映画「任侠中仙道」(1960年・東映)
2011年01月01日 (土) | 編集 |
東映chで「任侠○○」のオールスターものが一気に12月に放送されていたので録画。
デアゴでも出ますよねー。
私は改めての鑑賞。
オールスターものは
「物語は二の次!スターを愛でるべし!」なので、
流れに逆らわずに、あのシーンにあのスターと、
ニヤニヤしながら見ませう(笑)
(でも、あんだけスターが出ているのに、それなりにちゃんとまとまっているんですよね。
毎度ながらそこはスゴイ)

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(あらすじ)※東映chより
清水一家と国定一家が、飢饉にあえぐ上州の民衆を救うべく、悪代官一派を相手に血煙り上げる。
清水次郎長を片岡千恵蔵、国定忠治を市川右太衛門が演じているほか、月形龍之介、大河内傳次郎、大友柳太朗など、オールスターがずらり並んだ娯楽超大作。
謀叛の嫌疑をかけられたため、一時信州へ向かう次郎長一家。そして同じころ上州の国定忠治の一家も、凶作にあえぐ農民を救うため、米の買い付けをしようと信州入りを果たしていた。

(キャスト)
片岡千恵蔵 (清水次郎長)
中村錦之助 (小川の勝五郎)
大川橋蔵 (武井の浅二郎)
東千代之介 (三ツ木の文蔵)
里見浩太朗 (小政)
若山富三郎 (大政)
伏見扇太郎 (八寸の才市)
中村嘉葎雄(六之助)
丘さとみ (おきん)
大川恵子 (おたき)
雪代敬子 (おかく)
喜多川千鶴 (おとよ)
千原しのぶ (お六)
花柳小菊 (お町)
原健策 (三馬の政右衛門)
尾上鯉之助 (松井田の喜三)
阿部九洲男 (増川の仙右衛門)
片岡栄二郎 (佐吉)
清川荘司 (角太郎)
徳大寺伸 (守屋の幸吉)
明石潮 (宇右衛門)
松浦築枝 (お栄)
吉田江利子 (お春)
遠山恭二 (倉三)
尾形伸之介 (三太)
南方英二 (梅吉)
尾上華丈 (豊太郎)
小田部通麿 (伝次)
長島隆一 (仁兵衛)
仁礼功太郎 (平田周馬)
団徳麿 (六郎次)
月形哲之介 (馬定)
中村時之介 (瀬木一平)
大丸巌 (金次)
時田一男 (忠吉)
有馬宏治 (八郎兵衛)
星十郎 (藤吉)
小柴幹治 (岩村の七助)
伊東亮英 (早川の小兵衛)
香川良介 (雲風の多右衛門)
沢村宗之助 (清八)
吉田義夫 (番作)
戸上城太郎 (羽倉外記)
加賀邦男 (法印の大五郎)
大河内傳次郎 (加部安左衛門)
薄田研二 (和田島の多左衛門)
黒川弥太郎 (紬の文吉)
山形勲 (松井軍太夫)
進藤英太郎 (田中屋長次郎)
月形龍之介 (島の伊三郎)
大友柳太朗 (小幡の初五郎)
市川右太衛門 (国定忠治)
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(感想など)
この作品、簡単な人物相関から書いた方がいいかな?
(大まかに登場順番)
善玉には赤悪役は青中立や主軸に関係ない人はオレンジ女性はピンクで。

三馬の政右衛門(原さん)あちこちにいい顔して、今回の元凶の一端。小物(笑)
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 ↓
お六(千原さん)政右衛門のいい人だけど、あとで勝五郎によって次郎長に突き出され、政右衛門を裏切る。



紬の文吉(黒川さん)←この人も一家の親分かな。
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和田島の多左衛門(薄田さん)←同上。最初は文吉と多左衛門の喧嘩の原因は政右衛門・・・orz



清水次郎長を筆頭筆頭とする次郎長一家
<政右衛門の野郎のせいで一揆を企てたという嫌疑の濡れ衣をかけられる次郎長の目的はそれを晴らすことに・・・orz>
次郎長(千恵蔵御大)---子分=大政(若山さん)、小政(里見さん)ら総勢6人


小川の勝五郎(錦之助さん)次郎長が世話になる人その1
しかし博打が大好きで、次郎長からいただいたお金の博打に投じてしまい、更に次郎長一家の者の着物も借金のカタにしてしまう人物。
根はいい奴なんだが、博打で身を滅ぼすタイプ。
妻がそのために身を売ってお金をつくろうとする所に、次郎長が駆けつけて助けたうえに、お金を渡す。
結果的には次郎長が世話になるというより、世話してもらった人か?(笑)
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 ↓
おたき(大川恵子さん)勝五郎の妻。なかなかできた女房。勝五郎と離縁したことにして身売りしようとする。
身売りしようとした先は扇屋で、主人は清八(沢村さん)


