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 映画「風雲将棋谷」(1955年・東映)
2014年06月23日 (月) | 編集 |
たまっている東映時代劇を追って鑑賞中^^;
今度は右太衛門御大主演の作品です。

(あらすじ)※東映chより
平家の末裔が守る信濃の秘境の財宝を巡り、侠盗流れ星がさそり使いの怪盗一味と戦う。
角田喜久雄の同名伝奇時代劇小説を映画化。
さそりを使って娘を浚うさそり道人唐島宙斉と、悪党の財宝だけを盗む侠盗流れ星が江戸に出没。
北奉行配下の老岡引・仁吉と娘・お絹は宙斎一味を追っていたが、
たびたび危ないところを雨太郎という男に救われる。
やがて、お絹は一冊の旅日記から信濃の将棋谷に莫大な財宝があり、当主の雪太郎は三歳で姿を消したことを知る。

市川右太衛門(流れ星の雨太郎)
喜多川千鶴(お絹)←仁吉の娘
吉井待子(お加代)←大奥の人らしーんだけどワル
長谷川裕見子(朱実)←宙斉が探している娘
薄田研二(唐島宙斉)←蠍遣いの娘浚い犯
横山エンタツ(紋平)※吉本所属←雨太郎の仲間
小杉勇(佛の仁吉)←目明し・蠍の一味を追っている
原健策(神田川の兼三)←目明し・雨太郎を追っている
山口勇(りゃんこの藤造)←イカサマ師
富田仲次郎(竜王太郎)←朱実の配下の男
三島雅夫(佛骨和尚) ←雨太郎の知りあい



(感想等)
監督は松田定次さんです。
雨太郎は義賊で、
たまたま通りがかりにりゃんこの藤造に手篭めにされそうになった目明しの仁吉の娘・お絹を助けたことで、
本来は繋がりのなかった宙斉とその一味と雨太郎は関わらざる事態になっていきます。

伝説の将棋指しが残した記録帳から浮かび上がる将棋谷。
そこに書かれた風景は、雨太郎がたびたび見た夢の風景と似ておりました。
二つに引き裂かれた記録帳。
後半部分を持ち去った朱実こそが、伝説の将棋谷から三歳の時に姿を消した娘で、
唐島宙斉一味が娘を浚ったのは、朱実を探して娘をかたっぱしから・・・ということらしい。
その将棋谷にはお宝が眠っているという。
そして、朱実とともに一方の鍵を握るらしい雪太郎とは・・・・?


まぁ・・・・・物語の三分の一くらいのところで雪太郎は誰か、
朱実が口に出した特徴でまるわかりなんですけどねw

ところで最後まで見て思ったのが、朱実はやっぱり・・・・ダメだったの?
だとしたら太郎と共に、元々里(将棋谷)の人なのに、帰れず可哀想というか・・・・。
雨太郎と里との橋渡しとしてだけの役割だったのだろうか。
途中、お父っつぁんを雨太郎に殺されたとばかり思い込んでいたお絹を叱りつけたり、
毅然としたお嬢さんって感じだったから、結末が・・・せめてこの人は残して欲しかったわぁ。

雨太郎の側にいる紋平役のエンタツさんの飄々とした感じと、
佛骨和尚役の三島さんの豪快さも素敵だったのですが、

いやいやいや、本作最後の最後で実は熊猫屋的にもってかれたのが
神田川の兼三役の原健策さん!!
ちょっとちょっと、今回はとても粋な男ではないですか原さんの役。
東映黄金期時代劇における原健策さんは、悪役寄りの方で、
いい人役はたま~~~~に出てくるんですけど、これまた久しぶりに見たわ。
目明しとしての職務に忠実なのだけど情も篤い男で、とてもかっこいい。
父親を殺されたお絹の、後半は見守り役というか
仁吉に代わってお絹のことをとても心配してましたなぁ(父親のように)
そして最後、お縄を・・・・という雨太郎に、
兼三「雨太郎とかどうのとかいいなすったが、その男ならつい先ほど不動の滝の滝つぼに落ち込んで、
このよから消えちまったよ!」
と言い放ち、
後の始末や一家のことは自分が引き受けるからと、雨太郎・・・もとい雪太郎と相愛のお絹の背中を押してあげるのね。

はぁ~男前っ!!

