映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」についての検証と考察-其の七
2010年03月31日 (水) | 編集 |
映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」の、消失した部分を探る?このコーナー。
其の六からの続きです。
本件に関してはこのブログカテゴリーは新吾のカテゴリーにつっこんでますので、よろしくです。

(記号)
□=総集篇にある部分 ■=消失か抜けてる部分。(カッコ)熊猫屋つぶやき(笑)

・・・・と、↑のテンプレ貼ったはいいが、今回は「■」部分ばっかりで「□」は当分出てこない予定。
というのも、今回の部分から「第二部」なのですが、映像として残ってない部分がえんえんと続くからです(T▽T)あはははは)。
それがシーン36まで続きますが、シーンごとに大まかに書いていきます。
尚、総集篇では「秩父・大台ケ原」のテロップが出るところから第二部部分になってますが、以下は「その前」段階です。

■シーン1:暁の海に続いて暁の富士を背に立つ新吾と多門
パンする間に「将軍の子に生まれながら、父と母とを知らず秩父の山中で剣一筋に育った葵新吾は、己を取り巻く醜い争いに、自ら信ずる剣で、老中井上河内守を斬り、一夜にして将軍との親子対面の晴れの機会を失った。
だが、父吉宗、母お鯉の方のせめてもの計らいにより、恩師梅井多門と共に若き希望を胸に、修行の道に旅立った」のナレーション。

■シーン2:巌頭にてたたずむ新吾と多門。新吾は太陽に向かって何やら祈っている。
多門が尋ねると、誓いをたてたのだと言う。
将軍の子に相応しく、世を救い人を助けるために剣を磨こうと。
その誓いを果たすまでは今までは多門先生や庄三郎先生がついていたが、これからは自分一人で自分の力を試したいと。
(多門は同意して、自分は秩父で待つという)

■シーン3:場所変わって宿場の街道。諸人が街道を土下座するなか、松平頼安の行列
その供先の道によちよち走りだしてくる子供と、慌てて飛び出る母親。
「無礼者!控え」と走り寄る侍たちと、恐怖におののき子供を抱きしめてはいつくばる母親。
そこへ「待て」と、静かで凛とした声をかけてその前に進み出る新吾。
家臣の中田や山内が問いただすと、葵新吾だという。半信半疑で狼狽する侍たち。
罪のない子供を、供先を横切っただけで斬るのか?と問う新吾に、狼狽した中田が駕篭の脇の家老の田宮に耳打ち、田宮は愕然として駕篭の中の頼安に耳打ち。
はっとして新吾を見る頼安。頼安は素早く田宮に耳打ちして新吾に駆け寄る田宮。
中田ら供先の侍等に下がらせ、丁重に新吾に向く田宮。
頼安があいさつしたい旨を告げ、田宮みうながされて駕篭より降り立った頼安に歩み寄る。

近くでその様子を鋭く見る浪人。額に刀傷のある男、浜島庄兵衛こと盗賊の日本駄右衛門である。
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※シーン3までしか進んでませんが、重要人物の「松平左京頼安」「日本駄右衛門」の名前が出てきました。
まるっと削られてるよこの人たち^^;
新吾と頼安との関係は叔父と甥にあたるらしい。
日本駄右衛門は、困っている貧民らを助ける大義名分を持って盗みを働く盗賊なのだけど、
彼らの言い分に新吾は今後反発したり色々からんでくる予定。

シーン3は、第一部に出てきた後のお鯉の方ことお長の父親が頼方(後の吉宗)の行列の前に飛んだ笠を追いかけて無礼打ちになるシーンとかぶりますよね。
(そういう意図でもってきたと思いますが)。



いつもこれを書いている時は音楽を聴きながらやっていることが多いのですが、
本日のBGMは懐かしいなぁ・・・
マレーシアの国民的歌姫Siti Nurhaliza(シティ・ヌルハリザ)の初期の大ヒット曲「Cindai(チンダイ)」をエンドレスでした(笑・CDも何枚も持っておりまする。ええ声よ~♪)→つべ
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テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」についての検証と考察(中途休憩話)
2010年03月28日 (日) | 編集 |
「総集篇」としてまとめられた後、「第一部」と「第二部」のそれぞれが消失したといわれている、
大川橋蔵さんの映画「新吾十番勝負 第一部・第二部 総集篇」について、
当時の台本などを入手した熊猫屋が、ちまちまと消失部分を検証しつつ其の六で「第一部」部分まで終了致しましたが、

「第二部」部分にていきなりつまづきました。
当時の台本を読んで驚愕!

「ちょ・・・・・いきなり第二部、冒頭から三分の一ごっそり抜けてるわ!!」
( ̄□ ̄;)!!!ガーン



第一部終了段階で、1時間十数分が総集篇で経過し、残り40分弱しか残ってない時点で嫌~な予感がしたのですが、
あまりのすっぽ抜け具合に、どうやってまとめようか熊猫屋涙目。
第二部の台本によると、全部でシーン145まであるのですが
総集篇の第二部開始部分の「秩父・大台ケ原」のテロップが出た段階で既に「シーン37」なんですよ
これには本当に驚きました。

端折るのにも程がある(T▽T)るる~

まるんまるん書くわけにもいかないので、
第二部部分はシーンごとにおおまかにお伝えしようかなーと思っておりますが、
ちょっと時間下さいね~^^;

しかし、そのごっそり抜け部分を読んでいて、
「あーこの場面の橋蔵さん、可愛かったろうなぁ!」だの、
「この攻め立てる駄右衛門の場面、グサグサくるぜっ」だの、
一人妄想劇場状態に入る熊猫屋(←阿呆)

ちっ・・・・日本右駄右衛門はスルーですか、そうですか(ふてくされ・笑)

他にも、総集篇では消されている登場人物が結構いるみたいなのですが、
日本駄右衛門を演じたのは山村聡さんだそうです。
そこんとこを踏まえて脳内変換していただければと(笑)。

 1972~3年にテレビ放送された「長谷川伸シリーズ 」がDVDに/他東映関連時代劇DVD情報
2010年03月26日 (金) | 編集 |
時代劇のDVD発売情報をいくつか。
東映がドーン!と出すよと思ったら、なんと

「長谷川伸シリーズ」ですよ!

いや・・・これマジで貯金してほすぃ~と思ったのですが、
出すんか!。
DVD8枚、全30話!!
7月21日発売予定



傑作時代劇 長谷川伸シリーズDVD-BOX

鶴田浩二、杉良太郎、勝新太郎、片岡千恵蔵、萬屋錦之介、
長谷川一夫、菅原文太、美空ひばりなどなどなど・・・キャストがめっさ豪華!