国定忠治を筆頭する一家
国定忠治(右太衛門御大)---子分=武井の浅二郎(橋蔵さん)・三ツ木の文蔵(千代之介さん)など
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 ↓                    ↓
お町(花柳小菊さん)忠治の女房   おきん(丘さとみさん)浅次郎のいい人だが、飢饉のせいで売られそうに。おきんの父が八郎兵衛(有馬さん)、おきんを身売り先に連れてく男が番作(吉田義夫さん)


島伊三郎を筆頭とする一家界隈を牛耳ろうとしてるのに、忠治が邪魔でしょうがない。上州で十手をあずかっている。
島伊三郎(月形さん)---子分角太郎(清川さん)など


松井軍太夫(山形勲さん)→悪代官。伊三郎らと組んで悪だくみ。忠治が邪魔

田中屋長次郎(進藤さん)立場上は伊三郎と同じで、ヒール(笑)。
同じくちとしては雲風の多右衛門(香川さん)なども一緒かな。

加部安左衛門(傳次郎さん)←忠治が世話になる人。百姓を助けるために立ちあがろうとする忠治に味方する商人。


小幡の初五郎(大友さん)→次郎長に味方してくれる人その2。子分は六之助(中村嘉葎雄さん)、妻はおかく(雪代敬子さん)
初五郎は、伊三郎や長次郎らと一人同調しないことで、伊三郎らはおもしろくない。
それにかこつけて、忠治一家だと名乗る者ども(実は伊三郎らの一派がウソついて名乗ってる)に殺され、忠治一家を次郎長が敵に思う構図を作り出す。




まだ、こまごまとありますが、私も把握しきれなかったんで(笑)割愛。
善玉と悪玉がキレイに分かれている勧善懲悪が、オールスターの楽しいところ♪
実に分かりやすすぎで、
特に悪役御一同様の徹底した悪役っぷりにはニヤニヤしてしまいます。
今回も、月形さんを中心として悪役一同が悪だくみの会合(爆)をしたり、
山形勲さんがふんぞりかえってたり、
進藤さんとか「大物悪役」がドーンといる一方で、
原さんの小悪党のせこい動きもあったりと(しかし、出番多いで目立ってる)、悪役バリエーションもいっぱい楽しめます(笑)。
善玉だけがオールスターの醍醐味じゃないですよね。

そしてオールスターの悪役は、善玉に最後は斬られてしまいますが、
剣の扱いでは結構素晴らしい月形さんであろうとも、千恵蔵御大の前ではあっさりやられてしまうのです。
しかも斬られた際にはキメの顔つきもあります(笑)

そのラストには、千恵蔵御大と右太衛門御大の「善玉二大巨頭」が手を結んで、
スカッ!と悪役どもを手下(他の若手スターなど)と共に斬りまくってハッピーエンド(笑)。
今回も、忠治が上州の百姓の危機を救うために、(悪役の)賭場で盗みをして(悪人からなんでオッケー♪)、
それで得たお金をお米にして運ぶ途中で、悪代官やその一派に止められて万事休す!のところを、
忠治を「男の中の男」と見た次郎長が助太刀をするんですね。
悪玉を倒した後には、忠治は目に涙をうかべながら次郎長の意気に感激。
次郎長も忠治の志におめえのことは忘れないと心にとめます。

くぅー!そこがスカッ!とするんですね^^
この作品は、どちらかというと両御大と悪役御一同が目立ってまして
若手スター陣はいつもより活躍度は少ないですかね?
しかし、それでもいい。
悪役陣がめっさ楽しめたし、両御大がかっこいい!
悪役陣は月形さんが、刀でどうこうよりも、悪だくみっぷりが
「お主、ワルよのぅ~」な気質充分すぎでしたし(笑)
右太衛門御大の、どこかゆったりとした懐の大きさといい、
千恵蔵御大のメリハリのある男気あふれる様といい、
最後はあんなに沢山スター総出演!なのに、美しく話がおさまるのがまた様式美あふれます(あはははは)

オールスター映画は、俳優さんを一人・また一人と知る人が増えるたびに面白い作品群です。

そうそ、大友さんの死に様っぷりも壮絶で印象に残りました。
善玉で数少ない落命者なのだけど、それだけにインパクトが強かった。
先日の「十兵衛暗殺剣」といい、大友さん、すごいっすよ(笑)。