主役は右太衛門御大なんだけど、キリッとしたかっちょよさは本作は原さんだわーと、
熊猫屋は惚れ惚れしたのでした(笑)。
悪役メインの方がたまにいい人役やると、凄く格好良いことって結構ありますよね^^


宙斉役の薄田さんは、不気味に出現する悪玉をこれまたいつものように気持ちよく演じておられましたわ。
お絹のおとっつぁんを殺すわ、蠍で娘を浚うわ、お宝のためなら何でもござれ。
あれ・・・・そういえば最初の上州屋のお嬢さんはどうなったんだ?(描かれてないよね?)

雨太郎が、最初は拒んだのに結局将棋谷を背負うことを決めたのは、
ちょっぴり朱実への贖罪の気持ちもあったのだろうか?
宙斉が扉をバーン!とあけたら、宝の箱の山の上にデーン!と着替えて仁王立ちの御大にワラタ(笑)
そもそも将棋谷のことあんま知らんのに、その装束はなんぞ^^;
御大はいつもの御大で、快活な人物を演じてましたが、
自分の出生の件に関してちょいともやっとしてたり、お絹の事好きなんだけど、
自分は義賊だし彼女は目明しの娘だし・・・・で悩んだり、
万能人物じゃないのをやってたのはよかったですよ。

それでも前述の原さんと、ブレないお嬢さんの朱実を演じていた長谷川裕見子さんあたりが、
個人的には一番かっちょよいなーと感じたのですけどね。


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テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「白馬城の花嫁」(1961年・東映)
2013年02月25日 (月) | 編集 |
久しぶりに無条件に楽しそうな映画でも~♪ということで、
今月東映chで放送されたこの作品をチョイス。
美空ひばりさんと鶴田浩二さんです。

(あらすじ)
美空ひばりが気心の知れた沢島忠監督のもとで、天衣無縫に演じたミュージカル仕立ての時代劇コメディ。
白馬城のほとり、いつか若殿様が娘を迎えに来るという伝説を信じるお君のもとに、
ふたりの家来を連れた若殿が本当に現われる。
が、彼らは実はおたずね者の大泥棒が変装していたのだった。

出演:美空ひばり/鶴田浩二/田中春男/星十郎/花房錦一(香山武彦)/山形勲/高田浩吉 他

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(感想等)

孤児のお君(ひばりさん)は、毎日白馬城を見ては、
ある時は若君様が、ある時は白馬の騎士(笑)が来ることを夢見ておりました。
冒頭から夢見る乙女チックで、
機織り娘なひばりさんが最初っから歌いまくりです(わはは)。

白馬王子を夢見るなんて、シンデレラか白雪姫かww

阿部九州男さんが演じる代官が、
この辺に殿さま風な男見なかったか?と探索にくると、
キャー♪伝説の通りよぅ♪と、乙女心いっぱいにウキウキするお君。
気立てのよい娘=自分を迎えにきたに違いないと(頭にお花咲いてます・笑)
お姫様になれるかも~♪と妄想ふくらみまくりです。


・・・・と思ったら、一人暮らしのお君の部屋に本当に殿さまがっ!!!
うひゃ~♪
いきなり「お君とやら、世話になるぞ」と、人の家に勝手に入ってきたるは鶴田浩二さん(爆)
両側に田中春男さんと星十郎さんを従えてます。
この日を待ってたの~♪と感涙むせびなきのお君。
せっせとお世話します。

で、その殿さま風の男が隠しているものを、おらがとってきてやるよとお君が鎮守の森に行きます。
が・・・そこにいたのは死体~!?( ̄Д ̄;)

その殿さま風一行は、実は霧太郎(鶴田さん)・伝次(田中さん)・長太(星十郎さん)という、
盗っ人一味でした。


お君は再びブツを探し始めますが、代官が来たと思った霧太郎達はお君の家を何も言わずに去っていきました。
ブツをかついで帰ってきたお君ですが、家は持抜けのカラ。

「殿さま----!!!!!」
半ば半狂乱になって探すお君。
も~愛しの君がっ!なんでぇ!?状態


花房錦一さん演じる隼の源太が代官から逃げて、菜の花畑に飛び込むと、そこに霧太郎が!!
おいおい、盗っ人のくせに偉そうだな(笑)。
捕手を次々となぎ倒します。
源太は御礼を言って去っていきますが、
その直後、「おらを置いてどこいくだー!!!」とお君がブツを引きずって現れました。