・・・・やっぱし貯金かなぁ~でも結構いいお値段なんですよね。
価値はあるし、今時こんな豪華キャストも無いですけれども。

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あと、錦之助さんの「武士道残酷物語」の廉価版DVDが6月1日予定。

武士道残酷物語 [DVD]

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あと、藤田まことさん主演の3本が発売予定。(いずれも5月21日)

大笑い殿さま道中 [DVD]

てなもんや三度笠 [DVD]

続 てなもんや三度笠 [DVD]

生前に出して欲しいものだあったが^^;
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これは東宝だけど、
勝新太郎さんの「座頭市」や「新・座頭市」関連のDVDが5月28日予定のようですよ。
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テレビ系はあいかわらず「必殺」シリーズ系ばかりで、
次は「必殺橋掛人」(4月7日)だそうです。
必殺は強いなぁ~需要あるからなのでしょうけれども。

テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 NHK土曜時代劇「咲くやこの花」最終回を終わって
2010年03月26日 (金) | 編集 |
今まで感想を控えておりました、
NHK土曜時代劇「咲くやこの花」(←リンク先公式HP)が本日BS先行放送分が最終回を迎えました。
(総合では明日です)。

毎回感想を書くには「30分」という単位はあまりに短いということと、
話がなかなかうまい具合に進まないので、
最終回にまとめてwと思っておりましたんです。


先ほど、最終回まで観終わりましたが、一言いいですか?


なんてわかりやすーい少女漫画な展開!


・・・・(笑)

つまるところ「こい」という名の少女のグローイングアップ物語ということですかね。
人目につくことを極端に恐れていた少女が、「かるた」というアイテムと、「深堂由良」という名の浪人によって、
自己のアイデンティティに目覚めて、そして”恋”によって自己の殻を破る物語だったのですわ。

あ~少女漫画で昔からあるようなセオリーだわ~と思いながら私は観たのですが、
皆さまは如何でしたでしょうか?

最初から少女漫画っぽいベタな要素が香っていたので、
そこが「ゆるい」と思ったのかもしれません。
たぶん、今回の土曜時代劇は男性受けはし難いタイプのような気がします。

・・・・というか、これって10代の女の子までじゃないのか?こういう展開でOKなのは
私もかつて少女だった頃(爆笑)は、
「赤毛のアン」とか「あしながおじさん」とか、ベタな少女小説を読んだものです。
なんか、そういうのに近い感じしたんですよね。
今でもそれらはいいお話だと思うのだけど、年齢重ねて曲がりなりにも酸いも甘いも知ると、
昔のような乙女な感覚はもう「無い」ものだから、
素直なときめきはもう・・・・ね(笑)。

「咲くやこの花」。
悪い話ではないのだけど、なんかこー大人には「物足りない」のですよ。
ベタにすぎて。
そのせいか、あまり心に残らなかったと私個人は感じております。


由良様は「浪人の方がかっちょえぇ」と思ったのは私だけか?
(笑・アウトローの方が概してそう見えがち)
きっちりした武家姿が普通すぎてワラタ(笑)。
平岡祐太さんは、初時代劇だったけど鍛練すれば今後も使えそうな素材かしらと思いました。

こい役の成海璃子ちゃんは、はじめはもちっといけるかと思ったのですが、
そこは現代っこのせいなのか?
台詞回しとか表情とかは今後勉強したほうがいいかな。
初時代劇に酷とは思うのだけど、雰囲気が現代的すぎる感じでしたので。
しかし、主演でお疲れ様でした。

最後のあのシメも少女漫画的ですよね(´Д`*)あはは




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 番組改編の時期ですね。
2010年03月24日 (水) | 編集 |
こむばむは。
3月らしく、週末予定が結構みっちりなんで時代劇を観る時間がなかなかとれない熊猫屋です
(来週になれば落ち着くはず)。

4月は恒例の番組改編の時期ですが、
時代劇好きには旨味もあいかわらず無く、
せいぜいNHK土曜時代劇が新しいのになるくらいですかね?
(主役が俳優ではなく歌うたい方向の人なのがちとびみょんではございます)

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熊猫屋個人としては、数少ない地上波の楽しみだった「ブラタモリ」は先日終了しちまったし、

唯一観ているアニメの「ケロロ軍曹」(笑・ええ観てましたとも!)は30分を朝15分と、大人向け?の深夜15分に分離、(元々原作がお子様がついてけないネタ満載でしたし(爆))
その実験性はかうけれども、その深夜分の「ケロロ軍曹乙」が
「なんですとー!テレビ東京ONLYで系列では放送しないですとー!?
アニメはケロロしか観ないからAT-X(CS)は契約できんわー」だわ、

たまーに観ていたテレ東深夜の「モヤモヤさまぁ~ず2」がゴールデンタイムに移動、
「え~ただでさえゆるゆるで、びみょんな空気で、モヤ~ンとしている番組が、ゴールデンなんて不向き(笑)。
あれこそ深夜だからこそ意味があるのに、何で変なことするかなーテレ東!」だわ、
毎度楽しみな「空から日本を見てみよう」はあいかわらず毎週放送じゃない不規則模様。

他民放はほんとーに観てない(不愉快になるもの多過ぎで観たい番組が無い)ので、コメントしようがありませぬが、
まぁ・・・TBSのゴールデンに韓ドラって相変わらず酷いですね、視聴率壊滅状態なのに。
「再放送」の「水戸黄門」が同局の視聴率上位にあるって、いっそのこと「黄門様チャンネル」にした方が早いんじゃないかと、真顔で思う次第。
(東野さんや西村さんの黄門様流すとか(爆))

個人的に一番びっくりしたのはNHK。
近年は内容の「民放化」が著しく、こちらも酷いなーと思っておりますが、
朝ドラが15分繰り上がって8時からなんですてね。
いやぁ~視聴率低迷はそこじゃないでしょ!
朝ドラは惰性で流し見することあるけれど、脚本や構成が劣化してきてるんだもん。
(何もしない、あるいは何もできないのに口だけ達者なヒロインとか云々・・・・)
変えるなら、時間じゃなくて「内容」だと思うんだけどなぁ。
時間ずらしたところで観る層は変わらないし。
ここ数年ヒロインがほにゃららしてるんで、スポ根入ってもいいから(笑)骨のあるヒロイン像を作って欲しいのことよ。