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ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「曽我兄弟 富士の夜襲」(1956年・東映)
2010年11月11日 (木) | 編集 |
東映chで放送されたので観ましたよ。
若手スターがみんな可愛いっ初々しいっ!ww(特に錦之助さん)
昭和31年だもんなぁ。
右太衛門御大こそご出演されてませんが、これはほぼオールスターですよね(・▽・)
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(あらすじ)※東映chより
有名な『曾我の仇討』を、東千代之介、中村錦之助を主役に据えオールスター総出演で映画化。
時は鎌倉幕府初代将軍・源頼朝治世の頃。河津三郎祐泰は奸臣・工藤祐経に悪謀にあい命を落とす。
祐経による一家への圧迫と責苦のなか、祐泰の息子・曾我十郎、五郎兄弟は仇討の機を狙っていた。
そして苦節十八年、二人は富士の嶺に狩りを行なう工藤陣屋に、折からの雷雨を突いて斬りこんで、見事仇討を成し遂げる。

(キャスト)

東千代之介(曾我十郎祐成)
中村錦之助 (曾我五郎時致)
高千穂ひづる(大磯の虎)
三笠博子 (化粧坂少将)
花柳小菊 (満江)
植木基晴 (一万)
植木千晴 (箱王)
山手弘 (犬房丸)
北大路欣也 (源頼家)
伏見扇太郎 (御所の五郎丸)
片岡栄二郎 (鬼王)
三条雅也 (近江の小藤太)
山口勇 (股野五郎)
原健策 (団三郎)
大友柳太朗 (畠山重忠)
大川橋蔵 (梶原景時)
中村時蔵 (曾我太郎祐信)
月形龍之介 (工藤祐経)
片岡千恵蔵 (源頼朝)

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(感想等)

↑のあらすじにもあるように、曾我兄弟の仇討ものです。
千代之介さんと錦之助さんが演じる曾我兄弟を中心に展開していきます。
彼らの父を亡きものにした仇・工藤祐経に月形さんがっっ!
(久しぶりに月形さんの悪役観たわぁ♪やっぱし月形さんの悪役ってラスボス感たっぷりでいいよなぁ(笑))

曾我兄弟の父・殺された箱王こと河津三郎祐泰の妻・満江は子供たちを連れて逃げのび、曾我太郎祐信に再嫁するのですが、
その曾我太郎祐信を演じた人て・・・・え?中村時蔵??
錦之助さんや中村賀津雄さんのお父上の三世中村時蔵丈ですか?( ̄□ ̄;)!
はじめて動いておられるのを見たわぁ。
静の物腰が(内に)強くも柔らかそうに見えるのは、女形と立役の両方をつとめられた時蔵丈ゆえになのかしら。
曾我兄弟を陰ながら見守り、支えてくれるような、温かい義父を好演されてました。
そっかーこの方が映画スターお二人のお父上かぁ~と、
すんません、完全に素人目線がガン見してしまいました^^;

ほんの序盤に、工藤の策略にて幕府に引っ立てられる兄弟を迎えにきた梶原景時役で橋蔵さんがご出演ですが、
あっちゅーまの出番でしたww
ま、しょうがないですよねーまだデビューしていくばくもたってない頃ですぜ。
これからぐわっ!とスター街道まっしぐらのまだスタートラインからちょいと急カーブで昇るか?という時でしたでしょうし。
いや、しかしパキッとしたキリリとした口調と所作で、かっちょ良かったですー(*^^*)
一瞬でしたけど(笑)

地味だけど印象に残ったのが、命がけで兄弟に工藤の策略を伝えに来て果てた、
団三郎役の原健策さん。
他の映画でも名脇役で悪役も多い原健策さんですが、密偵として工藤の屋敷に忍びこんで捕えられます。
逃げるなかで矢を射かけられ、
息もたえだえの中で兄弟に伝える、その死に際の演技に(T_T)
今回は悪役ではありません。

ラスボスは月形さんなのですけど、仇討完遂でこの映画は終わらないんですよね。
(月形さんがやられる場面も久しぶりに観た。え?ひょっとして忠臣蔵以来?(笑))
頼朝(千恵蔵御大)のお裁きが待ってます。
兄弟の母に領地を与えるなど、寛大な処置を施す頼朝。
先に果てた十郎はもういないが、捕えられた五郎が裁きを受ける。
仇討を完遂した五郎だが、そこへ子供がやってきて、枝で鞭打つ。
工藤の子・犬房丸が、父親を五郎に斬られたことを恨んで来たのだ。

