屋だったが、雪之丞が舞台の小道具を投げて援護、長崎屋は三斎を刺す。
(長崎屋は目明しに捕えられる)

自分の手を直接下さず雪之丞、仇討達成。

父がやられるところを見てしまった浪路は可哀想(;Д;)

■退こうとする平馬らにお初が
「これはお前にくれてやるよ!」と刃物を投げる!!!平馬の背に!!!!
最後の最後でお初さん、みせます(笑))
■観客からは三斎の手下らに座布団が投げ込まれる!(おいおいおいおい・笑)

■花道の上で抱きあい、雪之丞の腕の中で息絶える浪路。
(千代之介さん、かっちょよかったのにそこで愛を語るところで棒読みは・・・・^^;
蛇体のままでラブなシーンの雪之丞(笑))
■浪路の遺骨を持って旅立つ雪之丞。
見送る闇太郎とお初(お初はたぶん、あの浪路の最後の場面で自分が入る隙がないことを悟ったんだろうなぁ)


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(感想等)
第三部、畳みかけるような怒涛の展開で、第二部までのちょっと愛憎劇重点っぽいところから一転して
雪之丞の計略から「自分の手を直接下さずして仇討成功」まで行くのはスカッ!としましたね。
いやはや、面白かったです。

お初の嫉妬が予想以上に凄かったですけど^^;
(よもやあそこまで嫉妬深い人になろうとは!敵側に一時つくしっ!!)。
逆に、ちょいと第一部と第二部がだれ気味も感じなくはなかったので、
全部まとめると二時間半くらいにはできるのではないかしら?とも。

しかし、芝居や舞踊がふんだんにあるのは三部構成ならではの贅沢ですよねぇ( ̄▽ ̄*)
しかもその芝居をちょっと活かしたような部分があるのも良かったです。
千代之介さんは「デビュー作」なので、ちと棒読みっぽいところはご愛嬌。
芝居の場面でちょっと違和感があるぎこちない動きも、
歌舞伎出身ではないためこれも仕方がないのではないでしょうか。
代わりに、踊りは舞踊御出身なだけあって綺麗でしたしねぇ*^^*
あと女形も違和感がなく、雪之丞の芝居以外の日常場面の所作もよかったですし。


雪之丞に比べて二部までの闇太郎の活躍度が小さいなぁと思ってましたが
(長崎屋に米蔵あけさせるところは別として)
第三部は大活躍でしたね。
この版の闇太郎は終始雪之丞側で、雪之丞をずっと助けてましたね
(お初の暴走を止める役としても(爆笑))

最後の、蛇体(←衣装と隈取)になってからの仇討は、なるほどなぁ~こういう演出があるのかと感心。
かっちょ良くて面白かったです!



さて、最初に申し上げました
「熊猫屋私的暫定《雪之丞変化》順位」の千代之介さん版を入れたものですが、

大川橋蔵さん版>長谷川一夫さん版(1963年版)≒東千代之介さん版>>>美空ひばりさん版>>>>>>>>>>(超えられない壁)>>>タッキー版

でしょうか。
東千代之介さん版は思った以上に面白かったですっ!
しかし、ちょっとこれ難しいのですよね。
2時間以内の短いのから三部構成のからあって、単純に言っていいのかと終わってから思ってしまった熊猫屋です^^;;
(上位三つの扱いが特に難しい)。
皆さんのお好きな「雪之丞変化」はどなたのでしょうか?




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 本日の駄文つれづれ。
2010年07月02日 (金) | 編集 |
ついさっきまで、東千代之介さん版「雪之丞変化」のラスト第三部をリアルタイムでみておりました
(・▽・)v
どんな最後かと思ったら・・・・おおっ!そうきたかー!!
舞台での大立ち回り&仇討はその展開かっ!!
・・・・と、結構ドキドキしまして、面白かったですっ!(レビューは近日)。
最終場面での演目って「京鹿子娘道成寺」でいいですよねぇ?^^;
最後の大立ち回りでのあれは蛇体か。
隈取がコワイ^^;

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6月14日に拍手欄からコメント下さってましたM様、
とってもお久しぶりですっっっ!!
お元気でいらっしゃいますか?
気づくのに遅れまして(今頃バカバカ)申し訳ございませんでした(面目ないです)。
歌舞伎チャンネルはほんとに残念ですが^^;
東映チャンネルの方はご覧になられてますか?
橋蔵さんがいっぱいで嬉しいこのごろ。
CDは、「銭形平次後期の主題歌バージョン収録したのが欲しい」です
(笑・後期のあのテンポの良さとかっこよさがたまりませんですよ♪)


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衛星劇場には加入しました。
「江戸の夕映」は鑑賞次第書きます予定です。
しかし・・・・衛星劇場、松竹が株主とは知りませんでした。
韓流がやたら多いので、マスコミ系かと思いこんでましたよ(笑)。
松竹だったら、もっとちゃんと「日本のもの」放送して欲しいでございますよ。
放送ラインナップを見たら、
歌舞伎ありの、昔の時代劇と現代劇の映画ありの、舞台ありの、
割と最近の邦画ありの、結構いいじゃないですか(韓流さえなけりゃ)。
なんか色々つっこみすぎてとっちらけ感があるので←洋画まである
日本ものでまとめちゃえばいいのに^^;
(時専や日本映画専門チャンネルとかぶる部分があるかもしれませんが、
e2では歌舞伎を観られないのだし、いいと思うけどなぁ~(笑))。