あ、NHKで驚いたのは朝ドラじゃありません。
ローカルネタになって申し訳ないですが、
NHKの全国ニュースでおなじみだった麿・・・じゃない(笑)、登坂淳一アナが、
我が地方の局に4月から配属ですとー!
で、うちの地方のNHKのHP観たら、登坂アナ全面に出ていて吹きましたww
「なにこの民放の女子アナのようなキャラ前面の扱いは!(爆)」
登坂アナって若いのに白髪が多いのでいくつなのかしら?って思ったら、まだ36ですと( ̄□ ̄;)!
私はNHKのニュースは全国版のニュースはあまり観ないのですが、
ローカルニュースはまた~りできるんで観ているので、
これから多く観るようになるのねー(笑)。
しかし、6時台のニュースってベテランの森田美由紀アナと、若い赤松アナとお天気の加藤さんのバランスが好きだったのに、無くなるのは寂しいなー
(ほんとローカルネタですみません(笑))


キー局の番組が酷すぎるんで地上波テレビ視聴時間がどんどん減ってるのですが、
逆にローカル番組の方が観るかしら。
キー局ほど汚染されてないせいもあるかもしれないけど、
たとえ田舎くさい部分があろうが(笑)、まだ番組作りが素直だったり、予算無いなかで考えている部分が見える番組もあるので、そこはいいなと思います。
地域密着な分、使える情報もあるし。
地デジ化で地方局に影響が及ぶと言われてたりもしましたが、
むしろローカル局にこそ伸びしろがあるんじゃないか?と思うんですけど、
皆さんの地方のローカル番組で面白いのありますか?
(旅行で他の地域に行ったら、その地方の番組とか観てみたいですねー^^)







 「必殺DVDマガジン」
2010年03月19日 (金) | 編集 |
いやはや、熱心なファンというわけではないんで、
今日知りました、すまぬ(遅すぎる)。

必殺DVDマガジン」が講談社から発刊されたそうですね。

発刊形式はいわゆるデアゴ方式(笑)。
隔週だそうですよ。
ちなみに第一期は10冊のようです。

キャラクター別でやってるようで、第1回の主水は既に発刊済み
次号は三味線屋勇次(3月25日予定)

以下
3号:知らぬ顔の半兵衛
4号:錺職の秀
5号:念仏の鉄
6号:市松
7号:糸井貢
8号:組紐屋の竜
9号:花屋の政
10号:赤井剣之介
だそうです。

時専に加入している諸氏は、ゆっくり気長に待てば必殺シリーズも固定枠になったようだし、
そのうちお気に入りのが放送されるでしょう。
それに続々DVDも既に出てますし。
このマガジンはコレクター向きか、初心者向きかってとこなのかなぁ?

キャラクター萌え・・・・いや燃えで買うというのもありか(笑)

DVDどこを観てもその号の人物で燃えさせますっ!ていうならまだ燃え甲斐もあるが(爆)、
2話分をまるっと収録しただけのようです。

しかし、1,500円はお得っちゃお得なんで買ってみるかもいいかもね。
私もちょっと手を出そうかと(結局釣られるんかいw)





時専の必殺枠も、あと半月で始まりますが、
4~5月が「新必殺仕置人」
5月が「必殺商売人」
6月が「助け人走る」だそうです。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」についての検証と考察-其の六
2010年03月15日 (月) | 編集 |
映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」の、消失した部分を探る?このコーナー。
其の五からの続きです。
本件に関してはこのブログカテゴリーは新吾のカテゴリーにつっこんでますので、よろしくです。

(記号)
□=総集篇にある部分 ■=消失か抜けてる部分。(カッコ)熊猫屋つぶやき(笑)

前回の続きより
□吉宗の「なに、新吾が不逞の浪人たちと斬りあったと?」から~新吾が謹慎を命ぜられて、安藤邸まで戻り、綾姫の「まぁ新吾さま」まで
■↑より多門「おお、丸心配しましたぞ。どうしておられた」
新吾「それより綾姫様は、やっぱり江戸へ来ておられたのか」
綾姫「はい」
多門「お使いが来てから一向に戻られぬので、心配になってお尋ねしておったのだが、一体どうしておられたのだ」
新吾「まことに不思議なことに出会いました。それにしても綾姫様の名を騙ったものは、一体誰でしょう」
(↑この台詞が抜けているのは、綾姫を騙った女が新吾を誘い出すエピソード、それに連なる河内守の企みによる襲撃部分を削ったためと思われるが、ここんとこをまるまる削っているので、総集篇を見ても何で新吾が謹慎したのか分かりづらい)。

□河内守邸の河内守「なに、対馬の奴の邸へいったと」から~
河内守「(略)非常手段をとるか」まで
■↑井出と話した非常手段とは、一石二鳥で対馬守を亡きものにして、対馬に罪を着せる方策。
河内守「いずれ娘から泣きごとを聞こう。その機を逸せず一挙に焼き殺せ」
井出「焼き殺す?」
河内守「そうだ、失火の罪は対馬守が引き受けてくれる」
□安藤邸の新吾「え、対馬守が無実の罪に?」より
多門の「(略)~野心家だときいたこともある」まで
■↑の続きの台詞
新吾「では、昨夜私をとらえた河内守の用人井出市右衛門というのも、馴れ合いの仕業か」
綾姫「井出市右衛門?」
新吾「ご存じか」
綾姫「はい、父が失脚するまでは安藤家の家老をつとめていた男です」
新吾「なにっ」

□火事場場面から~すべてが終わって新吾が多門と共に庄三郎とお縫に別れを告げ、
手を振りながら暁を背に旅立っていく場面まで

(デアゴのDVDで1時間4分13秒まで)
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・・・・ここまでが、「新吾十番勝負第一部」のようです。
結局、第一部は「一番勝負」←河内守を斬る場面 だけで終了の模様。
ご落胤と判明してから、彼を妨害し、色々悪だくみを図った河内守を打倒するところまでの話だったようです。
火事場場面からは映像を削ってない模様。
ラストはいいんですけど、根拠になる部分まで途中はぶいてしまったりなんかして、
ちと困ったもんだわ・・・・と思いながら観ておりました。
これ全部知ると、「ちょっとこれどうなのよ?」と思っていた部分も根拠が明らかになり、
あ~あ、惜しいことしたんだなぁ・・・・と思うと同時に、
総集篇の編集ももちっとどうにかならなかったのかえ?と感じてしまったのも事実です。
総集篇だけだと薄っぺらく見えてしまうのが残念無念・・・・。

次回からは「第二部」部分に突入です。
長くなりすみませんけれど、しばしお付き合いいただけたら幸いです。

・・・・ちょっ、総集篇がもう残り40分切ってるですけどっ
( ̄□ ̄;)!!
ま・・・・まさか第二部って第一部以上に削られているとか?
個人的には日本駄右衛門が出てくるとこが楽しみ~♪
(余談だけど、国広富之さん版の「新吾十番勝負」では、駄右衛門がお仲間なんだ(笑))

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 映画「無法者の虎」(1961年東映)
2010年03月13日 (土) | 編集 |
東映チャンネルにて放送。