ニセ殿さまモードに戻って、伝次と長田は奪うようにブツを受け取りますが、
「おら、また一人ぼっちになると思っただー!!!」と、
霧太郎にとりすがるお君。
すっかり迎えにきた白馬王子と思ってるようで(笑)


悪ものに追いだされて白馬城に帰れずいる身だから、
悪者倒したら迎えにくるよとウソ八百でお君をケムに撒こうとする一味だったが、
おら田舎には帰らねぇ!!とお君。
そんな彼女を見て、もう帰らなくてよいぞと思わず言ってしまう霧太郎に、
ちょっとちょっとー!!!帰らそうとしてるのに何いってんの?と霧太郎をひっぱる伝次。
(一日夢みさせてあげようとか、女に弱いんか?・笑)
お君もさすがに、帰らそうとしてるの分かってるとか言いだす。
でも、話されてもついてく!!!真心わからないのけ!?とか、
お君ちゃん強引。しかもブチ切れるし(笑)

霧太郎、情けかけて完敗(爆)

ちょっと浮かれ気分最高潮で歌って踊りまくるお君がコワイ^^;;;


浅草で、人込みに乗じてお君を置いて行った三人だが、
逃げた先でバッタリと目明しの仲町の太吉(高田浩吉さん)に出くわす
スリはお前達か?と言われて着物を脱いで身の潔白を証明する三人。
伝馬町(牢があるとこですね)を出てからどうしてた?と、
世間話をするように聞いてくる親分。
も~真面目にやってきましたよと三人はいちもくさんに去っていく。

旅籠でお宝の山分けといそしむ三人。
が、鍵を壊してあけるとそこはお宝ではなく石ころだった。
お君にやられた!と思いこむ三人。

一人夜の道を行き場もわからずさ迷うお君に、
屋台おでん屋のおやじの富蔵(山形勲さん)が声をかけ、お君に食べさせた
(え?勲さんいい人設定!?すげーいい笑顔・笑)
そして、屋台に来た太吉親分の仲介で、お君は料理屋に住み込みで働けることに。
太吉親分は、浅草での話を聞いてピンときたようだ。

以前、霧太郎が助けた源太は、
お君が働き始めた料理屋の若旦那で不良息子(笑)
スリのレクチャーまで仲間にするトンデモ野郎だ。

が、お君は、からんできた男に抵抗して大乱闘になったとき、
仲間と表に出ろぃ!!と喧嘩して追っ払う。

いちいち感情表現が大仰なお君がちょっとうっとおしい気もするけど^^;
御愛嬌。

源太が千両箱を盗んだと突きとめた霧太郎は、源太を追いこむも、
大仰なウソ芝居の源太に要領を得ない。


霧太郎をお殿様として脳内妄想再びのお君w

お祭り場面で、お君のひばりさんばかりか、親分な高田浩吉さんまで歌ってますぇ~♪
(う~ん豪華♪それにしても高田浩吉さん、やっぱし男前~♪)


え・・・お祭り場面まで三曲連続お君の妄想劇場だったんか!(爆)


おでん屋の富蔵が、代官の金蔵に手をつけるたぁさすが殿さま小僧だねと霧太郎に声をかける。
なんと、あの千両箱強奪の元締めは源太を使った富蔵だったようだ
(やっぱり勲さん、悪役か・笑)
富蔵に完敗宣言の霧太郎。
気風がいいねぇと、屋台に招き俺と手ぇ組まねぇかと富蔵。
が、断る霧太郎。


店の料理や酒の盗んで放蕩の源太の歌の場面も楽しい♪

源太は、霧太郎に惚れこんで仲間と共に教えを受けたいと来るが、
太吉親分に見つかり、店からかっぱらってきたんだろ、これ持って帰っておっかさんに謝れと怒られ、
ハイっっ!!とすぐさま帰って行く。
親分に色々聞かれて、女嫌いですよ自分はという霧太郎であったが、
お君がちと心にひっかかっている様子。


富蔵が江戸城の御金蔵を盗み出した!!
五千両だ。
富蔵は、それを霧太郎たちに罪をなすりつけようとする。
町方から逃げる霧太郎たち。
伝次と長太は捕まってしまったが、
源太の導きにより霧太郎はお君と再会する。