「父を討たれた悲しみは、誰しも同じこと」と言う五郎。
このあたりの台詞が、本作でも重く残る台詞の一つかな。
因果はめぐるよ・・・・。

花形スターが死ぬ場面はあんまり出さない時代?というか、
この映画でも直接的に兄弟が死ぬ場面は出さずにうまく処理してますね^^;
(でも、かえってこの方が映画としてはいいかもなぁと思う)

映画としてはオーソドックスなオールスターという感じで、
特に錦之助さんの殺陣場面とか、ある意味どっしりと締める意味では千恵蔵御大が持ってちゃう部分もありつつ、
スター各人の見せ場を作りながらもまとまってます
(特筆するべき点は少ない映画なんですけどね)。
これだけスター出しておいて、ちゃんと1本破綻させずに作れるって、
改めて凄い!と思います(ちゃかして言うのではなく、ほんとに!)

スターを愛でる、そういう楽しみを与えてくれる素敵な時代。
(スターに風格あったしね!)
こういう映画もあっていいでしょ?^^

それにしても、他の映画の題材はよく作られるけれども、
映画で曾我兄弟を取り扱ったものって現代は無いですよね??
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 旗本退屈男(昭和33年オールスター版)
2009年03月23日 (月) | 編集 |
テレビも観るもん無いんで、むっちゃ久しぶりに東映時代劇鑑賞

デアゴスティーニのコレクションを積んでたので(笑)、そのなかからのチョイスです
(このコレクション激安だから文句言えないが、キャプチャーはないんだよね)

お馴染み右太衛門御大の天下御免のむこう傷・早乙女主水之介ざんすよ
しかもオールスター版

いやぁ~見終わって、いっくらオールスターだ、一緒に千恵蔵御大がいようが、「旗本退屈男」の時は右太衛門御大の主戦場で、右太衛門御大ありきな作品なんだなーて思いました
だって、オールスターなのに他のスター……千恵蔵御大以外がなんかいつものオールスターより霞みがちに見え……(笑)
他のスターも見せ場あるんだけど、みんな右太衛門御大にもってかれちゃうよーな……退屈男の派手な数々の衣装といい、剣の構えといい、台詞回しといい、もう完成されていて、他すべてそれにのっかってるという感じ
それだけもう旗本退屈男=市川右太衛門なんだなと素人でも感じました
(その存在感はやはしスターさんだ)

退屈男の妹役が若くカワユス桜町弘子さんでも突っ込み入れてはいけません(笑)

しかし、錦之助さん・橋蔵さん・千代之介さん・大友さん・傳次郎さんに薄田さんに月形さん、山形さんに進藤さんと主演級どんっといて悪役もどんっとこゆいのに、退屈男スゴス(笑)
右太衛門御大の代表シリーズたるやという片鱗を見せていただきました
阿呆のふりとはいえ、千恵蔵御大のちとエロじじいが入った馬鹿殿ぶりの演技も面白すごい
両御大の存在感を見せつけられましたよ

息子の北大路さんはまだまだ前髪立ちのかわゆい少年で出演です
(先日幻十郎の再放送観ただけに時の流れを(笑))

しかし、敵に囲まれてこれからやってやるぜな橋蔵さん大友さん千代之介さんな所に
「まてまてまて~」と割って入る早乙女主水之介……最後までもってかれますた(笑)
 何気に「ちゃんばらグラフィティー斬る!」をば。
2008年11月01日 (土) | 編集 |
chanbara

東映時代劇映画の美味しいところをつないでできた「ちゃんばらグラフィティー斬る!」(1981年でしたっけ?)の当時のパンフレットをつらつらと見てました。
この映画、うまくできてますよねぇ!大好きです!スカッ!とするし、笑えるし、時に桜の乱れ打ちでじーんとしたり(笑)、ほんと面白い。
東映さんにはこれ、DVD化して欲しいんですけどねぇ・・・。
時代劇の面白さを伝えるのにも恰好の教材になりそうなのですが(*´▽`*)

登場作品はこちら→日本映画データベース

特に大好きなのは、斬ったり疾走するシーンをテンポ良くどかどか繋げたのも面白いのですが、
(血沸き肉踊るぅ~♪)
金さん(千恵蔵御大)・退屈男(右太衛門御大)・むっつり右門(大友さん)・若さま(橋蔵さん)の名探偵(笑)+一心太助(錦之助さん)による捕物仕立てのやつが最高に楽しい♪
ほんとにうまくできていて、ゲラゲラ笑って楽しすぎた・・・・・腹筋鍛えられすぎ(笑)。