(あらすじ)※東映チャンネルより
暴れ者の男がひょんなことから赤ん坊を拾って育てることになるが、実はその子は大名のご落胤であった…。
血の通わない父と子の情愛を高らかに謳う感動篇。
居酒屋浪華屋で馬方たちと喧嘩をしていた川人足の寅八のもとに弟分の辰が悲鳴をあげて飛び込んできた。
街道筋で、評判の化け狐に出会わしたというのだ。
寅八が狐退治を買って出たが、捨て子を化け狐と思いこんで連れて帰ってきた。
馬方たちの手前、赤ん坊は立派に育ててみせると寅八は意地を張る。

(キャスト)
近衛十四郎/山崎二郎/北沢典子/円山栄子/花村菊江/田中春男/坂東好太郎

(感想等)
監督は、「若さま侍捕物帖」シリーズなどを監督された深田錦之助さんです。
近衛十四郎さんが主演。
十四郎さんの作品なのに、立ち回りは一切無し!!という作品です。

これ観て、熊猫屋涙腺決壊

親子の情愛を描いたなんていい話なんだ(滝涙)


ほんっとにいい作品です。
未ソフト化作品と知って、
「え、マジですか!?この作品が未ソフト化!?むちゃくちゃもったいないっ!!」
近衛十四郎さんが、刀を持たずして素晴らしい演技。

拾った赤子を、意地と強情で育て始めた人足の張子の虎八(十四郎さん)。
赤ちゃんが泣きやまないので、面倒になったり、大黒屋の主人に叱られたりしながらも、
意地はってた虎さんが、いつしか赤子に情が移り、
大好きな酒も喧嘩も博打も絶って子供のために一生懸命になります。

赤子は善太と名付けられ、
子供が病気となると、遠くに名医が来たときけば、医者がいる丸子まで駆けて迎え、
子供が大丈夫だとわかると「先生、おら一生忘れねえよ」と喜び、

善太が7歳の時に、子供たちと大名行列と出くわした時に土下座をしなかったばかりに拘束された時は、
自分の命をかけて代官所まで言って嘆願する虎八。
いつも諭してくれる大黒屋の主人は、自分の亡き後の善太を主人に願い出てた虎に
「虎よ、とうとうお前は本当のおやじになりおったのぅ」と感嘆。
その心に感じ入った大名は、子供たちと虎八を許し、放免される。

しかして、酒の席でうっかり「善太は御落胤なんだ」という冗談で言ったことが、
噂になって伝わり、実は本当の御落胤であったことが判明。
しかも昔知り合い、毎年祭りの頃に力士人形をくれた力士の賀太野山の妹の子だという。
実の親子以上に情愛が深い親子になった虎八と善太。
今更なんだと、善太と早朝二人で逃げようと思う虎八だったが、
「自分のわがままを我慢して、子供の天分を受けさせてやることが親の情愛じゃ」と、
善太と別れたくない虎八に諭す大黒屋の主人。

虎さんの心は揺れます。
そして、虎八が決心したのは善太のために別れることでした・・・・。



大名行列につっこんだ善太のために命を投げ出そうとした虎さんは、
再び善太のために死のう(別れようの比喩)と決心します。


十四郎さんは、いつも「ふんどし」とボロ布をまとったような姿でドタドタと駆けまわり、
善太に一生懸命になるおやじを熱演。
大名に許され、善太が出てきた時は
善太「ちゃん!」
虎さん「おめぇ、バカやろう!」と涙をいっぱいにかき抱き、

御落胤と分かり、返して欲しいと言われた時は、
「本当の幸せは銭や着物でどうなるものでもないんだ」と、
突然降ってわいた出来事に、善太をひしっと抱きしめて拒否しますが、
大黒屋の主人の言葉に、考え抜いた虎さんは、善太のために別れを決心します。

居酒屋の主人の娘、おとき(北沢典子さん)は虎さんにほのかな愛情を感じていましたが、
父には刺青のある男とはダメだと言われ、刺青が消えたらくれてやると虎たちに言いますが、
ラストの場面で居酒屋のおやじは、
「おときや、虎はんの刺青が消えてのうなったそうやなぁ」という言葉に娘が「え?そんなこと」という顔をしたけど、
(本当は刺青は消えてないけど)「いや、消えてのうなったことにしておきなはれ」
という居酒屋の主人の言葉も印象的でしたなぁ
(というかこの映画、心に残る言葉が結構あるんですよ。是非観ていただきたい)

いつも虎さんを馬鹿にしていた馬方の丑五郎(田中春男さん)も、
虎さんが子供を命がけで助けようと代官所に行った時には
「もう喧嘩できなくなると思うと寂しいなぁ」とか言い、
また虎さんが御落胤として旅立つ善太を肩車して川を渡る時には涙までしてます。
(そう、この映画には「本当の悪人」なぞいないのです)。

時に喧嘩したり、仲たがいもしたりするけれど、
この映画に出てくる人たちは皆人情味があって優しい。
虎八達のような下層の人間ばかりでなく、上の人間も。

ラストの、涙もあるけれど晴れやかな虎八の笑顔が眩しい。

中盤から後半は泣き通しで、この作品に出会えたことに大感謝。
これDVD化して欲しいなぁ~、ほんと埋もれさすにはもったいない!

これで当時の製作ラインは「ニュー東映」なんだよね。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 「里見八犬伝」(1983年・角川)
2010年03月12日 (金) | 編集 |
3月12日東映チャンネルにて放送。

(あらすじ?)※東映チャンネルより
滝沢馬琴のおなじみ『南総里見八犬伝』に、鎌田敏夫が新解釈を加えた書き下ろし小説をもとに映画化。
里見家により征伐された妖婦・玉梓が、百年の時を経て悪霊となって再び里見家を襲った。
一人生き残った静姫は、宿縁に結ばれた8人の剣士とともに悪の軍団と対決する。
薬師丸ひろ子7本目の出演作で初の時代劇。特撮に製作費と時間を費やし、『スター・ウォーズ』ばりのSFタッチの作品となっている。

(キャスト)
薬師丸ひろ子/真田広之/目黒祐樹/千葉真一/寺田農/志穂美悦子/夏木マリ・他


(感想等)
角川、お金かけまっくて気合い入ってますなぁ~(笑)
私は当時はおこちゃまなので、リアルタイムでは観ていません。
テレビでもやった気はするのだが、スルーしてたような?
いや・・・・これ大人になって観てよかったよ!
このB級伝奇作品、思いのほかがんばっちゃってて、あたしゃゾクゾクしました(爆・B級的に)
あの妖怪のチープさといったら何だ、たまんないですよ(にやにや)。
アクション等は、香港映画ばりの雰囲気ですね。
JACの面々が大暴れしているので、そこんとこは大いに楽しめますです。
あ、でも「時代劇」ではないな。これも「伝奇」作品ですよ。

怪演賞を夏木マリ に1票

いや~お姐様、表情も変えずに目を見開いて、玉梓を怪しく、そして妖しく怪演。
この役は貴女のためにあったよーな(笑)。
瀕死の状態から赤い水に浸かってMPを回復(^o^)丿
うつくしー裸身までさらしての熱演でございます。
まさにラスボスですな。
萩原流行演じる玉梓の息子(!)の妖之介(オリジナルキャラ)のキモさ(褒め言葉)も手伝って、
インパクト大でございます(爆笑)

私的には女性陣では毛野を演じた志穂美悦子!
あんなにアクションの美しい女性は今やおりませぬ。
さすが、JACの女ファイター。
思わず彼女の立ち回りに惚れて、東映チャンネルの別作品の予約をしちまいました(笑)。
しかし、毛野を女設定にしたのは原作で女装がうまかったからですか?