再会もつかの間、追っ手に源太のはからいで二人で逃げる霧太郎とお君(彼女はまだお殿様だと信じている)
お君は、殿さまなんかやめて一緒に白馬に帰ろうと霧太郎に言う。
が、霧太郎は俺は帰るわけにはいかないし、一緒にいたらお前が危ない。
一足先に白馬で待っていてくれ、きっと行くお前が好きなんだと、お君に告げ、
お君と離れる。

が、親分に捕まってしまう霧太郎。
親分には好きな女はいないと以前言った彼だったが、
自分じゃない、好きな女ができたから言う。
生きたいんだよと必死に親分に訴える霧太郎。


おでん屋の富蔵に、帰ることにしたと言うお君。
(こやつが愛しの人を売ったヤツと知らずに(TωT))
きっと白馬に来てねとお君。

お君、村人の前で今までの殿さまとの話を語るwww
(大勢の前で話す話かっ!・笑)

代官・・・・阿部九州男さんが演じるのでもしや・・・と思ったら、
千両盗まれた穴埋めを年貢でっ!!って^^;

富蔵が商人に化けて、盗っ人に追われているから助けてくれと代官所にかけこんでくる。
盗っ人にかかわってるひまなんざ無いわと代官は追っ払おうとするが、
富蔵が出した小判の束に目がくらみ・・・・(笑)
またもや殿さま小僧の名を出して、奴等に追われていると、名を利用する。

カゲでそれを聞いた殿さま小僧ら三人(釈放されてたのか!)
富蔵を捕まえることを条件に、親分から釈放されてるようだ。
代官に見つかり、代官とその周囲と大乱闘!!

そのすきに富蔵が煙にまこうとするが、
そこに親分が!!!彼も来ていたのだ。


親分が富蔵を捕えるが、
お君がそれを見て親分!これは何かの間違いだ!!と止めに入る
(あー^^;;)
でも、結局しっかと富蔵は御縄になった様子。

親分、お君にお前の殿さまが白馬城で待っているぜと告げる。
駆けだすお君。

殿さまーーー!!!と、一介の村娘が堂々とお城に^^;

しかしそこは荒れた城。
愕然とするお君。
泣きながら探すお君。

(おいおい、この場面でも妄想劇場がっ^^;)

泣くお君の前に現れた霧太郎。
お君は、霧太郎が本当の殿さまではないことが分かったが、
それでも彼を愛していたのだ。

代官の千両箱を盗んだ罪で刑期中の霧太郎を待つお君。
機を織りながら、彼の帰りを待つのでした。
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ちょっとお君の脳内お花畑っぷりが尋常じゃないので(笑)、
後半途中までにかけてちとイラついてしまった熊猫屋ですが^^;
(いや、も~すごすぎてついてけなかったの)
テンポはミュージカル場面がちょこちょこと挿入され、
ひばりさんや、鶴田さん、高田さんに花房さんら歌える人達が歌ってくれる場面はとても楽しいです。
個人的には、お君の妄想劇場中の高田浩吉さんとのお祭り場面の歌の掛け合いが一番好きだわ。
あと、お店の料理をかっぱらって意気揚々の花房さんの歌場面とか。

やっぱり悪役の勲さんでしたが、
盗っ人とバレる前のただのおでん屋風情の時は、すっごく人の良いおじさん風で、
「剣客商売」勲さん版の秋山小兵衛さんを思い出しちゃった熊猫屋です(^ω^*)

お君があまりに夢見る乙女状態だったのですが、
やはりひばりさんは気風の良い役の方が好きだな。
あまりにくねっとした乙女な役だと、ちと浮き加減になるような気が^^;すまぬ
テーマ:時代劇映画
ジャンル:映画
 映画「大岡政談 黄金夜叉」(1955年・東映)
2012年05月02日 (水) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

名奉行・大岡越前守の人情裁きを中心に江戸八百八町に入り乱れる謎と波乱に満ちた捕物時代劇。
月下の江戸で両替商近江屋の女中おはつが斬殺された。
事件は直ちに南町奉行大岡越前守の許に届けられる。
その一方、近年、大判改鋳にかこつけて大量の贋造小判が流通しており、越前守は事件の背後関係の調査を奉行与力小川欣吾に命ずる。
近江屋は、大番頭幸蔵に唆されて、金座改役藤尾銀兵衛、勘定奉行高垣備前守と結託して贋造小判を流しており…。