東映黄金期の時代劇の素晴らしさを布教(?)するためにもやっぱりDVD化して欲しいなぁ~。

まだ見てない方は是非是非ビデオは絶版なので、
中古を捜すなりして見ていただきたいでし。

そういや千恵蔵御大と右太衛門御大、錦之介さんと橋蔵さんは挿入のインタビュー映像もありましたよね。
橋蔵さんは銭形平次の撮影現場でしょうか?平次の恰好で(笑)。
この映画で初めて橋蔵さんが「素」でしゃべる姿を見たのですよ。
独特の江戸っ子な話し方、でもやはしどこか上品さが漂う雰囲気ですよねぇ(*´ω`*)

パンフは錦之介さんの「仕掛人梅安」とセットなので、同時上映だったのでしょうか?
栄養ドリンク「エスカップキング」の広告があり、錦之介さんがドリンク持っていらっしゃいます(笑)。


テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「赤穂浪士」(昭和36年 1961年)その2
2008年07月25日 (金) | 編集 |


桜は日本人の心だ!ということで続き。
(そういえば時代劇への愛すべきオマージュ映画「ちゃんばらグラフィティー斬る!」(1981年)の中で桜場面だけ集めたシーンありましたよね。あれも良かった。
「ちゃんばらグラフィティー斬る!」は、時代劇布教映画としてもDVDにしてほしいもんですが(笑))。

さてさて、前回は2名だけ取り上げて終わっちまいましたが、
この映画の私の心のオアシスは賀津雄さん。
赤穂に肩入れする畳屋の伝吉。
こころなしか啖呵といい、芝居っぷりは兄ちゃん@錦之助さんと通ずるものがあります(笑)。
賀津雄さんの場面になると緊迫の中の一息タイムなんだな(なごむ~)。

大友さんの堀田隼人は浪人者。
一人別の空間におわしますが(笑)、
ここでもガシガシと豪快に立ち回る大友さん。かっちょいい!!
(それにしても大友さん、美味しい役どころですねぇ)

かっちょいいといえば、クールな堀部安兵衛@千代之介さんも素敵。

千恵蔵御大@内蔵助と右太衛門御大@千坂、苦肉の策として配したのだと思うのですが、
忠臣蔵おんちな私でもわかる、
「大石と千坂がかつての盟友とは、アリエナス」
ですが、オールスター映画だ!
「"スターを見る"映画」なんだ、
も~寄りきって押し出しちゃえ!!と(笑)。
しかし、御大お二人が同時に出ると場面が長いですのぅ^^;
貫禄は凄いですが。

瑤泉院は大川恵子さん。
浅野内匠頭と”W大川”で美形夫婦です(爆)。
惜しいかな、この映画オールスターだけに女優さんは完全に添え物状態
(それだけ濃いということなんですが。丘さとみさん、桜町弘子さん、花園ひろみさん等沢山女優さん出演されてるというのに)
それでも、大川恵子さんの上品さは光ってました。

若き松方弘樹さんが大石主税、これまた若き里見浩太郎さんが上杉綱憲役でご出演ですが、
お二人共に年齢を重ねられた後の方が良いですね。
まだこの頃は、他の役者さん達が(スター至上主義時代だけに)あまりにも華があるので、
ちょっと隠れ気味な感じです。
でも、一生懸命さは十二分に伝わってきましたよ^^

月形さんの吉良、憎々しげでいいわ~。
私の中ではベスト・オブ・吉良(「大忠臣蔵」の市川中車(八代目)さんも好きだが)。
威厳と品があることでは月形版「水戸黄門」に通ずるものもある(黄門様は善人側ですが)。
他の忠臣蔵だと、下手すると浅野内匠頭がただの切れやすい兄ちゃんに見え感情移入できず、吉良カワイソスに思えてしまうこともあるのですが
(私が忠臣蔵苦手なのもそこなんです(笑))
美形で温厚且つおとなしい一本気な橋蔵内匠頭をことあるごとにネチネチネチネチやる月形吉良(笑)。
嫁イビリをしている姑の如く、相手が何も言えないことをよいことに好き勝手言うものだから、苦痛に耐える橋蔵さんに感情移入し易い。
短い映画の中でなら、ここまでやってくれた方がむしろ分かり易い(事実か否かは別として作品としては)。


山形さんや進藤さん、薄田さんなど、普段悪役な皆さんがいい人側の人間になると重厚なものが生まれるのですね。
当時の東映の層の厚さ、役者の幅広さに感嘆。
オールスター映画って、分かる役者さんが増えるごとにほんと、楽しさ倍増!です^^




テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