道節を演じたのは千葉ちゃんですが、
元々の荒々しい雰囲気ではなく、ドーンと八犬士の支柱みたいな扱いでしたね。

信乃は京本さん(ま、信乃はあの時代ならそうだろーなー)。
この作品にの京本さんについては、大川橋蔵さんとのエピソードがありますよね。
(詳しくはぐーぐる先生に聞いて下さい)。
一つの新たなターニングポイントですね。
他の役者さんで強烈なのが目白押し(爆笑)だったので、思ったより目立ったわけではないのですが、
浜路(岡田奈々さん・・・美しっす)が亡くなる場面の立ち回りは美麗でしたなぁ。
桜の花びらが印象的でした(多すぎだったけど(笑))

親兵衛は真田さん。
一番美味しいところをてんこ盛り!でかっさらってます(あはははは)。
薬師丸ひろ子の静姫とラブなシーンまであるのですが、
当時アイドルの薬師丸ひろ子相手ではなーんのドッキドキな演出もありません(笑・音楽でごまかしまくりましたな)
しかし、身体能力の高さがいかんなく発揮されておりまして、
上へ下へ、左へ右へとよー動きます。
これがまたかっこええんだわ~♪
妖怪どもを滅ぼす矢を託されたのは彼です。


そういえば、浜路の婚礼シーンのとこで遠藤多津朗さんがちょい出されてましたね!
おおお~万七親分(遠藤さん)、善太(京本さん)のお目付け役ですか?@銭形平次

監督は「柳生一族の陰謀」等の深作欣二監督。

原作とは思いっきり脱線しまくった作りでして、
いや2時間10数分しかないから、かえって思い切りがあったかも。
玉梓をラスボスにしてひっぱり、オリジナルキャラクターも主役の静姫など投入、
最終的に八犬士は全員でダンジョン(妖怪の巣窟)に乗り込むも、
一人、二人と脱落。
最後に残った勇者(親兵衛)とヒロイン(静姫)が必殺のアイテム(弓)で妖怪を滅ぼすという、
まさにRPGの如きな作りの勝利です(爆)。

A級映画からするとショボイですが、B級としては大いに楽しめる作品でございました。
・・・・「南総里見八犬伝」の原作ファンには怒られそうな内容ですけどね^^;


 映画「気まぐれ鴉」(1961年・ニュー東映)
2010年03月11日 (木) | 編集 |
東映チャンネルにて3月11日放送

(あらすじ)※東映チャンネルより
山城新伍と品川隆二が旅鴉と浪人に扮し、結城伊勢守の跡目を狙う家臣の陰謀を暴く痛快股旅篇。
旅鴉・椿の千太郎は、賭場の用心棒をしていた井原剛之助と意気投合、道中を共にする。実は、剛之助は結城藩の次席家老沼田から後継ぎの英之進の暗殺を命じられていた。
ところが、英之進が千太郎と瓜二つであったために暗殺に失敗、英之進は危険を感じて感応院に籠ってしまう。
好奇心にかられ感応院へ忍びこんだ千太郎は、捕らえられ替え玉にされることに…。

(キャスト)山城新伍/品川隆二/三原有美子/吉田義夫/千原しのぶ/坂東好太郎・他

(感想等)
ニュー東映製作の、青春喜劇?時代劇。
山城新伍さんと品川隆二さんの主演作品です。
そういえば・・・まだ第二東映とかニュー東映のラインは殆ど観てないんだよなぁ。
これからガシガシ観る機会があればと思います。
品川隆二さんは時専で放送している「素浪人 花山大吉」をたま~に観てますが、あの焼津の半次には毎度楽しませてもらってます。こっちまでニマニマしてしまうキャラクターだよなぁ~ふふふ。
品川さんのwikiを拝見していたら、私がいつかは観たいと思っているドラマ「水滸伝」(1973年)に阮小二で出演されているのですね。
それにしても「水滸伝」のキャスト、色々な意味で凄いよな。主役が何故か林冲(中村敦夫さん)で、驚きなのが武松がほとんど出て無くて(水滸伝にあるまじき・・・)、しかも演じているのがハナ肇さん(!うわ~想像できね~!(笑))、えええ!?智多星・呉用も出てないよ!とか(ま・・・呉用は結構役にたってない部分もあるけど(爆))、無駄にキャストが豪華っ!どこかCSで放送してくれい!(笑)→wiki


話ずれましたが、この映画は肩の力を抜いて楽しめる娯楽作品です。
わはは♪と笑って楽しく終われる(時間も1時間くらい)。
展開と致しましては、山城さん演じる椿の千太郎の語る、いつか白馬の王子様ならぬお姫様と出会う夢というか妄想(笑)が、半分本当になってしまうお話。
しかし、姫とは結ばれない。何故なら彼は所詮旅鴉、お姫様と結ばれるのは自分とうり二つの本物の藩の御世継ぎ・英之進(山城さん二役)だったのだから。
最初、英之進を暗殺しようとした剛之助は、英之進と千太郎がそっくりなんで、千太郎が実は大名なんだろう?と「同一人物」と思い込んでしまいます。
暗殺失敗で依頼した次席家老の沼田(英之進を廃して、暗愚な弟君を擁立しようとたくらんでる)の信用も丸つぶれで、結構ヘタレの剛之助なのですが、
英之進と千太郎を同一人物と思い込んでいるので、千太郎に会うや斬りこんでくるなど、ドタバタが続きます。
(間に、女スリ師の竜巻お新(千原しのぶさん)に惚れられ、お新に追われる剛之助(しかも、お新は最初ツンデレ気味w)
千太郎は、自分とそっくりの大名がいると知って忍び込み、沼田らの画策で眠らされた英之進と入れ替わって英之進を演じさせられます(半分ここで夢がかなって、雪姫にお守りもらって照れちゃうなど可愛い場面が(笑))。
しかし、千太郎の刺青でバレて形勢がヤバくなりピンチ!そこで剛之助も現れ、大立ち回りになります!