キャスト:月形龍之介/明智三郎/山形勲/宮川玲子/立松晃/安宅淳子/上代悠司 ほか


監督は、月形さん主演の「水戸黄門」ものをいくつも監督されている、伊賀山正徳 監督です。
(え~と~同シリーズの「火牛坂の悪鬼」とか「怪力類人猿」とかいう珍作も・・・・・笑)
脚本は結束信二 さん。

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(感想等)
久しぶりの東映時代劇ですの。
やっぱり見るとホッとするわ(笑)
本作はモノクロで、1時間未満の短い作品なのでサクッと鑑賞。

月形さんが大岡越前を演じます(・▽・)

女が全く人気の無い通りを男二人に追われるという、
何とも不自然(笑)かつ不気味な場面から始まります
(何で人がいないんだ?)
女は男に斬られます。

目明しがそれを見つけます(何故人影は無いのに目明しはいるのか?)
死んだ女のそばには女が持っていた風呂敷包みが。
風呂敷には「近江屋」と書いてある。
男二人は捕方と格闘するが、橋から川に飛び込んでまんまと逃げおおせる。

本件の調書を見る大岡越前守(月形さん久しぶり~♪)
そこへ小川欣吾(明智十三郎さん)が入ってくる
調書は先の近江屋女中・おはつ殺害事件のものだが、そこでは怨恨とされていた。
しかし、越前は近江屋が将軍家おかかえの両替商、
そして最近贋造小判が流通していること、金座改役や勘定奉行との繋がり・・・・
色々思うところがあるようだ。
与力である欣吾に調査を依頼する越前。

はは~ん、近江屋の番頭は女たらしらしい。(近江屋のお嬢様つきの女中曰く)
以前はおはつに優しくしてたのに、おはつが殺されても何事もなかったようにしてるのを、
冷たい人だとお嬢様に女中(ハッ、番頭の面がまえ・・・・おまえがっ( ̄□ ̄;)。
番頭とお嬢様の縁談話があり、近江屋の主人はその気らしいが、
お嬢様は嫌がっているようだ。

え~と、どうやら番頭と金座改役藤尾銀兵衛は繋がっているらしい。
密会場面で他にもう一人、シルエットで出てきた男は誰だ?!

番頭は水茶屋のおきょう(宮川玲子さん)にも手を出しているようだ( ̄Д ̄)
そのおきょうが、関係をせまってきた。
このことを役人に知らせたら(大店の番頭としての)おまえさんはどうなるんだろうねぇ?と
(女はコワイ・笑)
銀兵衛の使いの男が茶屋にやってきて、番頭に忠告。

番頭に呼び出されたおきょうは、殺された(やっぱりか!)

夢にうなされる近江屋の主人。
ふと目を覚ますと障子の向こうに女の影。
すると・・・・障子を開けて入ってきたのは・・・・死んだはずのおそのっ!!!
( ̄□ ̄;)ナンデストー
と思ったら、娘のおゆみ(安宅淳子さん)であった。

うなされていた近江屋に、何か隠しているんじゃないかとおゆみ。
母が生きていた頃は今よりずっと店は小さかったが、
その頃の方が父も楽しそうにしていたし、自分もその頃が好きだったと。
何でもないと娘に番頭を呼びにいかせるが、番頭は出かけているという。
外では目明しの笛の音・・・思い当たるふしがあって目が泳ぐ近江屋。

番頭らは、釣りをしているふりをしていた銀兵衛のとりなしによって、
何とか追手を振り払うことができた。

欣吾は越前に番頭を捕えるべきだというが、
越前は今捕えては背後の大物を逃がす恐れがあるという。

うわぁ~番頭、お嬢様に対しても上から目線の態度。
自分あっての近江屋とまで。
気持ち悪さ全開ですわ^^;


近江屋は、贋造小判をもうやめたいと思っているようす。
番頭と銀兵衛は密会して
「もう片付けますか」((;゚Д゚)ガクガクブルブル それって!!!