・・・・・結末は、内容が分かり易い作品なので、言わずもがなというところで。
千太郎の夢はかないませんでしたが、ラストで雪姫そっくりの旅の途中のお嬢さんを発見してまた舞いあがる♪というオチが(笑)。
山城さんは明るくて快活、そしてちょっと可愛い千太郎&品のある英之進の二役を(180度違う役なんだけどいい感じ)、品川さんは笑わせるところとシリアスな部分に緩急がある剛之助を好演(剛之助、強気なんだかヘタレなんだかなのですが、根はいい奴です^^)。
品川さんの二刀流が観られますぞ!
二人による大立ち回りはスカッ!とします。
しのごの言わずにガハハと笑って楽しみたい映画です。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「剣法奥儀 飛剣鷹の羽」(1956年・東映)
2010年03月10日 (水) | 編集 |
東映チャンネルにて3月10日放送。

(あらすじ)※東映チャンネルより

備前藩士・市森左太夫が奥儀「鷹の羽」を究め、御前試合に至るまで剣の修行を描く。
心極流の指南役左太夫は京の御所での天覧試合で勝利するが、岡山への帰路途上で出会った庄屋平左衛門と立会い、彼の使う不可解な剣理に圧倒される。
岡山に帰郷後、家老の娘・千春の得意とする鷹の舞に何かを見出そうとする左太夫だったが、御前他流試合で負けてしまい岡山を去る。
彼を慕う女中・おきくに励まされ、左太夫は単身厳しい修行に励むのだった。


(感想等)※注意:ネタバレあり

東千代之介さん主演作品です。昭和31年。
1時間ちょっとの短い作品なんで、平日にひょいと観るのには丁度良い♪
モノクロでちょっと画面が暗いとこもありましたけどね。
備前藩士・市森左太夫(東千代之介さん)が庄屋平左衛門に半ば強制的に立ち合わせれて、妙な剣に戸惑っていたところを、岡山に帰る道すがら一緒になった烏山永庵(月形龍之介さん)が庄屋平左衛門と対峙した時の「打たずして打つ太刀、斬らずして斬る剣」に衝撃を受けてからというもの、心は剣のことばかり。
岡山に帰っても、左太夫の頭の中は剣のことでいっぱい。
天覧試合で日本一になって、道場の主にもなり、家老の娘・千春(千原しのぶさん)との結婚も約束された身だというのに、左太夫は剣のことを考えるばかりで、そのうち周囲からは乱心者と見られてしまう。
千春が舞う「鷹の舞」にヒントがあると思い、何度も何度も千春に舞いを舞わせる左太夫。
そのたび、「違う、だめだ魂が入ってない魂が」と言いだし、
ある時はそのまま彼女を置いて席を立ってしまう左太夫。
(↑の「違う~」という台詞は、千春に対してというより、脳内イメージの自分の剣に対するものなのかなぁ?とか思ったんですけどどうなのかしら?しかし、その言葉に千春はかなり傷ついてしまったのよ(涙))
「あなた様はお嬢様に御用なのですか?舞いに御用なのですか?」と千春つきの女中に詰問されてもしつこく千春に舞いを強要する左太夫(ほとんど嫌がらせ状態^^;)、千春の父の家老にもたしなめられるわ、どんどん評判が落ちる左太夫。
おまけに他流試合で負けて殿の怒りを買い、そのまま左太夫は岡山を出てしまいます。
以前から彼を慕っていた女中のおきく(長谷川裕美子さん)は彼についていき、励まします。
1年、2年とすぎ、千春は体調を崩して床につく身となっていたが、未だに左太夫のことを待ち続けていたが彼は帰ってこず、
「お別れのしるしに千春、魂こめて踊ります。ご覧ください」と、雪の中を舞う。
その頃、左太夫は「打たずして打つ太刀、斬らずして斬る剣」を完成させた・・・・。
(以下略)

ラスト、永庵が他藩に指南役で行く道すがら、藩主におきみやげと称して別の男を紹介したのが、左太夫なんだけど、なんで左太夫は指南役になる気もないのに、もどってきたのかなぁ?という疑問が。
わざわざ剣を見せるためか試すためか?^^;
「剣の道度」は<新吾十番勝負>の葵新吾もビックリのキ○○イ一歩手前の熱中度。
そのストイックな雰囲気と千代之介さんのクールさが合う・・・合うが、しかし、アブナイ人手前だなぁ^^;
己のことしか結局考えてないんで、感情移入できるかどうか(苦笑)。
おきくは左太夫への励ましにはちょっとはなったかもしれないけど、映画の効果としては千春の方が上か。
なんか結局左太夫には利用されただけのように見える、可哀そうなお人でございましたですよ(あれは酷い)。
千原しのぶさんの美しい舞姿も見どころです。
月形さんはいわずもがなの安定感。全体をぴしっと締めておられました。
しかし、色々な剣があるもんですね。
奥が深いわぁ~。でも、あの剣て何であれで斬れるの?
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 「王都妖奇譚」(2002年)/「タワーリング・インフェルノ」(1975年)
2010年03月09日 (火) | 編集 |
時代劇専門チャンネルで今週放送中の「王都妖奇譚(おうとあやかしきたん)」観ました。
まさか時専でやるとは!時代劇ではないのにっ!(爆・伝奇ものですよね)。

陰陽師・安倍晴明を主人公とした伝奇作品です。
私、これの原作(岩崎陽子さん著の少女漫画)が好きで全巻読破してるのですが、
これを映像化するのはものすご~く難しいというか、無理があると思ってましたが、
・・・・やはり(笑)。
岩崎さんの絵は、少女漫画なのに少年漫画ばりのがっちりした線と、描く男性がちゃんと骨と筋肉がある!というがちっとしたとこが私はすごくお気に入りでして(笑・少女漫画にありがちなひょろひょろ美形ではない)、
それだけしっかりとした絵なのに、流麗なところがまた素敵なんですよね。
そして熱い友情っ!(爆)。
これで萌え燃えないはずがあろうか!(わはは)


そんな素敵な岩崎さんワールドをどだい実写で再現するのは無理!と思ってましたが、
まさにツッコミどこ満載すぎてどうするよ・・・・な迷作に。
キャストが誰ひとりとして原作とちょっとでもマッチする人がいないっ!!(笑)。
あまりに違いすぎて
「あなた・・・・誰ですか?」と思ったら、原作の主要メンバーの一人だったり・・・・orz
ちょっと三上さんの清明・・・・キモいです(すまん^^;)
どうせやるなら黒髪じゃなく、原作にならい銀髪にすりゃ良かったのに。
一方の雄、影連(かげつら)役が陣内さんっつーのもド肝抜かれましたね
(これまたイメージが・・・・^^;)
ストーリーも原作のエピソードをつぎはぎしてる感じで、まぁ~色々な意味で凄い。
唯一、将之役の保坂さんが見慣れれば何とか・・・状態。