屋形船にて、番頭と銀兵衛・・・・そして「御前」と称するやつ一名の密会場面。
銀兵衛は船頭は自分の手のものですよというが、
その船頭さん、欣吾では・・・・(笑・このへんの展開はちとチープぢゃのぅ)
自殺と見せかけて近江屋を殺害するらしい。
(その御前とは勘定奉行・高垣備前守!!今回のラスボスは山形勲さんかぁ♪と見当がつく、安心の東映クォリティ・爆)
といきなり高垣備前守が船頭=欣吾を刺した!川に落ちる欣吾
(バレたかー)

近江屋は呼び出しを受け高垣備前守と面会する。
嫌なことを続けるのは間違いのもとと、贋造小判をやめてよいと告げ、喜ぶ近江屋。

一方、この家にいるのがいたたまれないおゆみは、
女中のおそのの田舎に行くことを決意。
文をしたため、父の文箱に入れようとすると、番頭が仕込んだ近江屋が書いたことにしたニセ書置きが。
内容を読んでギョっとし、おそのが奉行所、おゆみが父の元に行くことに。

別れの盃と、高垣備前守・銀兵衛・近江屋・番頭が酒を酌み交わすが、
毒がしこまれており、おゆみが駆け付けた時には、
近江屋は口から血を流して倒れた。

おそのが奉行所に到着するが、番人は欣吾は留守だととりあってくれない。
なおも奉行所の門を叩くおそのに背後から人が声をかける

大岡越前だー!(・▽・)

悪の一味の元に越前以下捕方到着ー!

敵もさるもの、贋造小判を作った近江屋を召しとりに参ったのか?
わしもこれから奉行所に知らせようと思ったところぢゃと、
いけしゃーしゃーとのたまう高垣備前守

お互いの腹の探り合いが緊迫感増しますぜ、月形さんVS山形さん(ふっふっふ)


しかし、捕らわれてたおゆみを欣吾が奪還してあっさりバレた(笑)

高垣備前守は飛び道具を出すも、ちょっとした隙に越前に落とされ、
あえなく御用とあいなった。
(あっけないの^^;)

近江屋はおとりつぶしとなり、おゆみとおそのは田舎で暮らすことを決意したのだった。

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50数分の作品なので、
展開があっさりしていてもの足りない部分があるのは否めないのですが、
月形さんと山形さんの笑っても笑ってない目&腹の探り合いを堪能する映画かと(笑)
締めの台詞に重みがあるのは、
月形さんのキャラクターもあっての重みでございまするな。
それは水戸黄門にも通ずる・・・っと。

いい意味でも悪い意味でも安心の東映規定路線で、
まったり寝転がりながら役者を堪能した熊猫屋でございます。






テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ
 映画「妖刀物語 花の吉原百人斬り」(1960年・東映)
2012年02月04日 (土) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

歌舞伎の「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえひざめ)」をもとに映画化。
武州佐野の商人・次郎佐衛門は律儀で真面目な男だが、生まれつき顔にみにくいアザがあるため、女には縁遠かった。あるとき取引先の誘いで吉原へ行き、遊女玉鶴と出会う。
次郎佐衛門は玉鶴に夢中になり多額の金をつぎ込むが、玉鶴は太夫になるために彼を利用していただけだった。
それを知った次郎佐衛門は、太夫となった彼女の行列に妖刀・村正を抜いて斬り込んでいく。

(キャスト)
片岡千恵蔵/水谷良重/山東昭子/木村功/千原しのぶ/沢村貞子/原健策 ほか

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(感想など)

久しぶりの映画感想記です^^;
好きな内田吐夢監督の作品だ!わーい♪
ということで鑑賞。
千恵蔵御大主演の作品です。
(そういや来月、現代ものだけど日本映画専門chで内田監督の「たそがれ酒場」やるんだけど、面白そう)

歌舞伎の「籠釣瓶花街酔醒」が下敷きになっているそうですが、
次郎佐衛門は捨て児というところから始まっていることや、
歌舞伎の八ツ橋(before玉鶴)は最初から花魁であることから、
モチーフにして作ってるのかな?と思いました。

顔に醜い痣がある次郎佐衛門(千恵蔵御大)ですが、
沢山の職人をかかえて、皆から慕われて商売の方はとても順調でした。
縁談の話は、相手の女性が彼の痣を倦厭してまとまらず、
少なからず悲しい想いをしましたが、それでも気を持ち直して商売にはげんでおりました。

なのにねぇ・・・・
越後屋丹兵衛(原健策さん)が吉原に次郎佐衛門を誘って歯車が。
女性に優しくしてもらったことが無い、真面目な次郎佐衛門。
遊女たちが彼の痣を見て嫌だと倦厭してまたもや悲しい思いをした中、
それがなんなのさ心に痣があるわけじゃないと、
笑い飛ばした岡場所上がりの玉鶴(水谷良重さん)に魅かれるのは無理はなかったでしょう。
ましてや、縁談で断られ続きの彼は、
花魁になったら一緒になってあげると言った玉鶴に入れあげる気持ちもわかります。
せっかくつかんだ愛を逃したくなかったのね。

それだけに、玉鶴が実は栄之丞(木村功さん)というヒモ男あり、
更に遊郭の主人らと口裏合わせて彼のお金を搾り取るだけ絞りとったと知った時の、
「可愛さ余って憎さ100倍」はいかばかりか。

でも、玉鶴もまた岡場所上がりで他の遊女からは岡場所上がりから花魁になれるものはいないとバカにされ、
その悔しさもあってのし上がってやる!という心に傷持ち女だったのですね。
辛酸も舐めてきたので、やることはドライ。
同じ傷持ちでも、次郎佐衛門とは立ち位置が異なります。

玉鶴にも同情する余地が(ミリほど)ありますが、
それにしても、生まれてからずっと実直に生きてきた次郎佐衛門の転落っぷりは痛く哀しい。
やっとつかんだと思った女性の愛が、偽りだったなんて。
玉鶴に大金をつぎ込んだ次郎佐衛門はバカなところもありますが、
その経緯は可哀想すぎる(TωT)

一から裸一貫で出直すことを決意し、
身辺整理した次郎佐衛門。
ずっと傍らで献身的に商売の手助けをしてくれた治六(片岡栄二郎さん)と、お咲(青山京子さん)に屋敷を譲り、彼らのために形ばかりだけど祝言をあげてやります。
(↑のシーンは泣ける・・・)

最大のクライマックスは、玉鶴改め八ツ橋の花魁道中。
次郎佐衛門は、赤ん坊で捨てられた時に共にあった守り刀(邪刀の村正)で玉鶴に襲いかかります。
そこから、玉鶴を「今日からわしの女房だ!」と刺すまでの映像美たるや、
内田吐夢だなぁ~と感じさせる映像の美しさと画面構成。
私が大好きな同監督の「恋や恋なすな恋」(橋蔵さん主演)と「浪花の恋の物語」(錦之助さん主演)の対照的な画面構成といい、「画として魅せる」作りがほんとにうまい監督さんだなぁと、
今回も感じました。
吉原を縦に俯瞰から撮って絢爛な花魁道中を映し、
豪華な八ツ橋太夫の衣装と、彼女に連なる人々、そして花魁道中を見る人々が映ります。
その華やかな情景から一転、
次郎佐衛門が襲いかかるとその場は正に修羅場と化します。
修羅場の情景もさっきまで華やかだった吉原を再び道を中心に縦に映し、
逃げるハツ橋、そして次郎佐衛門が刀を振り回して斬りかかり、捕方が次郎佐衛門を捕えようとする場面になるのです。
次郎佐衛門が追い、ハツ橋が逃げる姿をずっと俯瞰で撮影し、
最後は外界に通じる吉原の門のところまで追いつめられた八ツ橋が刺されるのです。

「廓の悪いヤツ、出てこい!廓の悪いヤツ皆殺してやる!!出てこい!!」と叫ぶ次郎佐衛門で物語は終了しますが、
このラストまで盛り上げるまでの絵づらといい、魅せるわぁと今回も満足の熊猫屋です。

他のシーンも廓のセットとか、そこを行きかう遊女たちとか見ごたえありますよ。

千恵蔵御大は、やはし硬軟併せ持った演技が今回も冴え、
田舎の商人で女性に不器用だけど真面目で商売熱心な次郎佐衛門の雰囲気がよく出ていたので、
遊女で身代崩すなんてバカだなぁと思いつつも、
あまりに可哀想で感情移入しちまいました。