いや、まぢで原作知らないで観た方が幸せです(笑)。
知らないで観たら、それなりに観られるかも・・・しれません。



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昨日、うっかりなつかしの「タワーリング・インフェルノ」の放送をBS2で観ていたら止まらなくなり、
結局最後まで(笑)。
子供の頃テレビで観た時は、かなり衝撃受けましたが、
今観てもパニック映画の秀作ですね。
ずっとずっと昔の記憶なのに、最後の貯水タンク爆破シーンをまんま覚えてました。

火がまわるのが結構ゆっくりしてるなぁ~とか、
ヘリが来ているのに、どうしてそこで飛び出す!とか、
今まで消防の放水で全然だったのに、貯水タンク一発で消えるのか?とか、
高層ビルなのにガラスが薄っぺらすぎとか、
「ボヤごとき」と見過ごすオーナーとか、
細かいツッコミは無しですよ(笑)。
それらを差し引いてもあまりあります。

CG使わないでそこまでやるって凄い・・・・
やはりリアルな演出の前にCG映像はかなわんとも思いました。
いまどきの映画が薄っぺらく感じるのも、
CGで処理をすませて、作りこむことを怠っているからではないかしら?
とも感じました。

録画して保存版にしますです。
やはし名作は名作たる理由があるんだなぁ・・・


 天下の御意見番(1962年・東映)
2010年03月07日 (日) | 編集 |
東映チャンネルにて視聴


(あらすじ)※東映チャンネルより
大名と旗本の確執を取り除こうと大久保彦左衛門が命を懸けて奮闘する、東映時代劇オールスター勢揃いの笑いと涙で贈る痛快娯楽時代劇。
外様大名と旗本が年始の挨拶に登城する先を争って大喧嘩を始めてしまった。
ところが、老中たちが大名びいきだったため、旗本だけが切腹を命じられてしまう。
一心太助(松方弘樹)から事情を聞いた大久保彦左衛門(月形龍之介)は、命を懸けて大名と旗本の双方を説得しようとするが…。

(感想等)
話は、旗本の鮫洲重左衛門(山形勲さん、いつになく偏屈じいさんな演技(笑)。今回は悪役ではありません)と、外様大名の松江城主堀尾因幡守(原健策さん)が行列の先を争っての喧嘩沙汰からはじまります。
(旗本と外様大名の将軍へ拝礼する際の違いの解説もあって面白い^^ちなみに将軍家家光は北大路欣也さん・・・かわゆいw)
旗本の大久保彦左衛門(月形龍之介さん)は、閉門蟄居となり堀尾因幡守とその扱いが違うことに、「天下の御意見番」として将軍に意見しようとしますが・・・・・

その前に「何で天下の御意見番なのか?」大久保彦左衛門の基礎知識→wiki

オールスター映画(といっても錦之助さんや橋蔵さんや千代之介さんあたりは出てない)なので、配役序列のトップとラストに両御大の名前がありますが、
この映画
「月形龍之介さんが主役ですからー!」(力説っ!!)

この映画、月形さん好きには楽しすぎるっ(笑)
・将軍様から賜ったお酒を手に、自屋敷で一人語り(エア将軍を前に一人芝居w)
・いくら家康のお墨付きをいただいた天下の御意見番とはいえ、一介の旗本が
将軍様に意見とは・・・・と松平伊豆守(千恵蔵御大)にたしなめられてシュン・・・と凹んだり、
・槍はこう突くのだ!ハァー!と、声も高らかに気合十分!若者にはまだまだぁ!
(それにしても月形さんの声の張り出しは素晴らしい)
・米問屋の灘波屋の娘・お遊(丘さとみさん)に押しかけ女房される彦左衛門。困惑する彦左衛門。わしはこのとおり老人と言うも、
「なにゆうてはりますのん、男ざかり、ほんまにええ男ざかりやおまへんか^^」
とお遊に切り返される。二人の問答・・・・お遊の天然っぷりとのやりとりがww
(丘さとみさんがすっごく可愛い可愛いっ♪)
彦左衛門も凄いが、お遊も大物だわ(笑)。
・彦左衛門とお遊の奇抜なアイデアで、旗本「たらいに乗って登城っ!」


一心太助は松方さんが演じてますが、武士より似合ってるなぁ(笑)。
とっても生き生きとしてる^^
松方さんといい、北大路欣也さんといい、若手も結構出番が多く、おいしいとこもありです。

殺陣場面はありませんが、喜劇部分と人情部分があり、流れが良い映画でございました。
最後は大団円っていうのもいいねぇ^^

この映画は特に月形さんと丘さとみさんが最高!です。

テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 「姫君一刀流」(1959年・東映)
2010年03月02日 (火) | 編集 |
東映のお姫様女優だった大川恵子さんが主演(!!)の時代劇です。
煌びやかな東映時代劇スター陣の中で、(美空ひばりさんみたいな方は除く)女優が主役をはるなんて異例ですよね?(さすが社長から名字をいただいた方なこたある(笑))
大川恵子さんは1957年から1962年の非常に短い間に90本近い作品に御出演。
ほんっっとにお姫様をやると東映でも三本指に入る美しさでしたね(・▽・)
ちょっと気の強そうなおひい様も似合う方だなぁ~と思っておりましたが、
主演までされてしまうとはw(唯一の主演作だそうです)。
かねがね観たかった作品でしたが、東映チャンネルで放送されたので観ることができました。


(あらすじ)※東映チャンネルより
父の冤罪を晴らすため五つの姿に身を変える姫と正義熱血の剣士の活躍を描いた大川恵子主演痛快時代劇。義姫の父は、叔父・備前守の策略によって罪を着せられ母とともに命を奪われた。辛くも難を逃れた義姫は様々な姿に身を変えながら、悪事を暴いてゆく。大川恵子が姫、若衆(白頭巾)、武家娘、芸者、酌婦の五変化を演じる。原作は小川正。

(キャスト)大川恵子/伏見扇太郎/円山栄子/原健策/星十郎/清川荘司/徳大寺伸 他

<感想>
東映時代劇を録画していると、大体長くても2時間いかない作品が殆どですが、
さすがにこの映画の1時間は短いですな。
お子様向け時代劇並の長さでございます。
人物相関は、義姫の叔父である備前守(原健策さん)が兄である義姫の父上にキリシタンであるという罪を着せて義姫の母もろとも殺害、
領主の地位におさまり、家臣の庄太夫、商人の加賀屋と結託して私腹を肥やしていたということですかね?
義姫の味方は幼少時に一緒に逃げてくれたのが長沢頼母(水野浩さん)、七年後の場面以降は大目付の織田山(大徳寺伸さん)と、その配下の牟礼竜太郎(伏見扇太郎さん)と竜太郎の使いっぱしりともいうべき目明しの勘八(星十郎さん)かな。