玉鶴を演じた水谷良重さんは、岡場所上がりのすれっからしで冷めた目を持った女の雰囲気が良く出てました。
花柳小菊さん演じる花魁の岩橋とかから嫌味たっぷり言われても、
これ以上失うものの無い女の度胸でもって跳ね返す様が痛快。
しかし、心に傷を持つ女でも、
異なる傷を持つ次郎佐衛門を慮るまでには至らなかったのね。
そこに気づかなかった彼女もちょっとバカなんだけど、
すれ違いの不幸でございます。

ドラマチックに展開する時代劇における内田吐夢ワールドを今回も堪能させていただきました
(´▽`*)
 映画「あらくれ大名」(1960年・東映)
2011年06月13日 (月) | 編集 |
(あらすじ)※東映chより

豊臣家を護って反骨一代を貫く徳川家の御曹司松平直次郎の活躍を描く。
松平直次郎は将軍徳川家康の御曹子でありながら落ち目の豊臣家を護り反骨一代を貫き、戦国武将の意気と情けを天下に示していた。
大坂冬の陣においては直次郎は抜群の働きを見せ、父・家康は大坂城落城は困難と判断し、講和を進める。だが、この裏には豊臣陣営を崩壊させようとする企みがあり、これを見抜いた直次郎は野に下って、計画を進める家康の軍師・板倉伊賀守と対決する。

(キャスト)
市川右太衛門 (松平直次郎忠康)
近衛十四郎 (薄田隼人正)
里見浩太朗 (豊臣秀頼)
若山富三郎 (木村長門守)
大河内傳次郎 (徳川家康)
香川京子 (妙)
大川恵子 (浅緒)
花柳小菊 (お林)
堺駿二 (浅見弥左衛門)
原健策 (本田正信)
田中春男 (むささび小金吾)
山形勲 (板倉伊賀守)
吉田義夫 (穂坂近江)
松浦築枝 (右京太夫局)
阿部九洲男 (福島正則)
堀正夫 (井伊直孝)
時田一男 (藤堂高虎)
市川百々之助 (太田黒大岳)
関根英二郎 (加藤嘉明)
ほか
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(感想など)

結論から申しますと、この映画はあまり好きではないです。
右太衛門御大の映画って、ものによるけれども「右太衛門御大ありき」な映画も多いようですが、
「旗本退屈男」の場合は、別に嫌な感じはしなくて、
右太衛門御大がドーン!の状況を楽しめます。
が、この映画はずっとひっかかってばかりなのです。

それもこれも、右太衛門御大演じる松平直次郎の立ってる位置と行動のせい。
徳川家の一員ながらも豊臣側に立つのはまぁいいとして、
すべてにおいて豊臣方へのスタンスでいればいいものの、
徳川家の人間であることも利用してますよねぇ。
だから、徳川の家臣などが直次郎に何かできないのをいいことに、
結構勝手してるのが、主人公ながらも私は腹が立つわぁ(笑)。
なんか正義ぶってて上から目線で偉そうなんだもの^^;

そんな感情移入できない直次郎に女がみーんななびくのも^^;
花柳小菊さん(お林役)も、間者だったのにあっさりなびくし。
(香川京子さんが東宝からご出張しているけれども、そこまでさせるほど活躍できてないし)

山形勲さん演じる伊賀守は悪役で卑怯な面があるけれども、
こっちの方が一貫していて分かり易いんだよなぁ。
(大川恵子さん演じる浅緒を手篭めにしようとしたりする、とんでも小物ですがW)

あと、何がもったいないって・・・・・近衛十四郎さんと若山富三郎さんのもったいない使い方。
あの役・・・・この二人が演じる意義が無いですよね。
完全に御大の引き立て役だし(るるる~♪)
(近衛十四郎さんはまた柳生武芸帳シリーズで鬱憤晴らすさ!(笑))

紅葵(べにあおい)こと直次郎を引き立てるために、
何やっても許されるのが、無理矢理感があってどうも好きになれない話でした。

ところで、歴史に対する考え方って、時代によって変わるものですが、
昭和30年代って徳川より豊臣びいきが多かったのでしょうか?
他の映画でもこういうの見たような気がします。

傳次郎さんの家康、懐深かったですが^^、
ああいう奴(直次郎)は野放しにしちゃいかんですよ(爆笑)
テーマ:時代劇
ジャンル:テレビ・ラジオ

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