物語は他愛のない「仇打ち時代劇」なのですが、
これはね、「恵子さんを愛(め)でる」時代劇なのです(笑)。
義姫、白頭巾の若衆、武家娘の鶴、芸者の君竜、そして居酒屋の酌婦の5変化を楽しめるんですよw
姫姿や武家娘は見慣れてますが、白頭巾と酌婦は好対照でして・・・・
白頭巾が凛々しいっっ!そのスッとした立ち姿といい、きりりとした目元といい、美青年っぽいんだわ~♪
たとえ殺陣がひょろひょろで刀を「よいしょっ風」だろうが、乗馬シーンや殺陣シーンの全身図がえらく遠目だったり後ろ姿だったりで「それ、吹き替えでしょw」がまるわかりだろうが、
伏見扇太郎さん(今回は助演で、所々義姫のピンチを救ってくれる正義の味方♪)の殺陣と比べると腰が引けまくりだろうが、
いいんです、恵子さんを愛でるのが主目的の作品なんですから(笑)。
(でも、君竜姿で短刀での立ち回りはよかったかも。終盤近くで白頭巾で布団かぶった相手に刀下ろして、明らかに「斬れてない」にもかかわらず相手が死んだのにはびっくりでしたが(あははは))。
芸者の君竜がなんかかっちょよかったですね~多勢に無勢で
「しかも短刀で殺(や)ろうとするなんてなんつー無謀な」な場面ですが、
舞いの場面の綺麗さといい、立ち回りといいよかったです。
どっから見ても美しい恵子さんですが、方言丸出しのちょっと下品気味の酌婦も見どころで(超短い場面ですが)、
「あ~、こういうのもできる方なんだ!」と新発見ざんす(それでも品が良いのは隠せませんけどね^^)。
それにしても恵子さん、やっぱり着物姿で走るの速いわ(笑・いや、前々から思ってたんですけど)

大川恵子さんファン必見の1本でございましょう。
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」についての検証と考察-其の五
2010年03月01日 (月) | 編集 |
映画「新吾十番勝負 第一部・第二部総集篇」の、消失した部分を探る?このコーナー。
其の四からの続きです。
本件に関してはこのブログカテゴリーは新吾のカテゴリーにつっこんでますので、よろしくです。

(記号)
□=総集篇にある部分 ■=消失か抜けてる部分。



前回の続きより
□江戸城 吉宗の居室より
「なに、対馬のもとに美女丸があらわれたと~」から→井上河内守奥室→加納城書院にて綾・雪・勝の三姫と美女丸・対馬守・多門の会話場面で美女丸の
「他の親たちをうらやましいと思ったことはありません」まで
■上記の最後の会話から続きで、多門が美女丸が我々を買い被っているといい、美女丸が
(自分にとって)多門が日本一の父・庄三郎先生が日本一の母、真崎先生が日本一の祖父で、さみしいと思ったことが無いと言う
→多門がそれは本当の生みの親の愛を知らないからだ、将軍家とて神ではない、きっと親の愛情が分かると言う
→続けて多門は丸をいとおしむ俺たちの愛情は、丸を不幸せにしたという良心の呵責がさせる業だという。美女丸に今度こそは幸せになってくれ、生みの親の愛情に包まれておれ、丸が幸せになってくれることを庄三郎も、どんなにか喜んでくれるだろうという。
→涙を流す多門、見守る一同、顔を伏せる美女丸

□江戸城吉宗の居室
吉宗の「なに?対馬の守が美女丸を」~より河内丸の「ははっ」まで(短っ)
■上記より続き・・・・お鯉の方居室。
お縫が美女丸を迎えに行くよう、お鯉が言う場面。
■加納城の奥庭で多門と美女丸が剣術の練習。
腕をあげた新吾をほめ、
「お前が将軍家の子でなければ、もっともっとお前の素質をのばし、真崎大先生以上に名人に仕立てたかったのだ」という多門
■雪姫があらわれ、剣術が終わったら雪姫の部屋においで下さいと誘う(箏をきかせると)剣術以外はわからないという新吾に、お教えしますという雪姫。続いて勝姫も新吾をお茶に誘い、二人で口げんか(笑)。そこへ綾姫が仲裁に入ると、新吾と多門の姿は消えていた(笑)
「どうして姫たちはあんなにうるさいのでしょう」と美女丸(おいおい)。
「丸も、もう子供ではないからな(ニヤリ)そのうち好きな人もできよう」と多門
→お鯉の方からの使者の来訪を告げる腰元の千代。

□お縫が使者として対面する場面から→吉宗・お鯉の場面→加納城で対馬守が御沙汰を受ける場面まで
■父を心配する綾・雪・勝姫
□河内守と井出の会話場面
井出の「ひょっとすると、新吾を通じて上様に嘆願する目的では」まで
■吉宗と河内守の対面場面の前に、真崎道場で多門・庄三郎・新吾が談笑しながら盃をくみかわす場面あり
→綾姫の使いの腰元が訪ねてくる姫がお耳に入れたいことがあるといい、そこまできれいるのということで新吾が一緒に向かう
→腰元とは嘘で、その女が消える
→黒覆面の30名くらいの一隊にかこまれる(河内守の手のもの)
→黒覆面たちが斬りかかってきたので、やむなく新吾が抜いて戦う。
そこに井出が現れ、自分は葵新吾だという新吾に、
「黙れ、上様ご対面を前にして、夜中かかるところに夜盗を相手に、新吾さまが斬りあいなさるはずはないわ!ご落胤を名乗る不埒奴、ひったてい!」と言い、
呆気にとられる新吾
→安藤邸に行った多門が、直接綾姫に会い、新吾を呼び出した女が綾姫の使いでないことを知る。
(デアゴさんのDVDで48分58秒まで)

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うわ~また進んでないわ^^;
しかし、どうやらあともう少しで
「新吾十番勝負 第一部」部分が終わるようです。
DVDにすると丁度半分くらいで終わる公算なのかなぁ。

綾姫たちの部分が結構抜けていると思った。
あと新吾をはめて新吾がひとを斬ったと言う河内守らの腹黒計画の展開がすぽっと抜けてたりします。

・・・しかし、自分の運命を狂わせた庄三郎せんせーを「母」と思うなんて・・・
新吾・・・・^^;

テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